藤井風のライブに行った話

 さて、前回の大知さんの話に続いて今回は藤井風さんのライブに行った話です。ところどころ大知さんの話題と関連性が出てくるのと、後程藤井さんとラグの話も自分の中でちょっと関連して感じる部分があったので、結局全部繋がってくる、はずです。

 10月16日、私はガンバ大阪の本拠地・パナソニックスタジアム吹田にいました。サッカー観戦ではなく、ここが藤井さんのライブ・LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE の会場なのです。同スタジアムとしても音楽ライブの開催は初の試みだったそうですが、スタジアムとガンバ大阪の関係者の皆様のおかげでこの大きなイベントを開催できたそうで、よくやったなあと今でも思います。
 今回も当然誘われて知ったわけですが、誘った本人である彼女の方も藤井風という人物を知ったのは2021年の終わりごろで、大知さんのファンクラブ限定オンラインライブでした。このライブ、2日連続開催でいずれもファン投票で歌う楽曲を決めるものの、1日は大知さんの曲、もう1日はカバーして欲しい他の人の曲を募集。このカバー曲部門で、たしか同率1位になったと言ってましたが、大知さんがカバーしているのを聞いて興味を持った、という話でした。

 簡単に紹介しておくと、藤井さんは1997年生まれの25歳。岡山県のどちらかといえば田舎の出身ですが、ご両親の方針で子供の頃から兄弟とともに音楽と英語を学び、友達と遊ぶよりも学校が終わったら帰ってピアノと英語、そんな音楽漬けな暮らしだったそうです。おかげで今でも音楽以外には無頓着な模様。25歳の若者なんですが、しゃべると岡山弁が強烈で一人称は「ワシ」。歌詞にも岡山弁がそのまま出て来ることが結構あります。
 中学生の頃にはYouTubeでピアノの弾き語りでカバー曲を歌う、というのを投稿して既に話題になっていたそうで、これを見込んだディスクガレージ(音楽イベントの製作などを手掛ける企業)の河津 共典という人が、岡山の実家を訪れてまで必死に交渉して説得に成功し、上京してデビューするに至りました。河津さんは『マネージャーカワズ』という名前で公式アプリに色々記事を投稿しており、ファンの間ではかなり親しみを持たれていると思います。
 カワズさんは後にディスクガレージを退社して藤井さんの個人レーベルであるHEHN RECORDSの設立に携わることになります。設立といっても法人登記されている住所がディスクガレージと同じ場所で、所属事務所もDGエージェントというディスクガレージの一部門なので、ディスクガレージの会社内に部署があるのとあまり変わらないものと思われます。
 CDのクレジット表示を見ると河津さんはDirection & Produce のところに名前がありますし、経緯から考えてもいわゆる『マネージャー』というよりは一般的なイメージでは『プロデューサー』ではないかと思います。マネージャーと書いた方が親しみが持ちやすいのと、海外だとマネージャーって日本のイメージよりももっと平たく言えば格の高い表現にもなるので、そのあたりでマネージャーって書いてるのかな、と思います。

 元々動画投稿で頭角を現した人間なので売り込み方等も従来と異なる方法を採ることを考え、ファンクラブというものは作らず、公式アプリ『藤井 風』をインストールして登録するのがファンクラブの代わりという位置づけになっています。現状、藤井さんのライブは競争倍率が高すぎて全て抽選制になっており、まず藤井風アプリが無いとその入り口に立てないことになっています。
 彼女に初めて「藤井風」と書かれたアイコンを見せられた時は「名前がアプリの名前なん!?」と驚いて突っ込まずにいられませんでしたね。実は元々春先のライブに行きたいといきなり言われたんですが、既にその時には抽選は終わっており参加不可能でした。
 その時は彼女もまだそこまで藤井風人気がすごいとは欠片も思っておらず『テレビにはほとんど出てないからネットで一部の人が知っているぐらいのアーティスト』だと思い込んでいて「え、そんな人気なん?うそやろ、みんなどこで知ってるん?」と信じられない様子でした。

 そんな中で、10月にパナスタでライブをやるという話になり、抽選に応募してみることに。実は彼女は長年にわたって3Gの旧式携帯電話を使い続けており、長年考えた末にようやく重い腰を上げて6月にスマートフォンに買い替えたばかりだったんですが、結果的にこの決断が無ければライブには100%参加不可能でしたから、完璧なタイミングだったことになります。
 私が応募してあげれば良い、という話でもなく、転売防止で全て電子チケットになっているので、1人1台持っていないと入場させてもらえず、後に分かることですがグッズ販売の整理券とかも全てデジタル技術が駆使されているんですね。あの時ちょうど難波のヤマダ電機がリニューアルキャンペーンで異様にサービスが良かったことも後押ししたので、全てが偶然パナスタに繋がっていたとすら思います。
 2日連続開催で入場者数はざっくり1日あたり3万5000人、土曜日は仕事なので日曜一択での抽選参加ですが、そんだけの収容力があればさすがに当たる、、、というほど甘くはなく一次抽選は見事にハズレ。二次抽選は手術日が不透明だとか色々あって見送ったら、最後にいわゆる公式転売、キャンセル待ちみたいな抽選枠があり、そこで幸運にもチケットを入手できました。

 当日は19時開演なんですが、3万5000人も入るので開場は17時、そしてグッズ販売が12時過ぎからだったので、結局ほぼ1日がかりの一大イベント。パナスタのライブ会場とは別に、徒歩8分ぐらいのちょっと離れた、普段何に使ってるのかよく知らない広場に飲食だけのブースも設置され、そこではベジタリアンの藤井さんが監修した飲食物などが販売されました。
 グッズ購入が終わってから行きましたけど、結局食べるまえに2時間ほど費やした気がします。私は焼きそば、彼女は大豆ミートバーガーと米粉チュロスを買ってきてくれたんですが、どっちも長蛇の列でした。列が長すぎて正直自分でも本当に焼きそばの列に並んでいるのか確証がない中で

後ろに並んだ女性「ここは焼きそばの列ですか?」
私「焼きそば、だと信じて並んでいます、違ったら違ったでそれ食べます(笑)」

みたいなやり取りを行い、この後も後ろで同じようなやり取りが数度繰り返されていて面白かったです。ちなみに米粉チュロスが非常においしかったので後日調べたら、どうも福岡にお店を構えている『CRAFT BIT DANNY CHURROS』というお店である可能性が高いことが分かりました。ジャニーズのライブなんかにも出店している人気店だそうで、また機会があれば絶対に食べたいです。
 なんというか、おかきをパンパンに膨らませて甘くてモチモチでカリッとしておいしいお菓子を作った、みたいな感じで今まで食べたこと無い食感でした。逆に全国のおかきがおいしいお店はその技術を活かして米粉チュロスを研究したら売れるんじゃないかとわりと本気で思います。お米最高。

 現地到着から開演まで7時間もあったのにあっという間に通り過ぎ、19時過ぎから始まったライブ。私が藤井さんの曲を聞いたのは、チケットが手に入ったライブ1週間ほど前になった時点で2枚目のアルバム・LOVE ALL SERVE ALLを貸してもらったところに、YouTubeにアップされたばかりの新曲・graceを見ただけ、という状況。ただ、持ち歌が基本的にこれと1枚目のアルバムしか無いので、ある種『知ってる曲が多め』ではありました。
 ライブの中から最後の1つ手前の曲・まつりがYouTubeに上がっているので貼ってみますが


 まああの広いスタジアムで、しかも後ろの隅っこの方の席から眺めている、という状況なんて全く気にならない素晴らしい雰囲気とパフォーマンスでした。ライブに行ったことでよりハマりました。ちなみにどの辺から見ていたかというと

 ほぼ真横ですw こういう座席の位置、座席配置図を髪の毛に見立てた時にもみ上げみたいな場所にあるため、我々は勝手に『もみあげシート』と呼んでいます。大知さんのライブもどっちかというともみ上げシートだったんですよね~。
 現時点での最新曲・graceを歌う際には「この曲は自由な雰囲気を楽しんで欲しいから携帯出して撮影してくれてええで~」とイントロで突然てきとーに歌い出し、撮影禁止のライブでgraceのみが撮影可能でした。
 撮影に関する考え方をどうするか事前にかなり話し合った末に決定されたみたいですが、みんなが撮影しようと機器を取り出したことで会場に画面の明かりがあちこちで輝き、おそらくその光景自体も計算に入れたんだろうなと思います。曲が終わったらまた「ほんなら携帯なおしてもらおか~」とまた歌い出し、綺麗に次の曲で明かりが消えました。みんなマナーが良い。
 まつりで最後に花火がドーン!と上がって終わりかと思ったら最後にもう1曲歌って終了、アンコールを期待する拍手が会場を埋め尽くしたその時、明かりが点いて終了のお知らせが流れました。19時きっかり、撤収も大変だし約束事とかもきっちりあるんでしょうね、みんな苦笑いしてる雰囲気でしたw
 余談ですが、私は『花火がどのぐらいの高さまで上がっているのか気になる』というクソしょうもない理由でちょっと上を見ようと屈んで、屈んだついでに一旦飲み物を出そうかなと下を向いた瞬間に曲が終わって『ドーン』と最後の花火が上がりました。たぶん3万5000人であの瞬間下向いてたのは私だけだと思いますw

 ライブを見たら見たことでまたさらに曲を聞きたくなり、果たして何が興味を惹かれるのか?とライブの1週間前に初めて曲を聞いた不届き者なりに考えてみたところ、いくつか思い浮かんだことがありました。

 1つは技量です。プロに対して凄いというのも変な話なんですが、曲をある程度聞いて、ちょっと覚えたので口ずさもうとしたところで衝撃的なことに気付きました。

「口ずさめない」

 いや、お前が歌うの下手なんだろ、と言われたら返答しようが無いんですが、すごくさらっと力感なく歌っているので聞いていてもあまり意識が及ばないだけで、リズムの刻み方だったり、音域の幅だったり、無茶苦茶難しいです。それを別に「この技術すごいだろ」と押し付けるわけではなく、表現の過程でそうなってるだけで空気のように当たり前に存在していることが、聞いてる側も無意識に惹きつけられる1つの要素かなと思いました。
 最大限に空力効率を追求した形状を突き詰めたのに、外から見るとそんなに大胆な空力パーツが付いていないから一見するとスッキリした見た目のレーシングカーに見えて、まさかそんなに速い車だとは思わない、みたいな感じですね(謎)
  
 2つ目は曲ごとに必ずと言ってよいほど存在する、一度聞いたらその部分が記憶に残るような歌詞と曲。かなり荒っぽい表現祖すると、アルバムに10曲とか入っていると、頭に残る曲とそうでもなくて毎回さらっと聞き流してる曲ってある程度出てくると勝手に思ってるんですけど、藤井さんの曲はどうも全部どこかにいわゆるパンチラインがあります。さっきのまつりだと
「苦しむことは何も~無い 肩落とすこと一切なああああい、なああああい、なあああいあ~いあ~いあ~いあ~いあい」って1回聞いたらなかなか抜けないなと思います。他の曲もこういう音階の持って行き方、リズムの取り方、あるいは強烈な歌詞が入ってるんですよね。『へでもねーよ』の冒頭
「野菜ばっかの生活しょんのに 腹が立つことちょっくらあんのは カルシウムちと不足しとんじゃわ おどれ、おどれ、おどれ、おどれ」
って他にこんな歌詞書く人たぶんいないですからねw おどれは「踊れ」と、方言で「おいてめえ!」みたいな意味の「おどれ」のダブルミーニングですし。

 曲によっては少し民謡のようなテイストが入っていたり、言葉がすごく聞き取りやすかったり、すごく受け入れられる幅が広い印象もあり、実際ライブ会場にはわりとご高齢の方の姿も多く見られました。スマホ使えるんですね!という驚きとともに。若さの秘訣かもしれません。
 カワズさんによると、藤井風というアーティストを売るにあたって、元々ピアノカバーばっかりで自分の曲をほとんど世に出していない人なので、デビューの仕方にはかなり慎重を期したそうです。カバーで最初に売り出すと本人の曲が出せない、かといって、カバーで集まって来た人がオリジナルに興味を示してくれず不発になると失敗する。
 その中でも、安易に売れそうなものを目指すのではなく、藤井風という人間の持つ才能、魅力を伝えられる形にしたい、とだいたいこういうあたりで検討を重ねて、慎重に計画を立てた結果として、非常にうまく事が運んで今この段階にあるようです。

 それが1つ結実したと思われるのが、私はライブに行ってもなお全然知らなかったんですが、1枚目のアルバム『HELP EVER HURT NEVER』に収録された楽曲『死ぬのがいいわ』が海外で爆発的に広まった、というちょっとした事件。12月28日にNHKで放送された『藤井 風 いざ、世界へ』という番組で初めて知りました。
 このアルバムが発売されたのは2020年なのに、2022年の7月になって偶然タイのユーザーが発信したTiktokの動画を起点に一気に広まっていった、といういかにも現代的なきっかけだそうですが、メロディーラインや歌詞が海外の人に評価されてさらに存在感が高まることになりました。動画はたった10秒で、しかも動画に合わせてちょっと早回しされてるみたいなんですけど、何がどう流行るか分かりませんね。

 最初に書いた通り藤井さんは英語を子供の頃から教わり、洋楽のカバーも行っていたので英語力は高い水準にあります。私は当初、藤井さんの喋り方を聞いていて『子供の頃英語圏の国で暮らしていた』とばかり思っていました。ネイティブで英語を使う期間が長いと日本語の発音に微妙に影響するので聞いてて分かるんですが、誤解するぐらいなので相当なものだと思います。
 そんなわけで元々アルバムの歌詞カードには歌詞の英訳が、本人の翻訳によって全て行われて併記されており、英語であれば歌詞の意味は調べたら容易に海外の人でも理解できる仕様だったことは非常に大きかったと思います。
 2枚目のアルバムしか聞いていない私には知らない曲だったのでライブで初めて聞いた曲でしたが、「これはまたとんでもない曲だな」と頭に残りました。こちら2020年の日本武道館での様子。


 いきなりものすごく音が下がる部分とサビのメロディーラインが非常に特徴的ですが、聞くと「大事な人がいなくなるぐらいなら死んだ方がマシ」というような意味合いに聞こえます、私も当然ライブで聞いてそう思いました。
 ところがNHKの特番で本人が語ったのは必ずしもそうではなく『あなた=理想の自分』で、理想とすべき自分のあるべき姿を保つことができず、うわべだけの存在に成り果てるぐらいだったら死んだ方がマシ、という思いを込めたとのこと。深い。。。
 その話を聞いてから考えると、『へでもねーよ』の歌詞にある「あんた」を「内なる自分」の意味合いに置き換えたらまた全然違う受け取り方ができるなと思い、これまた聞き直したくなる話でした。少なくとも私にとってこの特集番組は、ただの紅白歌合戦の宣伝以上に意味がありました。

 ただ、そんな薄っぺらいにわかの感想以上にこの話を聞いて驚いたのは私の彼女の方で、「自分と同じことを考える人がいて驚いた。自分が30年以上生きてきてようやくそれを言語化して概念として理解し始めて来たのに、それをこの人はたった25歳でもう気付いていることが信じられない」と、藤井風という人物の内面にとてつもない衝撃を受けたようです。

「最初に藤井さんの曲を聞いた時に、すごく伝えたい事の大事な芯の部分が通っていて、でもあまりにすごいから逆に信じられなくて、見せかけで曲を売りたいがためにそういうフリをしているのか、本当にそうなのか最初は疑っていて、『藤井さんすごい』とは思わないようにしていた」
「でも2枚目のアルバムを聞いたら、曲という外装は変わっていてもその中に通っている大事な部分は一切ブレずに貫かれていて、本当にそういう人なんだと思った」

と言っていました。たぶんこれ、まさにカワズさんが意図した『藤井風をどう世の中に伝えるか』が見事に伝わったんじゃないかと思います。
 こうした藤井さんの考え方は全部育って来た環境、親の影響を多分に受けていると思われるので、おそらく作ろうと思ったってこんなアーティストは作れないわけです。graceのMVはなんとインドで撮影されましたが、藤井家では彼がまだお腹の中にいる時に「祝福を受けに行こう」、2歳のころに「無事生まれたお礼を言いに行こう」と2度インドを訪れていたとのことで、色々話を聞いていると「藤井さんのお父さんっていったい何者・・・?」と思わずにいられません。
 情報源が無いので彼女ソースですが、そもそも喫茶店をやろうと思ったのも店内で演奏ができるから、というのが理由だったそうで、そもそも何か音楽の世界でものすごい功績を収めたすごい人なんじゃないかと思ってしまいますが特にそういう話がありません。ないから余計に一体どういう人物なのか気になって仕方がありません^^;
 単に曲と歌詞をAIに学習させて歌の上手い人を探して歌わせたところで、おそらく同じメッセージを伝えることはできないと思います。そこがすごく大事なところなんでしょうね。ちなみにインドでの藤井さん、顔立ちが少し東南アジアの方の雰囲気を漂わせていることもあって、現地の人にすごく馴染んでしまっていると思うのは私だけでしょうか。


 音楽から来た話ではありますが、世の中どの分野においても似たような物事ってたくさんあると思います。目先の利益のために組織として大事にすべきものを捨てて信念を曲げてしまうと、それで成功することももちろんあるでしょうが、組織としてダメになることも非常に多いと思います。最近は日本の有名企業で不正行為による行政処分が非常に目立ちますが、これも似たような構図に思えます。
 身近なところでは、学校とか会社とか、個人よりも組織の理屈が先に来てしまったり、あるいはこういう人間はこうするべきだ、と力を持つ者が勝手に決めつけるせいで、自分を殺さなければいけない場面というのがおそらくあると思います。
 その中で、完全に自分というものを捨ててしまって元に戻らなくなってしまうというのは大変なことですし、またそうした状況を生み出してしまう集まりというのは非常に危ないと思います。それぞれの大事なものを互いに尊重しあえる多様性というのは大事にしないといけませんね。
 藤井さんは曲だったり、存在そのものによってそうした要素を伝えることができ、それが人をひきつけているのではないか、そんな風に感じました。1枚目のアルバムの題名・HELP EVER HURT NEVERは「常に助け、決して傷つけるな」という意味で、これもお父さんから聞かされた言葉だそうですが、元はインドの思想的指導者・サティーヤ サーイー バーバー(いわゆるサイババ)の言葉とされています。
 レーベル名のHEHNは単にこの頭文字から取ったものですが、略して「ヘンレコ」とか呼ぶのでまさに変な名前に見えます。2枚目のアルバムの題名・LOVE ALL SERVE ALLは「全てを愛し、全てに奉仕せよ」ですが、これもHEHNとセットでお父さんに一緒に教わった言葉だそうです。こっちは誰が言い始めた、とかは見当たらないですね。

 応援するから色々考察するのか、考察させられるような魅力を持っているから応援するのか、卵と鶏の話ではありますが、そんな感じで私もまた藤井風という人物の面白さに惹かれました。
 ところで、大知さんと藤井さんの接点は、単に「知るきっかけが大知さんだったから」以外にもう1つあります。というのも、大知さんのように激しく踊るわけではないとはいえ、MVやライブで多少は振り付けの要素が入っており、その振り付けやライブでのダンスでリーダー役を務めているのが、なんとシンゴー オカモトー!、なんと晋呉先生でした。
 彼女はあの遠くのもみあげシートから眺めていて、ダンサーの中から晋呉先生を見事に発見したそうです、よう見えたなあw
さて、次回はRAG FAIRの話と締め括りです。

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