NASCAR Cup Series
2026 NASCARオールスターレース、初めてのドーバー開催に初めてのちょっとややこしい制度。ウケるのかスベるのか、とにかくやってみないことには分かりません。本日名誉スターターを担当してグリーン フラッグを振るのは長年FOXで実況を担当し続けるアナウンサー・マイク ジョイ。2001年からFOXのカップシリーズ戦実況を続ける大ベテランで、それ以前の他局を含めてデイトナ500を47回も実況しています。2025年にはジ アスレティックが選出する『21世紀に最も影響力のあるスポーツ実況』の25人に選出され、NASCARファンにはすっかりおなじみの存在ですね。
ダニエル スアレスでした。修理した黒いテープで数字が埋もれてしまったので、上から色付きテープでもう1回カー ナンバーを書いてますね(笑)今回のスアレスはカル リプケン.シニア財団がスポンサー、野球好きならご存じでしょうがリプケンシニアは1957年にボルティモア オリオールズ傘下のマイナー リーグ選手として加入し、選手としては大成しなかったもののスカウト、コーチ、チーム マネージャーと様々な立場で計36年間もオリオールズに在籍し続けたいわば名伯楽。彼のチームマネージャー時代の背番号が7番でした。
ハムリンは過去2年のドーバーも優勝しており、非公式ですがドーバー3連勝でもありました。2位は車がちょっとルースだったブリスコー、ここ数日は胃腸炎だったそうです。3位は放送席が驚いていたジョーンズ、4位オースティン ディロン、5位にジリッシュが入りました。ジリッシュはここまでオーバルだと影が薄くてまだまだ経験不足かという印象でしたが、目立つところで頑張りました。シンドリック、バイロン、マクダウル、ボウマン、ケゼロウスキーのトップ10。
夜に開催するのが定番だったオールスターが夜間照明の無いトラックゆえに昼間の開催だったこと、短距離で比較的短い時間で終わり翌周のむちゃくちゃ長い600マイルに向けて気軽に見れるのが特徴だったのに、今回は350周の長丁場だったこともどちらかと言うと不評だった模様。ブリスコーが
「まるでコーク600かサザン500みたいだった。永遠に続くように感じた。」
2026 NASCAR All-Star Race
Dover Motor Speedway 1mile×350Laps(75/75/200)=350miles
winner:Denny Hamlin(Joe Gibbs Racing/Progressive Insurance Toyota Camry XSE)
昨年からの新しい放映権契約ではFOXが担当するのは開幕からオールスターまで、FOXのシーズンを締めくくるという意味でもなかなかイキな演出です。マイケル ウォルトリップがはしゃぎまくった末にコーション フラッグを落っことす過剰演出よりは500万倍ぐらいこっちの方が良い(笑)
なおここからの本文、オールスターオープンは存在しないんですが、便宜上セグメント3進出権が確定していない人を総称してオープン組、確定している人は本戦組と表記します。また、各セグメントは別々の独立したレースのような取り扱いになっており、公式リザルトなどもセグメント3の200周がオールスター戦として記録されているので、周回数はそれぞれ1周目にリセットして表記します。いや、下書き段階では通算周回数で書いてたんですけどね、後から問題が起きまして・・・(笑)
・セグメント1
マイクがグリーン フラッグを振ってオールスターが始まりました、マイクが不在なのでFOXの放送席はケビン ハービックが代役で実況しています。しかしマイク不在の放送はいきなり大騒ぎに。
2周目に入ったばかりのフロントストレッチで多重事故発生、3ワイドの外側にいたライアン プリースがやや不用意に内側に動いてしまってトッド ギリランドと絡んでしまい多重事故に発展。プリースの車はちょうど給油口のあたりをまともに壁にぶつけたので車両火災が発生しました。
プリースは炎上でどう見ても復帰不可能、本戦組ではカイル ラーソン、ブレイニー、チェイス エリオットが巻き込まれました。セグメント3開始までにガレージでゆっくり修理して戻って来ればレース続行可能ではありますが、下位スタートは間違いなさそうです。トラック上は炎上車両以外にも作業が多くて即座にレッド フラッグ、その結果スタート時に旗を振っていたおじさんは放送席に戻ってきたので、実況に穴を開けたのはたったの2周でした。
約13分のレッドフラッグが解除されるとクルーは大忙し、トラック上は7周目にリスタート。最初のスタートで前に出ていたケゼロウスキーですが19周目にハムリンが抜き返してその後は独走します。逆にコディー ウェアーは遅すぎて繰り返し周回遅れになっており速度差がけっこう危ないレベル、トラック上ではぶっちぎりの最下位です。ブレイニーは車の修理待ちでカメラマンが立つお立ち台に乗って観戦中、ある意味オールスターならではの貴重な光景(?)
そのままハムリン独走で何も起こらずセグメント1が終わるかな、と思ったら62周目/ステージ残り14周、ホースバーが壁にガシャンとぶつけてしまいコーションが発生、タイヤが壊れた模様。ここはリーダーのハムリンを含め11人がステイ アウトを選択し、ピットに入った中で10人は右側2輪交換を選択して作戦バラバラです。
70周目/残り6周でリスタート、出足は抜群だったハムリンですが隣からリスタートしたウォーレスが、ちょっとターン1でハムリンに擦った気もしますが速さを見せてターン4でぶち抜きました。一方中団では激しい争いが起きていましたが、残り3周。
またフロントストレッチで多重事故、ふらついたハーブストにボウマンが軽く接触したら、もうハーブストは止まりませんでした。エリオットは1回目の事故に続いてまた巻き込まれガレージ裏へ牽引、ベルとカイルブッシュも巻き添えに。今回のレース、できるだけセグメント終了もアンダー グリーンで締めくくるため、場合によってはコーションでピットを開けずすみやかにリスタートする権限を運営は有していましたが、さすがにこれでは再開は不可能でセグメント1はアンダー コーションで終了しました。ウォーレスがセグメント1勝者でハムリン、チャステイン、チェイス ブリスコー、ケゼロウスキーのトップ5。オープン組最上位はジリッシュの11位ですかね。
・セグメント2
ガレージが修復作業で大繁盛、これもちょっと珍しい光景。しかし面倒なことも起きており、さっきの多重事故が26位近辺で発生していたため本来ならリバースグリッドで1位になるはずのジョン ハンター ネメチェックは修理中。他にもさっきの多重事故で不在の選手がいて実際のスタート順位がどうなるのかもうワケがわかりません。とりあえず言えるのは、コディーウェアーはリードラップでまたやり直せるということだけです(笑)
結局セグメント2を先頭でスタートしたのはセグメント1で22位、グリルがグシャっと潰れてるA.J.アルメンディンガーでした。クリーン エアーを得てAJはひとまず後続を引き離しましたが、今日はドーバーマモノさんが暴れ足りないらしく6周目に早くもクラッシュ発生、ケゼロウスキーとチャステインが絡みました。運悪くウォーレスが巻き添えになってしまいガレージへ。
チャステインが大外ラインと使ってちょっとV字ラインみたいな走り方をしていたので、降りてきたターンの出口で内側との距離感をちゃんと把握できてなかったのかなあと思いましたが、レース後にケゼロウスキーは「セグメント2でミスをした。」としており責任があると考えているようです。レーシング インシデントには見えますけどねえ。
今のところ誰がセグメント3に進めそうなのかさっぱり分かりませんが12周目にリスタート、今度はアルメンディンガーに対してシェイン バン ギスバーゲンが仕掛けて行ってサイドバイ サイドの争いが続きましたが、ちょっと攻めすぎたか4周後にSVGがターン3で自滅スピン、なかなかレースが進みませんね。ドーバーマモノさん、ポイントレースから外されたのでとても怒っているのかもしれません
21周目にリスタート、ここまで色々ごちゃごちゃしてる間にレディックが2位まで上がってきており、24周目にはAJを抜いて新たなリーダーに。テロップを見るとチャステイン、ネメチェック、エリオット、ギリランド、コール カスター、プリースの6人はoffではなくout表示で復帰出来無いようなので、本戦組からチャステインとエリオットの枠が空いてます。というか他にも修理中の人がいるので現時点でトラック上は24人しか走っていません^^;
ハムリンも後方スタートから徐々に順位を上げてきておりセグメント3のポールになりそうな雰囲気ですが、51周目にチームメイトのタイギブスが単独スピンしてコーション発生、戦略タイムです。リーダーのレディックをはじめ多くはピットに入り、ステイアウトしたのはアルメンディンガーとエリック ジョーンズだけ。57周目にリスタートして3周ほどで2輪交換のブリスコーがリードを奪いしますが、これもまた長くは続かず66周目に4輪交換のレディックがリードを取り戻しました。
セグメント2はレディック、ブリスコー、ハムリンのトップ3。両セグメントの合算順位でも上位はこの3人で、セグメント3のスタート順位はハムリン、ブリスコー、レディックの順となりました。セグメント4位からホースバー、ジリッシュ、ジョーンズ、バイロン、ボウマン、マイケル マクダウル、グレッグソンのトップ10。
・本戦進出選手
セグメント1と2の順位を合算した結果、オープン組からセグメント3へ生き残ったのはジリッシュ、ジョーンズ、ボウマン、マクダウル、タイ ディロン、グレッグソン、ステンハウス、アルメンディンガーの8人。そしてファン投票で権利を手にした最後の1人は
ダニエル スアレスでした。修理した黒いテープで数字が埋もれてしまったので、上から色付きテープでもう1回カー ナンバーを書いてますね(笑)今回のスアレスはカル リプケン.シニア財団がスポンサー、野球好きならご存じでしょうがリプケンシニアは1957年にボルティモア オリオールズ傘下のマイナー リーグ選手として加入し、選手としては大成しなかったもののスカウト、コーチ、チーム マネージャーと様々な立場で計36年間もオリオールズに在籍し続けたいわば名伯楽。彼のチームマネージャー時代の背番号が7番でした。
彼の息子がカル リプケン.ジュニア、2632試合連続出場という途方もない記録を樹立して『鉄人』と呼ばれたもはや伝説的な選手です、しかもその多くを過酷な守備位置である遊撃手としてです。チームマネージャーと選手という立場で親子で同じユニフォームを着たこともありました。リプケンジュニアは2001年限りで引退しますが、1999年に亡くなった父親の意思を継いで若者を支援する取り組みを行うために、その引退年に設立したのがカルリプケンシニア財団です。
ちなみにリプケンジュニアとオールスターと言えば個人的に記憶に残るのが引退年の2001年、ジュニアはオールスター戦に三塁手としてファン投票選出されたものの、遊撃手としてファン投票選出されていたアレックス ロドリゲスが敬意を表して守備位置を譲ることを提案。これによってリプケンジュニアはAロッドとともに『ファン投票選出された守備位置とは異なる守備位置で先発出場した選手』という珍しい記録を樹立し、なおかつこれがオールスター戦での遊撃手の先発試合出場最多記録。さらにこの試合で本塁打も放って自身2度目のオールスターMVPも獲得しています。なおAロッドはキャリアの後半で遊撃手から三塁手に転向するので、ある意味で未来を予言していました(笑)
また1981年4月18日、3Aのロチェスター レッド ウイングス 対 ポータケット レッド ソックスの試合は延長33回/8時間25分に及んで『史上最長の試合』として知られていますが、あまり知られていませんがこの試合にはまだマイナー選手だったリプケンもレッドウイングスの三塁手として出場しており13打数2安打でした。対戦相手のレッドソックスには、これまた後年に首位打者を5回獲得、通算3010安打・通算打率3割2分8厘を記録することになる安打製造機・ウェイド ボッグスもいて、こっちは12打数4安打でした。
ついつい野球に熱が入ってしまいました。えーっと何の話だっけ、あ、オープン組で合算順位が全体9番手以下となりセグメント2で帰らされたのは、ハーブスト、ゼイン スミス、ネメチェック、クリス ブッシャー、ギリランド、プリース、カスター、ウェアー。それと出場権を持っていながら車が壊れてしまったチャステインとエリオットです。人気ナンバーワン選手・エリオットがいないオールスター・・・
・セグメント3
裸で踊るおっさんあり、謎の大道芸人あり、さすがはオールスター。ここから改めて200周のレースですが75周目あたりにオールスター コーションがあります。ハムリンは今日2回の外側リスタートでリードを失ってるので今回は内側を選びましたが、車のセッティングの問題なのかやっぱり立ち上がりが遅くてブリスコーに抜かれてしまいました。タイヤの内圧設定かな^^;
その後レディックにも抜かれてハムリンは3位に後退、逆にレディックはすこーーしずつブリスコーを追い上げて行き、周回遅れのスアレスに引っかかった隙に有無を言わさずリードを奪い取りました。ラーソンは明らかに遅くて周回遅れになっており、これは最低タイムはクリアしてるけど実質はレースできていないという帰らされた人からするとちょっと腹立つやつです(笑)
リスタートから暫くの間はカムリ3人衆と4位以下にかなりの差があり、有力どころがけっこう崩れてることもあって対立候補不在かなと思わされましたが、タイヤが摩耗してくるとブリスコーは明らかに苦戦。リーダーのレディックですら徐々にペースが落ちてるようで、その間に少しずつジリッシュとバイロンが追いついていきました。75周でコーションが出ると分かってるのに数人のドライバーはタイヤがダメになってピットに入っており使い方を間違えると60周ももたないようで、この条件設定はなかなか簡単には行かないようですね。
結果的にハムリンのリスタート遅いセットはロング ランで正解だったのか、70周目にはレディックを完全に捉えてオールスターコーション目前の75周目にリードを奪いました。レディックはもうタイヤが壊れかけのようで急にターンで曲がらなくなり、あっさりジリッシュに抜かれてさらにジョーンズにも、というところでゴング、じゃなくてコーションに救われました。あと数周あったら事故ってたかもしれん。
このコーションでもちろん全員ピットに入りますが、なんと2位だったジリッシュのクルーがピット作業違反でペナルティー。当初は作業人員超過と発表されましたが、正しくは外したタイヤが隣接ピットのクルーの邪魔になるピット作業妨害でした。なんにせよ隊列最後尾に落とされてやり直し。82周目、ハムリン/バイロンの1列目でリスタートすると、今度はまた外を選んだハムリンがようやくリードを守って主導権を握ることができました。
クリーンエアーを得た上にロングランで速いんだからハムリンは手が付けられない状態になり、そろそろピット サイクル到来かという135周目には2位のバイロンになんと6.3秒差。もうアンダーカットとか絶対無理で何か起きてくれないとお客さんが帰ってしまいそうです。
そんな中でいよいよピットサイクルが始まったわけですが、ちょうど2位のバイロンがピットに入っていた139周目、ロガーノが単独クラッシュしてコーション発生。タイヤが壊れていきなりスピン、元々酷いハンドリングを訴えていたロガーノは無線で
「またリアが終わった!何でタイトな車でリアが終わるんだよ!」
と言っていたら起きた事故でした。これはセッティングでメカニカルと空力のバランスがむちゃくちゃになってて、根本的にセッティングが外れて迷走してることを伺わせる内容ですね、ペンスキーが苦労してるのがなんとなく分かる気がします。ロガーノはこれでリタイア、なお運悪くフリー パスの位置にいたのがロガーノだったのでこのコーションで救済される人は該当者無しでした。
ピットをハムリン、ブリスコー、レディック、ジョーンズの順で出て行ってカムリがトップ4独占。なんとレディックに速度違反、とマイクが急に言うもんだからおいおい勘弁してくれよ、と思ったら数字の読み間違いで本当はステンハウス(笑)149周目/残り52周でリスタートすると、セグメント3開始時に続いてまたもブリスコーがハムリンをかわしました。ブリスコーはロングランでルースっぽいので、リスタート直後の新品タイヤだと良く曲がって速いんでしょうね。
100万ドルを賭けたブリスコーとハムリンの戦い、どっちが勝ってもジョー ギブス レーシングが100万ドルを手に出来ることに変わりはなく、もしハムリンがブリスコーもろとも散ったら3位はレディックなので23XI レーシングに100万ドル。ということはハムリンのチームだからハムリンはどう転んでも儲かるなあ、とか意味不明なことを想像しつつお気楽に見ていたら残り33周でレディックがパワステが壊れたようで緊急ピット、なんかごめんなさい。
部下が脱落したのを見て気合が入ったわけではないでしょうが、ほどなくハムリンはブリスコーに仕掛けました。やはりブリスコーはペースが落ちているようで、1周半ほど粘ったもののハムリンを抑えられず残り30周でリード チェンジ。その後しばらくはブリスコーも僅差で粘っていましたが、再逆転のチャンスは訪れることなく最後はハムリンに引き離されました。
このレースは『必ずグリーン フラッグでレースを終えること』と規定されているのでホワイト フラッグが振られた後であっても万一コーションが出たらオーバータイムが待っている制度でしたが、もうドーバーマモノさんは満足して寝てしまったのかそのままチェッカーを迎えました。ハムリンが2015年以来11年ぶり2度目のオールスター優勝、賞金100万ドルを手にしました。
ハムリン「ええ、正直言って、これだけ速いマシンに乗っているとすごく助かりますね。プログレッシブ チーム全員に敬意を表します。トリッシュとマリ(いずれもプログレッシブ保険の偉い人)、そしてプログレッシブの皆さん、先週は従業員やエージェントの方々とお会いできて嬉しかったです。とにかく、(コカコーラを飲む)1番を目指して努力してきました。そして今日は実現できました。」
リーガン「レースの終盤はチームメイトからプレッシャーを受けました。(ここで車の屋根に置いてあった賞金100万ドルのバナーが落下しすぐに回収される)これを無くしちゃだめですね、かなりの金額ですから。レース終盤、チームメイトのチェイス ブリスコーからもプレッシャーを受けましたし、レース方式の関係で集団に巻き込まれる場面もありました。こうした争いが行われる中で、どういった心境だったんでしょうか?」
ハムリン「ええ、そうですね、本当に面白かったですよ。集団の中を走らなければならないのはやりがいがありますからね。そうでなければ何周もリードしてぶっちぎれるんでしょうけど、でもインバート方式は確かに好きですね。多少の混乱はありましたし良い車が何台か脱落しましたけど、でも、全体的には典型的なオールスターレースで、ああいうことも起こりますから。僕たちにとって勝敗の要素になるのはロングランと後ろから追い抜く能力だと思ってました。」
リーガン「100万ドルです、何か特別なことに使いますか?」
ハムリン「たぶん母に渡します。」
リーガン「デニーハムリン、2度目のオールスター優勝でした。」
ハムリンは過去2年のドーバーも優勝しており、非公式ですがドーバー3連勝でもありました。2位は車がちょっとルースだったブリスコー、ここ数日は胃腸炎だったそうです。3位は放送席が驚いていたジョーンズ、4位オースティン ディロン、5位にジリッシュが入りました。ジリッシュはここまでオーバルだと影が薄くてまだまだ経験不足かという印象でしたが、目立つところで頑張りました。シンドリック、バイロン、マクダウル、ボウマン、ケゼロウスキーのトップ10。
なんとかかんとか食い下がってたらアルメンディンガーは12位、お立ち台から車に戻ったブレイニーが13位、ホースバーはピットに入ったらコーションが出る不運で勝負権を失い14位。せっかくファン投票で選ばれても車がボロボロのスアレスは4周遅れの21位、ラーソンは結局ノロノロ走って134周まで増やしたところでリタイアし、アベマのコメント欄では『帰るラーソン』とちょっとバカにされていました、『宮田ラーメン』ってのもあったな(笑)
・評価は低調?
というわけで2026年のオールスター戦でした。見ていてなかなか伝わりズラいですが、周回毎に刻一刻と変化する最速ラインを求めて各ドライバーが内に外にとラインを探り続けており、タイヤをうまく使う難しさもドーバーらしいものでした。またドーバーでリスタート直後から3ワイドの争いになるあたりはお祭りレースという感じがありましたが、その向こう見ずな戦いで『本戦』の出場が確約されていたはずの選手が出られなくなったとあっては、ファンや参加者の反応もいくぶん厳しいものとなったようです。
まず気になったのは、おそらくご覧になった方はお気づきの方が多いと思いますが観客の人数でした。グランド スタンドこそ満席に近かったものの、それ以外の場所では空席が目立ちました。1万席以上が売れ残った、との報道もあります。入場券の価格が高すぎて買えない、という不満はSNSで散見されたそうです。
夜に開催するのが定番だったオールスターが夜間照明の無いトラックゆえに昼間の開催だったこと、短距離で比較的短い時間で終わり翌周のむちゃくちゃ長い600マイルに向けて気軽に見れるのが特徴だったのに、今回は350周の長丁場だったこともどちらかと言うと不評だった模様。ブリスコーが
「75周のレースを2回終えた時点で、『あと200周もあるのか?』という感じだった。とにかく長いレースだった。」
と語るなど選手から見ても『普通の週末』に感じられたようです。ハムリンが気に入った順位反転制度も混乱でリタイアした選手、それを推してたファンにとってはがっかりで、とりわけ途中でも書きましたけどエリオットが途中で消えましたからファンからすれば納得いかないものになってしまいました。あれがロガーノやハムリンならよかったんでしょうけど(え)
私もレース前の調べもので色々検索をかけてたらやはり『俺流オールスター改革案:シャーロットに戻す』みたいなのがちょくちょく出てきて、シャーロットでのオールスター戦を希望する懐古主義派の人はそれなりにいらっしゃる様子、ハムリンですら「オールスターはとりあえず夜の開催が良いと思う。批判するつもりじゃないけど。」とレース後記者会見で持論を述べました。
またハムリンは同じく記者会見で「よく分かってないんですけど、オールスターのレースは正確には0周目から始まったの?150周目から始まったの?」と質問。公式には151周目からの200周だけがオールスター戦となっており、ゆえに私も記載事項の訂正に迫られたわけですが、ハムリンの問いかけに記者の見解が異なってしまうという問題が出てハムリンは
「ほら。とりあえずオールスターがいつから始まってるのかぐらい知っとかないと。そこからでしょう。」
こうして問題が山積、ジ アスレティックの記者・ジェフ グラックは記事でオールスターオープンが無かったことについて
「こんなことは二度とあってはならない。NASCARはこのイベントがこれまで毎年行われてきたように2つのレースを別々に開催する方式に戻さなければならない。」
と厳しい論調。他にも、これは事前情報ページで私も書きましたけど20年以上変わらない100万ドルの賞金について『大谷 翔平が年間7000万ドルも稼いでいる中で100万ドルは大した金額ではない。だから賞金を500万ドルにしろ!というのは簡単だけど、その費用を誰が負担するのかを考えると現実的ではない。それでも「さあ誰が100万ドルを獲得するのか!」とファンに売り込むのはあまり魅力的とは言えない』と結んでいます。
ハムリンがぶっちぎったことからも分かる通りドーバーはやはり得手不得手が出やすいのでレースが進むと差が開いて行って、常時どこかで激しい争いが展開される類のトラックでもなくレース展開が単調になってしまった、というのもあったと思います。否定的なことばっかり書いてるとオールスターを楽しんだ方の気まで悪くするだけだし普通にドーバーのレースとして楽しんだ方も多数いるとは思うんですが、まあ興行としては残念ながら成功したとはなかなか言えない結果になってしまったと言えそうです。
おそらく来年も同じ形で開催される、ということはまずあり得ないと思いますがNASCARは『なぜオールスターを開催するのか』『オールスターの魅力とは何なのか』という原点をもう一度考えることになると思います。個人的には、開幕前のクラッシュをデイトナに戻して、オールスターをボウマングレイで開催したらいいんじゃないかとか思うわけですが、思い付きなので実現不可能な何かしらの理由があったらしゃあないですね(苦笑)
さて、次戦はシーズン最長の600マイルで争われるシャーロットです。日本のファンとすると気になるのは配信体系で、昨年はここからのアマゾンプライム/TNTが放映権を持っていた10戦に関してYouTubeでのフル動画配信が公開されず、NBCの放映期間に入ってから一括で公開されました。この2社は『テレビ放送』ではなく『インターネット配信』なのでYouTube公式動画は商売を競う同業であるため門戸が開かれない契約だったと思われます。
ただ今年に関しては昨年実施されていなかったオライリーシリーズのフル配信が復活しているので、ひょっとしたらこっちも制限が緩くなってるかも・・・という淡い期待はあります。水曜日の朝になっても動画が上がっていなければたぶん昨年と同じ状況なので、おとなしくアベマで観戦することになります。ブギティブギティブギティ!
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