PS5を使ってグランツーリスモSPORTを遊び始めて1週間が経過しました。全体的には慣れて来た感じで、徐々に〇ボタンと×ボタンの混乱も慣れつつあるのですが、どうにも改善しないのがトリガー操作です。Gr.4車両ではアクセルワークがさほど大事ではないためにある程度気にせず走れるんですが、Gr.3になるとアクセルの踏みすぎはけっこう致命的でとっ散らかりやすくなります。
で、真面目に少しコントローラーとゲームの動作を眺めた結果、なんとなく問題点が分かりました。こんなことは初日に把握すべきことかもしれませんが、これから導入を検討されている方のために記載しておきます。
先週も書きましたが、デュアルセンスでもGT SPORTは基本的に問題無く遊ぶことができ、何かのボタンが効かないとかそういうことは全くありません。
ただ、アクセル/ブレーキをL2/R2のトリガーで操作する場合に違和感があり、私は特にR2=アクセルに違和感がありました。遊んでいるうちに慣れるかと思いましたがなかなかそうならず、デュアルショック4と並べてみたり、ゲーム内のアクセル開度のゲージを見たりして考えました。
その結果分かったのは、まずデュアルセンスはデュアルショック4よりトリガーの可動範囲が25%ほど大きいということでした。曲線的に動くのでちょっと測りズラいんですが、デュアルショック4では約8mmの可動範囲なのに対し、デュアルセンスは約10mmでした。2つを背中合わせにくっつけてトリガーを押すと、デュアルセンスの方がより奥まで押し込めることが分かります。
もし、押していない状態=0%、押し込んだ状態=100%とした場合、可動範囲が広ければそれだけ中間域の操作はやりやすくなるはずです。ところが、実際に操作してみるとGT SPORT上ではそうなりませんでした。
元々、GT SPORTでは完全にトリガーが奥につくよりも前にゲージが100%になってしまい、それより奥は『遊び』になっているというのはおそらくみなさんご存知かと思います。感覚としてはトリガーで95%ぐらいまでいくとゲーム上は100%になっています。おそらく、本当に完全に連動させると、常にトリガーを力いっぱい押さないとスロットルも全開にならなくて、力の強くない方や長時間走行でしんどいからだと思います。
ものすごく余談ですが、プレイステーション2のころに遊んだ『F1 2004』というゲームでは、ボタン操作の場合は目一杯ボタンを押さないと入力が100%にならなくて、グランツーリスモ4と同じ力加減で走っていたら、ちょっと油断すると直線でいきなり失速することがありました。300km走ると指が痛かったです。そういうことを起こさないための措置でしょう。
で、デュアルセンスを使用した際に、可動範囲に対して入力が相対位置で認識されていれば2mm長くなったぶん恩恵を受けられるはず、なんですが、実際はそうなっていませんでした。
PS4用のゲームでは長くなったトリガーに対応していないためだと思いますが、入力は相対位置ではなく絶対位置で認識されているようです。そのため、トリガーは10mmもあるのに、そのうちの8mmのところでもう100%と判定され、残りの2mmは完全に余ってしまっているようなのです。結果、トリガー全体で見ると、例えば50%のスロットル操作はデュアルセンスのトリガーの実際の可動範囲から言えば40%あたりの位置に相当します。
私にとってはこれがかなりのネックでした。ブレーキについては、私はどちらかというと最初から力を入れておらず、85%ぐらいのブレーキになるように力を抜いて指を動かしているので、言うなれば『手前から積み上げる』動きになっています。そのため、絶対位置で入力量を決められても影響がそこまで無かったようです。奥は言われなくても余ってる状態です。
一方で、アクセルの方は基本的に全開にしている時間が長いですから、どうしても指の形は全開にしている状態が基本形になります。『全開の状態から〇%手前の場所』というような形でパーシャルの操作を行っているような形になるので、こちらは『奥から割り戻す』ような操作方法になっています。この時に、『余った2mm』の遊びが邪魔になっているようなのです。
PS5専用として開発されるGT7では、おそらく10mmの長さのトリガーに合わせたプログラムになっているはずなのでこうしたことにはならず、長くなったぶんの恩恵を受けられると思うんですが、現状はちょっとデメリットになっています。やはり、PS4用ソフトを最大限活用するには、デュアルショック4の方が有効なのかもしれない、と思いました。
デュアルセンスでGT SPORTを遊んでいる方が他にもしいらっしゃれば、体験談・感想もお待ちしています。
コメント
おおおマジっすか、あの佐藤琢磨がいるF1 2004ですか!私はキャリアモードでなぜかミナルディが異様に乗りやすくて、移籍せずにそのままミナルディでミハエルと勝負してましたね~。上海のバックストレートでいきなりリアウイングが外れて大クラッシュしたのは良い思い出ですw
(OFF機能があれば良いんですが…)
そうなると漸く慣れたところでGT7に移ってまた感触が変わったからアジャストし直さなきゃ!ってことになりそうですね笑
山内さんのインタビューを見てると、路面の情報が伝わるような何かしらの仕組みを仕込んでそうな雰囲気はありますね。アダプティブトリガー自体はPS5本体側で切ることができるので、最悪変なものだったら本体側でオフにして無かったことにしてしまいましょう 笑
もしかしたらすでにプレイ済かもしれませんが、プレインストールされているASTRO's PLAYROOMをぜひプレイしてみてください。デュアルセンスの神髄を体感できますよ!
ゲームとしてもかなり楽しめると思います。
ありがとうございます。シリウスさんなんかにも同じこと言われたんですけど、実は私PCでもなんでも、使わないプリインストールのソフトをさっさと消すのがクセになってまして、起動後数時間でASTRO’s PLAYROOMを削除してしまいました(笑)
しかしこれでおススメしていただいたのが既に3人目なので、年末の時間のある時にでも再インストールして遊んでみるのもいいかなと思い始めました。いやあ、なんでもすぐ消してはいけませんね(´・ω・`)