NASCAR Cup Series
運営の狙い通りにこの鋭角ターンで色々と発生して昨年のレースは事故だらけという感じ、縁石やら他人の車やらで車がジャンプしまくりました(笑)ちなみに昨年の自分の記事を見たらどうやら風邪を引いて、SARS-CoV-2だったらヤバいとかなり焦っていた頃だったようです。今はインフルエンザが早くも流行しているそうですのでみなさんお気を付けください。
これでハイムはトラックシリーズ年間10勝の最多記録を樹立するとともに、3年連続のチャンピオンシップ4進出を決めました。2位にクルーズ、3位はジオ ルジェーロでトライコン ガレージが1-2-3フィニッシュでした。
一方次ラウンド進出を巡る争いには最後に大きなドラマ。10位を走っていたサミー スミスはこのままだと点数が足りないので残り4周で大博打。『もしコーションが出てオーバータイムになったら有利』と先回りして何も起きていないのにピットに入ってタイヤを交換しますが、信じられないことにその直後にセイジ カラムがクラッシュしてマジでコーション発生。これで新しいタイヤで4列目からリスタートできたスミス、優勝は無理でしたが3位に入り、ポイントを争っていたテイラー グレイを1点差で下してポイント8位、次ラウンドに滑り込みました。JRモータースポーツは4人が全員勝ち抜いています。
Bank of America ROVAL 400
Charlotte Motor Speedway ROVAL 2.28miles×109Laps(25/25/59)=248.52miles
NASCAR カップシリーズ プレイオフ・ラウンドオブ12の最終戦はシャーロット。オーバル部分と内側のロードコースを組み合わせた冗談のような正式名称ローバルです。2018年に初開催されて今回で8回目、最初の3年間はラウンドオブ16の最終戦、以降はラウンドオブ12の最終戦となっており、せっかく長い時間をかけて苦労して戦ってきたプレイオフの大事な積み重ねをロードコースでぶっ壊すという大役を担っています(?)
ローバルは昨年にレイアウトが一部変更されて、ロードコースからオーバルに戻るターン7と、最終シケインであるターン16・17がいずれも鋭角になりました。特にターン7はミサイルしてくださいと言わんばかりのコーナーで、ドライバーの自制心が問われます(笑)
いや絶対曲がられへんて・・・ |
運営の狙い通りにこの鋭角ターンで色々と発生して昨年のレースは事故だらけという感じ、縁石やら他人の車やらで車がジャンプしまくりました(笑)ちなみに昨年の自分の記事を見たらどうやら風邪を引いて、SARS-CoV-2だったらヤバいとかなり焦っていた頃だったようです。今はインフルエンザが早くも流行しているそうですのでみなさんお気を付けください。
・ちょっとしたデータ
昨年のレースはラーソンがかなりの圧勝でした。ローバルでは2021年にも勝っており通算2勝。ただ今シーズンのロードコースはシカゴ市街地の13位以外全て32位以下とプレイオフ選手で最低の成績になっています。チェイスエリオットもローバルは2勝していますが2019年・2020年の話なのでちょっと古め、ここ数年繰り返し書いていますが、Gen6時代は圧倒的にロードコースで強かったのに、Gen7のロードは平均順位は良いんですが1勝もしていません。一昨年の優勝者はA.J.アルメンディンガー、2022年はベルでした。
直近3回のローバルで全てトップ10フィニッシュしたのはアルメンディンガーだけ。トップ5フィニッシュは彼とベル、カイル、バイロンの3人が2回記録して最多タイ、当然平均順位でも上の方に来ています。プレイオフ選手ではハムリンがあまりローバルと相性がよろしくなくて、昨年はレディックに体当たりを食らった影響もあって14位、一昨年37位、2022年も13位。2021年に5位だったのが唯一のトップ10フィニッシュです。安定感が光るブレイニーもロードコースはそこまで得意ではなく、現在ロードコースで23戦連続トップ5フィニッシュなし。既に勝ち抜けが決まっていてよかった。
現在プレイオフ争いはこうなっていますが、過去にラウンドオブ12の最終戦で『優勝無し』でポイントによって9位以下から逆転して次ラウンドに進んだ最大の得点差はチェイスが2019年に記録した22点差。また19点以上離された状態から優勝して逆転進出したのは2014年のケゼロウスキーと2022年のベルでした。ただ、ここまで大差で無ければけっこうこのラウンドでは逆転が起きており、過去11シーズン中8シーズンでラウンドオブ12は誰かしら1人が9位以下から逆転で8位以内に滑り込んでいます。今年の場合ウォーレス以下はかなりの奇跡的、チャステインはまだ現実的に見こみありという数字ですかね。
そして何と言っても今シーズンのロードコースはギスバーゲン。ロードコースが今年6戦ありますが、最初のレースとなったオースティンを落としたものの以降のレースは無敵の4連勝中。カップシリーズ歴代最長、ジェフ ゴードンが記録した6連勝に迫っており、記録を伸ばした状態で今年のロードコースを終えられるのかが注目です。なお今週使用されるタイヤはシーズンを通してロードコースで使用されてきた実績のあるタイヤです。
・Craftsman Truck Series Ecosave 250
裁判の話題ぐらいしか今週はなさそうだったので早速併催レースへ、クラフツマン トラック シリーズはここからプレイオフ・ラウンドオブ8です。レースはポールシッターのコリー ハイムがいきなりターン1で貰い事故によりクラッシュ^^;
以降はチームメイトのブレント クルーズがレースを優勢に進め、ロードコース作戦で順調にレースを支配して初優勝は目前。ところが残り3周で「燃料が切れた。」と不吉な無線、さらにチームメイトのトニ ブライディンガーがターン5の外側、高速で危険な箇所で車を停めてしまいコーション発生、オーバータイムになりました。もちろんクルーズは給油とタイヤ交換でピットに入りますが、ボロボロの車で順位を挽回してきていたハイムはステイアウト。そしてオーバータイムをリスタートから逃げ切って優勝しました、このボロボロのトラックで。
これでハイムはトラックシリーズ年間10勝の最多記録を樹立するとともに、3年連続のチャンピオンシップ4進出を決めました。2位にクルーズ、3位はジオ ルジェーロでトライコン ガレージが1-2-3フィニッシュでした。
・Xfinity Series Blue Cross NC 250
エクスフィニティーはラウンドオブ12の最終戦ですが、今週もジリッチ強すぎ。レースの大半をリードしてこちらも今季10勝目、プレイオフ ポイントをさらに上乗せしました。もう名前の横に貼る勝利のデカールが多すぎて・・・(笑)
一方次ラウンド進出を巡る争いには最後に大きなドラマ。10位を走っていたサミー スミスはこのままだと点数が足りないので残り4周で大博打。『もしコーションが出てオーバータイムになったら有利』と先回りして何も起きていないのにピットに入ってタイヤを交換しますが、信じられないことにその直後にセイジ カラムがクラッシュしてマジでコーション発生。これで新しいタイヤで4列目からリスタートできたスミス、優勝は無理でしたが3位に入り、ポイントを争っていたテイラー グレイを1点差で下してポイント8位、次ラウンドに滑り込みました。JRモータースポーツは4人が全員勝ち抜いています。
一方でグレイの他にニック サンチェス、オースティン ヒル、ハリソン バートンの4人はここでチャンピオン争いから脱落。ヒルは開幕からの15戦中11戦で7位以内に入っていたのに、以降の13戦では4回だけ。インディアナポリスでの危険行為でプレイオフポイント没収&出場停止処分を食らったこともあり、なんか一気にしぼんであっさり敗退しましたね。
・カップシリーズ
予選
ブッシュライトポールはレディックが獲得、今季2度目・通算11度目でした。レディックについては生後4か月となる第2子・ルーキーが病気を患っていることが判明し、現在集中治療室で入院中と報じられています。妻のアレクサがインスタグラムに投稿した内容によれば腎臓に問題があって片方が機能しておらず、機能していない腎臓を動かそうと脳が指令を出した結果心臓に異常な負荷がかかって心不全に近い状態になっているとのこと。書いているだけで手が震えてきますが、腎臓の摘出手術を受ける方向であるとしています。
2位は0.032秒差でギスバーゲン、3位からギブス、ラーソン、ブッシャー、マクダウル、ベル、ブリスコー、アルメンディンガー、チャステインのトップ10。11位ブレイニー、12位ウォーレス、13位バイロン、14位ハムリン、15位チェイス、となぜかここにプレイオフ選手が集中し、17位ロガーノ、19位シンドリックとプレイオフ選手は全員19位以内からのスタートです。情報によると予選でも予想外にタイヤの性能低下が激しかった、とのことで決勝はタイヤを丁寧に使い、かつ作戦上もタイヤの劣化を上手く織り込む必要がありそうです。
・・・続きは決勝視聴後に・・・
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