スマホを買い替えた話

 半年ほど前に『スマホが壊れかけている話』という記事を書きました。話の前提をご存じない方はさくっとここから辿っていただけると幸いですが、数日前にとうとう新しいスマートフォンを購入しました。そんなわけで買い替えの話など。

 まず使用を続けていたZenfone3Maxですが、記事を投稿して以降もずっとグズっていました。症状が出ない日が続いたかと思うと、頻発してイラっとする日もあったり。2021年10月14日にNTTドコモの大規模通信障害が発生した、というのがありましたが、私は「あらー、今日も嘘つき問題発生ですか」としか思わず、全く障害だとは思わずにある意味で被害がありませんでした。もはや本体とインフラのどっちに原因があるか分からん状態w
 またこれとは別に電源ボタンの接点が段々と甘くなってきているようで、ボタンのやや上寄りの部分を強めに押さないと接地しなくなっているようでした。機会があれば買い替えるか、、、というところまで来ました。


 そんな折、たまたま不労所得が少し手に入り、なんとなーく調べるところへと段階を進めました。初のスマホで感じた点としては、あまりに低スペックだと継続使用で意外と苦しみだすということでした。Zenfon3Maxの記憶装置の容量は16GBで、これでも余裕だと最初の頃は思っていたんですが、PCと違って大したことをしていなくてもアプリケーションの更新頻度が高いためにだんだんと容量が食われていきました。
 16GBのうちシステムで6GB以上消費し、残った9GBのうち3.5GBぐらいを使用しているので、実質利用可能容量で見ればまだ半分以上余ってますが、全体で言えば残り35%ぐらいです。Googleアシスタント機能とかも削除した上でのこれです。素人レベルの考えですが、NAND型フラッシュメモリーは書き込み可能回数に限度があり空き容量が少ないと残った場所にばっかりアホみたいにアクセスして壊れやすいはずなので、次回は多めにしたいと感じました。
 今はオーバースペックでも後々だんだん時代遅れにはなるので基本的な性能はあまりケチりすぎてもいけない、というのはPCでもスマホでも同じだな、と思ったので、今よりは少し高めのモデルが良いなと考えました。今度は5年以上使いたいですしね。バッテリーは今と同等以上の容量が欲しいと思います。

 そこで絞り込みの条件としてだいたい
・予算は5万円程度
・バッテリーは4500mAh前後
・米中ハイテク摩擦を考慮して中国メーカー以外
・今より大きいサイズにならない
の4つを何の予備知識もなくてきとーに設定し、この中から性能とかを比較しようと思いました。で、検索した結果・・・
ヨドバシ.comより

 全部シャープになりましたw そもそもそんなに容量の大きいバッテリーを搭載しているものがAQUOS senseシリーズと、あとはモトローラのものしかない様子。モトローラもかなりコストパフォーマンスが高そうで最も大容量だったんですが、そんだけ容量のデカいバッテリーにしたせいかサイズもデカくなっていて、選択肢はシャープ一択でした。
 予算と新しさから考えると、AQUOS sense6というのがよさそうだなと思ったんですが、よく見るとSH-M19 AとBの2種類あります。Bの方が高性能版なようですが、価格差は5000円ほど。ケチる私なら「安い方でじゅうぶんだ」と思ったんですが、設定を5万円にしたのと、正直それなりの臨時収入だったのでちょっと気が大きくなっていまして、迷わずB型にしました。
 "19B"という文字に、マクラーレンMP4-19Bを思い浮かべて「響きがかっこいい」という非常に中二病的発想があった点も否定できませんw

 唯一の難点は『まだ発売していない』ということで、ここで私は初めてこの機種が最新作であることを知ります。A型は11月に既に発売されていて、B型は後から出る日程だったようですが、調べたらシャープでは珍しいやり方だとのこと。
 ゲームなら発売日は書いてあるものですが、スマホはそうではないのか『12月中旬発売予定』としか書いておらず、シャープの公式サイトを見たら『各発売元にお尋ねください』的な記載。私はSIMフリー版なので関係ないですが、多くの方は通信会社を通して購入するので、会社ごとに取り扱いが異なるんですね。googleで検索したらなぜか

 最上段に12月31日とか出て来るし。いや、普通に考えて大みそかに発売とかないやろw
 
 発売日が分かっていれば当日に店頭へ行ってもいいかなと思ったんですが、発売日不明だと買いに行く日が分からないし、半導体の供給制約とかで品切れを起こすこともあるかもしれないので予約し、気長に半月ほど待っていたらいつの間にかヨドバシには12月17日発売の表記が記載されていました。で、17日に私の手元にもゆうパックで届きました。
 
 ここで課題が1つあり、Zenfon3MaxのSIMカードはmicroSIMとnano SIMの両方のスロットがあり、私が使っているのはmicroSIM。一方AQUOS sense 6はnano SIMのみ。調べたらちょうど4年前ぐらいからnaoniSIMが主流に切り替わり始めたみたいですね。というわけで、biglobeにSIMカードの種別変更を申し込む必要がありました。手数料で4000円弱かかります。
 おそらく私と同じかそれ以前の時代に購入している方は、買い替え時に同じことが起こる可能性がありますので、microSIMの方は気を付けた方が良いでしょう。せっかく買ったのにSIM到着まで使えないとなるとしょんぼりします。
 biglobeの規定では、SIMカードの変更を請求すると数日~1週間程度で発送され、開通手続きをするか、しない場合到着確認から2日後を目途に自動的に切り替わって旧SIMカードは無効化されることになっています。ですので、勇み足でSIMだけ頼んでSIMカードだけ先に到着すると、一度nanoSIMをZenfoneに搭載する必要がありました。そのため変更請求は本体の発送通知を待ってから行いました。幸い私の場合は2日後にはもう届きました。本体から見て1日遅れでの到着です。わお、迅速。

 どのみち現在は異様に仕事が忙しくて開封して作業をする気になれなかったので、本体到着から2日後の日曜日に起動しようと思いましたが、とりあえずカバーは必要だろうからと使ってもいないのにてきとーに先行購入。

 画面カバーは シンプリズム AQUOS sense6 衝撃吸収 ブルーライト低減 TPU 画面保護フィルム 光沢、を選択。動画を見るわけでは無いので、ブルーライトカットモデルにしておくのが得策だと考えました。
 本体カバーは レイ・アウトAQUOS sense6/TPUソフトケース リング付 の黒を選択。充電の際には取り外して背面の放熱を助けたい派なので手帳型は好きではなく、リングを取り付ける予定だったので、最初からカバーにリングが付いてるなら一石二鳥でした。ちなみにZenfon3Maxではソフトカバーの背面の一部を肉抜きして放熱してましたが、強度が低下して半年ほど前に千切れましたww
いずれもシャープ公式サイトより

 日曜日の起動に先立って、とりあえず充電だけはやっておこう、と思ったのですが、ここでも問題が、、、「USBケーブルがねえ!」
 PS5の記事でも書きましたが、現在主流の携帯端末向けUSBケーブルはUSB Type-Cと呼ばれるもの。最新スマホは当然こっち。しかし私が持っているのはmicro USB Type-B・・・充電できない(´・ω・`)
 と思ったらここで救いの手が。そう、PS5のコントローラー・デュアルセンスはType-Cケーブル。とりあえず流用しました、デュアルセンスが初めて役に立ったぞ(*'▽')とはいえ、ずっと併用するか、もう一本買うか、いずれは考えないとなあと思っていたんですが、仕事中に急に思い出しました。
「前に間違えて買うたやつあるやん」
 以前デュアルショック4のケーブルが劣化した際に、間違えないように慎重に慎重に見て買ったのに間違えた、という悲しい事件があったんですが、その時にType-Cを買っていたので知らずに既に一本持っていました。そうか、このために未来を予想して買ったんだな、ニュータイプとして覚醒する日も近そうです。

 そんなわけで自動的にケーブル問題は解決、SIMカードも届いて日曜日が来たのでとうとう起動です。とりあえずZenfoneと並べて大きさを確認してみました。

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 4年半で一度も落として無いですからZenfoneも外観は綺麗なもんです。比較するとちょっと細くてちょっと長くなってますがまあ同じですね。本体を黒にしたんですが、どこまでが画面でどこからがフレームかよく分かりませんw
 データはGoogleドライブを経由して移行し、アプリはゲームとかも入って無くて基本的にインストール→ログイン の作業しかないものばかりなため全部ダウンロードし直すつもりでした。
 が、なんか本体に『クイックスイッチアダプター(試供品)』という謎の物体が同梱されており、USBケーブルを接続するだけでデータ移行ができるように予め設定されていたためこちらで移行しました。妙にバッテリーの減りが速いなあと思ったら、ケーブルを通じてAQUOSからZenfoneに給電されて電力を吸い取られていましたw
 あとはWifiでアプリのアップデートを適用して、APN設定をしてbiglobeでSIMカードの移行を適用すればモバイルネットワークが、、、あれ、繋がらない^^; 焦りましたが再起動したらいけました。
 なおSIMカードは企業からの貸与品なので使用しないものは返却が原則だと思っていたのですが、biglobeの場合返却は『カード変更時ではなく解約後20日以内』となっていて、将来解約した際に現在のものとセットでまとめて返送する規約みたいです。無くさず置いておかないといけません。ただ罰則はないようなので、実際には返すのをすっぽかす方が多いような気も。

 というわけで使えるようになりました。改めてZenfoneとのスペックなんぞを比較してみると
 さすがに4年前に購入したエントリーモデルと現代のミドルレンジ(だと思う)では雲泥の差ですね、ていうか今どきこんな小さいものに128GBのNAND型フラッシュメモリー入るのね。
 それと、私の場合当面は関係無いし全く意識していなかったんですが、こいつは5G電波にも対応しているので、ある日突然「無料で5Gも利用できます」とか「急きょ4Gやめることにしました、テヘ(*´▽`*)」とか言われても対応可能です。5万%無いけど。
 4G/LTEの周波数帯でも、NTTドコモだと B42 という新しめの周波数に対応しているので、私の利用環境だと実感することはたぶんないでしょうが、Zenfoneと比較して4Gでも恩恵があるようです。対応周波数って全然考えたことが無かったんですけど、冷静に考えたら何の電波が入るかは重要ですね。


 まだ日曜日で外に出ていませんので、とりあえず宅内で色々と探ってみただけの印象ですが、とりあえず最初に困惑したのがこれでした。


 あれ、前の画面に戻れない(。∀°) 画面の下に戻るボタンが無く、しかし丈夫にも戻るための矢印もないので、ホーム画面に戻れなくなりました。使ってるうちに『画面の左端からスワイプしたら戻れる』ことはなんとなく分かったものの、終了できていないのでどんどん起動したまま積み上がっている気がします。
 どうにかならんのかと思って調べたら、ちゃんと私のようなオールドタイプに向けて旧来の操作方法がありました。設定>システム>操作>システムナビゲーション で3ボタンナビゲーションを選択すると、画面下部にお馴染みのやつが出てきました。こっちの方がいいや。いかんせん大きいスマホなので、片手で操作すると画面の左端に右手の親指を持って行くのは結構やりにくいし。


 Zenfoneでも指紋認証に対応していたので便利だったんですが、AQUOSは指紋と顔の認証があるようです。マスクしていない顔で登録すると、当然マスク姿では認証しないので外出先ではまず役に立たないんですが、マスクで解除されないロックが、マスクをピロっと外すと解除されるのがちょっと笑えました。

 容量に余裕があるのでGoogleアシスタントも消さずに残しておきたいと思いますが、世の中は色々進歩したもので、カメラで捉えている画像から検索をかけてくれるGoogleレンズというアプリが勝手に搭載されていました。試しに手元にある『まぶらほマウスパッド』を捉えたら、まぶらほの画像がいっぱい出てきました。まぶらほ知ってます?私はアニメしか見てないんですけどね。
 カメラも今どきらしくレンズが3つ付いた仰々しい見た目ですが、滅多に写真を撮らないのでそもそもZenfoneの性能もあまり分かってないんですよね。ただ、ズーム機能を除けばもはや手持ちの10年前のコンパクトデジカメより高性能なのは確実なので、日常使いの近接撮影はこっちになりそうです。

 また、私は滅多に自分あての電話が無いので、biglobeの契約で留守番電話サービスもケチって契約していないんですが、稀に誰かからかかってきていて『ああ、出れなかった、必要な話ならどうしよう』と思うことがありました。そうは言っても仕事中は一切出れないので、次回も仕事中だとまた出れません。かと言ってかけ直して罠だったら嫌だし。
 それがAQUOSは簡易留守録機能が本体側に備わっていました。本体側の機能なので電源を切っているときには動作しませんが、これなら一度何か不在着信があった際にとりあえず仕事中も電源だけ入れておけば、必要な相手ならまたかけてきてメッセージを入れてくれるはず。大手通信会社や留守電の契約が当たり前の方からすると全く必要のない問題ですが、私の環境だとちょうどありがたいですね。まさに私のためにあるようなもの。

 1つだけ不便になったのは入力方法で、ZenfoneにはATOKという入力アプリが入っていたので、文字入力はちょっと特殊なフラワータッチ入力というやつでした。"あ"を押したら、十字キーのようにい~おが出て来る一般的なものと異なり、半円上に花びらのように候補が出て来るものです。というか私はこれが初のスマホでしたから、こういうものだと思ってました。
 AQUOSにはこれはありません。調べたらATOKは有償で買い切りのアプリを買える、と書いてあったので「新たに慣れるよりは買うかなあ」なんて思いつつさらに調べたら、買い切り版は発売が終了していて現在は月額課金制のみ。年間4000円はさすがに出せないし、そもそもまだ対応機種として認定されていないので大人しく新しい入力に慣れることにしましたw

 そんなわけで、他の事柄と比較すると妙に疎いスマホを買い替えた話でした。長いこと買い替えていない方ほど替える際の驚き具合が結構なものだと思いますので、5年以上買い替えていない方は、買い替えの際には色々とじゅうぶんにご注意ください。なお、Zenfone3Maxには他者へ給電できるリバースチャージ機能があるので、バッテリーが元気なうちはいざという時のバッテリー源として大事においておきます。

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