NASCAR Cup Series
ブラウン、ジェイク ボールマン、マックス リーブス、アイザック キッツミラーのトップ5。古賀 琢麻はブレーキの不具合に見舞われたそうで27位でした。現時点でARCAシリーズのドライバー選手権1位はボールマン、また東部選手権ではマキーがリーブスを2点差で抑えて首位に立っています。
クルーズがシーグを押し、押されたシーグがオールガイアーの車に乗り上げるように接触して破壊。今日の目玉ドライバー2人を若造が見事に撃墜してオーバータイムは2回目へ。さっきの1回目でしれっとチャステインを抜いていたカーソン クワポーは2回目のリスタートも成功させて危なげなく逃げ切り、なんとついこの前までシリーズ63戦未勝利で苦しんでいたのにインディアナポリスに続く2連勝を達成。オライリーシリーズは2週間の休みを挟んで次戦がレギュラー シーズン最終戦のデイトナとなっており、クワポーはシーズン2位を大きく引き寄せました。
ラジャ カルース、ウイリアム サワーリッチ、チャステイン、シェルドン クリードが続きました。デビュー戦のブラウンは15位、オールガイアーは24位、シーグはクラッシュして33位でしたがその代わり(?)弟のカイル シーグが今季2番目の好成績となる12位になっています。オールガイアーはレース後にクルーズの走りに怒って猛烈に批判していました。
Iowa Corn 350
Iowa Speedway(Newton,Iowa)
0.875miles×350Laps(70/140/140)=306.25miles
Goodyear Racing Eagle Tire Code
Left:D-5294 , Right:D-5266
Total Sets:11(9 new race/1 qualifying transfer to race/1 practice)
1週間の休みを挟んでNASCARカップシリーズはいよいよ終盤戦へ。前回の記事でも書いた通りここからはショートトラックが3週連続で続き、まず最初は1周0.875マイルの高速ショート トラック・アイオワ スピードウェイです。2006年に開場、建設に際しては助言者としてラスティー ウォーレスを起用し、そのためか彼が通算6勝したリッチモンド レースウェイを一回り大きくしたようなトラックになりました。彼に敬意を表して所在地は『ラスティー ウォーレス道3333番地』という名称になっています。
ターンのバンク角が12°~14°のプログレッシブ、フロントストレッチですら10°のバンク角が付いているため小さいわりにけっこう高速です。ただ2024年のカップシリーズ初開催に際して概ねターンの内側半分だけを再舗装したために、外側のラインが古い舗装でグリップ力が低いため外側を使って抜くことがほとんどできません。速度域が高いので後方乱気流の影響もそれなりにあって意外と抜きにくいです。
2024年に初開催された背景には、カナダのジル ビルヌーブ サーキットでレースを開催するため調整していたものの実現できなかったので穴埋めで日程に加わった、とされています。推定される観客席は3万人で規模の小さいトラックという感じですが、お客さんの熱意や雰囲気は非常に素晴らしくてカナダ開催もできてないので日程に残り、来年は独立記念日の週末に開催されることが決定。現地情報によると来年に向けて約1900万ドルをかけてトラックの再舗装や設備の改修を行う予定とのことです。
2024年に中途半端に再舗装したのは『できれば何も手を加えずレースをしたかったが、厳しいアイオワの冬で思ったより舗装が劣化していたから最低限の再舗装をした』という理由でしたが、実際は財政や時間の問題もあったでしょう。NTTインディーカー シリーズの開催が2025年までで契約を更新しなかった要因にも古い舗装があったのではないか、とされており全面再舗装でレースの魅力向上とインディーカー復活の二兎を追うつもりです。
レース設定としては航続距離が110周ぐらいなのでステージ2・ファイナルは1回の給油が必要な計算ですが、コーションが多発すると1周が短いのでけっこう距離が伸びます。昨年のレースではファイナル ステージだけで7回もコーションが発生したため、ウイリアム バイロンがなんと最終ステージでは給油しないまま合計140周以上を走り切ってギリギリの燃料と古いタイヤで優勝しました。さすがにこんな極端なことはなかなか無いとは思いますが、ステージ2終盤からは『いつ誰が給油していたか』を頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれません。
タイヤに関してはグッドイヤーは左側のタイヤだけ5月のテスト結果を踏まえた新型を投入、右側は昨年と同じものです。昨年までの2年間を見ると意外と周回を重ねてもラップ タイムの落ち幅が小さくて長い距離を走れてしまい、それゆえに燃料残量を重視した戦略が機能していましたが、今回の新しい左タイヤは耐久性は維持しつつも摩耗を促進するように作られており、750馬力の車と併せてタイヤを上手く使ってあげることが重要です。タイヤがもつなら戦略の幅はかなり広がります。
なおこのレースから最終戦までは放映権がNBC/USAネットワークに移ります。レースによってはトレバー ベインがペース カーに同乗して車内から情報を伝えるペースカー解説という新しい企画が実施されるそうなので、国際映像でも使ってもらえるならどんな感じか楽しみにしてみましょう。
・ステージ間コーション制度変更
前戦インディアナポリスではコーション周回がちょっと長くてNASCAR側が短縮策を考えるとしていましたが、なんとこのレースからすぐに実行されることになりました。適用される新たな規則では、予定されているステージ終了まで残り10周以内になってからコーションが発生した場合に、ステージ終了とみなしてグリーン/ホワイト チェッカーを振ります。これでステージ順位確定となってそのまま通常のステージ間コーションの手順に入り、本来のステージ周回数の縛りを崩して次のステージが始まることになります。
ちょうどインディアナポリスではステージ1が残り6周、ステージ2は残り5周でコーションが発生し、前者はステージ残り1周でリスタート、後者はそのままステージ終了でした。1周だけ走ってまたコーションになるのはレースがブツ切りだし、設定された周回数を待つためだけにコーションで周回を消化するのもまた無駄な時間になっていました。新制度はステージ終了間際のコーションでレースが間延びすることを避けられます。
ただし、ステージ終了が繰り上がるので次のステージは本来の想定よりも周回数が伸びることになります。10周というのはショートトラックならそこまででもないですが、2.5マイルのトラックだと結構な距離になりますからレース戦略に与える影響もそれなりに大きくなりそうです。そのうち10周という区切りをトラックの大きさに合わせて3種類ぐらいに細分化する気がしなくもないですが・・・
・ちょっとしたデータ
今年で3回目のアイオワ、一昨年はライアン ブレイニー、昨年はバイロンが優勝しました。バイロンは一昨年も2位、ブレイニーは昨年4位に入っており2戦ともトップ5フィニッシュだったのはこの2人だけ。当然平均順位でもこの2人が圧倒的な1位・2位です。今季未勝利のバイロンは直近の5戦でトップ10フィニッシュが1度しかなくてなんとなく不調ですが、休み明け、得意のアイオワ、という組み合わせが流れを変えるきっかけとなるでしょうか。
アイオワで2戦ともトップ10フィニッシュに範囲を広げると、ここにブラッド ケゼロウスキー、ジョーイ ロガーノ、アレックス ボウマンが加わってこれが平均順位3位~5位の選手です。ケゼロウスキーはずいぶんと古い時代ですがオライリー オート パーツ シリーズでアイオワ3勝の実績があります。
オライリーで2018年・2019年に2連勝したことがあるクリストファー ベルは一昨年4位でしたが昨年は17位。ただベルはカップシリーズ直近の5レースで3度も2位になって平均順位が10.5でこの期間では全ドライバー中で最良。ついこの前にクラッシュで手首を骨折したとは思えない好調ぶりで、ショートトラックでも比較的強い選手です。今季は6度も2位になっていて解説が桃田さんなら「2位じゃダメなんですよ~!」と叫ぶのが目に見えているので、そろそろ桃田さんを黙らせましょう(笑)
どこに行っても速いハムリンですがアイオワでは2年連続24位、去年は車の出来映えが酷そうでした。カイル ラーソンも予選では1位・3位と速さを見せながら決勝では32位・28位と2年連続で低迷、これまた昨年は全然レースが上手く行ってなくてなんかレースの最後の方は無線でちょっとヤケクソ感すらただよってました(笑)
またオライリーシリーズでケゼロウスキーと並んでアイオワ通算3勝の最多タイ記録を持つのがリッキー ステンハウス ジュニア、昨年は33位でしたが一昨年は5位に入っておりチーム力はかなり残念な感じですが個人としてはアイオワにはそれなりの良い思い出があると思われます。
・ARCA Menards Series JO&CO 150
ARCAシリーズ第14戦はちょうど前回の記事で名前を紹介した2人、全国シリーズデビューが決まったトリスタン マキーとカーソン ブラウンによる優勝争い。速さでは互角という感じの2人でしたが、ブラウンはセッティングの問題なのかリスタートがことごとく遅くでここで大きな痛手。予定されたものを含めてコーションが7回も出る展開ではブラウンに流れは訪れず、マキーがARCAシリーズの今季2勝目、また同時開催となっている東部シリーズでは今季4勝目となりました。
ブラウン、ジェイク ボールマン、マックス リーブス、アイザック キッツミラーのトップ5。古賀 琢麻はブレーキの不具合に見舞われたそうで27位でした。現時点でARCAシリーズのドライバー選手権1位はボールマン、また東部選手権ではマキーがリーブスを2点差で抑えて首位に立っています。
・O'Reilly Auto Parts Series HyVee Perks 250
オライリーシリーズは激動、通算423戦目にしてライアン シーグが初めてのポール ポジションを獲得し、ステージ1は全周リードで勝利。ところがピット作業が遅くて順位を落としステージ2からはジャスティン オールガイアーが優勢となるいつもの展開です。しかしファイナルステージになって159周目・6回目のコーションで大半のドライバーがピットに入ったもののオールガイアーは入らず、これが裏目に出て167周目・174周目・182周目と異様な頻度でコーションが続いたのでオールガイアーは明らかに後手に回ってここでついにピットへ、後方に埋まります。
これでリーダーはロス チャステインとなってそのまま終わりそうでしたが、残り6周でジェブ バートンがスピンしてまさかのオーバータイムへ。新しいタイヤで3位まで追い上げていたオールガイアーにとっては絶好のチャンス。しかしオーバータイムのリスタート、2列目外側のオールガイアーは目の前にいるチャステイン空転しまくって詰まり、後ろからは押されていてよろよろと大外へ。さらに3列目内側リスタートのブレント クルーズがちょっと無理にターン1で内側を衝いたところ
クルーズがシーグを押し、押されたシーグがオールガイアーの車に乗り上げるように接触して破壊。今日の目玉ドライバー2人を若造が見事に撃墜してオーバータイムは2回目へ。さっきの1回目でしれっとチャステインを抜いていたカーソン クワポーは2回目のリスタートも成功させて危なげなく逃げ切り、なんとついこの前までシリーズ63戦未勝利で苦しんでいたのにインディアナポリスに続く2連勝を達成。オライリーシリーズは2週間の休みを挟んで次戦がレギュラー シーズン最終戦のデイトナとなっており、クワポーはシーズン2位を大きく引き寄せました。
ラジャ カルース、ウイリアム サワーリッチ、チャステイン、シェルドン クリードが続きました。デビュー戦のブラウンは15位、オールガイアーは24位、シーグはクラッシュして33位でしたがその代わり(?)弟のカイル シーグが今季2番目の好成績となる12位になっています。オールガイアーはレース後にクルーズの走りに怒って猛烈に批判していました。
クルーズ自身も16位で多少の痛みを伴いましたが、レギュラーシーズン最終戦に向けてはひょっとすると大きな影響かもしれません。ドライバー選手権11位~13位はジョー ギブス レーシングの若手3人が争っていますが、このレースを終えて11位テイラー グレイと12位サワーリッチが598点で同点。そしてクルーズは597点で1点だけ届いていない13位です。ああ、あの時無難にリスタートしてれば、とならなければ良いのですが。とりあえずJGRは身内同士で潰しあいにならないように2週間の休みの間に何回かミーティングとiRacingの模擬戦ぐらいやっといた方が良いかもしれませんね(。∀゜)
・カップシリーズ予選
ブッシュ ライト ポール賞はブレイニーが獲りました、今季3度目・通算15度目です。2位は0.018秒差でラーソン、同タイムで3位がロガーノ。同タイムの場合はオーナー ポイント上位の選手に権利があるみたいです。4位はケゼロウスキーでしたが計測1周目に好記録を出した後に2周目のアタックでスピンしてクラッシュ。決勝をこの順位からスタートできるのかは不透明です。タイラー レディック、タイ ギブス、オースティン ディロン、コナー ジリッシュ、チャステイン、エリック ジョーンズのトップ10で、ギブスとディロンも同タイムでした。
めっちゃ頑張ればまだ辛うじてプレイオフの可能性があるマイケル マクダウルが11位、ステンハウスは16位。カーソン ホースバーが18位、バイロンはその後ろの19位、ベルは22位。ハムリンはやっぱり合わないのか29位と後方で、ボウマンは30位、チェイス エリオットは練習走行でスピンしており不調なのか32位。プレイオフ当落線を争うライアン プリースは35位で、しかも車検に2度引っかかったのでカー チーフがレースから除外されてしまいました。トッド ギリランドも同様のペナルティーを受けています。
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