プレイステーション5を手に入れました

 既にGT7関係の記事でちょろっと書きましたが、9月20日に幸運にもPS5を購入することができました。FIAグランツーリスモチャンピオンシップとSSTCシリーズの動画作成があと少しで終わりそうだったので、これを終えたらデータを移行しようと1週間ほど開封せずに放置されていましたが、ようやっと開封して移行しました。 


 GT7の記事を書く→同梱版はアテにできそうもないので入手方法を考える→いくつか調べたら抽選のところは9月頭ぐらいに締め切られて今はどっこもやってない→当選発表時期から考えてそろそろ出荷時期かも?→勘でヨドバシカメラへ行く→あった

 という、あり得ないほどあっさりした結末でした。いや、厳密に言うと、開店の20分後ぐらいにヨドバシへ行ったものの置いておらず、しばらくうろうろしてもう一回行ってもなくて、諦めて帰りつつ次の手を調べていたら「売ってる」という情報を見て、また引き返して購入した、というのが正確な流れなんですが、まあそれでもビックリです。
 ヨドバシの場合、ヨドバシカメラのクレジットカード機能がついたポイントカード・ゴールドポイントカード+に加入していることと、そのカードで過去にPS5を購入していないことが条件なので、持っていない人は今目の前にあっても買えませんが、私は元々持っているので最も簡単でした。
 抽選しているところも転売対策のため、自社での購入履歴がある、とか、1000円以上購入していたら、とか条件があるものが多く、アマゾンは平日の朝とかにいきなり出てきては消えるので仕事していたら絶対無理。ヨドバシも急に予告なく入荷されますが、そうは言っても私は休みが日曜・祝祭日だけなので、土曜日とかに入荷されてもやっぱり無理です。

 出向けるチャンスって毎週日曜わざわざ出向くぐらいしかないので、たまたま祝日だった20日にたまたま入荷日だったのは幸運としか言いようがありませんでした。調べたら25日、26日も入荷していたみたいですが、26はデジタルエディションのみだったそうなので、通常版が欲しい私はここだったら買えなかったわけです。

 購入してまず最初に思ったのは「お、重い・・・」。箱を含めるとゆうに5kgを超えると思われます。思い返せば、PS3はそこそこ大きくてビックリし、PS4は薄型のやつが想像以上に小さくて「こんなに小さいの?」と驚いたものですが、PS5は箱から出したらVHSデッキみたいなゴツさでビックリしました。お店で買って持って帰る方は重いので気を付けましょう、え?VHSが何か分からない?またまた御冗談を(;・∀・)

 説明書に従って設置しますが、どっちが正面だかよくわからないデザインでマジで迷いました。正直今まで真面目にPS5を調べたことが一度もなかったので、PS5が一体どういう形状なのかすら理解していなかったせいなんですがそれにしてもよく分かりません、私だけでしょうかw

 基本的な機能面で言えば、PS4では2つだったUSB端子がPS5は3つあります。1つは正面、2つは背面です。背面の方が高速みたいですね。ただ新品とはいえ想像以上に差込口がかったいので抜き差しがやや怖く、結局壊したら嫌なので仲介役としてPS4で使っていたUSBハブをそのまま流用しました。そして、ディスクを入れる場所がどこにあるのかぱっと見判別がつかず、間違えてデジタルエディションが箱に入ってたんじゃないかと焦りましたw

 コントローラーは『デュアルセンス』という名前の新しいものになっています。基本的にPS4のゲームを遊ぶ時は従来のデュアルショック4を、PS5のゲームはデュアルセンスを使うと良いそうですが、GT SPORTに関してはデュアルセンスでもよさそうでした。詳細はまた後程。
 とりあえず気を付けないといけない点としては、本体と接続するUSBケーブルがデュアルショック4とは異なっている、ということです。デュアルショック4は『USB 2.0 Micro B』という規格のものですが、デュアルセンスは『USB Type C』という規格のものなので流用することはできません。デュアルショック3→デュアルショック4の時と同じパターンですね。
  ちなみに、つい数日前ですがEU(ヨーロッパ連合)の執行機関であるEC(ヨーロッパ委員会)は、スマートフォンの充電器に使用するUSBケーブルの規格についてUSB Type Cに統一させる意向を示しました。メーカーによってバラバラだとユーザーにとって不利益になったり、買い替えに伴って発生する廃棄物を削減することが目的だとしていますが、Lightningという独自規格を使用しているアップルのiPhoneには打撃になるとみられ、EUによるアップルいじめとの見方もあります。

 キーボードなどの汎用外付け機器はPS4で使えていたらおそらくたいていはPS5でも使えると思います。とりあえず私は問題無く使えました。

・PS4からPS5へのデータ移行

 で、大事なのがPS4からのデータの移行です。する必要がない人はこの手順をすっ飛ばして構わないわけですが、GT SPORTで遊ぶために私には絶対必要です。移行の方法はプレイステーションのサイトに書いてあるのでとりあえずそちらを見ていただければと思いますが、やや分かりにくい点もあるのと、GT SPORTの場合注意点があるのでそこも併せておさらいします。


 移行の方法はいくつかありますが、簡単なのはネットワークでの転送です。リンク先の説明はなぜか無線がメインに来てしまっていますが、普段からルーターを使用していて有線で複数のLANケーブルを使っている方なら有線で大丈夫です。ルーターからそれぞれLANケーブルをプレイステーションに差し込めば、これが『同一ネットワーク上』ということになります。

 LANケーブルを一本しか持っていなかったり、ケーブルはあるけど有線のルーターは使ってなくて、ルーター機能の無いモデム+無線LANルーターの環境だ、といった場合は無線を利用することになります。この場合、PS4とPS5をそれぞれ無線LANに接続することで『同一ネットワーク』となります。この際、LANケーブルが一本だけあるのなら、PS4とPS5をケーブルで繋ぐと、データ転送をこの優先で行ってくれるので作業が早くなります。

 
 PS4は最新のシステムソフトウェアに更新した上で、
トロフィー→オプションボタンを押す→PlayStation Networkと同期する
と選択して放っておきます。
 PS5は初期設定を行い、PSNにサインインするところまで進めます。元々アカウントが1つしかない人には関係無いですが、データの移行はPS4とPS5が同一アカウントでサインインしている必要がありますので複数のアカウントをお持ちの方はお間違いなく。

(なお、上記リンク先には『PS5の初期設定時は、複数のプレーヤー向けにデータを移行できます。初期設定が完了した後は、サインイン済みのアカウントのデータ移行を、一度に1つずつ実行できます。』と書いてありますが、それが一体どの時点にあったのか私には分からないまま初期設定は終わってました^^;)

 PS5でサインインしたら、
設定>システム>システムソフトウェア>データ転送>続ける
と進めるとPS5がPS4を探しに行きます。きちんと接続されていればPS4が発見されて次の案内が表示されます。「データ転送を準備」というメッセージが表示されたら、PS4の電源ボタンを少なくとも1秒間、ビープ音が聞こえるまで長押しします。
 手順に成功すると移行したいデータを選択する画面が出て来るので、必要なものを選びます。転送できるのはゲームとセーブデータですので、PS4内に保存してある動画や画像などは対象外です。
 あとは勝手に進めてくれます。この間電源を切ったり、LANケーブルを抜いたりしないようにだけ気を付けましょう。PS5は実際に移行が開始されると、バックグラウンドでのダウンロード扱いになってゲームの使用は可能になりますが、終わるまで待った方がおそらく処理も速いし、万一何かの拍子に本体がハングするとマズいので待つ方が無難です。
 進行状況はPSボタンを押してダウンロードの項目を開くと表示されますので、その間にご飯を食べるなり風呂に入るなりして時間を潰しておくのがよさそうです。

 で、これはGT SPORTの場合の注意点なのですが、データ移行前にディスクを投入して先にゲームをインストールしてはいけません。公式サイトでも説明されています。


 GT SPORTではクレジットや車両などの進行状況は『セーブデータ』に紐づけられていますが、フォト、リプレイなどは『ゲームデータ』の側に紐づけられていると思われるためだと思われます。未練なく捨て去ってもよいならそれでも構わないのですが、なにかと厄介なことが起こりそうなので可能であればきちんと移行した方が良いでしょう。なおGT SPORTしか移行するものがない私は移行の完了に30分もかからなかったと思います。

 問題なのは普段ルーターを全く使っておらずモデムからのLANケーブル直結で使用しているケースで、この場合はこのデータ移行方法は使えません。したがって、外部ストレージを利用するか、PS Plusのオンラインストレージを使用することになります。
 簡単なのはPS Plusなんですが、オンラインストレージで保存できるのは『セーブデータ』であって、『ゲームデータ』ではないため、この方法でGT SPORTを移行すると、上記の状態と同じ、フォトなどのデータが付いて来ない状態になってしまいますので注意しましょう。
 他のゲームの場合にも同様の注意点があるのかどうか分かりませんが、念のため移行したいゲームがあるなら個別に調べてから作業すると、後から厄介なことにならずに済むかもしれませんね。


・○×ボタンで混乱

 とりあえずPS5になって最初の壁が、×ボタン=決定・○ボタン=キャンセル、と従来と役割が反転していることです。スーパーファミコンの時代から○の位置に該当するAが決定になっていることが多かったですから、もう何十年染みついた感覚の転換ですw
 海外では×を決定にするのが一般的で、他のハードで既にそうなっていたりすることからグローバル化したそうなんですが、変更するオプションの機能が無く慣れるしかありません。しかし、GT SPORTは従来通りなので、ゲーム上での操作は従来通り。とても混乱します。GT7は新しい割り当てに合わせて作られるでしょうが、当面は混乱したままになりそうです^^;
 別にPS7になったらGT SPORTが劇的に何かすごくなるわけではないですが、1080p/60 の画質で録画や配信が可能になったりするのでPS4Proで遊んでいる状態だと考えれば、普通のPS4から買い替えると映像上の恩恵はあります。まあ、私は60フレームの映像がヌルヌルしてあまり得意ではないのですが・・・w

・微妙に違うシェアボタンの効果

 自分の走行映像を垂れ流し続けてはや数年、シェアボタンは不可欠な存在となっている私ですが、それゆえにこちらの使い勝手も気になるところです。
 PS5もPS4と同様に最大録画時間は事前に最大60分までの長さから選択が可能です。試したらさすがに60分でも綺麗ですね。ただ、シェアボタンによる動作が若干違うので慣れが必要だなと感じました。
 PS4では、シェアボタンを押すと左側にメニューが出てきて、ここでビデオクリップの保存を選択すれば、その時点から最大録画時間を遡った範囲までの長さで動画が記録されます。また、シェアボタンを2回続けて押すと、そこから録画を開始して、もう一度シェアボタンを2回押しするか、シェアボタンを押す→ビデオクリップを保存、の操作で記録が可能でした。
 一方で、シェアボタンを押した時点で一旦時間は途切れており、録画を開始していようがなんだろうが、シェアボタンを押す=録画操作は一旦打ち切り、という仕様でした。そのため、
シェアボタンを2度押しして録画を停めようとする→手がこわばって1回しか押せてなかった→メニューが出て来た→あ、間違えた、と思って×ボタンでキャンセル→そこまでの内容消滅
といううっかりミスが稀にありました。プレイ途中にうっかりボタンを誤爆した時も同じでしたね。

 PS5ではこういうミスに対応するためか、シェアボタンを押しても録画は止まらなくなりました。ボタンの名称は『クリエイトボタン』に変更され、メニューは画面下部に表示。スクリーンショットを撮影、新しく録画を開始、直近のゲームプレイを保存、の3つの項目が表示されます。既に録画を開始している場合にはこのメニューは『録画終了』となります。
 ボタン2度押しで録画を終了させるショートカットは存続していますが、録画開始のためのショートカット操作は無くなってしまったので、任意の地点から録画を開始したい場合には必ずクリエイトボタンを押す必要があります。録画を開始すると、画面上部中央に ●0:00 と録画中であることを示す表示が出て、GT SPORTだとバックミラーと重なって邪魔だという致命的欠点があったみたいですが、苦情が来たのかアップデートされて2秒ほどで消える仕様になりましたw

 で、PS4との機能の違いはこのあたりにもあります。PS4では録画を任意で開始した場合、それ以前の映像は記録対象から外れていました。たとえば20時にゲームを起動し、20時20分から録画を開始したら、20時20分以前の映像はもう戻ってきません。20時40分に録画を終了したら20分のクリップが完成します。
 しかしPS5では、録画を開始してもそれ以前のものは60分を上限に引き続き記憶されています。そして、それは録画終了を押しても同様です。そのため、上記の条件で20時40分に録画終了を押しても、まだ20時~の最大1時間分の映像は並行して記録可能な状態になっており、録画終了を押した直後に
直近のゲームプレイを保存>全体をビデオクリップに保存
を選ぶと、20時からの映像をあらためて保存することが可能です。
 『直近のゲームプレイを保存』の機能はいくつかの選択肢から長さを選べるので、3分だけ必要なら3分を選ぶことができます。遊んでるうちにたまたま珍事が発生したので急きょ保存したい!という時、PS4だとどうやっても事前に設定した時間で録画されるので、60分設定だと60分丸々が録画されましたが、PS5は必要と思われる長さだけ切り出せます。
 逆に、細切れの映像をたくさん録画するには若干操作の手間が増えました。私はもうPS4の機能をかなり手懐けたため、レースリポートの動画ではうっかり噛んだらシェアボタンを押して一度リセットをかけた上で改めて録画を開始する、というようなことをしていましたが、PS5では一旦録画を終了してストレージに書き込むしかないのと、いちいちメニュー操作が必要なので慣れが必要だと感じました。

 一方で、録画した内容はすぐにクリエイトボタンのメニューから確認が可能であるという便利な機能もあるので、確認の際にいちいち動画再生機能を開きに行く必要が減りました。なお、ボタン操作を間違えて既に何度か無意味なスクショを撮影してしまいましたw


・デュアルセンスとGT SPORTの相性

 PS4のゲームを持ってきた場合に気になるのがコントローラーです。PS5ではデュアルショック4も使用可能で、むしろPS4用ゲームを遊ぶ場合にはこちらの方が良いとヨドバシカメラの店内には書いてありました。ではGT SPORTの場合どうなのか、というのが気になっていました。
 あくまで私の仕様環境での話ですが、そもそももう4年近く遊んでいるので多少へたっているせいもあってか、デュアルショックはスティックがかなり柔らかく、新品のデュアルセンスはかっちりしています。本体の重量も重いですし、全体に車の動きに重厚感が出ましたw
 冗談はさておき、新品ということもあって操作のタイミングにどうしても違和感がありますが、致命的にデュアルセンスだと何かのボタンが効かない、ということは無いので普通にGT SPORTは遊べます。モーションセンサーは使わないのでモーション操作の場合の感覚は分かりません。
 振動機能の方は、PS4のゲームでデュアルショック4向けに作ったデータなので、それをデュアルセンスで処理すると最適ではないと思われやはり違和感はあります。振動させる内部の構造が異なっているそうで揺れの質感も異なり、どちらかというとデュアルセンスは細かくて痺れるような周波数の高い振動が響いてきます。たぶん慣れたら問題無いですし、GT7ならたぶん全然違うんでしょう。

 自分の感触なので物理的なものではないですが、L2トリガーでブレーキ強度を探るのはなぜか使いやすくて85%ブレーキを探りやすいと思えた一方、R2は思ったより早く100%になっていて、パーシャルのつもりが全開になっていることが何度もありました。これも慣れが必要ですね。目一杯押し込んだところ=100%、ではなくかなり手前で100%になり、その先が”遊び”なのはたぶんゲーム側の仕様ですね。

 とりあえず使ってみた感じはこんなところでした。なお、リプレイの読み込みが若干早いかなと思ったんですが、色々やってみたら同じレースでも22秒で読めた時もあれば50秒かかる時もあり、直前に何をしていたかというあたりのキャッシュ データの関係とかもあるようなので、具体的にSSDになったぶんの速さがどの程度あるのかは不明でした。

コメント

Cherry さんのコメント…
イイナイイナイイナイイナイイナイイナイイナ......
かなりの強運でしたねw
僕は半年粘って一回も当選しないしカートにも入れられない様です...
PS2を早く卒業してNASCAR HEAT5をやるためにも早く手に入れたいです!
SCfromLA さんの投稿…
>Cherryさん

 これが大人の力ですw
NASCAR Heat シリーズの続編にあたるNascar 21:Ignition というのが10月に発売されるみたいですね~