前回の続きです。15時半開始のイベントに行くのに4時半起きして大阪を発ち、8時半から5時間近く、多摩川、武蔵小杉、高輪ゲートウェイ、御徒町と移動して130枚以上撮影をしたところでようやく本日のメインイベントに到達しました。ちなみに今さらですが、前日の私はというと課長の挑戦成功を祈願して私も挑戦しようと『Honda Racing eMS FASTEST ATTACK 2023 - Challengeクラス』で7分43秒を切る、という挑戦を行い、なんとか目標をクリアしたもののそのぶん睡眠時間がいくらか予定より短くなりました、我ながら体力大丈夫かw
あ!新幹線!とか思いつつ、グッズはあんまり関心無い派なので入口へ。この真正面の入り口から入るのかと思ったら、よく聞いてたらアリーナ席の人は別の入り口だというので移動。W2ゲートだかなんだかへ行ってみると、ゲートというかトラックとかが搬入されるような入り口でした。アリーナ=地上と同じ高さなのでそういう入り口になるんですね。特典の記念品を受け取って会場へ入るともうすぐにアリーナでした。この先撮影禁止ですがまあ既にすごい数の人で圧巻でしたね。一旦お手洗いと飲み物を確保して座席へと移動しましたが、既に周辺もみなさん着席済みという感じで、右隣りだけ来ていませんでした。
一旦宿に荷物を置いて一服したら、面倒なので大宮駅で夕飯を食べ、スターバックスでハロウィーン期間限定のフラペチーノを買って部屋に持ち帰り、あとは風呂に入って寝ました。そんな折、大宮駅で私の耳に入ってきた情報は
なお、今回お世話になったお宿は大宮駅から徒歩数分のカンデオホテルズ大宮でした。朝食付きで13000円ほど、ランクとしては中ぐらいのお宿でやや大きめのお風呂もあります。私はタオルを手に持ったつもりで忘れていて、脱衣所で服を脱ぐところまで行ったのに全部やり直して部屋に戻る痛恨の"戻し作業"を強いられました。
翌朝撮影した外観がこちら、すごい立派で巨大に見えますが
白い部分はお隣のダイワロイネットホテルズ大宮西口で、左のオペラケーキみたいに直方体で細長いやつだけがカンデオホテルです。うっかり入り口を通り過ぎそうになりました。そして私の部屋は朝カーテンを開けたら見えたのがダイワロイの壁でしたw
さいたま新都心駅に到着したのは14時半過ぎ、開演まで1時間弱と言ったところでしたが、もうすごい数の人でした。
あ!新幹線!とか思いつつ、グッズはあんまり関心無い派なので入口へ。この真正面の入り口から入るのかと思ったら、よく聞いてたらアリーナ席の人は別の入り口だというので移動。W2ゲートだかなんだかへ行ってみると、ゲートというかトラックとかが搬入されるような入り口でした。アリーナ=地上と同じ高さなのでそういう入り口になるんですね。特典の記念品を受け取って会場へ入るともうすぐにアリーナでした。この先撮影禁止ですがまあ既にすごい数の人で圧巻でしたね。一旦お手洗いと飲み物を確保して座席へと移動しましたが、既に周辺もみなさん着席済みという感じで、右隣りだけ来ていませんでした。
1月1日早朝からフジテレビONEでイベントの様子も放送されたので、もうネタバレしても良いだろうということでここからネタバレさせつつ当時の雰囲気なんぞを思い出しつつ書いてみます。
・開始前
時間がまだまだあるので退屈かなあ、とか思ってたら心配無用でした。会場のスクリーンには今回発表されている挑戦ソフトが放送ではどういう内容だったのかダイジェストを流したり、発売が発表されていたNintendo Switch用ゲーム『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』の新たな情報を伝える映像など、短時間の動画を次々と流していて少なくとも私がいる間は一度も同じ映像はありませんでした。たぶん一度も被らず、14時の開場からいた人しか全て見れてないんじゃないでしょうか。既に場がウケていますw
今回ライオンの協力で全員に冷えピタ2枚が配られており、イベント途中のどこかで貼るタイミングが来るので残しておいてくれ、という話も紹介されますが、課長はこの動画でも「裏側を見るとゲームセンターCXのロゴが入った当たりが、、、ありません。ハハハハ、騙された?裏見ちゃったでしょ」
と観衆をもて遊んでいました、まんまと騙されたぞw
さらに、いよいよ会場が暗転したらまずは観覧前の注意事項の発表ですが、これはなんとバーチャルYouTuberで以前に有野課長とコラボ動画を出したこともあるサロメちゃんこと壱百満天原サロメが担当。時々課長をバカにしつつ軽快に注意点を伝えて場が温まりました。この時舞台袖では課長が誤って登場時に使用するトロッコの炭酸ガス噴射装置を誤射したようですが私は反対側の座席なので気付きませんでしたw
・前座
元AD東島 vs ラリオス50000点ボーナス(スターフォース/1985 ファミコン)
さあいよいよ!と思ったら表示されたのは『オープニング アクト』の文字。これはあまりに番組最初期なので私も全然分かりませんでしたが、シーズン1の第5回目、まだ有野の挑戦はあくまで番組内の1コーナーだった時代にシューティングゲームのスターフォースで『ラリオス合体前撃破5万点ボーナス』というのに挑戦。
ラリオスは最初のステージに登場する中ボス的な敵で、最初に中核が画面上部から出て来た後にまずが上下4方向、続いて斜め4方向からパーツが新たに来て合体し完成系になります。これを画面上部の方で待ち構えて合体前に破壊するとボーナス50000点が貰える、という裏技みたいなやつなんですが、ラリオスが光る前に撃つとその分相手の耐久性がむしろ増加し、かつ光ってからの僅かな時間に8発撃ち込まないといけないので連射力、タイミング、位置取りをきちんと覚えて合わせないといけません。
そんなラリオス撃破の際に番組に登場したのが初代AD・東島。苦戦する有野課長よりは上手くクリア可能だという触れ込みで現れたのに、なんと位置取りをミスって一発も撃たずに撃沈する凡ミスを犯して笑いだけ取って帰ったみたいですw
というわけで最初期の汚名を今こそ返上する時だ!と東島さん登場、たった一人舞台上に立ち、無言で席に座ってざわつきと笑いが混在する会場に自分も少し笑いつつ挑戦開始。見事に決めてみせました。幸先の良いスタートですが、演出的には「ここは失敗しとくとこやろう」みたいな流れでもあるので、めちゃくちゃ練習した東島さんはある意味で空気を読みませんでしたw
ちなみに現在は松竹芸能で映画のプロデューサーをやっているそうでけっこう偉い人と思われます。
東島「20年を経て、ようやくクリアできました。・・・・・えー、大感謝祭、始まります。」
そのテンションで始まるんかい!的な笑いを取りつつ課長がトロッコに乗って入場、ボールを会場に投げ込み「2階!」と言いながら全然届かずに投げ込み、放送には乗ってないですが私たちがいた下手側の前列に来る前になんとボールが無くなりましたw
・第1試合
有野課長 vs ソーダ・ポピンスキー(パンチアウト!!/1987年 ファミコン)
ファミコンの名ボクシングゲーム、放送時にソーダ・ポピンスキーを倒せそうで倒せずに連戦連敗して挑戦に失敗すると、10周年の武道館、15周年の幕張メッセでも惜敗を繰り返しもやはこの大規模イベントでやらずにはいられない存在・それがパンチアウト。幕張ではいきなりゲームがフリーズしていてリセットを押すというちょっとした事故もありました。
一発目はお約束のボロ負け、2回目も途中から押されてしまって一旦ゲームオーバー扱いとなり、1戦前のピストン本田戦へ戻されます。これまで、あまりに戻されすぎて楽勝となっていたピストン本田でしたが今回はやたらと苦戦してまさかの判定勝ちで会場を湧かせます。何が悪かったって、セオリー通り行かずに課長が相手のパンチにカウンターを入れてやろうという余計な欲が出ていて、特に必殺のラッシュに対してぶちこもうとしてパンチを食らいまくったのが原因だったと思いますw
そんな状況で再度迎えたポピンスキー戦はまたも序盤にダウンを続けて奪いながらそこから巻き返される一進一退。いつもなら結局最後は力負けするところ、今回は勝負所で手を間違えずに確実にパンチを浴びせてTKO勝ち。本物の格闘技を観戦するかのように15000人が湧きました。
ところでこの番組だけ見ているとポピンスキーが最終ボスのように思えてきますが、実際はそうではなくてさらに続きがあります。ポピンスキーを倒した今、YouTube生配信の特別挑戦とかでも良いので、個人的にはここから先を進めてエンディングまでやってみてほしいなと思います。
・第2試合
有野課長 vs 巨大レーザー地獄(ロックマン2 Dr.ワイリーの謎/1988年 ファミコン)
シーズン2という初期の頃に挑戦、全くクリアできずに予約した散髪をキャンセルする場面も有名なロックマン2。放送時は最終ボスを倒せず、後年任天堂30周年の特別企画でバーチャルコンソールを使用して何度でもやり直せる条件の下クリアしていました。じゃあ今回何をするのか、というのが挑戦タイトル発表時に謎でしたが、クイックマンステージにある難所・レーザー地帯をAD笹野に突破してもらっていて自力でやっていないから今こそクリアする!というお題目でした。なるほど。
当たったら一発アウト、かつ見てから動いても絶対間に合わない完全な初見殺しの記憶ゲーム。どっちへ移動するかを繰り返し失敗しながら覚え、あとはその通り操作するのみで、ファミコンならやられるたびにこの地点へ戻す作業、ゲームオーバーになったらまたステージ最初からやり直しなのでなかなか覚えられませんが、今回も最新機種を使っての挑戦なので直前からの再開が無限に可能。
序盤は躓きまくり、次の画面に進むたびに毎回見事にワナにハマる課長ではありましたが最後は無事にクリアしました。放送では一部編集されてますが、最初の1~2スクロール目で間に合わずにやられた回数は実際にはもっと多かったです。でも切り返しの動きがみるみる上手くなってたのは誰もが感じるところで、みんな感心しつつ盛り上がってました。ソフト1本あたり概ね20分しかかけられない、という中で上手い設定だったと思います。
ところで番組ではロックマンシリーズに何度も挑戦していて、毎度苦戦して色々とADにサポートされていますが、放送していないところでも助言をしていないのか、聞いてもつい忘れるのか、面白いから演出的にあえて放置なのか、『ボスに攻撃を当てた後の点滅中は攻撃が効かないから撃っても無駄』という基本的な点を無視して特殊武器の無駄撃ちをよくやっています。
あれだけ挑戦に時間をかけてしまうならこれぐらいはコツとして抑えて戦っても良いんじゃないかなと個人的には思うんですが、ご覧になっているみなさんはどう思われるでしょうか?次回またロックマンを何かやる機会があるなら、スタッフさんその際はぜひご検討願います。というかそろそろボスを特殊武器ガチャ押ししてたらクリアできない作品しか残って無いですw
・第3試合
有野課長 vs 青梅夜コース(東京バス案内 今日から君も運転手/2001年 プレイステーション2)
タイトル発表時に一番心配したやつですw 挑戦としては全く惜しいとも言えない失敗に終わった東京バス案内、大きな要因が東青梅駅から上成木へ向かうルートで、最後に成木街道から上成木停留所へと入る道路が無茶苦茶狭い。番組では『魔のヘアピンカーブ』と呼ばれましたが、ラインがほぼ一本でズレたらどっかしらぶつけて運転終了。ゲームでデフォルメされてるんじゃないかと思ってGoogle Mapで映像を見ても
マジで狭い。運転免許を持っていない私は旅先でバスのお世話になることも多いですが、本当にバスの運転手ってすごいなといつも思います。そんなわけで上手くない課長が運転してもただの運ゲーと化してしまい、しかもここに来るまで20分近く山道を走ってくるのも大変なので、完全クリアは困難でした。
じゃあ今回、この部分だけを挑戦するのかと思ったらなんと東青梅から山登り。放送では1発勝負でそのまま走ってましたが、実際は1回目は始まって1分ちょっとで縁石にバスをぶつけて撃沈しており、あまりに早い自滅だったのでむしろもう1回挑戦できた2発目の映像だけが使われていました。
一発目を見てますので終点にたどり着くことも無く終わるだろう、と思っていたのはきっと私だけではなかったと思いますが、ADおいなりくんの必死の助言と会場も速度違反しそうになるとみんな「スピード気を付けて~!」「30km/h~!!」みたいな感じで口々に注意喚起。山間部に入ると停留所の停車回数も減ってきて地味なゲームになるのに、課長の適度に危ない運転のせいで全くそうは思えない熱い展開になりました。
ラジコン視点で上からバスを見下ろす形で操作していると、途中トンネルだけは見下ろせないのでカメラ位置がバス後方へ移動、ここですかさず課長がブレーキを5回踏んで『愛してるのサイン』を送るボケをかまし、おかげで見事に遅延が生じましたが幸い致命傷には至らず。
終点の直前ではクリアのための講習動画を流すために一旦ゲームを止め、そのせいで再開後にボタン操作が分からなくなる課長あるあるで行けなさそう感しかありませんでしたが、最後はやや浅い角度からの進入をアクセルでごまかして無事上成木到着。これもまた「ぶつけた」と思ったのは私だけではないはずで、場内大歓声でした。
予備のPS2が用意してあったことから、道中で事故ったらそっちで1回だけはヘアピン単体で挑戦できる体制を整えていたのかなと想像しますが、課長のおかげで都バスが見事なエンターテインメントとして昇華されました。制作陣的にもたぶん盛り上がるのか不安があった部分ではないかと思うので、有野さんすごい、と思っているのではないかと想像します。
・第4試合
シークレット=有野課長 vs 火吹き竜 シンジ(ドラゴンズレア/1990年 ファミコン)
人気だったミニコーナー『KACHO×FAMILY』の流れでサーニャがキーワードを集めていき題名を発表したシークレット、私は3文字目でなんとか正解に気づきましたが他の方はいかがだったでしょうか。この日会場には来ていない番組ゆかりの人やら、大物プロデューサーやら、相方の濱口さんやらもVTR出演して課長としてもちょっとした休憩時間でもあります。タレントを数秒使ってほぼ会話無し出演ってw
とはいえ本編ではクリアできなかった難関ソフトのラスボス。20周年にちなんで残機20機でクリアを目指してください、と言ったもののみるみる残機が減っていき、そのたびにおいなりくんがきっちりボスまで戻しました。やり方さえ分かっていたら戻し作業もそんなに難しくは無いんですが、課長がやるとジャンプで失敗して穴に落ちたりする怖さがあるので全てAD任せ、おかげでもうみんな安定してボスへ連れて行ってくれるおいなりくんに賛辞の言葉をかけていました。最後の1機なんて戻しで失敗したらと思うと手が震えますよね^^;
ボス相手にやることは
1 攻撃が上段か下段か見極める
2 下段ならジャンプしてついでにナイフを投げ攻撃
3 上段ならしゃがんで我慢
4 合間に生み出されるミニドラゴンを撃破
の4つですが、ミニドラゴンは基本的にしゃがんでナイフを投げないと命中せず、ここに手を焼いている時に下段の攻撃が来たら回避不能で撃沈。キャラクターの動きがなんというかぬるっとしていて遅いので、瞬時に動けないのが厄介です。ミニドラゴンはだいたいボスが2回攻撃するごとに1体出てくるので、本来であれば出てきそうなタイミングでは先もってナイフを投げておきたいんですが、攻撃の回避を優先して『ジャンプした時だけ攻撃しましょう』とアドバイスされているためこれができずに追い詰められた場面も複数あり、そしてジャンプとしゃがみの選択ミスももちろんありました。
私の左にいた男女2人組の女性の方は開始前から熱心に声援を送っており、この時もずっと「なんで~!?」「えなんで~!?」「課長行けるよ~!」と声援を送っていました。でもやっぱり無理でした。パンチアウトをクリアしたことで、次に定番化するのはおそらくこれではないかと思いますw
~休憩~
ここで一旦休憩へ、ちょっとしたやり取りの後に「ここでお知らせがあります」というフリで東島さんが持っているボードを出して「休憩で~す」でみんなズコッとコケる感じにしたかったのに、肝心のボードが客席側を向いていて先にバレている、というおとぼけなやり取りになりました。東島さん、ラリオス撃破で気が抜けたのかこっちは大失敗w
15000人の一斉休憩では男性用トイレすら長蛇の列でした。全くの余談ですが大阪城ホールは女性用トイレの台数が充実しているようで、見た目の列のわりにものすごく早く回転していて大したもんだなと思いました。今回は相方がいませんので女性側の列の進み具合は全く存じ上げておりません。
この休憩でも残り時間を『ナンシー』が知らせてくれる小ネタを挟むなど番組らしさは健在。さすがにトイレから戻ってこれない人もいるなかでカウントダウンが始まりますが、ここからは番組で生まれたユニット『あくせく』のライブ。ある意味これも余興ですが、予想以上の完成度、というかタスクさんが思った以上にカッコ良かったです。ライブはCS放送版ではカットされている部分なのでDVDなりどこかしらでないと見れないかもしれません。言い出しっぺの構成作家・岐部先生もノリノリでした。
・第5試合
有野課長 vs 天王鬼 ギャバ(魂斗羅スピリッツ/1992年 スーパーファミコン)
このゲームは子供の頃友達の家でよく2人プレイしていたので覚えている作品ですが、ラスボスまで行った記憶が一切ありませんw
放送では最終ボスを倒した、のに自分も一緒に落下してしまい、しかも残機0だったのでゲームオーバーになる、というこれ以上ない大失敗をやってしまった名作。『世界を救い、敵と共に散ったヒーロー』状態でした。最後はヘリコプターのハンガーに掴まって下方向にいる相手に撃つボス戦で、かつゲーム上は何かに掴まっている時に『下+ジャンプ』の操作で手を離して降りる仕様なので、うっかり誤操作して落っこちることは確かにありそうな失敗です。実際、アットウィキにも
最終形態はヘリに掴まりながら下から追ってくる敵を狙うシチュエーションという都合上、敵の攻撃をジャンプで回避しようとすると操作ミスで飛び降りが暴発してしまう可能性が非常に高い。
と書いてあります。課長が落ちた後に編集で追加されたのかもしれませんがw
そんなわけでボスとの再戦、軽く倒したい第1形態でまずやられまくってからの第2形態を番組お馴染み『目押しのトム』こと楠田ADと交代しつつプレイ。ボスの周囲を回るアイコンから1つを攻撃すると、そのアイコンごとに設定されている攻撃が来るというちょっと変わったボスで、1つだけ簡単な攻撃と一緒に大量のアイテムを落としてくれるものがあるのでそれを狙いたいんですが、楠田さん、緊張で最初の数回をとにかく外しまくります。幸い安全地帯のある攻撃パターンなので大きな影響なく笑いを取るだけで済みましたw
やがて調子を取り戻してお目当てを連続で当てるようになり見事に場を盛り上げますが、第2形態を倒した時点で残機がなさすぎて第3形態であえなく撃沈、やり直しに。何せ第1形態→第2形態→トム目押し→課長対処→トム目押し→課長対処、のサイクルになるのでけっこう時間がかかり、2回目にしてこれが最後っぽい流れになります。
一生懸命ボムを集めているんですがボムは1機やられると0に戻ってしまうので、ぶっちゃけそんなにいらないなあと放送時から思っていたんですが、今回も大量に集めたと思ったらトムがうっかり回避困難な攻撃を引き当ててしまい、集めたボムをチャラにした状態で第2形態撃破、ほぼさっきまでの展開を無意味にして第3形態へ。
ところがその第3形態はなんとたった4秒で撃破、今回は手を離すことなくクリア、あっけない幕切れに課長もびっくり。何なら残機があったのでわざと1回落ちても大丈夫な結末でした。大事だったのはボムよりも武器の方で、持っていた火炎放射器は射程距離が短いので接近戦になりやすく場面によっては使い勝手が良くないですが、この最終ボスはむしろ距離の取りようもない場面なので、放てばほぼ全部当たってものすごい勢いでダメージを与えられるおそらく最も有効な武器でした。
尺の長さが明らかに ボス戦<トムの目押し という状態でよく考えたら我々は高いお金を払ってただ目押しを見ていたわけで知らない人が効いたら意味不明ですが、素人が大観衆の前で人生最大級の緊張をしながら失敗と成功と大歓声を浴びる、というたぶんよそでは起こらないこれもまた番組らしい結末でした。「目押しが得意だ」と言いつつ毎回番組内でも見事に外すポンコツで親しまれているだけに、もうトムがメインで何の問題もなかったわけですねw
・第6試合
有野課長 vs 東邦学園(キャプテン翼/1988年 ファミコン)
キャプテン翼シリーズは同名の漫画を舞台にしたコマンド選択式のサッカーゲーム、従兄弟が好きでよく私は子供の頃それを横でよく見ていました。放送では2日間にわたって挑戦しクリアしましたが、ゲーム序盤の見せ場である全国中学生大会決勝・東邦学園との試合は敗戦で一旦戻され、レベルを上げて再度挑戦して勝利していました。正直このゲームはそれありきだと思うんですが、番組的には『最初にたどり着いた初期ステータスで勝つ』ことに意義を求めているようで、これまでにも生挑戦して敗北していました。
ここで会場はとうとう冷えピタ投入、私は人生初です。試合は幸先よく翼くんのドライブシュートが決まって先制したものの、その後は前半のうちに2失点して逆転を許すと後半は一方的な展開。ボス戦の連続挑戦だとある種『奇跡が起きるかも』という期待がありますが、こればっかりは現実的にひっくり返せる展開でないのが明白なので最後は『せめてあともう1ゴール』という感じでした。いちばん盛り上がったのは
『てきの7番』がシュート→森崎がパンチング→『てきの7番』がこぼれ球を拾ってシュート→森崎がパンチング→『てきの7番』が(ry
のループ状態に入っていた時間だったかもしれませんw
ゲームの仕様上相手にボールが渡ると守備時にできることがほとんどなく、日向にボールが回ってタイガーショットを打たれると森崎の守備力で止めるのはほぼ無理。一方で攻撃側も翼のドライブシュート以外はほぼ若島津に全部止められてしまうので手段が限られており、そのドライブシュートも距離が遠かったり相手の守備で勢いを削がれると弾かれます。消費ガッツ的に試合でせいぜい4~5発しか放てないので、確実にゴール前で打って決めないといけません。
初期ステータスで勝とうと思ったら、自軍のキックオフではとにかく相手に阻まれないよう確実にパスで繋いでドライブシュートを決める、守備は基本的にタイガーショットで1点獲られても仕方ないとして、たまたま他の選手、とりわけ名も無き相手がシュートしてくれたらラッキーだと思って耐えるか、どうせくれてやる1点だと割り切って確率の低いキャッチングに賭ける、これを繰り返すしかありません。
パンチングしてもしつこく拾われると『もりさきくんはまだたおれている!』と出て守備率が下がってしまい終わりです。1-0、1-1、2-1、2-2、と基本は平行スコア想定で、後半が相手ボールからなのでできれば1点先行で前半を終える、ここまででなんとかようやくクリアの足掛かりという感じでしょう。バス亭と同じでラインがほぼ一本しかありませんw
実際のところ課長はドリブルで引っ張りすぎて、取り囲まれてのコマンド選択になるかパスコースをかなり塞がれて相手ボールにしてしまっていたので、ただでさえ難しいクリア条件をさらに難しくしていましたね。まあ試合序盤を中心に会場が盛り上がるのでこれもまたイベントでは今後も使われそうな感じです。
ちなみに今回、後半戦開始前に課長がなかなかボタンを押さなかったので会場が一瞬『ゲームの不具合か?』的ざわつきに包まれました。これ、番組本編では一度もやっていないと思うのでこのゲームを遊んでいない方はご存じないと思うんですが、キックオフ前にボタンを押さないとゲーム内で実況のおじさんが『Aボタンを押してね』とこっちに向かってしゃべりはじめ、なおも放置するとさらに喋り出したり居眠りしたりするという小ネタがあるんです。
スーパーファミコン版にもなると、もうセーブデータ方式だからパスワードは無いのに『今日のパスワードよ』とでたらめな文字列を言ってきたり、『ボタン押さないぞ攻撃にあう事何年』みたいな話をし始めたり、『♪ボ~タ~ン~ 押して~よ~』と歌にしてみたり、大量のネタが仕込まれていたのを覚えていますw
・最終試合
有野課長 vs 高速飛行船(スーパーマリオブラザーズ3/1988年 ファミコン)
番組の黒歴史、とも言われる挑戦タイトル。シーズン2の最終回、熱海にある旅館・サンハトヤで『ゲーム合宿』と題してマリオ3に挑戦するも、屈指の難易度を誇るこのゲームに助っ人ADを投入してなお大苦戦。強制スクロールの高速飛行船ステージでも苦労しまくり、結局これもAD笹野がクリアしてボスのブンブンだけ有野が倒して通過していました。偉大なレジェンドAD笹野さん、現在は俳優・佐藤 浩市のチーフ マネージャーだそうです。佐藤浩市さんは自分のマネージャーが別の世界で有名なことをご存知なんでしょうかねw
高速飛行船をクリアしても結局エンディングにはたどり着かず、最後は夜明けになってヘロヘロの課長が締めのセリフを話はしたものの、もう喉もガラガラでおよそテレビでタレントさんが放送して良いレベルではない状況となり、さすがに制作陣もここまでの無茶は金輪際やるまいと決めたとされています。エンディングは後にニンテンドーの特別企画でWiiまで投入してなんとか出すことに成功しましたがこれですら大苦戦でした。
今回のさいたまでは笹野みなしクリアになっていた高速飛行船を残機99でクリアすることが目標、ただ時間的にあと20分ほどでイベント終了予定の19時30分なので、残機に関係なくこっちが制約になる最後の戦いです。早々に2代目課長補佐こと声優の神谷 浩史がVTR出演して攻略法を伝授、良い声で若干バカにされていますw
ちなみに番組のファンだという神谷さんが課長補佐になったのは2022年の雑誌対談ですが、その4年前の2018年・番組15周年の際の特集本の対談では同じく声優の中村 悠一が最初の課長補佐になっています。悠一さん、とにかく何でも課長と番組のことはホメて肯定してくれるので「うちのスタッフを甘やかせすぎてダメにするタイプかもしれん」と笑われていました。
ここも基本的にロックマンと同じで記憶が大事、そして雑魚キャラ『プー』が投げてくるスパナが、急いで次の足場に飛び移ると絶妙に当たってしまう初見殺しの設定なので一呼吸待って様子を見ることと、倒さないと今度は後ろから投げてきていつまでもスパナが追いかけてくるのでできるだけ倒すことが重要。
ただマリオは意外と操作性がシビアなので課長は踏み損ねたり、倒そうとこだわって強制スクロールの餌食になったり、行き過ぎて落ちたり、ついつい突っ込んだり、プーを踏んだ拍子に飛びすぎて落ちたり、絵に描いたように全部のやられ方を実践。それでも16回目の挑戦でとうとう通過すると、ボスのブンブンも倒してステージ全体をクリアしてみせました。スクロールを終えた後、数十秒放置してからボスを倒しにいった上に、ビビりまくって長期戦になったので時間切れしそうでしたがここもギリギリまとめ、そして予定時間5分前に締めくくるのが我らが課長です。
幕張メッセでは最後にアンコールで課長がもう一度パンチアウトに挑戦していましたが、今回はもう最後は名曲『戦え!課長ファイター』をいつも通り石田プロデューサーが熱唱してイベントは終了。一応途中で『もし時間があればドラゴンズレア再挑戦』と言ってたんですが、課長の時間配分が見事すぎて隙間はありませんでした。なお、私の右隣りの席は来れなくなったのか、2人と1人の予約の噛み合わせでたまたま空白地帯になったのか、最後まで誰も来ませんでした。
イベントの途中と最後には撮影許可タイムがあり、普通はみんなスマートフォンだと思いますが、私は当然EOSを取り出して数枚だけ撮りました。注意書きは『撮影機材の持ち込みは可能だが撮影は禁止』で、その中で特別に許可された撮影時間帯なのでミラーレス一眼でもスマートフォンでも構わないはずです、え、大丈夫ですよね。
これが後半戦開始前の撮影タイム。上の写真が広角側で撮ってだいたい私の位置から実際に見ている光景に近い感覚です。だいぶ前の方の良い席でした。下はズームで寄って、さらに人の顔を避けるためにトリミングしました。
こっちは挑戦後にトロッコで1周している際のもの。横を通った時は当然対面にいる人の顔が無数に映り込むので使えませんw
この後、急いでも出口に殺到するだけなのでゆっくりし支度し、課長ファイターの際に発射されたカラーテープが私の周辺だけで何本もあったので、周辺の持っていない人に薦めようとしたらみんなちゃんと手にしていて「この周辺どんだけ落ちてんねん」と思いつつ渡せる相手がいないのでとりあえず集めてまとめたりしていたら、スクリーンに終わりの挨拶が表示されました。
それではまた5年後にお会いしましょう
こんな表示が出たので、見ていた人たちがざわついて『ひょっとして何かまだ最後に隠し玉が!?』と思ったら次の瞬間
では、とっとと帰ってください
と出たのでズッコケ、調べたらこれ、過去のイベントでも恒例みたいですねw
ちなみに、戦え課長ファイターの中には課長が自由に叫ぶパートがありますが、菅プロデューサーによると『絶対に東京ドームとかは言わないでください』と釘を刺されてはいたそうです。毎回首都圏でも集まりにくいと思うので、次回は課長の地元・大阪でパナソニックスタジアム吹田とかどうですか?此花区出身やから万博跡地とかでもええかw
・終演後
出口へ向かう途中、おでこに貼った冷えピタがそのままだということに気づき「これ全員このまま会場出て駅へ向かったら、知らん人から見てめっちゃ怖い集団やなw」と我に返って剥がしました。会場を出て物販を眺めたらもうほぼ売り切れだったのでそのまま会場を後に、しようとして入り口に大きな公演の看板があるのに撮っていなかったことに気づき(実際は全景を撮った写真にちっさく入ってるけど)、人が多い中で隙を衝いて撮影、めっちゃ暗いけどw
その後、他の人が冷えピタ百鬼夜行になっていないかちょっと気になりつつも私はというと大宮駅の南西側にあるホテルに泊まるので駅とは反対方向、新幹線の高架を西に抜けて徒歩で移動しました。ありがとうスーパーアリーナ、次に訪れることがあるとすれば、それはまた課長以外では起こりえないだろう。
人身事故により高崎線・宇都宮線全線で運転見合わせ
首都圏の鉄道は長距離が多いため、全く別の場所で起きた輸送障害で影響を受けることが多いというのは事前に想像して懸念事項の1つでした。そのため翌日の帰宅時間も普段よりかなりゆとりをもたせて遅延対策してはいるんですが、そんなことを考えている中でこれです。時間がズレてたら会場に行けない、帰れない、なんてことになりかねなかったので、明日は我が身と思いながら駅を後にしました。余談ですが、大宮駅の商業施設『エキュート大宮』はいわゆるエキナカ施設の先駆けだそうです。
露天風呂というほどでもないですが、上に屋根の無いお風呂も付いています、隣で親子とみられる男性2人が出張における時代性の違いについて語り合っていて、『自分も日曜しか休みの無い仕事だけどやっぱり親を連れてどっか出掛けることも、親が元気なうちにしないとな』と変に気持ちが入りました。見知らぬお隣さんありがとう。社長、マジでそろそろ誰か次世代の人を1人採用してください、私の忙しさどうこう抜きに数年後を見据えたらこのままじゃ今はよくてもいずれ詰みます。そして休みをくださいw
翌朝撮影した外観がこちら、すごい立派で巨大に見えますが
そんなわけで、イベントは行くだけの価値があるものでした。普段の1つのゲームを何時間もかけてコツコツ遊んだものを編集して放送するのがもちろん基本だと思いますが、積み上げた中から選ばれたものと戦う短期決戦も、番組を見ていればいるほど価値があります。おっさんがただゲームしてるだけのはずなんですけどね。
合間の時間も番組のファンなら刺さる演出が隅々に置いてあるので1人でも全く退屈しないですし、ファンの知り合いと参加すればなおいっそう面白いでしょう。また何か大きなイベントがある際には、もし今回参加を躊躇った方もぜひチケット争奪戦に参加してみてください。
また、今回私はチケットを確実に入手すべくファンクラブに加入しました(加入したから必ず手に入るわけではないが機会は広がる)。税込み月額550円、年間6600円はいっぱしのアーティスト級の値段なので私も今までそれこそ躊躇していたわけですが、原則として毎週火曜と木曜に動画系のコンテンツ、それ以外は写真系になっていて基本的に平日の毎日更新、動画も本編未公開の小ネタだったり、稀にファンクラブ限定のイベント動画だったり、あるいはラジオ方式の番組だったり多彩です。
しかも今のところ投稿されたものは全てサーバーに保管されており(公開期間限定映像を除く)、入会から11か月経過してゴールド会員になると全て見ることができます。私はまだシルバーですけど。番組ADなどのスタッフが自分たちで出演してボードゲームで遊ぶような企画もありますが、何せスタッフがもう1人の主役のような番組ですので、見ているとよりそれぞれのキャラクターを知ることができます。
動画の尺が挑戦未公開だと3分弱だったりするので少なく思われる方もいらっしゃるでしょうが、私はいつでもどこでも携帯電話で動画を見て時間を潰すような人間ではないので、帰宅して夕飯後にPC立ち上げて「あ、今日火曜日や」とアクセスしてさらっと見れるのは自分の性分に合っていました、イベントが終わっても会員を継続しています。
※ほぼ確実に権利の問題でしょうが、挑戦未公開に『ゲームに挑戦する課長の姿』はあってもゲーム自体の映像は出てきませんので『本編で使われなかったゲーム上での珍プレー/好プレー』的なものはありません。主に滑ってしまったスタッフとの絡み、課長の放送で使えない雑談、カットされたオープニングトークなど没コンテンツが満載ですw
まだ加入していないファンの方、ビールならおおよそ月に2缶、スタバのフラペチーノなら1回分より安いぐらいなので、ぜひ一度お試しください☆
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