NASCAR 第10戦 タラデガ

NASCAR Cup Series
GEICO 500
Talladega Superspeedway 2.66miles×188Laps(60/60/68)=500.08miles
winner:Tyler Reddick(23XI Racing/Jordan Brand Toyota Camry XSE)



 さあやってきました、NASCARで一番ヤバいトラック・タラデガ。開幕から既にデイトナ、アトランタと走っていますのでドラフティング トラックは今季3度目ですが、やっぱりタラデガは名前を聞いただけで既に威圧感が一味違う気がします(※個人の感想です)。これがカップシリーズの10戦目、レギュラー シーズンの中盤というあたりなので切迫感という点では夏のデイトナ、秋のタラデガには及びませんが、普段なかなか勝つ位置にいない人たちはここで番狂わせを起こしてプレイオフに進出できると人生が天と地ほどの差がありますし、見ている側もこういう時ぐらい普段勝たない人にちょっと頑張ってもらいたい一戦です。どうせ盛り上がるのは最後なので途中まではあんまり気合を入れずに見るのがポイントw


・レース前の話題

 現行のNASCARと参戦チーム側のチャーター契約が2024年で満了、まだ2025年以降の契約が行われていない件。今週開催されたCAA世界スポーツ会議という様々な競技団体の代表者などが集まる場所に出席していたNASCARの最高執行責任者・スティーブ オドネルは進捗状況を「合意に非常に近づいている」と話しました。しかし、スポーツ ビジネス ジャーナルによるとチーム側の関係筋は、まだ合意に達するには未解決の問題があるという認識だと伝えています。


・ARCA Menards Series General Tire 200

 今週はARCA全国シリーズとセット販売。18歳のジェイク フィンチが全76周をリードする完全勝利を達成し自身初勝利を挙げました。ベンチュリー二 モータースポーツはクリス ライトが2位に入って1-2フィニッシュ、開幕戦のデイトナ、昨年のタラデガでも優勝しておりスーパースピードウェイでチームとして3連勝です。


 フィンチという名前を聞いてピンと来た貴方はよほどのNASCAR事情通か記憶力が良い人です。当ブログでは昨年のドーバーの記事で名前が出てきています。この時併催されたARCA東部地区シリーズのレースで初優勝していますが、外観はカムリの車体だけどトヨタのバッジを取り外しており、登録はシボレーとなっているのでたぶんエンジンはシボレー、外観はトヨタという謎の車だった人です。この時も書きましたが、彼の父親はかつてカップシリーズにも参戦していたフェニックス レーシングのオーナー・ジェイムス フィンチです。

・Xfinity Series Ag-Pro 300

 今年のドラフティング トラックでステージ無敗のリチャード チルドレス レーシング。この日もステージ1をジェシー ラブ、ステージ2をオースティン ヒルが取り連勝を伸ばします。ヒルはレースをリードして残り2周となりますが、ターン3でパーカー クリガーマンに押されすぎて姿勢を乱しスピン、レースはオーバータイムへ。
 オーバータイムもリスタートとともにガス欠者が出るわ、最前列でクリガーマンが引っかけられてスピンするわで2回目のオーバータイム突入するタラデガあるあるになりました。これらの事故で有力どころの選手がかなり消えてしまい、最後はラブとブレナン プールの優勝争いとなりますが、ラブが大番狂わせを阻止してエクスフィニティー初勝利を挙げました。

 ダッシュフォーキャッシュの賞金はというと、有力者総崩れのためなんと17位のライアン シーグが権利保有者の最上位だったので賞金10万ドルを手にしました。次戦が最後のダッシュフォーキャッシュとなり、権利者は今回の獲得者であるシーグと、このレースのトップ3だったラブ、ライリー ハーブスト、アンソニー アルフレードとなりました。また、シーグの実質的チームメイトであるマット ディベネデトーは8位でした。


・カップシリーズ
 予選

 ブッシュポールを獲ったのは、デイトナ500の予選では惜しくも2位だったマクダウルでした。第1ラウンドでは2位のカイルに0.229秒という大差を付け、ラウンド2でもオースティン シンドリックに0.082秒差でした。3位にギリランドが入ったのでフロント ロウ モータースポーツが1位、3位と強さを発揮。4位にカイル、5位ディロン、6位にトゥルーエックス。
 ちょっと驚きだったのがラーソンで、ルーフ レールに未承認の調整を行ったとしてNASCARから出走を認められず、記録なしの最下位となり、決勝ではスタート後にすぐパススルー ペナルティーを受ける処分を受けました。といってもタラデガだと早いうちにリードラップに戻れる可能性が高いのでそこまで大きな処罰になってないですね^^;

・ステージ1

 5周目なのにもう3ワイド発生(;・∀・)燃料の節約が大事だとみんな認識しつつ、でも集団に埋もれたくもないし事故にも遭いたくないので前方にはいたいという心理がそうさせるんでしょうか、フォーミュラEとタラデガは本質的に似ていますねw
 そのまま3ワイドでみんなピットに入らずにとどまっていると、40周目に外側の先頭にいたB.J.マクラウドがガス欠。幸いマクラウドがラインを外れて壁にこすっただけで済みましたが、せっかくスポンサー無しの真っ黒な車で参加し、しかもちょうど実況が彼の話をしていたタイミングでの出来事は非常に残念でした。
 タラデガってこんなに序盤から燃料チキンレースやる場所だっけ?と思いつつ見ているとようやくここからピットサイクル。いつものメーカー別にできるだけまとまる形でもなく、最も多い14台が同時に入った際にはシボレーとフォードがごちゃ混ぜでした。このサイクルで数名に速度違反があり、ハムリンはピット入り口でスピンしたためとりあえず集団からは離れました。前夜は大雨が降ったので路面の溝にはまだ水がしみ込んでいて、これを踏んで滑ったそうです。

 ピット後は2ワイドとなり、隊列を引っ張るのはオースティン シンドリックとリード ラップの最後尾車両のラーソン。後ろにエリオットとバイロンが繋がっていて、実質ヘンドリックで先頭を固めている状態です。彼らは最も台数の多い集団でピットに入った人たちで、特にシンドリックは集団の真ん中あたりから給油時間の短さで一気に前に出ていました。
 最後はバックストレッチでエリオットに押してもらったラーソンが抜け出し、リードラップの状態でステージ1を終えて、と思ったら最後の最後にライン取りで選択をミスったっぽくて隊列に抜かれてしまい周回遅れフィニッシュ、フリー パスでリードラップに戻ることになりました。ステージ勝利は僅差でエリオットを退けたシンドリックでした。

・ステージ2

 ここもまた早い段階から3ワイド。普段あまり上位に来ない人がリーダーとなってテレビに映るのでスポンサーさん的には非常にありがたい話で、だからこそスーパースピードウェイはエントリーが集まりやすいというのがありますね、偶然勝てるかもしれないわけですし。それにしても全員が燃料を気にしてスロットルを全開にしてないから車が無茶苦茶遅いよなあと思ったら、どうやら最速ラップより4秒も遅い模様、ホンマに遅いわw
 そのままのっそりと走っていましたが100周目あたりになるとピットのタイミングが見え始め、ここで急にみんなスイッチが入りました。全力で走って燃料の足りない人たちはふるい落とし、燃料を節約してきた人ができるだけ集団で速く走り、短い給油で済ませ、ステージ2を前で終えるという算段です。ペースが上がると車の動きも音も全然違うw
 102周目からいよいよピットサイクル、ステージ1との違いは先ほどリスタート前に順位を捨てて燃料を注ぎ足した人たちがいて、僅かながら最初から燃料を多く搭載できている点。この燃料注ぎ足した組の人たちはかなりピットを引っ張りステージが残り10周を切ってから動きました。
 サイクルが一巡して集団が合流すると主導権を握ったのは最後まで引っ張っていた組のロガーノとシンドリックでした。隊列が合流した瞬間には、この2台の間にある狭い隙間をクリスブッシャーが突いてリードを獲ったものの、その後はこの2人の連携が勝ってステージ2をロガーノが制しました。シンドリックは2位で今日はステージ ポイント荒稼ぎ。それにしても燃費を競う戦いになっています。

・ファイナル ステージ

 
ほぼ1列リスタート^^;

 信じられないことが起きました。さっきの結果を見て目先の順位よりも燃料を多く持つ方が良いと考えたのか、多くのチームがリスタート前に燃料を注ぎ足すことを選択。リスタート前の周にレーン選択せずにピットに入ると『隊列の最後尾』リスタートですが、これが大量にいたのでリスタート時の隊列が途中から2列ではなく1列になってしまいました、こんなの見たことありません。本当に最後のピットまでは燃費レースでお互いに神経戦という感じでしたが、

 133周目にベルがスピン、ジャスティン ヘイリー、ブリスコーなどが巻き込まれるクラッシュになりました。中団でボウマンがスロットルを大きく戻しすぎてアコーディオン効果になったことで後方で接触事故が起きました。先週のテキサスではスピンしたベルを見て減速したボウマンがクラッシュしたので、間接的にこの2人は2週連続絡んでいます。エアー乱闘でもしときましょうかね。

 各車給油を行って140周目にリスタート、ここも上位7人を除いて全員がリスタート直前に燃料を注ぎ足したのでさっきよりもさらに隊列でのリスタートです。残り49周はさすがにいくら燃費走行しても足りないか遅すぎるので再給油前提ですが、コーションが1回出たらギリギリ行ける距離でもあります。
 給油するにしても量は僅かで給油時間にあまり差は出ないはずですが、コーションが出た時に自分は給油が必要だけど他の人はいらん、という状況になったらピットに入った自分だけ大損の可能性があるのでどう考えるか難しいところ。フォーミュラE並にチームの戦略を想像しながら見るレースになったな・・・w
 リスタート後すぐに3列になったのでみんな攻めの姿勢かなと思いきや、ここからマクダウルがスロットル全開走行で先頭に出ると、これに付いていくギリランド、ケゼロウスキーが少し抜け出す形になって今日初めてのながーーーーいシングル ファイルが形成されました。給油前提で飛ばすか、コーションを見越して少し緩めて戦略的に進めるか、今走っている順位でも状況は変わるので何が正解なのかも分かりません。
 すると残り36周、トヨタ勢の7人が一斉にピットへ。先に給油を終わらせてしまい、コーションが出たら自分たちが前に出られるように仕込んできます、以前はスーパースピードウェイで標準的だった作戦ですね。彼らは全力で走るので、まだ入っていない人たちも同様に全力で行かないと当然アンダーカットされるおそれがあり、これで燃費走行には縛りがかけられたことになります。ただトヨタ勢は台数が少ないので、かなり頑張って走らないと逆に置いてけぼりになるおそれもあり、と書いていたらなんか危n

 良いニュースはトヨタ勢が望むコーションが出ましたが、悪いニュースはそれが自分たちによって引き起こされたことでした。かなり距離を詰めてバンプを多用しながら攻めていたら、路面の凹凸で跳ねて変な押し方になったようでターン3でクラッシュ。まさかの同士討ちでちょっと放送席の解説陣も呆れた感じのリアクション、トヨタ集団の半分が消えてレディック、トゥルーエックス、ギブスの3人だけ無事でした。
 この時激しく車の正面からSAFERバリアに突っ込んだエリック ジョーンズ、かなり酷く車が壊れていて、すぐにウインドウ ネットを下ろしていたので大丈夫かと思われましたがこの後病院へ搬送され、脊椎の下部を圧迫骨折していることが判明したため次戦を欠場することになりました。場所が場所だけに慎重に回復を待ちたいところです。


 レースに戻ると、これでステイアウトしていた人たちもピットに入り、望んでいた形とはほど遠いですがレディック、トゥルーエックス、ギブスは前方からのリスタートに成功、縦に3人並んで団結する方針で残り27周でリスタートしました。外側でトヨタ3台が組む一方、内側はマクダウル、ケゼロウスキー、ノア グレッグソン、ベリーとフォード勢が並んでいます。今回のレースでは初めてマスタング ダークホースが先導車両を務めていますが、今年まだフォードが一度も勝っておらず、番組的にもマスタングを推している放送だったのでどうしても勝ちたいところ。
 ポールシッター、つまり単独走行で一番速いマクダウルと、タラデガで通算6勝・押すのも抑えるのもうまいケゼロウスキーが並んでいるのでこちらが隊列を制御する形になり、レディックはどちらかというと自らは何もできないので流れのまま走っている印象。

 しょうもない接触によるコーションもなく残り周回数はどんどんと減っていきそのまま残り5周へ。ここでシェイン バン ギスバーゲンを先頭に数台が3列目を作って大外からの勝負を目論んで動き始めると、残り3周のバックストレッチで外側の4番手に付けていたカイルがここに乗ることを決断し3列目に移動。これを見て3番手のギブスも3列目に乗っかりますが、動きが急だったのが悪かったかカイルに押されすぎたのか、ターン3でラインを外れてしまって失速。これで3列目の勢いがなくなって全滅しました(。∀゜)前にいるトヨタの先輩を助けるために突撃したのかと疑いたくなるぐらい見事に脅威が減ってマクダウルとレディック、そしてその周辺数名による正面からの優勝争いとなります。

 そしていよいよ最終周、バックストレッチでケゼロウスキーがマクダウルをタンデムで押していき、そして大きく前方へ放り投げました。これは先頭走者を孤立させて最後に失速させるための2番手の必勝パターン、自分はほどよくスロットルを戻して距離を空け、これをターン4に向けてドラフティングで詰めてフロントストレッチで抜く。筋書きと動きは完璧でした。当然マクダウルはそうはさせじとミラーを見て邪魔しに行きますが
あ・・・

 
あーあ・・・

 急ハンドルの切りすぎでマクダウルは姿勢を乱し、避けられるはずもなくケゼロウスキーが引っかけてスピン、後続は多重事故になり、そして接触で勢いを失ったケゼロウスキーの横をレディックが抜けていきました。レディックが今季初、通算6勝目を挙げ、そして共同オーナーのマイケル ジョーダンが観戦しているレースで23XIレーシングは初めて優勝しました。

 何せ今回のレディックはメルセデスb・・・ジョーダン自身が手掛けるブランド、ジョーダン ブランドの特別なスキームですから、チームにとって忘れられないレースになったことでしょう。残念ながらもう1人の共同オーナー・ハムリンは156周目のクラッシュで23XIのもう1人であるウォーレスともどもリタイアしているわけですが。

 ケゼロウスキーが今日も惜しくも勝てずに2位、なんとグレッグソンが自己最上位の3位、ステンハウス、ボウマンのトップ5でした。6位にはビアード モータースポーツからスポット参戦するアルフレードが入り、これでエクスフィニティーで3位、カップで6位と彼にとってかなり素晴らしい週末になりました。フロントロウモータースポーツはギリランドが8位でしたが、マクダウルは残念ながらクラッシュでチェッカーにたどり着けず1周遅れの31位でした。

・燃費レース、どうする?

 オーバータイムのレースももちろん盛り上がるんですが、個人的に残り20周ぐらいから位置取りを探って、組み立てて組み立ててそのままの流れでホワイト フラッグにたどり着く、段々と緊張感が高まっていく結末というのが非常に好きなので今回はものすごく良い終わり方でした。
 ケゼロウスキーによるお手本のような動き、当然そうなることは分かっていて鬼ブロックで受けて立とうとしたマクダウル、結果はマクダウルにとって非常に残念なものでしたが、まあ行くしかないですよね。今年は開幕から良い走りはしてても結果に繋がらずあんまりポイントを稼げていないので、失敗したらしゃあないとしてケゼロウスキーにサイド ドラフトをかけに行き確実に上位では走る切る、という選択はあり得なかったでしょう。ただ動きに無理がありすぎて、あれはケゼロウスキーが透明化してすり抜けててもスピンしてそうなぐらい後ろが流れていました。
 ケゼロウスキーからしたらマクダウルの気持ちも分かるんだけど、でもやっぱり何してくれんねん、な複雑なところかと思います。ましてやレディックは違う作戦で走ってて、自分たちで起こしたコーションで前に出て来た人なだけに、よりによって何で勝ってるのこいつやねん、という部分もあってより複雑で悔しいかなと思います。


 そんなタラデガでしたが、今年になって急に存在感を増してきた燃費走行がさらに強化され、もう先頭走者ですらスロットルを抜きまくって4秒落ちで走るようになってきました。今までなら先頭の人は燃費は気にはするけどとりあえずは押してもらう限り走る、場合によっては誰かに前に出てもらう。後ろの人は隊列で我慢して我慢して、隙間を見つけたら入る、相手にサイドドラフトをかけて引きずりおろす、と地道に居場所を確保し合っていました。
 しかし結局のところそうやってリスクを取って抜きにいってもなかなか抜けないし失敗の損失が大きいので、だったら給油で抜いたほうが確実だ、という、コンセンサスとでも言うんでしょうか、みんながそう思ってそうし始めから全員そうなった、という形で今に至っているように思えます。
 この燃費レースをどうすべきか、というのはデイトナでもアトランタでも話題に上っており、意見の1つとして『ステージ数を増やして、各ステージの距離を給油不要な長さにすれば良い』というものもあるとのこと。NASCARのエルトン ソイヤーはこうした声についてラジオ番組で

「私たちはそれを検討しており、変更が必要だと感じたら、修正があるかどうかはわかりませんが、テレビ パートナーや我々と協力して物事を検討することができ、私たち全員が必要と感じたら、変化を起こします。」
「想定外のことは何もないと思います。私たちはイベントから燃費を完全に排除したいと考えているんでしょうか?もちろん、ステージブレイクをどこに置くかでそれは可能です。しかし、それはスーパースピードウェイのエンターテイメント価値を高めるのでしょうか?燃費レースはそれを妨げますか?日曜に見たものをおおむね楽しんでいたファンもいるでしょうし、違う見方をするファンもいるでしょう。」

と発言しました。

 個人的には、4ステージ制にしたらもはや500マイルも走っている意味が全然無いし、結局コーション中に給油時間を削るために燃料は残そうとしますし、下手したら燃費走行した上でステージ終了2周前にピットに入るロード コースと同じことが起きてさらに陳腐になりかねないので、やめた方が良い気がします。
 むしろ、ステージ制があるから、簡単に言えば40周走った人は20周分の給油、43周走ったら17周分で済む(実際は次の給油量を睨んで必要量を決めるのでこういう決め方ではない)、と給油時間削減が起きるわけで、ステージ間コーションが無ければいつコーションが出るか分からないから満タン積むしかありません。 空っぽ→満タンの給油時間はみんな同じなので、変に燃費走行したら先にピットに入った人にアンダーカットされて隊列から千切れるのでそんなに遅く走り続けることはできません。
 もちろん燃費走行は距離を延ばす効果がありますし、燃費走行した集団としていない集団が同時にピットに入れば、燃費走行した集団の方がタンクの空き容量が少ない分満タンになるのが早くて前には出られます。が、その先では立場が逆転するだけなのでそこまでの旨味が無いように思います。もちろんレースの終盤に向けては距離の勘定が立ってきて給油時間の影響が大きくなりますが、ステージ制をやめた方が不確定要素が増える分だけ案外燃費走行は牽制されることになるのではないか、とも思います。
 でもNASCARがステージ制をやめたり、ステージ間コーションを廃止するとは全く思えないので、4つに増えるぐらいなら私は現状維持を選びますね。フォーミュラE的で面白いですしw

 次戦もある意味で威圧感がすごいモンスター マイルことドーバー、クラフツマン トラック シリーズは来週もお休みで、併催カテゴリーはまたARCAシリーズです。


コメント

首跡 さんの投稿…
Yeeeeeeeeeeeeeess!!!!! Taaaalladegaaaa!!!!
多少の運はありましたが、価値ある勝利には違いなし!
いつかはショートオーバルでの優勝も見たいところです~(^^)v
ねこぱす さんのコメント…
スーパースピードウェイならではの、何が起こるか分からないザワザワした感じからの、ビックワン。おなかいっぱいレースを楽しめました。

ジョーンズの容態が気になります。
アールグレイ さんの投稿…
マクドウェル、惜しかったですね。
今シーズンは予選も頑張っているだけに、なんとか早い段階で1勝を挙げてプレーフに行ってほしいです。

レディックは2年前のロードアメリカで初勝利した時の記事で165cmと書かれていましたが、実際は157cmの様ですね。
カップドライバーの中ではヘイリーと並んで最も小柄の様ですが、ロードコース3勝の強さからして、侮れない存在だと思っています。
ロードアメリカやインディロードと勝利したトラックがカレンダーから外れただけにちょっと心配していましたが、やはりエクスフィニティーシリーズ連覇は伊達じゃないなと。

そしてフェニックスレーシングの名前が出て思い出しましたが、丁度15年前の春のタラデガでチームの唯一のカップシリーズ勝利に導いたのが当時スポット参戦のケセロウスキーでした。
自分はこの頃からNASCARを見始めたので、フェニックスの09号車には思い入れがあります。
(ただエドワーズを押してしまい、その結果エドワーズのマシンがキャッチフェンスに当たるほどの大クラッシュで観客8人が負傷した原因になりましたが)

日日不穏日記 さんの投稿…
このレースで、NASCARのブログエントリーが500なりました。レースには全然関係ないですが。マクダゥエルとケセロウスキーは、どちらも<推し>だったのですが、連続未勝利のドライバーが、タラデガでそれを止めたケースが出ていて、1位アルミローラ(スチュワート・トレインの時かな)、ハーヴィックも出てましたね。60勝してるハーヴィックですが、2007年だったかな、マーク・マーティンを退けて、デイトナ500で優勝した時も、3年ぶりの優勝とか言ってたので、スーパースピードウェイには縁がありそうな気がします。
レース前にスチュワートが出てましたが、去年同様かなり痩せてて、ダイエットしたのか、今のチーム状況にストレスを感じてやつれてるのか、気になるところです。直接関係はないですが、F1でも、ハースの身売り説(ってか、弱小チームのいくつか)が出てたりしますが。
レディックは興奮して、金網によじ登るスパイダーマン・パフォーマンス。あれにはビックリしました。それだけ嬉しかったのでしょう。ジョーダンも来ていて、レディックの子どもをあやしていたりしてて、上機嫌。あれだけ喜んでたら、レディックを祝福するしかないですね。死屍累々のトヨタにとって、レディックの優勝は、救いになりました。
SCfromLA さんの投稿…
>首跡さん

 本人の無線に負けない熱い声をありがとうございます!ぜひ家の近所の金網によじ登ってください!!w
ロードコース速いんだからショートオーバルでもそれなりのはずなのに、実際はあんまり目立たないですよね~。
SCfromLA さんの投稿…
>ねこぱすさん

 私もおなかいっぱいになりました~、けど怪我人が出てしまったのはやはり複雑な心境ですね。
SCfromLA さんの投稿…
>アールグレイさん

 たしかにレディックの身長を今調べたら5フィート2インチと出てきました、が5フィート5インチと書いてるところもあるので誰が正しいのか並んで立っている人たちの身長とも比較しないと良く分かりませんね、3インチってかなり大きい差だと思うのになんでこんなにブレるんでしょうw
SCfromLA さんの投稿…
>日日不穏日記さん

 死屍累々のトヨタってのがなんかツボにハマりましたw ご指摘のスチュワートの体重の件なんですけど、ちょっと調べたところ今アメリカ、だけでなく世界的に少し話題というか騒動になってますが、本来は糖尿病治療として承認され、食欲が落ちるので肥満症治療に使える、と脚光を浴びているオゼンピックという治療薬を使用したようです。ジュニアさんのポッドキャストに出演した際に明らかにして、肥満による問題に悩んでいたものの、自ら生活習慣を劇的に改善するのはなかなか難しい中で医師に相談して薦められたとのことです。
カイル・プッシュ さんのコメント…
久しぶりのコメントですが、最初は「トヨタ、何やっとんねん!」です。レディックが勝ったからいいようなものの、あれはダメでしょ。

アクセル全開ではなかったですが、レースは面白かったですね。いろんな人が先頭を走ったり、誰が勝つのか最後までわからなかったり。
個人的には、あのままマクダウェルに勝って欲しかったですが。

SCfromLA さんの投稿…
>カイル・プッシュさん

 トヨタドライバーズとすると、あのサイクルを終えて前にいなければ勝負権が無いのでリスク覚悟の走りをある程度必要としていたとは思うんですが、バンプドラフトの上手い人とそうでもない人が混ざってて力量以上にやってしまった感じですね。