NASCAR プレイオフ 第2戦 ゲートウェイ

NASCAR Cup Series
Enjoy Illinois 300
World Wide Technology Raceway 1.25miles×240Laps(45/95/100)=300miles
※Race extended to 247Laps due to NASCAR overtime
winner:Kyle Larson(Hendrick Motorsports/HendrickCars.com Chevrolet Camaro ZL1)

 
NASCARカップシリーズ・プレイオフ"ザ チェイス"第2戦・WWTRゲートウェイ。気温はおよそ29℃、恒例のバックストレッチでの火の玉演出は車が通っていないタイミングで行われました。ミスったのか競技車両への影響を考慮してわざとズラしたのかは不明ですが、中継映像も火の玉が上がる瞬間にカメラが切り替わっておらず、燃えカスみたいな黒煙を捉えるという間抜けな状態に。なんか動画の尺が300マイルとは思えないぐらい長いのが気になるけど、そういうのは見なかったことにしよう!スタートの口上でリー ディフィーがちょっと噛んだ!

・ステージ1

 ロガーノが好スタートを切って始まったレース、しかし始まって早々の3周目にレディックがいきなり壁に接触する心配な事案発生。タイヤが新しいうちは大外ラインも使えるので人がいない場所から抜こうとしたら、ターン2出口で内側にいたスアレスが膨らみながらふらついたので壁に挟まれました。さらに3周後、今度はチームメイトのライリー ハーブストがターン4でスピンして早くも1回目のコーションが発生します。レディックは修理出来てちょっとラッキーですが、8周目は亡きカイルを追悼する周ですからコーション中というのはちょっと締まりませんでした。
 11周目にリスタートしますが4周後にリッキー ステンハウス ジュニアのスピンでまたコーション、20周目のリスタートも半周して後方での多重事故によりコーション、なるほど、時間がかかるわけだ(笑)

 そろそろ前に進んでほしいという期待を込めた25周目のリスタートも3周後にシェイン バン ギスバーゲンのスピンでコーションとなり、33周目のリスタートからようやくまともなレースに。2位のベルが速そうでしたがロガーノを抜くほどの差もなく、延々と揺さぶり続けている間にステージ1のチェッカーを迎えました。ステージ1の順位はロガーノ、ベル、ラーソン、ブレイニー、エリオット、ホースバー、ブリスコー、ボウマン、ギブス、ケゼロウスキー。ステージ1だけで40分ほど費やしました、19時に家について野球中継を見たらまだ2回裏の攻撃中だった、ぐらいの遅さです(笑)


・ステージ2

 わざわざ煽るWWTR(笑)既にコーション多発で作戦がばらけていますが上位勢はここで今日初めてピットへ、ロガーノは4輪交換しましたがその前で4人が2輪交換、さらに12人がステイアウトを選択。53周目、ネタにされているケゼロウスキーを先頭にリスタートしますがタイヤ状態がバラバラの混戦、3周後のターン1でギブスがジョーンズに接触して回してしまいコーション。ギブス君は2輪交換したのにリスタートで埋まって順位が上がらず、ちょっと焦ったように見えます。
 ギブスはよく無線で「何でチームメイトを抑えてくるわけ?」「同じトヨタに邪魔されてる。」のような、プレイオフ選手である自分を助けてくれ、戦略の違いでこっちが速いんだから抑えないでくれ、という類の無線が出てくる頻度が多くてここでもそうでした。おぼっちゃんキャラに見えるようにわざと切り取られてるのか、マジでおぼっちゃん気質なのかは分かりませんが、いずれにしてもちょっと安易で未熟な部分がまだあるように思いますね。

 61周目のリスタートも3周後に接触事故、ここで給油すればステージ2を走り切れるので大多数はここでピットに飛び込み2輪交換と給油を行いました。ケゼロウスキーは作戦のズレで給油量が多いため少し順位が下がります。70周目、ステイアウトしたロス チャステインを先頭にリスタートして80周目まで先頭を走りましたが、これを2輪交換勢のラーソンが抜いて当面の優位性を築きました。
 抜かれたチャステインですが以降は後続を抑えるだけの速さを披露してかなりの時間2位を守りますがステージ2を走り切るだけの燃料がありません。コーションを待ったものの残念ながらこんな時に限って何も起こらず、129周目にピットに入りました。ところが信じられないことに、チャステインがピット作業を終えてピット出口に来たあたりでなんとターン1でゼインスミスが大クラッシュし即座にコーション発生、しかもラーソンの目の前でした。位置関係的にスイカを投げて当たった気がしなくもない(笑)

 事故が起きたのは131周目、ちょうどステージ残り10周になった直後なのでステージ2はみなし終了。そしてチャステインがフリー パス対象となりました。あと1周待っていれば・・・とは思いつつも2輪交換と最小限の給油のおかげで周回遅れは免れたわけですから幸運と言えば幸運です。ステージ2の順位はラーソン、ロガーノ、ケゼロウスキー、ブレイニー、ベリー、ハムリン、プリース、レディック、ブリスコー、ウォーレスのトップ10でした。レディックは3周目に壁にぶつけた時にはどうなることかと思いましたが、とりあえず上位を走れる車にはなってるみたいですね。

・ファイナルステージ

 ロガーノ陣営が超速で4輪交換と給油を済ませてリードを取り返し141周目にリスタート。ターン1に入った時点で既に3ワイドになってる場所があるのでヤバそうだと思ったらターン2でウォーレスとブリスコーが接触して両方スピンし、そこにバイロンが巻き添えでぶつかりました。バイロンがぶつかったおかげでウォーレスは横を向いていたのがちゃんと進行方向を向いて現場を立ち去りました(笑)まあ立ち去りはしたけどぶつかられたせいで車の破損はより酷くなったので良いことなんて1つもありませんけどね。

 プレイオフ選手の受難は終わりません、147周目にリスタートしてロガーノ、ケゼロウスキーのちょっと懐かしい感じがするワンツー体制でしたが、155周目のフロントストレッチでブレイニーの右前ブレーキが破損してターン1を止まれずクラッシュしました。ブレイニーは元々ブレーキの効きが悪くなっていることを訴えており、さっきのピット作業で右前輪を外したらえげつないブレーキ ダストが出ていたので気にはなっていましたが、絵に描いたようなWWTRの事故でリタイアです。

 残りが80周ほどなのでこのコーションで大半のドライバーは燃費レースを見込んでピットへ、ケゼロウスキーがロガーノを逆転しました。しかしコーション前に3位だったラーソンはベリーとともに逆張りしてステイアウトを選択、作戦の成否は結局のところコーションの有無にかかっている気がしますが163周目にリスタートです。
 ところがこのリスタートでラーソンは散々な目に遭いました、ベリーがちょっと突っ込みすぎて内側から寄りかかって来たので外へ逃げるしかなく、その間にハムリンに内側を衝かれてリードを失いかけます。ここはなんとか立ち上がりの速さでしのごうとしたら、ターン3では今度はベリーがハムリンの内側に突っ込んで行ったのでラーソンは3ワイドの外になってしまい、軽い接触に見舞われて順位を落としました。
 ラーソンが大損する中でベリーがなぜか一時的にリードを奪うも、今度はケゼロウスキーが襲い掛かってここから数周に渡る激しい争い。168周目にようやくこれを振り切ってリードを奪うと、ほどなく170周目にチャステインがスピンしてコーションが発生しました。これでラーソン、ベリーを含めて少数がピットへ。基本的にはもう誰も給油は必要なくなりましたね。

 ケゼロウスキーひさびさの優勝に期待して175周目にリスタート、しましたがまたまた2周後にハーブストがクラッシュしてコーション、ハーブストはさっきピットで給油口から出火してましたが、実力と関係ないところで目立ってしまっています。車から火が出たぐらいじゃあ他所のチームの人は全然反応もしないんですね^^;

 続く182周目のリスタートではロガーノがケゼロウスキーをかわし、抜かれたケゼロウスキーの後ろは何の因果かホースバー。ただここは優勝争いなのでもちろん真剣勝負で、ケゼロウスキーは上手くホースバーを退けました。というかホースバーもさすがにちょっと気を使ってちゃんと空間を開けて戦ってるように見えます。やればできる子だとは思うだけどなあ。
 でもまだ動画の尺が残ってるので()、起こるとしたらきっとブレーキの爆発だろうなあと思ったら199周目にノア グレッグソンのブレーキが壊れました、やっぱりね。スミスが事故ってるのでチームメイトは同じ問題を抱えていたとしても不思議ではありません。これが13回目のコーションで今シーズンの最多記録、事前情報ページで荒れやすいって書きましたけど、それにしても多い^^;
 上位勢の多くは30周ほど使ったタイヤでここからまだ35周ほど残っているのでタイヤの替え時。多くの選手はピットに入り、ロガーノはトラックポジションを失いたくない意向だったのでポール ウォルフの決断は2輪交換。結果的に2輪交換は3人だけだったのでロガーノは4輪交換でもそんなに変わって無くて、ちょっと損した気もします。そしてホースバーはせっかく上位だったのにナットが締まっておらず再ピットとなりました。
 
 5人はステイアウトを選択し、ケゼロウスキー/ギブスの1列目で206周目にリスタート。実はギブス君はピットに入るつもりがチーム側の連携ミスで入り損ねており、リスタートからすぐに抜かれまくってケゼロウスキーが独走しました。そして混戦を抜け出して2位になったのはなぜかチャステインでした、お前さっきスピンしてたやん(笑)
 タイヤを換えたのでさっさと前に出たいロガーノ、タイヤが古いチャステインを210周目に攻略して2位となりケゼロウスキーとは1秒差。後ろには4輪交換したベルがいるため、ここから異なる3つの戦略が交わる面白いレースに、

 なりませんでした。214周目、今度はエリオットのブレーキが壊れたようでブリスコーが完全な被害者に。チェイスのブレーキが壊れてチェイスが撃墜されお互いにチェイス2戦目にしてチェイス制覇に大きな痛手です。ゲートウェイアーチは地獄の門か何かでしょうか^^;
 このコーションではそのまま走っててもしょうがない人がピットに入りますが、上位はもちろんほぼステイアウト。221周目/残り20周でリスタートしてロガーノが抜群のリスタートを見せケゼロウスキーに何もさせずリードを奪います。一方ベルは出遅れて混戦に巻き込まれ、チャステインと軽く接触するなどごちゃごちゃで順位を下げてしまいました。そのぶんラーソンの順位が上がってケゼロウスキーもかわし、結局は今日速かった2人の優勝争いですね。(。´・ω・)ん?

 どうなってんだよ!?中団でベル、ウォーレス、ベル、レディックが絡む多重事故が発生しました。ベリーがベルを抜こうとターン1でちょっと突っ込みすぎて、その空いた内側にウォーレスが潜り込もうとしたらベリーが内側に戻って来て接触し、連鎖的な接触でベルが回ったところにレディックが突っ込みました。レースが荒れすぎるととうとう車が乗りあげて離陸し始めるみたいです(謎)
 もう波乱はいらない残り13周のリスタート、ここでタイヤの状態が遥かに良いラーソンがロガーノをぶち抜いてリードを奪いますが、もういらないって言ったのにまた中団で混戦からの多重事故発生、A.J.アルメンディンガー、ギブス、スアレス、ジリッシュあたりが絡んでクラッシュしコーションです。動けない車がいたので事故処理でレッドフラッグになりました、持続時間4分40秒。
 お片付けが済んで234周目/残り7周でリスタート、ラーソンの後ろには気づいたら僚友のボウマンがいます。ボウマンは明らかな捨て駒ムーブでむちゃくちゃ早いタイミングでラーソンをドカーーン!と一押し、おかげでラーソンはなんとターン1に入る前にロガーノを後ろに従えてしまいました。これでもはや勝負あり、
ブシャーーー!!!

 とはならなかったようだ、残り2周で今度はブッシャーのブレーキが爆発してコーション発生、オーバータイム確定で路面清掃のため3分24秒のレッドフラッグ発令です。そして迎えたオーバータイム、ラーソンの後ろにボウマンがいるから今回も押してくれる上に、ロガーノの後ろがバイロンなのでこっちはどう考えても押してくれません。もう走らなくてもほぼ結果が見えるリスタートをラーソンがまとめますが、中団の混戦でギスバーゲンが弾き飛ばされたので本日18回目のコーション、オーバータイム2回目へ。。。

 そして2度目のオーバータイム、今度はラーソンとボウマンが1列目に並んでのリスタートになり、外側の2列目を選んだロガーノはとりあえずラーソンに付いて行ったものの、ボウマンがけっこう速いのですぐに2位争いになりました。ラーソンは堅実に走るだけで良い状態となりチームメイトに感謝、そのまま昨年の第12戦カンザス以来約1年4か月ぶりとなる通算33勝目を挙げました。ただYouTubeのフル動画では尺が長すぎたからかバーンナウトの途中で映像が終わってしまいました、いや、最後まで入れといてよ(笑)

マーティー「2度のチャンピオンが帰ってきました。フラットなオーバルで圧倒的な強さを見せつけ、カイル ラーソン選手が51戦ぶりの勝利を手にしました。セントルイスの満員の観衆の前での復活劇です。カイル選手、この長い未勝利の時間が終わる場所として、まさかフラットなオーバルで、しかもジョーイ ロガーノ選手を相手に、何度もあったリスタートを制しての勝利、予想できましたか?」

ラーソン「いやあ、いい感触はあったんですけど、何が起こるかわからないんで。この場所には怖さのようなものがありますからね。ブレーキ ローターのトラブル、戦略、いろいろな要素がありますから。だからこそチームを誇りに思います。厳しい時期や勝てない時期が続いている間も懸命に努力し、辛抱強く戦い抜いてくれましたから。そしてファンの皆さんにも感謝しています。我々を信じて待ち、調子を取り戻すまで見守ってくれました。
それにヘンドリック モータースポーツは素晴らしかったし、そしてアレックスボウマン、彼以上のチームメイトは望めませんよ。前に出るために必要なプッシュをしてくれましたから。だからこそ、この勝利を彼と、数日前に亡くなった彼の愛犬・フィンに捧げたいと思います。ウィリアム バイロンもトップ5に入りました、ロス チャステインも5位でした。上位にシボレー勢が多く入りましたし、シボレーにとって素晴らしい一日になりました。」

マーティー「カイル選手、2年近く勝てない時期が続きますと、ドライバーとして自分を疑ったり、あるいはチームが再びこの場所に戻ってこられるか不安になったりということはありませんでしたか?」

ラーソン「それは無いですね。そう思ってしまうのも無理はないでしょうが、僕はそうは思いませんでした。自分自身を疑ったこともありませんし、チームを疑ったこともありません。自分自身については疑ったこともあるかもしれませんが、チームを疑ったことは一度もありません。ですから5号車のチーム全員、ヘンドリックカーズドットコムの皆さん、シボレー、バルボリン、エンジン ショップ、懸命に働いてくれたピット クルー、そしてチームを素晴らしい結果へと導いてくれたクリフ ダニエルズに感謝します。最高の日にするなら、今日こそが絶好のタイミングでしたね。本当に誇らしいですし、かつての自信と勢いを取り戻せたような気がします。」

マーティー「丸2年近くが経ちましたが、ファンの前で勝利を祝うことのできる今回の優勝はカイル ラーソン選手にとって特別な意味を持ちそうです。ファンがフェンス際を埋め尽くしています。誰かがチェッカーフラッグを手にすることになるでしょう。ここセントルイスでカイルラーソン選手がビクトリーレーンに向かいます。」


 レース時間3時間47分23秒、コーション18回は2022年の第14戦シャーロットと並んでGen7車両となってからの最多タイ記録でした。なおカップシリーズの歴代最多は2005年の第12戦シャーロットで22回でした。路面の改修工事を行ったことがハンドリングに悪影響をもたらして事故だらけになったそうですが、このレースで勝ったのはジョンソンでした。さすがは後の7タイムス チャンピオン。
 優勝したラーソンに続いてラーソンを最高の形で支援したボウマンが2位、3位は「自分に望めるのは、ボウマンが本当に本当に本当に勝ちたいと思っていて、やってくれるっていう、それが最後のチャンスでしたね。」とロガーノ。4位はウォーレスにぶつかったけど挽回できたバイロン、5位はスピンしても運が無くても古いタイヤでも粘りの走りでチャステイン。6位からオースティン ディロン、コナー ジリッシュ、ホースバー、ハムリン、シンドリックのトップ10でした。
 良いレースをしていたのにケゼロウスキーは12位、17位からプリース、ギブス、ベルが続き、レディックは25位。あとは完走できなかった面々でブッシャーが27位、エリオット31位、ブリスコー32位、ブレイニーが35位でした。ドライバー選手権ではプレイオフ第1シードのハムリンは依然として1位ですが、2位は9点差でラーソン、3位に18点差でベル、4位は33点差のブレイニーです。ハムリンから見るとダーリントンで稼いで追いついてきた人が今回は取りこぼしたので助かってる感じですね。

 振り返ればスタート前の失敗演出(?)が全ての始まりだったのかもしれませんが、荒れすぎてもう何が何やら。そのわりにレースで強かった人がちゃんと優勝争いして決着してるのでラーソンの優勝には何の疑問も無く、クリフ ダニエルズの作戦が結果としては大成功でした。ステイアウトしたのにリスタートでボコられて順位を下げたのであの段階ではほぼ確実に失敗でしたが、コーション連発は新しいタイヤの人に味方しましたね。
 最後はボウマンが助けてくれましたが勢いよく押すというのも事故になる可能性があるのでけっこう責任重大、もしラーソンが右2本しか換えてない選手ならリスタートで勢いよく押されるとふらついて危ない可能性があるので、4輪交換で左右のバランスがある程度揃っていることは最後の争いにも影響したと思います。ボウマンマジでいいヤツですね、愛犬とは10年以上を過ごしていて、数ヶ月前に癌と診断されて具合があまりよくなかったそうです。自分が勝てれば一番よかったんでしょうがチームメイトとして最高の仕事をして支えるというのもボウマンらしく、ラーソンが愛犬の名前を挙げてくれたことは幾らかの救いになったかもしれません。

 ブレーキの不具合に関しては供給された部品が悪いとかNASCARが安物を使ってるとかではなく、チームはローターとパッドについて複数の種類から使いたいものを選択して使用できます。簡単に言えば頑丈なものほど重くなりますし、冷却のためにダクトの開口部を大きくするとダウンフォースが減ります。そしてこのトラックは過熱と冷却を繰り返すことも破損の原因なので、安易に冷却口を大きくするだけでは逆に破壊を呼んでしまう可能性もあり、基本的にチームの技術力とあとは運転手さんの使い方です。

 ブレイニーの話を聞いてても、確かにブレーキ ペダルが柔らかくなってちょっと奥に行ってはいたけど、その状態で安定してはいたから予兆は無かった、というような話で壊れる前の明確な予兆というのがあまりなさそうです。ゆえにホイールを取り外した時のごみの量やペダルの感触が大事な情報なんですが、かといってゆっくりも走れないしその状態で走り切れることも多いので、多少は気にする程度でそのまま走っていたらポン!っと壊れてオシマイ。ゲートウェイの名物は爆破演出とブレーキ爆破、これテストに出るのでよく覚えておいてくださいね。
 公式動画のサムネイルがチラッと見えてしまったのでブレイニーが事故る未来は分かっていたしレースが長いのも動画の長さで事前に分かってしまうわけですが、ブレイニーがブレーキ爆発とは思ってなかったし優勝者も全く予想できなかったので、楽しく観戦できました。長かったけどな!
 ハムリンは最後のピット作業で時間を食って順位を下げたことが結果に響いてしまい、9位まで取り戻せたので最小限の影響で済んだとはいえプレイオフ開始時よりも点差が縮まった状態というのは穏やかではないでしょう。浮足立つのが一番ダメなので、仮に誰かに1位を奪われても「ホームステッドで前にいればいいんでしょ?」ぐらいの精神を持てるのかが注目でしょうね。

 次戦はブリストル、昨年の秋はコーション14回でかなり荒れました。時々タイヤの問題が顔を出して想定外の戦いになったり、パワステが壊れて腕がパンパンになる人がなぜか多かったりと罠の多いトラックです。このレースではタイギブスがカイル追悼のペイント スキームでM&M'sを背負って走ることになっています。春のブリストルで自身初優勝を挙げたギブスがカイルの車でブリストル連勝となるのかは注目点ですが、現地土曜日夜・日本時間日曜日朝の開催になりますので時間とネタバレにご注意ください。

コメント

日日不穏日記 さんの投稿…
「ラーソンおめでとう!」「ボウマン、ナイスアシスト」「ハゲ残念!」「まさかのブレイニー」「ブリスコー可哀想」「スミス大丈夫か?」「ポストレースないのかよ」「何だなんだでハムリン、トヨタ勢唯一のトップ10」と言うところでしょうか。過去のゲートウェイは3回、10回コーションがありましたが、18回はさすがに驚きました。フューエルウィンドウは75周とのことらしいですが、まともにグリーンランが続いたのは、ステージ2だけ。やたらリスタート直後のアクシデントが多いのは、抜きにくいのでリスタート直後に仕掛けている、と天野さんは解説していましたが、尺が余るどころが、オーバータイム2回目の時点で、ここで決まるだろうけど、時間がないぞと焦りました。コーションラップが全体の3分の1を超えるレースなんて、さすがに面白いとは言えません。チェイスのフォーマットを勝ち抜くには、大崩れしないこと。ハムリンもあまり速くないですが、トップ10に入ったのはさすが。旧チェイスのフォーマットで5連覇したジョンソンは凄いなぁ、と感心しました。次戦はブリストルのナイトレースで広い意味で「クラウンジュエル」に入ることもある名物レース。ハムリン繋がりで言うと、ディベネデットを終盤に抜いた、2019年のレースですかね。今は何をしているか分かりませんが、彼の生涯最高のレースだったのは間違いないです。リーヴァイン・ファミリー・レーシングだったかな。