在庫写真館 3

 ちょっと記事の間隔が空いた時に強引に挟み込む鉄道ネタ。昨年11月に中之島サーキットというイベントへ行った話を書きましたが、11月26日に2台の86を見た後はせっかく出かけたので大阪環状線の野田駅へ鉄道の写真も撮りにいってました。
 野田は大阪から環状線内回りで2駅行った場所にあり、ホームの端からはもうお隣の西九条駅が見えています。この野田駅、実はちょっと悲しい駅です。休日昼間の時間帯の大阪環状線は15分間に大和路快速、関空・紀州路快速、普通、の3系統の列車を1本ずつ走らせるダイヤになっています。大阪から天王寺まで、環状線内回りにある途中駅は全部で8つ、そのうち快速が停車しない駅が3つだけありまして、そのうちの1つがここです(残る2駅は芦原橋と今宮)。というわけで、大阪からたった2駅の場所なのに列車が15分に1回しか来ないんですw

 そんな野田ですが、ホームは両端とも撮影に向いている形状でして、しかもここは大阪駅地下ホームから貨物線を通って地上へ出て来た特急とたまに貨物の撮影もできるので、止まる列車は少ないけど通過列車が豊富で楽しい場所です。ここへ子供のころから好きな283系・通称オーシャンアローを撮りたくて行きました。

 223系2500番台。ホームの大阪方はこの時間帯けっこうビル影が気になりますが開けていて撮りやすいです。


 天王寺方は入線する手前で少し外へ振るのでうまく引きつけて撮りたいところですが、画面で言うと右下に白い機器箱があるので引きつけすぎると箱が入ってしまいます。ホーム端まで行ける構造ですが、注意書きが『黄色の点字タイルから外へ出ての撮影は禁止』となっており、タイルは線路側だけでなくホーム端側に対しても設置されているので、真面目に守ると一番端までは行けません。これが『黄色い"線"』だった場合は端まで行けるんですが・・・w


 287系パンダくろしお、後追い。


 223系0番台更新車と323系。



 スーパーニンテンドーワールドのラッピング車両。323系は現在22編成あるようですが、休日昼間だと15分に1本の運転、環状線は1周約40分なので経路上に3編成あれば枠が埋まり、そうすると6編成あれば事足りてしまいます。ゆえにラッピング車両が必ず運用に就いてくれているという保証が無い気がしますね。



 EF210のトップナンバーと、補機として後ろから押す300番台。


 ホーム大阪方は貨物線の列車を撮るにも良いですが、架線の陰が・・・ところで待てど暮らせど283系が来ないので調べたら、なんとこの日『阪和線で線路内に転落した農機具と列車が接触する』という事故がちょうど私がここに来た頃に発生し、お目当てはなんと和歌山方面から大阪へと向かう途中で見事にこれに足止めされていました。というわけでまさかの運の悪さにより目標未達で帰宅しました、チックショー!!!
 あ、ちなみに野田の駅の周辺は高架下にもお店があって、駅から少し大阪方面へ移動するとBAHNHOF(バーンホフ)というお店があります。コーヒーとドイツ菓子のお店で、コーヒー豆だけでなく持ち帰りでドリップコーヒーも購入可能。個人的にここのメキシコは酸味と旨味のバランスが良くてお気に入りです。ケーキ類もおいしいのでおススメ、梅田の阪急3番街にもバーンホフのカフェがあり、時々立ち寄っています。この日もチクショーだったのでコーヒー飲んで、ケーキ買って帰りました。
 難点はややケーキの価格帯が高めなので低賃金の庶民には気軽には使いにくいことと、お菓子の名前が『ヴィーナトルテ』『カルディナールシュニッテン』など全部ドイツ語名なので、メニューを見て決めて注文しようとしてすぐ名前を忘れたり、噛んだり、次に来た時に前回何を食べたかだいたい覚えていないことでしょうかw
 もう少し移動すると阪神電鉄が地下から地上に出てくる場所にあたるので、そこらへんで電車を眺めたりしつつコーヒー飲んで休憩することもできます。大阪駅まで徒歩でもそんなに遠くはないです。大阪へ向けて歩くときんつばで有名な『出入橋きんつば屋』というのもありますが日曜は開いてないみたいですね。


 翌月、12月31日に出かける用事があったので、その際にリベンジしました。

 この時はちょうど大阪のホームに付いたところで普通が出て行ってしまい、15分待たないと野田に行けないのでとりあえず次の快速でお隣の福島へ移動、待ち時間だけ撮影しました。天王寺方はうまく行けば割といい感じに撮れそうな気がします。湿度が高い曇り、という感じでしたが、これならビル・架線の陰問題が無いのでむしろありがたいかもしれません。


 あの日来なかったくろしお16号 新大阪行き。今日は来てくれてよかった~。


 223系2500番台、LED更新済み。この後、折り返しのくろしお13号 白浜行きを撮るため大阪方へ移動しますが、なんとホーム端に行こうとしたらその手前で韓国の若者4人組と思われる人たちが携帯電話でショート動画みたいなのを撮影してキャッキャしていて、撮影場所へ行くと邪魔になるから行けないという想定外の事態に遭遇。何回も撮り直してるので時計を見て283系がまだ来ないかハラハラしつつ待っていたら、納得いくのを撮れたのか数分で移動していきました。マジ焦ったぜ。


 端へ行ったら、1か月前はちゃんとしていた撮り鉄向けの張り紙が剥がれて悲しいことになっていました。こういうしょうもないのをつい撮ってしまいます。


 無事に折り返しも撮影しました。多客期で本編成6連と増結用編成3連を繋いだ体制だったので、どちら側もパノラマ型の先頭車両でした(・∀・)
 古い国鉄型の381系で運用されていたくろしおに新しい車両ができると聞いてとても嬉しかったのは、調べたら7歳、8歳のころのこと。たしか列車名は公募されていて私もハガキを書いたような書いていないような気がしますが、「いずれくろしおが全部オーシャンアローになるんだ(*´▽`*)」とワクワクしたものです。制御式振り子台車と低重心化によって曲線を驚異的速度で曲がれるというその技術も子供心を大いにくすぐりました。
 でも実際は6両編成2本、増結用の3両編成も2本。稀に増結用を2つ繋いだ6連でも走るらしいですが、さすがに単体では走らないので多く見積もっても実質3編成、まあ2編成と言って支障ないでしょう。真偽は定かでは無いですが、どうも故障が多いという課題があったようです。
 さらに、2022年には台車に亀裂が発見され、それ以降は振り子装置を停止して傾かない状態で走っているとのこと、使用環境が過酷だったのかもしれません。傾かなくてもなお低重心のおかげで287系と同等の旋回性能を誇るためダイヤ上大きな支障にはなっていないようですが、製造からもうすぐ30年、特徴である振り子も使えず、実は引退が近いのではないか、とさえ言われています。

 個人的に特急というのは単に早ければ良いのではなく、余分なお金を払い、遠くへの長旅の入り口、ないしは締めくくりとして利用するその時間そのものを少しでも特別に、贅沢に感じられるものであってほしいと思っています。上記のはるかやくろしおの姿を見ても、色々ラッピングはされていますが基本はみんな同じような形状で、この春に伯備線のやくも用に投入される新車・273系も基本は同じ形です。色でちょっと頑張ってるのと、283系から何か教訓を得たか最新の新しい振り子制御が導入されるので技術的には面白そうですけど。
 安全性とかコストとか色々あるのは、ぶっちゃけ私も1単元とはいえJR西日本の株主でもあるので経営面としてすごくよく分かるんですが、意味が無くてもやはりとんがってる方が通勤型と違って楽しい、おっきい窓があると綺麗、そういう無駄な部分も大事にしてほしいなと感じます。どうやってもロマンスカーのパチもんにしかならないとか、事故対策で言うと大型窓は乗務員保護の観点で避けた方が良いとかあるので、ここは難しい部分でもありますが。

 親子連れが特急を見て「お父さんあれ何?」「あれはサンダーバードやな」※残念!正解はこうのとり!
みたいなことがわりとあるんですが、見た目がおんなじなので詳しくないと分からないんですよね。子供のころ、国鉄からJRになって、失敗作も含めて色んな列車の姿を見て夢を与えてもらって育った人からすると、ちょっと寂しいかなと思います。関東のJR・私鉄は有料特急同士で競ってるからかけっこう攻めてるので面白いなと思います。
 そんなわけでオーシャンアローには安全の許す範囲で長く走ってもらいたいです、がんばれ&ありがとう283系、と整備する職員のみなさん。

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