ブリストルダート戦、雨で競技に小変更(追記)

 ブリストル モーター スピードウェイで行われるNASCAR Cup Series・Food City Dirt Raceと、Canping World Truck Series・Pinty’s Truck Race on Dirtは、雨により日程と規則に変更が加えられることになりました。

 この時期のブリストルではありがちですが、現地の天気が悪くて雨が降ってしまい、27日土曜日に行われる予定だったと両レースの予選ヒートは全て中止。情報によれば、雨のやみ間にトラックの予選を開始してみたものの、グリルと窓に泥が付着して走れたものではなくたった1周でセッションは停止。その後雨がまた降り始め、中止を決断するしかなかったとのことです。


 FOXの公式YouTubeチャンネルにその様子がアップされていますが、走ってるみなさんは大変だったでしょうが、申し訳ないけど爆笑してしまいました、これはひどいw


 全て予選が中止になったので、スタート順位はいつも通りの指数計算方式となり、カップシリーズのPPはカイル ラーソンに。ところが、そのラーソンは金曜日にエンジン交換をしたためにリアに下がることになり、実際に1位でスタートするのはデニー ハムリンとなります。
 金曜日のフリー走行2回目では、最速タイムはライアン ブレイニー、10周平均の最速はラーソン、最も周回をこなしたのはハムリンでした。
 トラックシリーズも同様に決勝だけの開催となり、28日日曜日、カップシリーズの後に開催されることになりました。


 そして、予選の中止と雨による路面状況の変化にともなって、レース内容にも変更が加えられます。当初250周の決勝はステージ1、ステージ2とも75周の設定で 75/75/150 という設定でしたが、これらが100周に再設定され、ステージ距離は 100/100/50 と非常に変則になりました。
 そして、50周目と150周目、すなわちステージ1、2のそれぞれの中間地点にコンペティション コーションが設定されることになりました。コーションが追加されることで、チームにはアジャストの機会が、NASCAR側には路面状況の確認と整備の時間が与えられることになります。
 このコーションでは、フリー パスの車両が宣告された時点からコーション周回はカウントされず、そのため実際の周回数はもう少し多くなる見込みです。
 また、金曜日の練習走行で事前予想よりタイヤの摩耗が激しかったため、チームにはタイヤの使用可能セットが1セット追加され、合計6セットとなりました。
 ピットに関しては、既にこちらでも記事にした通り、原則的にステージ間コーションと、今回追加で設定されたコンペティション コーションでのみ作業が可能で、順位はコーション時に凍結されて、順位変動は起こらない規則です。

 ただ、現地の天気予報を見た感じでは、28日も引き続き雷雨の予報で、午前中を中心に雨が降る予報なので、日曜日も開催できずに月曜日にずれ込みそうな気がします。

追記:やはり、雨により日曜日のレースは全て月曜日に延期されました。

コメント

日日不穏日記 さんの投稿…
カップから追放されていたラーソンが有利かな?と思ってはいたけども、この惨状だと誰が優勝するか分かりませんね。
SCfromLA さんの投稿…
>日日不穏日記さん
50周×5のレースになってしまった上に、どういう路面状況なのかも、人によってはレースでの車の走らせ方も学べないまま本番になってしまいましたからね~、7人目が出るかもしれませんね。というか期待!w