NASCAR Cup Series
Coke Zero Sugar 400
Daytona International Speedway 2.5miles×160Laps(35/60/65)=400miles
winner:Austin Dillon(Richard Childress Racing/BREZTRI Chevrolet Camaro ZL1)
NASCAR Cup Series、レギュラー シーズンの最終戦デイトナです。お伝えした通り、欠場が続いていたカート ブッシュがプレイオフ出場権を返上したため、このレース開始前の時点で出場を確定させているドライバーは14人。最後の2枠をライアン ブレイニーとマーティン トゥルーエックス ジュニアがポイントで争っており、15人目の勝者が生まれなければ2人ともプレイオフ進出、生まれたらポイントで負けている方が脱落です。現時点で有利なのは25点のリードを持つブレイニー。
今週もトラック シリーズはお休みですが、今季限りでスポンサー契約を満了するキャンピング ワールドに代わって、来季からクラフツマンがスポンサーに戻ってくることが発表されました。また、エリック アルミローラが引退を撤回して来季もスポンサーのスミスフィールドとともにスチュワート-ハース レーシングに残留することも正式に発表されています。
ダニエル スアレスはトラックハウス レーシングとの契約延長を発表、またアレックス ボウマンのクルー チーフを担当しているグレッグ アイブスが、家族との時間などを理由に今季限りでクルーチーフを辞任することを明らかにしてます。
さて、併催はエクスフィニティー シリーズ。雨によりレース開始が遅れてしまったレースは最終ステージに入ると次第に荒れた展開に。98周目に多重事故が起きたためレースはオーバータイムとなってしまいます。
オーバータイムに入ると我先に前に出ようとした結果これがまたコーションを生み、2度のオーバータイムでいずれもさらに多重事故が発生。とうとう3回目のオーバータイムへ突入しました。
もはやまともな見た目の車がほとんどいなくなった3回目のオーバータイムでは、リーダーのオースティン ヒルの車に問題が発生して加速しないまさかの事態。これで外側の先頭だったジェレミー クレメンツがリーダーとなると、最終周に入る直前にライリー ハブストがスピン。ホワイト フラッグとほぼ同時に11回目のコーションとなり、これでレースが成立してクレメンツが優勝となりました。レース終了は深夜1時半ごろだったそうです。
自身と父がオーナーのチーム・ジェレミー クレメンツ レーシングから参戦し2011年以降フル参戦を続けている37歳のクレメンツ、優勝は2017年のロード アメリカ以来となる通算2勝目でした。今季はここまでトップ10フィニッシュが4度、決勝平均順位は20位台でしたが、これでプレイオフ進出権を手にしました。
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| 左がジェレミー、右は父のトニー |
ところがこの3日後、NASCARから残念なお知らせが届きました。クレメンツの車両にインテーク マニホールドに関する違反が見つかったと発表。L2ペナルティーに相当し、記録としての優勝はそのまま残りますが、この勝利はプレイオフ進出のための勝利として数えられず、ドライバー/オーナー ポイント75点減点、クルー チーフに6万ドルの罰金が課せられました。チームはこれを受け入れず上訴しており、結果は暫定となっています。
そしてカップシリーズも当然ながら雨の影響を受けて予選は中止。スタート順位は指数予選方式となり、カイル ラーソンとチェイス エリオットが1列目。ジョーイ ロガーノ、ダニエル スアレス、クリストファー ベル、タイラー レディックの順となりました。土曜日夜の決勝も雨で行うことができず、レースは日曜日の朝へ延期。
ラーソンが外側を選んで始まった決勝、まずはロガーノがエリオットを押して内側のレーンが優勢。ラーソンはあんまりハンドリングが良くなさそうで外レーンは勢いがありません。ラーソンが蓋になっていたせいか9周目には中団で早くも3ワイドが発生。
すると15周目、ラーソンはエンジンに不具合が発生。水温急上昇でピットへ入るしかありませんでした。ラーソンはこれであえなくリタイア、エンジンが原因のリタイアは今季3回目になるみたいですね。トラブったラーソンにまともに詰まったオースティン シンドリックは勢いを失って独りぼっち^^;
21周目にようやく外ラインが追いついてきて綺麗なダブル ファイルを形成、ターン2側で少し雨が降っているようにも見えましたが本当に僅かなようでレースが継続されます。
この後28周目にデニー ハムリンがエリック ジョーンズを押してエリオットを攻略、リードを奪いました。ハムリン的よくこうやって、レースの最後に前の車を押す練習のような感じで仕掛ける場面を目にします。ところがその僅か3周後、
ジョーンズはハムリンが近くに来すぎてダウンフォースが抜けたようで姿勢を乱しました。押していたハムリンはこれに詰まって内側に巻き込み、後ろにいたクリストファー ベルがたまらずスピン。あとはもうぐちゃぐちゃの多重事故で、何もせずに終われば良いはずのステージ1終盤に思わぬふるい落としが発生しました。
そしてこの事故に運悪く巻き込まれたのがブレイニーでした。ベルに左からぶつけられ、反動で右に飛ばされて右前を壁に強打。サスペンションが明らかに曲がっています。トゥルーエックスはこの事故を回避したため、ブレイニーのプレイオフ出場は限りなく他力で決まることになりそうです。
このコーションでは上位勢を除く多くがピットへ。ステージ残り1周でリスタートされ、エリオットとロガーノが危なくない程度にやり合って、ロガーノがステージ1を制しました。エリオット、シンドリック、カイル ブッシュ、トゥルーエックスのトップ5。ポイントのためにステイ アウトしたトゥルーエックスが6点獲得です。6位はコリー ラジョーイでした。
ステージ2、先ほどのステイアウト組がピットに入ったのでラジョーイとバッバ ウォーレスの1列目でリスタート。上位争いの常連ではない人が多数混ざっているせいかいきなり3ワイドが発生するなど落ち着きのない時間帯を経てジョーンズがリーダーとなります。
ジョーンズは内に外にとラインを変えて2列を両方牽制してリードを維持しますが、63周目に後ろにいたウイリアム バイロンが少しタイトになり、3列目のクリス ブッシャーが詰まって行き場を失いました。ブッシャーはエイプロンまで下りたものの事故は回避。
バイロンはタイトになった際にスロットルを戻して勢いを失い、押してもらう車がいなくなったジョーンズも失速してしまったので、これでリードを失いました。スーパースピードウェイは自分が何もしていなくても後ろの動きで展開が強制的に変わることがあるので難しいですね。新たなリーダーはハムリンで、これをロガーノが押します。この2人、最後に並んでたら絶対に殴り合いのレースですが、中盤に組ませたら鉄壁な気がします。
ステージ2からは一度の給油が無いと走り切れないため、77周目にハムリンを先頭にトヨタ勢のたった4台がピットへ。給油のみで済ませます。すると2周後にロガーノを先頭にフォード勢が入る、と思ったらシボレー勢も付いて行って、残っている車が一斉にピットに入りました。コーション中のピット並みに大混雑、2輪交換が主流と思われますが大きな事故なくピットを出ていきます。
ロガーノは先頭でピットを出ましたが、一人だけ前に出すぎて勢いが無く逆効果。追いついてきたエリオットをブロックしようとして見事に回避され、次に追いついてきたトヨタ4台をブロックしようとしたらこれも回避されて一気に順位を下げてしまいました。これで一旦リーダーはエリオットになりますが、レディックが自分から動いてエリオットに仕掛け、これをカイルが援護。レディックがリーダーとなりました。今日はエリオットと色が似ているのでどうにかしてほしいですw
| 数字も8と9なので分かりにくいw |
ステージ残り4周、台数の寂しいトヨタ勢ですがピットを通じて4台を一か所にまとめることができたのは優位な点で、カイルがここでレディックの前に出ました。ハムリンもレディックを押しまくって軽く押しのけ、カイルのドラフトにトヨタ3台がまとめて入ってカムリでトップ4独占を目論みます。
おそるべきチーム力を発揮したジョー ギブス レーシング、最後は追い上げるロガーノの頭をハムリンが抑えて逆転を許さず、カイルがステージ勝利、トゥルーエックス、ハムリン、ロガーノ、ウォーレスというステージ順位でした。ハムリンは最後に少し意図的に速度を落としてトゥルーエックス2位をプレゼント。これにはトゥルーエックスも無線で感謝を伝えますが、全開の場所で軽く減速ってちょっと危ないw ステージ2終了時点でブレイニーとトゥルーエックスの点差は10に縮まりました。
ステージ間コーションで各車ピットへ。空模様がご覧の状態で、いつ雨でレースが終わってもおかしくないのでとにかく前にいないといけません。マイケル マクダウルは給油のみにして先頭でピットを出ました。
| 絶対降って来るやつ |
最終ステージ、マクダウルとハムリンの1列目でリスタート。ハムリンはいきなり「バイブレーション」と無線でこぼし、順位を少し下げました。そして翌周にいきなり事故が発生。最前列でマクダウルがロガーノを抜こうと右に動きましたが、ロガーノがブロックするようなしないようななんとも言えない動きで牽制。
マクダウルがちょっと躊躇したのが逆に良くなかったか、同じく前に出ようとラインを変えていたレディックがマクダウルと同じ動きをして絡んでしまい、マクダウルがスピンして多重事故に。なんとここにトゥルーエックスが巻き込まれて右前に損傷を受けてしまいました。
トゥルーエックスもブレイニーも右前のフェンダーが吹っ飛んでいますが、トゥルーエックスはバーストでフェンダーが吹っ飛んだのでステアリングへの損害はそれほど大きくないと見られています。とはいえ空力的影響や多少のアライメントの狂いはあるでしょうから万全とは言えません。プレイオフを争う2台、サバイバルになってきました。
108周目、ロガーノとレディックの1列目でリスタート。なんかここからしばらくの間、映像と音声に2秒ぐらいのズレが発生して見にくかったです^^;
雨よりもトラックから半径8マイル以内での落雷観測が怖い各陣営、なにせ落雷観測があると規定でレースは30分の待機が義務付けられており、待っている間に実際に雨雲が来たらもうそこでレースは終了の可能性があります。そんなわけでまだ周回数があるものの積極的に前を狙っていきます。スーパースピードウェイ大好きなウォーレスとリッキー ステンハウス ジュニアが上位に出てきてはしゃいでいます。
トゥルーエックスはなんとかリードラップの後方・25位あたりを走っていますが、リタイア続出でブレイニーも30位あたりにいてこれ以上下がらない状態。これではポイントで上に来るのはブレイニーですが、もうお互いに「新しい勝者出るな」の心境です。
125周目、最前列でチェイス ブリスコーがかなり積極的な動きでアレックス ボウマンの前に滑り込んで先頭になりますが、直後のターン4でルースになってスピン。またもや発生した最前列でのスピンで後続は大混乱。ウォーレスは2回他車と衝突してかなり車の前方が壊れ、ボウマンのカマロも鼻が潰れてかなりの破損。仮にトゥルーエックスもブレイニーもこのまま最後まで走るとしたら、リタイアが増えるとブレイニーの順位は上がる一方、トゥルーエックスは限度があるので10点差を埋められなくなって基本的にブレイニーに有利です。
ここでピットに入ればもう給油の必要は無くなるので大半のドライバーはピットへ向かいますが、雨による打ち切りに懸けたジャスティン ヘイリーとジョーンズがステイアウト。ヘイリーは3年前のこのレースで全く同じ賭けをして成功し優勝を手にしています。
131周目・残り30周、ヘイリーとジョーンズの1列目でリスタートしました。が、ヘイリーがリスタート早々からジョーンズに強烈なブロックをお見舞い。するとターン2出口でジョーンズにアルミローラが勢いよく追突してしまい、ジョーンズはロガーノを道連れにスピンしました。これで6回目のコーション。サスペンションが曲がったロガーノはピットに戻ろうとしたものの車が言うことを聞かず、
残り27周、ヘイリーとアルミローラの1列目でリスタート。どうでも良いですがヘイリーも白とオレンジの車でレディックと見分けがつきません。もうみんな毎周が最終周という感じでヘイリーはここもえげつないブロックを見せますが、乱戦になると上手いのはやっぱりベテラン。気づけばハムリンがリーダーに躍り出ました。ところがその直後でした。
138周目、ターン1のカメラに水滴が付いたのが見えたので、思わず画面の前で「あ、雨や」と呟いたんですが、その瞬間先頭の2台・スアレスとハムリンが同時に単独スピン。後続車両も次々スピン、クラッシュ。上位15台ほどは誰一人ターン2を通過できず、現場をさらっと無事に通過してきたのはオースティン ディロンでした。そしてトラック上にまとまった雨が降り始めレッド フラッグとなります。
さすがにこれで終わりとはいかないので3時間20分のレッドフラッグで天候の回復と路面の乾燥を行いレース再開。たださっきの事故は無かったことにできないので争うドライバーはさっきとは一変します。残り16周、リードラップ車両は僅かに10台、走行可能な車両は17台で、見た目がまともな車は僅か。ディロンとシンドリックの1列目でリスタートしました。
| ※これでほぼ全員です |
さっきのクラッシュでテンション的には燃え尽きた感がありますが、シンドリックがリードしてディロン、ランドン カッシル、そしてトゥルーエックスが続きます。シンドリックは既にデイトナで勝っているので勝ってもプレイオフに影響なし、カッシルはフル参戦でないのでこちらも影響なし。あとはディロンが勝つか勝たないか、がプレイオフの運命の分かれ道になりそうです。
残り10周、ここにノア グレッグソンとレディックが参入。これまたスポット参戦と既勝利の人なので勝ってもプレイオフには関係ありません。トゥルーエックスはやがてこの集団について行けなくなってカッシルと2台で仲良く走りますが、そのうち第2集団に追いつかれると彼らの後ろに回ってしまいます。もはやリック ウェアー レーシングに対抗できません。ブレイニーは事故車が多すぎて6周遅れなのに16位に上がっており、トゥルーエックスがプレイオフに進むためには概ね5位以内が必要なんですが、自力で順位を上げる状況ではありません。ひたすらディロンが勝たないことを祈ります。
残り6周、コール カスターが自損事故を起こしたようですがレースは続行。すると残り3周、ターン1でディロンがシンドリックを押しすぎて、シンドリックが姿勢を乱して後退。スポッターから「ホワイトフラッグまで待とう」と言われてたんですが、しれっと前に出てしまいました。
これでディロンがリーダー、ボロボロのチームメイト・レディックが続きます。レディックがディロンのプレイオフ進出を阻むようなことはするわけがなく、そして3位以降の車には追い上げる力がありませんでした。オースティン ディロン、そのままトップでチェッカーを受けてまさかのプレイオフ滑り込みです。
ちなみに今回のディロンのスポンサーであるBREZTRI。ブレズトゥリー、というのが表記として近いかなと思いますが、アストラゼネカ製薬が製造販売している慢性閉塞性肺疾患の治療薬です。日本でも『ビレーズトリエアロスフィア』という名称で2019年から販売されています。
2位からレディック、シンドリック、カッシル、グレッグソンのトップ5。コディー ウェアー、B J マクラウド、トゥルーエックス、デイビッド レーガン、カイルと上位10人だけがリードラップでレースを終えることができました。カッシルは2014年のタラデガ以来、グレッグソンは自身初のトップ5。ウェアーは自身初、マクラウドは通算2度目のトップ10で、当然ながら全員が今季最上位でした。
ディロンの勝利によりプレイオフは最後の1枠をポイントで争うことになりましたが、あまりにリタイアが多いせいでブレイニーは最終的に15位となり、僅か3点の差でブレイニーがプレイオフ16番目の枠にとどまりました。トゥルーエックスはなんとここで2022年のドライバーチャンピオン争いから退くことになりました。いやあ、本当にこんなことってあるんですね。。。
元々デイトナは運要素が強いとはいえ、今回のレースは完全に天候の運でした。まだ雨雲は遠いと思っていたら、いきなりターン1でザっと降って来たのでNASCAR側は対応ができなかったようです。昨年のニューハンプシャーでも想定外の雨で上位3台が続けてスピンする事態がありましたが、高速のデイトナですのでプレイオフ云々以前に怪我人が出なくて良かったです。自然条件とも戦うのがレースの要素とはいえ、さすがに理不尽すぎる感じはあったのでNASCARは対応を迫られそうです。
そんな中をすり抜けたディロンは抜群の動きでした。クルーチーフのジャスティン アレグザンダーも無線で「どうやったんか分からんけどようやった」とディロンを絶賛。本人もたぶんどうやったか覚えてないし、もう1回やれと言われても無理なやつじゃないでしょうか。
もしブレイニーが最初の事故に遭わずに普通に上位を走っていたら、この事故でリタイアしてプレイオフ進出を逃していたかもしれませんし、今日のレースはタラデガ、じゃなくてタラレバが多すぎて何も言えないですね。とにかく雨がいつ降るか分からないから前に出よう、と急いだ人が雨に足を掬われるんですから、人生って何が災いするか分からないな、という人生訓を得たということにして締めくくりたいと思いますw
次戦からいよいよプレイオフがスタート、初戦はダーリントンでの500マイルです。





コメント
とりあえずプレイオフはいつもの推しのチェイスEとスアレズを応援していきます!
最終ラウンドはチェイスE vsロガーノvsハーヴィックの三つ巴が見たい気がするのですが、チェイスが負けた時の僕のメンタルが耐えられなそうな気がするので心配ですね...w
たった1名の常時雇用スタッフでがんばる62号車と共にグレッグソンは私も毎回応援してます、一瞬来たかと思いましたけどね~。トラック時代からの応援とは素晴らしいです。
その顔ぶれは私も見てみたい組み合わせですね~、その場合もう1人はハムリンがおススメw
ディロンとシンドリックは間違いなく下馬評が低いと思うんですが、ディロンは2年前にダーリントン~リッチモンド~ブリストルの3戦だけいきなり覚醒したことがあるので、全員油断はできないでしょうね。カイルは来年のことも相まってか乗れてない上に運も悪くて確かに起こりそうです。(カイル・プッシュさんごめんなさい!)
このレースの後で気付いたんですがchromeにリアルタイムの自動字幕機能あるんですね
TrackPassを字幕付きで観れる様になって嬉しいやらここ数年損してたと嘆きたいやら...
少なくとも99より上位でシーズンを終えてください(願望)
あと、素朴な疑問なのですが、スーパースピードウェイで2ワイド、3ワイドで走ってると
突然インラインが伸びてきたり、アウトラインが伸びてきたりします。
これってなんでですか??? 誰かが突然スローになったり、キノコゲットしたわけでもなさそうなんですが。。。
観ててすごーく不思議です。
NASCARマニアQ よろしくお願いします><
YouTubeの字幕機能は知っていましたが、Chromeそのものに音声の自動文字起こしがあるのは知りませんでした。さすがアメリカのソフトだけあって英語の文字起こしって結構精度が高いのでいつも驚かされるんですよね~。
マニアQのご質問ありがとうございます。では脳内福山さんがお答えします。ドラフトの記事で書いてますが、基本的に隊列は長い方が速度が乗りやすくなります。接近する→先行車の抵抗が減る→後続車がそのドラフトに入って速度が上がる→前を押す→・・・の好循環が生まれるからですね。
https://zurasportsweb.blogspot.com/2021/08/nascar-drafting.html
しかし、短時間ならうまくタンデムドラフトをやるととても速くなります。特に膠着状態になった際など、誰かが「前に出たいなあ」と思ってラインを外れ、そこに便乗したい人が現れると、最初は2台で寂しいのでやはりタンデムで思いっきり攻める必要があります。
実際にそれがうまく行くととても速いので、「じゃあ俺も!」「だったら俺も!」と合流が繰り返されます。元々一時的にすごく速い隊列に仲間が増えるので、ついていくなり押してもらうなりして一気に数mphの加速を得ることができ、まさにキノコを取った状態になります。押される側の人がターンでふらつかないというのも全体が速くなる大事な条件ですね。
また、隊列の誰かがサイドドラフトを食らって失速すると、後ろも勢いよく押すのは怖いのでちょっとスロットルを戻すことが多くなるため、そこから後ろ全体が遅くなり、後ろが離れると隊列の量が減って結局全体が遅くなる、というようなことも考えられますね。
順位の入れ替わりは激しいし、クラッシュは続けざまに起こるし、レデイックとエリオットはチームメイトになってるし、、
けど、目の離せないレースでしたね。
ディロンにはびっくりでした。クラッシュでごちゃごちゃした中から無傷で出てきた時は、フェニックスに見えました笑
最初の1行がこのレースを端的に表していると思います(笑)たしかに、3号車が、デイトナで、あの大混乱をすり抜けて、1台だけ顔を出す姿は何かの力が働いたような、そんな風にも思える場面でしたね。