YellaWood 500
Talladega Super Speedway 2.66miles×188Laps(60/60/68)=500.08miles
winner:Chase Elliott(Hendrick Motorsports/NAPA Auto Parts Chevrolet Camaro ZL1)
NASCAR カップ シリーズ、プレイオフ ラウンド オブ 12の2戦目はタラデガ、今季最後のスーパー スピードウェイです。別記事でお伝えした通り、プレイオフ コンテンダーの1人だったアレックス ボウマンが前戦でのクラッシュにより脳震盪のような症状が出たことからこのレースを欠場することになりました。結論から言ってしまうと、10月4日に次戦のシャーロットにも出場しないことが発表され、ボウマンのプレイオフ敗退が決まっています。
代役として本来なら62番で出場予定だったノア グレッグソンが48番に乗り、ジャスティン オールガイアーが62番の代役となりました。常時雇用の従業員わずか1名、スーパースピードウェイしか出てこないビアード モータースポーツ、まさかの代理ドライバーでの参戦です。
さて、この週末は3カテゴリー共演、10月1日の午後0時30分開始となったキャンピング ワールド トラック シリーズはアンダー グリーンでのピットとなった64周目にタイヤが一本芝生の方へ転がって5回目のコーションが出たところから荒れました。73周目、79周目、90周目とコーションが相次いでオーバータイムとなり、94周目にリスタート。
マット ディベネデトー、ベン ローズ、ブレット ホームズの3台が最終周のフロントストレッチで我先にチェッカーを目指し、内側から狙ったMatt Dをローズがブロックして交錯、その間に外からホームズがかわしていきます。ホームズが最初にチェッカーを受けた、かと思いきや、中団でも事故が発生しておりチェッカーの直前でコーションとなっていました。
判定の結果、コーション発生の瞬間に前にいたのはMatt Dでした。マット ディベネデトーが念願の全国シリーズ初優勝を果たしました。2位にローズ、ホームズは3位でした。ディベネデトーはコンテンダーではないためこのレースでチャンピオンシップ最終戦進出を確定させたドライバーはいませんでした。トラックシリーズの次戦はホームステッドで、ここで4人に絞られて最終戦フェニックスでチャンピオンが決まります。
トラックと同じ日の夕方に行われたエクスフィニティ― シリーズは対称的に驚くほど静かになりました。3周目にタイ ギブスがスピンした以外にはステージ間コーションしか発生せずあっという間に最終盤へ。残り2周でマイアット スナイダーがスピンしたものの、走路から大きく外れたところで1台だけが回ってまだ自走できていたのでコーションなく続行。
バックストレッチに3位で入ったA J アルメンディンガーがランドン カッシルに押してもらって一気に加速。ターン3の入り口ではあえてリーダーのサム メイヤーを抜かず待機して距離を取り、最後の最後にトライ オーバル部分で再度カッシルの助けを借りてメイヤーの外へ。0.015秒差でアルメンディンガーが勝利を手にし次ラウンド進出を決め、グレッグソンの連勝も止めました。
なお、アルメンディンガーは来シーズンにコウリッグ レーシングの16番でカップシリーズにフル参戦することがこの後発表されました。日日不穏日記さんの希望が叶いましたね。後任としてエクスフィニティ―の16番には20歳のイケメン・チャンドラー スミスが複数年契約で加入すると発表されています。
そしてカップシリーズ。ブッシュ ライト ポール アワードはクリストファー ベルが獲得、お隣はカイル ラーソン。予選はこのレースで大して意味が無いので以下割愛。ちなみにピット リポーターのパーカー クリガーマンは前日にトラックとエクスフィニティ―に連続で出場し、9位と6位で両方上位の成績でした。土曜日は2レースで200周以上走って日曜はリポーター、なかなかの忙しさです。
とりあえずスタートからロス チャステインとエリック アルミローラの2台が両レーンの先頭となって静かにレースが始まりましたが、8周目にいきなりタイ ディロンの車の右側の窓がすっ飛ぶ珍しい問題が発生しコーションとなりました。数台が給油のためピットへ。
12周目にリスタート、外側の先頭はチャステイン、内側はさっきまでチャステインを押す係だったエリック ジョーンズ。そのまま誰も特に動きを見せず24周目になりますが、事故は唐突に訪れます。
リッキー ステンハウス ジュニアがハリソン バートンを押しましたが、角度が少し悪かったかバートンが姿勢を乱してターン1の入り口で回ってしまい、中団以降の車が巻き込まれて大混乱。ジョーイ ロガーノが巻き込まれましたが軽い損傷で済んだ様子、グレッグソンも巻き込まれてこちらも外装の損傷。
ここで給油のため全車ピットへ、戦略がバラバラでカイル ブッシュが給油のみにして先頭、ダニエル スアレスが続きました。チャステインは2輪、ジョーンズは4輪を交換して後方へ下がりました。
30周目にリスタート、スアレスを押していたエリオットがラインを変えてカイルの前に出たことでお客さんから大歓声。レース前から再三話題に上がっているのが3車種のバンパー形状で、最も直線的な形状のマスタングは押しやすいけど、ややラウンド形状のカマロはきちんと真ん中で押さないと前の車が姿勢を乱しやすい、といった話が行われています。さっきバートンを回したステンハウスもまさにそういう感じでした。
その後リーダーを入れ替えながら延々と2列での走行が続いていましたが45周目、前方集団から9秒離れて第2集団で走っていたコリー ラジョーイがタイヤのパンクから単独で壁に強打、3回目のコーションとなりました。ラジョーイはここでリタイア。
少数がピットに入って50周目にリスタート、ステージ残り11周ということでここからステージ ポイントが欲しい人はちょっと気合が入ります。逆に巻き込まれたくない人はわざと離れるので集団が2つに割れました。前に残ったのは19台。
最初に内側の先頭に出たデニー ハムリンが周囲の状況に的確に対応して主導権を握りステージ最終周となりましたが、最後の最後でハムリンは少し単独で前に出すぎてしまい、スタート/フィニッシュ地点で僅かにライアン ブレイニーにかわされました。ステージ1の勝者はブレイニーでした。ハムリン、エリオット、オースティン シンドリック、ジョーイ ロガーノのトップ5でした。
ステージ間コーションで全車ピットに入りますが、3回目のコーションでピットに入った人は作業内容が少ないので先にピットを出てきました。ステージ2はラーソンとジョーンズの1列目、先ほどは後ろに下がっていたベル、チャステインも上位に戻ってきました。
ここからケビン ハービックがブレイニーをやたらと押しまくって走りますが、さすがにいつまでも続かずハービックがやや姿勢を乱して後退。あまりに危なっかしいのでウイリアム バイロンはこの様子を見て危険を感じ後方待機作戦に切り替えてしまいました。
なおも押されるブレイニー、今度はブラッド ケゼロウスキーが押してきましたが、こちらもうまくかみ合わずターン1で軽く接触。これでブレイニーも身の危険を察して自ら隊列後方に下がりました。ベテランがやたらはしゃいでいます^^;
後方待機作戦に切り替えた人が増えたせいもあって85周目には第1集団は20台ほどになり、だんだんと内側に車が集まり始めました。アルミローラ、ハービック、トッド ギリランドとマスタング3台が上位を固め、外レーンはコール カスターが先頭にいるものの支援が少なくて全然伸びてきません。またしばらく膠着する模様。
徐々にピットの時期が近づいてくるとさらに内側に入る車が増えてシングル ファイルに近くなり、98周目に隊列後方のペンスキー勢など少数がまずピットへ。翌周にトヨタ車だけがピットに入りますが、ベルがピット入り口で痛恨のスピン。壁への衝突は回避したものの、時間を余分にかけた上に本来は給油だけにしたい場面でタイヤ交換するしかなく、誰も仲間がいないのでこの後周回遅れになってしまいました。チームメイトにとってもドラフトを組む仲間がいないのは誤算です。
この後101周目、102周目に分かれてシボレー勢が、103周目にアルミローラを先頭にフォード勢の残りがピットに入りました。ピットを出るとタイラー レディックを先頭にしたシボレーの隊列がバックストレッチでアルミローラをかわし、ここからはシボレーの集団が前を固めます。
ステージ最終周、宮田小林ラインに対してレディックもスアレスに押してもらい、お互い譲らずターン3に到達しましたがここでレディックがラインを完全に外れて失速。スアレスの押し方が下手で滑ったのかと思ったら、原因はなんとガス欠でした。レディックは先頭でガス欠したのにうまくラインを外れて事故を防いでくれました。
これで競争相手がいなくなった宮田小林ラインですが、フィニッシュ地点を目前に小林くんが宮田さんを裏切ってかわしステージ2を取りました。ステージ順位はエリオット、ジャスティン ヘイリー、ラーソン、スアレス、ジョーンズのトップ5。ベルはフリー パスを得てリード ラップに戻りますが、ここまでの獲得ステージポイントが0です。
ステージ間コーションで全車ピットへ、ここを逃すともうタイヤを替える機会は基本的に無いのでみんな4輪を交換しました。ここでピットのマーティー スナイダーからの情報、ジョーンズの外したタイヤのうち右前タイヤの内側にかなりの摩耗があり、最終ステージを無交換で走った場合に懸念事項になるのではないか、という話です。キャンバー角を付けた状態で直線を走ると設置面がタイヤの内側の狭い範囲になってしまって局所的に摩耗する、というのはF1でもモンツァやスパでたびたび言われる出来事です。
最終ステージ、エリオットとジョーンズの1列目でリスタート、残りは62周。内側はさっきと入れ替わって小林宮田ラインですが、ジョーンズが内側に下りて前方を抑えます。ここから上位の顔ぶれは流動的になりますが、チャステインが引っ張る外側に段々と人気が集まりだして内側の台数が減少していきました。ブレイニーがけっこう強力にチャステインを押しているのでこっちの隊列が速いようです。
このまま全員集まってシングルファイルになるのかと思いましたが、この流れに抗ったひねくれ者がハムリンでした。元々バッバ ウォーレスを押していたのが、バックストレッチでウォーレスが滑って後退してしまったので自分が先頭になり、辛抱強く追随してくれる人が出てくるのを待ちました。
10周近く待ってたんじゃないかと思いますが、145周目あたりにはかなりの台数がハムリンについてきて隊列の速度が伸び始め、チャステインに追いつくところまで進んできました。こうなるとチャステインも時々左へ動いて牽制を入れてきます。
ブレイニーから見てスイカ男はなんだか押しやすいらしく、バンプ ドラフトの相性の良さが隊列の速さに影響している模様。ハムリンは追いついては来るんですが前に出ることができません。
残り36周、チャステインが再びハムリンをけん制しに内側にへ下りたタイミングでケゼロウスキーがブレイニーを猛プッシュ、チャステインはそのまま内側の先頭となり、外側の先頭がブレイニーに替わりました。
そろそろ給油の時間も近いので内側に下りたい各陣営、ケゼロウスキーはブレイニーにタンデム ドラフトをしかけてガンガン押していき、自分の後ろにいたギリランド、ハービックも引き連れた状態で4台まとめてチャステインの前に出ることに成功しました。この動きはかっこよかったですね。ブレイニーはすっ飛ばないようにするのでかなり大変そうですが、ピットに向けて準備が整います。
残り27周、ブレイニーを先頭に13台ほどがまとまってピットへ。フォードが中心ですが勝ち馬に乗りたいチャステインはここに合わせました。翌周に残りのリードラップ車両がまとめてピットに飛び込みます。当然2輪交換か給油のみで最小限の静止時間。
両グループが合流すると、ケゼロウスキーが押しまくっているブレイニーを先頭にフォードの集団が先行。ところがケゼロウスキーとハービックは速度違反でペナルティーを受けてしまいます。ケゼロウスキーはペナ消化を1周遅らせてブレイニーを可能な限り押しましたが、自身はこれで勝負権を失いました。ちなみにブレイニーは無線で「一番上手く押してくれるのはケゼロウスキーとハービック」と言っていたそうです。どっちも脱落しましたから~~!残念!!
これでブレイニーの後ろはチャステインになりました、さっきとは逆の並びですが相性やいかに。内側にはジョーンズが来ています。残りは20周ほどとなり、もう勝つためにはのんびり構えてはいられなくなってきます。
チャステインは強烈に押してくるわ、ちょっとした隙でラインを変えてくるわでブレイニーにとって非常に厄介な相手ですが、その都度素早く反応して前を抑え込みリードを守ります。とうとうレースは残り10周を切りました。
なおもブレイニーとジョーンズ、蛍光色寄りの2台が前を争い残りは7周。誰が大きく流れを動かすのか見逃せない、と思ったら唐突にコーション発生。ダニエル ヘムリックが電気系の不具合で動力を失ったらしく、ピット出口、ちょうど1番ピットあたりで止まってしまいました。ピット内に止まってるので安全性に重大な影響が無いような気もしますが、万一ベルがピットに入ることがあったら作業できないので競技としてここに止まったらレースを止めるしかない感じ。まさに水を注す出来事でした。
レースはオーバータイムではなく通常の周回で残り2周・187周目にリスタート。外側はジョーンズとチャステイン、内側はブレイニーとマイケル マクダウルの並びです。解説のデイル アーンハート ジュニアはここでもマスタングのバンパーに注目。「チャステインとマクダウル、どっちに押されたいか?」と聞かれて「フォード」と答えました。フォードなら誰でも良い、って感じですね。フォードに押してもらえるのはブレイニーの方です。
リスタートからそのフォードコンビが先行、すると内側の3台目にいたエリオット
前の2台が大きく先行したことでできた、ジョーンズの前方へと出る隙を見逃しませんでした。ちょうどハムリンが押してくれて勢いがあったので、瞬時にこの黒丸をした位置へと滑り込んで外側の先頭を奪い取ります。絶妙な動きでした。
ここからエリオット-ジョーンズとブレイニー-マクダウルのラインが並走したまま最終周へ、この争いは乱れることなくターン3まで続きましたが、旋回半径の大きい外側でジョーンズがエリオットを押し続けた一方、内回りするマクダウルは少しスロットルを戻したと思われ、ブレイニーから離れて最後の一押しができませんでした。
ここで一歩前に出ることに成功したエリオット、タラデガはフィニッシュ位置がターン1側に寄っているのでここから先の逆転も多いですが、2位以下がやや団子になって勢いを保てなかったこともあり、そのまま逃げ切って今季5勝目、プレイオフ次ラウンド進出を決めました。
たいていはここでぐちゃぐちゃになって多重事故を起こしながらレースが終わるタラデガですが、今回は見事にみんな真っすぐゴールに辿り着きました。残り2周でリスタートすると最終周のバックストレッチでは優勝の望みを懸けた中団の攻防があって隊列がバラケることが多いのにそれも起こらず、綺麗な2列から最後に広がってほぼ誰もぶつからない。なかなか見ない光景ですが、これも非常に綺麗でカッコいいなと思いました。
ここまでコンテンダーが1勝もできず波乱だらけのプレイオフでしたが、タラデガでは大きな事故が1回しかなく、最後も無事故で実力者が普通に勝つという逆の意味の驚きが待っていましたw
2位からブレイニー、マクダウル、チャステイン、ハムリンのトップ5。上位10人のうち7人がコンテンダーでした。コンテンダーで最下位だったのはロガーノの27位、少し貰い事故もあったので後方待機作戦で事故回避を目論んでいたら、何も起きなかったので結局リードラップの最後尾でレースを終えたみたいです。
このレースを終えてプレイオフ争いはこうなりました。
| pos | driver | points | +/- |
|---|---|---|---|
| 1 | Chase Elliott | win | |
| 2 | Ryan Blaney | 3101 | +32 |
| 3 | Ross Chastain | 3097 | +28 |
| 4 | Denny Hamlin | 3090 | +21 |
| 5 | Joey Logano | 3087 | +18 |
| 6 | Kyle Larson | 3087 | +18 |
| 7 | Daniel Suárez | 3081 | +12 |
| 8 | Chase Briscoe | 3069 | +0 |
| 9 | Austin Cindric | 3069 | -0 |
| 10 | William Byron | 3058 | -11 |
| 11 | Christopher Bell | 3036 | -33 |
| 12 | Alex Bowman | 3015 | -54 |
今回は下位だったロガーノですがレース前の時点で1位にいたのでまだゆとりがあります。ボウマンは無理ですので実質あと3人の脱落者を決めることになりますが、点数が欲しかったベルとバイロンはいずれもステージポイントが0だったので順位による加点にとどまり、特にベルは33点のマイナスとちょっと勝つしかない状況になってしまいました。
バイロンが脱落圏にいるのは前戦でコーション中にハムリンにぶつけてスピンさせた危険行為に対するペナルティー・25点減点が効いているわけですが、ヘンドリック モータースポーツはこれを控訴して10月6日に審理が行われます。主張が通ればスアレスとラーソンの間に浮上して、チェイス ブリスコーとシンドリックが揃って12点差の脱落圏となってしまいます。
そのブリスコーとシンドリックはけっこうロード コースが上手いので次戦のシャーロットで意外と上位に来る可能性もあるため、バイロンの25点が戻って来たとしてもスアレスは油断できませんし、主張が通らなかったらいよいよ大変な状況になります。冗談で「うっかり最後の4人に残ったブリスコーがまたフェニックスで勝ってチャンピオン」とかウルミコスさんのブログに書いたら、まだその可能性が残ってるのでちょっと応援したいと思いますw

コメント
にしてもここまでの不運はここで勝つための前払いだったんですかねwだとしたら不運の前払いはここで終えて、ここからチェイスの独壇場にでもなってくれたら最高です!
しかしMatty D.未勝利だったんですね!カップシリーズはそうなのは知ってましたけど下位でも勝てていなかったとはあの活躍からは信じられませんでした。めでたいですねえ。
ローバルも連勝で持って行きそうな雰囲気ですね~、押してくれたハムリンにちょっと手土産持って行った方が良さそうですけどw
何の未練も残さない見事な動き、お客さんのあの喜びよう、インタビューでのファンを沸かせる姿勢、やっぱりスターだなと思いましたね。
Matt Dは下位チームドライバーあるあるで、トラックには出たこと無いし、エクスフィニティ―も数年のスポットと1年のフル参戦だけで以降はカップで頑張っていたので、そこから腕と運で常にシートを得てすごいドライバーだと思いますよ。
ウェアーはローバルを欠場しますね、足首を痛めてもスーパースピードウェイは走れるけどロードコースはさすがに無理だった、ということでしょうけど、普通に考えてSSWもあぶねえだろ、とツッコミを入れてしまいます^^;
AJは年は食いましたけど、いきなりフォーミュラからカップへ来てしまった時よりも、エクスフィニティ―で確実に戦い方を学んだと思うので楽しみにしたいと思います。今季の周回消化率99.9%は心強い数字ですよ。
おおおお待ちしておりました!調べたら仰る通り、優勝は2011年のK&N Pro EAST以来だと思われます。当時19歳なので20代の10年間は全く優勝をすることなくレースしていたわけで(2020年のオールスターオープンで勝ったぐらいかな?)、いくら競争力のあるチームでないと言ってもレースを続けることが決して精神的にも楽ではなかったはずですから相当嬉しかっただろうと思います。
強豪の壁は厚いけどチーム力相応の結果は出している雰囲気なので、ファニチャーロウ×カートみたいに「俺の力で引き上げる」という姿が見えればまた返り咲きも不可能ではないと思います。