NASCAR Cup Series
Würth 400 presented by LIQUI MOLY
Texas Motor Speedway 1.5miles×267Laps(80/85/102)=400.5miles
Würth 400 presented by LIQUI MOLY
Texas Motor Speedway 1.5miles×267Laps(80/85/102)=400.5miles
winner:Chase Elliott(Hendrick Motorsports/Amazon Prime Chevrolet Camaro ZL1)
NASCARカップシリーズ第11戦・ワース400。国歌斉唱では硫黄島で生き残った人・トムグレイブスさんが101歳とは思えない歌声を響かせました。今週も気温27℃、たぶんテキサスは乾燥してるから気持ちの良い青空でしょう、知らんけど。いかにもアメリカ!な感じのトムアラヤによるコマンドで、スタート ユア エンジンズ!でもスレイヤーっていうバンドも私は知らない!(笑)
・ステージ1
ホースバーがスタートからわずか8周で2位に1秒差と絶好調。一方スアレスはこのあたりから早くもグリップ力不足に見舞われたか順位を立て続けに落としていき、やがてホースバーも似た状況になりました。猛烈にJGRのドライバーに追い上げられて20周目にリード チェンジ、ハムリンが前に出ます。ロング ランではセッティング、ドライビング両面でまだスパイアーには足りないものが多そうですね。
そのままハムリンリードで33周目あたりでピット サイクルが始まり、1.4秒差の2位にいたブリスコーが34周目にさっさとピットへ。ハムリンは2周後にピットに入りましたが、発進時にエンジンが止まりそうになって僅かに加速が鈍ったこともありバックストレッチでブリスコーに抜かれました、ブリスコーが実質的なリーダーとなります。
ところがサイクル一巡後のブリスコーに思わぬ壁が到来、周回遅れのオースティン ディロンを抜けずに詰まってしまい、その詰まってるブリスコーを抜こうと仕掛けたハムリンも詰まって失速し、そんな2人の隙を衝いてベルがリーダーをかっさらって行きました。ベルはサイクルの最初にピットに入って6位から3位へとアンダーカットで順位を上げており、教科書の説明で言えばタイヤが古くて不利なはずですが、案外ダーティーエアーでは速さがある様子。逆にブリスコーはダーティーエアーに弱そうに見えます。
ベルもその後しばらくディロン兄ちゃんを抜けずにごちゃごちゃし、これが終わってもまだまだ周回遅れの山。そんな中で68周目、ようやくハムリンがベルを捕まえてリーダー争いになりましたが、直後にまさかの展開。
ターン4で周回遅れのトッド ギリランドがスピンし、ベルは避けようとしたものの右後部に軽く接触されてスピン。そのまま右側から壁にぶつける不運以外の何ものでもない事案で一発リタイアとなりました。ベルは今季11戦中7戦で17位以下と上手く行かないレースが続いていますね。このコーションで多くのリードラップ選手がピットに入りますがステージ残り周回数が僅かなので5人はステイアウトを選択、ホースバーとライアン プリースが2輪交換を選びました。おっとライアン ブレイニーはギアが噛んで発進できずビリだ。
ステージ残り6周でリスタート、ステイアウトのエリック ジョーンズが上手く抜け出してクリーンエアーを獲得。ホースバーが2位に上がってきましたが意外と接近戦まで至らないままステージ1のチェッカーを迎え、ジョーンズがなんとステージ制導入から10年目にしてようやく自身初のステージ勝利を挙げました。ホースバー、リッキー ステンハウス ジュニア、タイ ギブス、ブリスコー、カイル、A.J.アルメンディンガー、エリオット、バイロン、ハムリンのトップ10でした。見慣れない顔ぶれはステイアウト組で、ステージ ポイントを得る任務を大なり小なりこなしました。
さっきステイアウトした人はステージ間コーションでピットへ。89周目にリスタートして半分だけタイヤが古いホースバーはリスタート後の争いでギブスとブリスコーを抑え込みます。これは面白い展開だぞ、と思ったら92周目にバイロンが魔のターン4で跳ねて単独スピン、コーション発生。スピンしたバイロンの脇をロガーノがかすめて行きました、あっぶねえ。
これで多くのリードラップ選手がピットに入ってまた作戦が入り乱れます。入り乱れるということはピット内の接触事故が懸念材料で、ブリスコーとラーソンが接触、ロガーノはなんとコール カスターとまともに衝突して左前部が中破。衝撃で真横に吹っ飛ぶぐらいヤバい当たり方をしたので修理不能、コーションの起因となったバイロンのスピンは本人を含めて全員無傷だったのに、その後のピットで数台の車が壊れるというよく分からない時間となりました。そういえばロガーノのディスカウント タイヤ スキームってオライリーではあるけどカップでは珍しい気が。
ステイアウトした人もいるのでまたごちゃごちゃで99周目にリスタートしましたが、今度は2周後にギブスがクラッシュしてコーション、プリースにターン3で後ろから突き飛ばされました。実はこの2人、ステージ1終盤のリスタートの際に2輪交換のプリースの内側に4輪交換のギブスがやや強引に突っ込んでおり、プリースは無線で
「ああいうバカなやつが速い車でバカなことやってるのは我慢ならねえな。」
「あのクソガキが。車がめちゃくちゃ速いから運がいいだけだろ。よし、54番に付いたらやってやるよ、バカが。」
と悪態をつき放題。それを受けてのこの結果、後ろで見ていたシェイン バン ギスバーゲンは無線で
「マジか、人殺しじゃねえかよ。全開で突っ込んでったように見えたぞ。」
とちょっと苦笑いするような声で反応。プリースはこうした無線や走行データからこの接触は危険性を伴う故意の接触行為と判断され、レース後に5万ドルの罰金と選手権ポイント25点減点の処分を受けました。1.5マイルの高速ターンで後ろからコツンはあかんやろ・・・ちょっと後々にも響きそうな事案でした。
さすがにこのコーションではピットに動きは無く107周目にリスタートし、ステイアウト組のハイムがクリーンエアーを満喫。この後エリオットが集団を潜り抜けて2位となりますが、ハイムとの2秒ほどの差があまり変わらないまま周回数が進みます。「クリーンエアー最強!」と快走するハイムですが、このままコーションが出なかったらどこかで給油しないとステージ2を走り切れないという予想なので他力に頼りたいところ。
結局ハイムは152周目までレースをリードして給油のためピットへ、リーダーはエリオットとなってハイムは一生懸命フリー パスを目指して爆走しました。タイヤの履歴差は大きいのですぐに他の1周遅れの選手を抜いて160周目に目標地点まで到達。このまま行けばひょっとしたら自力ラップ バックしてステージ2をリードラップで終えられるかも?なんて別の楽しみが出ましたが、直後にまた単独スピン発生。
なんとラーソンでした。今日はスタートからハンドリングがどんどんタイトになって車が求めるものと逆方向に進んでいる、ということで一生懸命アジャストしている最中でしたが、調子が戻る前に車を壊してしまいました。ステージ残り僅かなのでまた戦略バラバラ、ブレイニーはジョーンズが邪魔になって一度下がらないと絶対出れない状態でまた後退、今日はクルーがどうとかいう話ではなく運が無い。。。
165周目、ステージ残り1周だけでリスタート。ステージ ポイント欲しさにステイアウトした2人をきっちりタイヤ4本交換したエリオットが抜いてステージ2を制しました。レディックに続いて3位にステイアウトのケゼロウスキー。4位ハムリン、5位はこれまたステイアウトのプリースで作戦成功。6位からスアレス、ブッシャー、ライリー ハーブスト、ホースバー、ボウマンのトップ10でした。
・ファイナル ステージ
ステージ間コーションで数名はピットに入って173周目にリスタート、エリオット、レディック、ハムリン、スアレス、ブッシャーのトップ5でとりあえず落ち着きます。レディックは序盤こそエリオットに接近していたものの、やっぱりその距離を走り続けるのはよろしくないようで30周ほど走ったら引き離されていきました。
そのまま210周目あたりになって最後のピットサイクル、個人的には215周目まで待つぐらいが理想だと思っていたら、ドンピシャ215周目にエリオットがピットに入りました。2.2秒差まで離されていた2位レディックもこれに続き、ハムリンはそこから1周後に入る戦略。ピット後もこの3人の順位と位置関係はピット前からほとんど変化がなくレースは終盤戦へ。
この後コーション待ち作戦のハイムが暫しリーダーとしてまたテレビに長く映りましたが238周目にエリオットに抜かれ、ここでもう燃料もないのでピットへ。ちょうど同じころに2位はレディックからハムリンへと入れ替わっていましたが、エリオットとは1.9秒ほどの差があってたぶん自力では手が届かない距離です。
その後のエリオットは周回遅れに詰まってハムリンとの差が1秒ほどにまで縮まりましたが残りは11周、まあそんなに心配することでもないだろうと思ったら、なんとハイムが単独スピンしてコーションとなりました。やはりターン4の凹凸で姿勢を乱したようで、ちょっと攻めすぎたでしょうか。それにしてもこれで3ステージ連続でステージ終盤の自損事故という同じパターンですね。
レースが残り僅か、ステイアウトして逃げ切るか、2輪交換か、やっぱり4輪交換か、クルーチーフにとって悩む時間ですが、たまたまハイム車の止まった場所がピット入り口に近かったためピットが開いたのは残り7周。上位勢は多くがステイアウトを選択することになり、3位のレディックはこのまま行ってもどうせ勝ち目がないのでピットに入りました。264周目/残り4周、エリオット/ハムリンの1列目で短距離戦のリスタート、レディックは2輪交換で5列目から。
リスタートの瞬間に前に出たのは外側のハムリンでしたが、エリオットはチームメイトのボウマンに押してもらって一気に加速、攻めた走りでターン1~2を駆け抜けてハムリンの並走を許さず早くもクリアーにしてしまい、こうなるとダーティーエアーを食らうハムリンは逆転が難しい立場。そのままホワイト フラッg
なんとターン3でジョン ハンター ネメチェックがクラッシュ。これはオーバータイム!と思ったらレース コントロールの人はゾーンにでも入っていたのかこの状況を冷静に見極め、他の車両の接触が無く、後続車が通過して当面は危険性も排除され、ジョンハンターが自力でエイプロンに下りてトラック上に停止しなかったため、コーションを出す必要なしと判断してそのままレースを続行しました。
エリオットにとっては続行でも最終周コーションでもどちらでも結果は同じですが、そのまま逃げ切って第7戦マーティンズビル以来の今季2勝目・通算23勝目。テキサスでは2年前の優勝に次ぐ自身2度目のもので、エリオットが複数勝利を挙げたトラックはこれが8か所目となりました。複数勝利の場所は全部2勝で、他に1勝したトラックが7か所あるので色んな所で薄く広く(?)勝ってますね。アマゾン プライムのスキームで走った車両が勝つのも初めて?
エリオットにとっては続行でも最終周コーションでもどちらでも結果は同じですが、そのまま逃げ切って第7戦マーティンズビル以来の今季2勝目・通算23勝目。テキサスでは2年前の優勝に次ぐ自身2度目のもので、エリオットが複数勝利を挙げたトラックはこれが8か所目となりました。複数勝利の場所は全部2勝で、他に1勝したトラックが7か所あるので色んな所で薄く広く(?)勝ってますね。アマゾン プライムのスキームで走った車両が勝つのも初めて?
ジョッシュ シムズ「さあ、今シーズン2度目となるチェイス エリオットの勝利です。テキサスではご自身2度目の優勝ですね。我々もこの1.5マイルのトラックがいかに難しいかという話をしてたんですけれども、今日の勝利の要因は何だったんでしょうか?」
チェイス「まず、皆さん、お越しいただき本当にありがとうございました。いつもながら皆さん最高です。このトラックはあまり得意じゃなくて、今までもそういうこと言ってきてたんですけど。でも、努力を続けて、今回の勝利はこの9号車のチーム全体の努力の賜物だと思います。9号車のチームだけじゃなくてヘンドリック モータースポーツの全員の力ですね。今シーズンは、思うような結果が出せていない時期もありました。ヘンドリックモータースポーツのエンジン部門、セッティング部門、そしてシボレーのみなさん、本当に一生懸命頑張ってくれました。今週スポンサーとして付いていただいたNAPAとプライムをはじめすべてのパートナーに感謝しています。彼らが戻ってきてくれて本当に嬉しいです。もちろん、数週間後のシャーロットでもまた一緒に戦うことになります。本当に信じられない気持ちです。まあその、ここ数年は2勝するのにすごく苦労してきてたので、信じられない気分です。この勝利を支えてくれたすべての人に心から感謝していますし、彼らと一緒に祝杯を挙げられるのが待ち遠しいです。」
ジョッシュ「今シーズン2度目、あなたとデニー ハムリンのワンツーフィニッシュでした、最後のリスタートを振り返って最終的に勝敗を分けた要因は何だったのか教えてください。」
チェイス「そうですね、外にするか内にするか迷っていました。これまでのリスタートでは内側の方が勝ってましたから、ただもしターン2で抜け出せなかったら厄介なことになるだろうとは思ってました。そしたら幸運なことにアレックスが素晴らしいプッシュをしてくれて、上手くターン1・2で抜け出して、最後の数周をうまくコントロールできました。ものすごくうまくいきましたね。それにしても、マーティンズビルではこんなに早く優勝できて素晴らしかったのに、シーズン序盤に2勝できたのは本当に特別なことです。これもまた同じになっちゃいますけど、チームの力の証だと思います。素晴らしいチームに恵まれていますし、そういう状況は永遠には続きませんからね。私たちにとって、この素晴らしいチャンスを最大限に活かすことが重要だと思います。素晴らしいレース チーム、本拠地で支えてくれる素晴らしい方々、ボスやこのプロジェクトを支えてくれる人々からの手厚い支援。ですから私たちはただひたすら努力を続けて前進していくだけです。長い一年ですし、レースはまだたくさん残ってますから、この勢いをさらに発展させていきたいと思います。」
ジョッシュ「チェイスエリオット、テキサスの優勝者でした。」
エリオットがシーズン序盤に勝つのは珍しい、という話はマーティンズビルで勝った際に書きましたが、第11戦での2勝目は彼にとって自己最速となりました。エリオットは複数勝利を挙げたシーズンが過去に6度ありますが、2勝目を挙げたレース数を見ると5勝してチャンピオンを獲った2020年でも第22戦、同じく5勝した2022年も第17戦でこれが過去の最速記録。ウエスタン帽子が似合うのはホースバーだけじゃない、俺を忘れるな、という感じです(謎)
2位ハムリン、ボウマンは2戦連続の3位。ボウマンが2戦連続で3位以内に入るのは約2年ぶりで、先週はホースバーを、今週はエリオットを押して優勝を助けてますから実質は2連勝ですね()4位レディック、5位ブッシャー、6位のスアレスはレース序盤あっという間にタイヤがダメになったことから解説のケビン ハービックも「ステージ1の時点ではこのレースは3周遅れだろうと思った。」とその改善ぶりへの驚きを表現していました。
ホースバー、バイロン、ウォーレス、ブレイニーのトップ10。ハーブスト、ジョーンズ、ケゼロウスキー、プリースが続いており、このあたりはステージポイントも併せて上手いこと点数を稼いで上位でレースを終えましたが、前記の通りプリースは25点を減点されたので裁定がそのまま覆らなければこのレースでの獲得ポイントはたった4点です(´・ω・`)
カイルはクルーチーフ交代効果か?という常時トップ10圏内走行でしたが最終的には20位。実は最後のネメチェックのクラッシュはカイルとの接触で起きていたことがレース後のリプレイで判明しました。カイルはバックストレッチでネメチェックと接触して壁にぶつけてしまい、そしてターン3への進入で外に膨らんでネメチェックを飛ばしました。
ネメチェックからすると迷惑以外の何ものでも無かった感じ。カイルが接触の報復でわざとぶつけたんじゃないかとNASCARの調査対象になりましたが、記録上カイルが故意にぶつけたとする明確な根拠はなく、そもそもバックストレッチの接触でカイルの車は正常な状態では無くなっていたとしてペナルティーを課しませんでした。
ネメチェックからすると迷惑以外の何ものでも無かった感じ。カイルが接触の報復でわざとぶつけたんじゃないかとNASCARの調査対象になりましたが、記録上カイルが故意にぶつけたとする明確な根拠はなく、そもそもバックストレッチの接触でカイルの車は正常な状態では無くなっていたとしてペナルティーを課しませんでした。
公開された映像を見ると、カイルはターン1~2で内側からネメチェックをほぼ抜きましたがまだ完全には前に出ておらず、スポッターは「クオーター(相手の車両が自身の車両長にまだ1/4ほどかかっている位置関係)」と言っていましたが右に寄って接触したように見えます。実はカイルはこの前の周にも同じような動きでケゼロウスキーを抜いてやっぱりクリアーになる前に外に動いて角が少し接触、同じように事故りかけていました。レース後の双方の主張は平行線、ネメチェックはレースを無茶苦茶にされたとカイルを非難する一方で、カイルは
「42号車は自分の車の右側がどこにあるのか、壁に対して自分がどこにいるのか分かっていないようだ。彼の外側には2フィートの空間があり、私は左側のタイヤを目印に合わせて調整していた。常に隣でレースをしている相手を把握しておくべきだ。」
とネメチェックを非難。確かにネメチェックの右側にはまだ空間があって他の選手と比べれば壁ギリギリではなかったので、ちゃんと壁沿いを走っていれば接触はしておらず相手が左に寄りすぎたことが原因だ、という見解を示しました。が、その前の周のケゼロウスキーとの接触を含めちょっとカイルの言い分と動きには無理があると思いますね。相手が壁沿いにいるとは限らないんだからちゃんと実際に隣でレースしている相手を把握すべきでしょう、言ってることそのまんま自分に跳ね返ってるというのが正直な印象です。
ステージ2まで比較的好調、しかし終盤になって思うような走りができず無線でもかなり荒れていて、そこにコーションが出て安泰だったトップ10すら危うくなっていたのでかなり苛立っていたんだろうと思いますが、もうちょっと冷静にならないとまたデニーハムリンとか言うポッドキャスターから何か言われちゃいますよ()
カイルのご乱心はとりあえず様子を見るとして、エリオットは会心でした。作戦的に何が良くて何が悪かったか、というのはほとんど運。どのコーションでどう動いたかがある程度レース結果に影響しているとは思いますが、エリオットは車の仕上がりも良く最後のリスタートでも車を信用したターン1~2の立ち回りだったと思います。ハムリンはリスタートが良すぎて逆に抜かれた感じですが、ターンの途中で無理せず引いたようです。若いイケイケの選手なら無理して踏んで行ってもう1回何かあったかもしれませんね。またハムリンはドライバー選手権で2位にいるので無理する必要性は低く、このあたりは優勝の価値が高く設定された昨年までの制度とのドライバー心理の違いというのもあるかもしれません。
レディックは相変わらずの高値安定、バイロンは回ってもちゃんと戻って来て、ホースバーとスアレスも正直予想以上の結果でした。いずれも現時点でプレイオフ圏内に入っています。一方で気がかりなのはラーソンで、ピットでブリスコーと当たってちょっとハンドリングが狂った可能性はあるものの、基本的にセッティングの迷宮にハマり込んだようでした。しかも他のチームメイト3人は全員速かったので、稀にある『ヘンドリック全員遅い日』でもなく彼だけ上手く行ってなかったという点に不安材料が残ったと感じます。
勝てる速さはあるけどたまたま展開に恵まれずちょっと勝ててないだけ、という状態からズルズルと続いてるうちに気づいたら『勝てるような走りになっていない』レースが増え始めて思った以上に不振が長引いてしまう、というのは洋の東西を問わずけっこう見かける光景なので、とりあえず月末のシャーロットは陣営として短期的には重要なレースになるんじゃないかなと思います。遅くて負けるぐらいならまだ『速いけどたまたま事故った』の方がいくらか明るそうですね。
さて、次戦はロードコースのワトキンズグレンです。こんな早い時期にグレンがやってくると違和感しか無いですが、ARCA、トラック、オライリー、カップが全部盛りされたむちゃくちゃ忙しい週末になっています。
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