NASCAR Cup Series
Pennzoil 400 Presented by Jiffy Lube
Las Vegas Motor Speedway(Las Vegas,Nevada)
1.5miles×267Laps(80/85/102)=400.5miles
Goodyear Racing Eagle Tire Code
Left:D-5284 , Right:D-5290
その後、154周目/残り47周のリスタートで4列目リスタートのラーソンが押しあいへし合いの中をちょっと強引に抜け出して外から豪快に順位を上げ、半周で6人抜きしてリードを奪うとそのまま独走。木曜日のダートに続いてこの週末2度目の勝利、シリーズ通算18勝目を挙げました。2019年~2021年は一度もオライリーに出ていないラーソンですが、出場した年に限ればこれで2014年から10シーズン連続で最低1勝を記録しています。
インタビューに駆け付けた息子のオーウェンですが、来ている服は2日前にダートで優勝を争ったライバル・コリーデイのグッズだったのでみんな大爆笑。デイはヘンドリックも期待の若手でダート界で天才と呼ばれた逸材ですが、今年からフル参戦しているオライリーシリーズでは開幕早々に無用な接触と態度で批判が殺到。そんなデイにダートからストック カーへと進んだ同じ境遇のラーソンは最近声をかけてあげたようで、そんな師弟の話とダートでの優勝争い、そしてこの息子の粋な計らい(?)は全部知った上で見ると味わい深いものがあります。ていうか誰か台本書いたやろ(笑)
Pennzoil 400 Presented by Jiffy Lube
Las Vegas Motor Speedway(Las Vegas,Nevada)
1.5miles×267Laps(80/85/102)=400.5miles
Goodyear Racing Eagle Tire Code
Left:D-5284 , Right:D-5290
NASCARカップ シリーズ、第5戦はラスベガスです。最大バンク角20°の何の変哲もない1.5マイルオーバルですが、予選平均速度は24°バンクのシャーロットを上回っておりかなり高速のトラックです。と言っても開催時期や使用タイヤの関係もあるので結果だけでどっちが速いかを絶対値として比べることはできないのであくまで参考程度に。そのタイヤに関して先に言えば、昨年秋のレースと同じタイヤが持ち込まれて決勝は新品8セット+予選持ち越しと余裕のある設定です。
高速トラックなのでクリーン エアーを得てきちんとダウンフォースが発生する状態で走ることがけっこう大事、40周も走ってしまえば4輪交換が必須ですが短い周回数でのタイヤ交換なら2輪交換も通用しやすい条件です。成否は結果でしか語れませんがクルー チーフは常にあらゆる状況に対する想定をしておかないといけません。真ん中外寄りぐらいが速いラインだとは思うんですが、インベタで走って白線に左側のタイヤを引っかけるようにして速く走る人もいるので、抜きにかかる際にラインの選択肢があって相手の逆を行けばクリーンエアーを拾える余地もあるのでけっこう面白いトラックだと思います。
ステージ周回数は1.5マイル定番の80周・85周・102周の設定。各ステージとも何も起きなければ1ストップで、順位が下の人は均等割りよりも少し手前でピットに入ってアンダーカット、NASCARで言うところのショート ピッティングを狙い後ろから前へとピット サイクルが波及していく流れになります。ただあんまりタイヤを長く使いすぎたり、アンダーカットを成功させるために最初から攻めすぎるとタイヤに負担がかかりすぎて最後がズルズルになったり最悪バーストすることもあるので注意が必要、天気予報によると今週も最高気温が30℃ぐらいまで上がるみたいです。
航続距離で言えば必死で頑張ったら一応70周ぐらいは行けなくもないので、最後にそのぐらいの周回数が残ってリスタートになったら燃費レースを覚悟しましょう。なお、ベタですが開催地がラスベガスなので作戦でギャンブルに出ると放送席が盛り上がります(笑)
・ちょっとしたデータ
Gen7車両で開催された過去8回のラスベガスではカイル ラーソンとジョーイ ロガーノが各2勝、アレックス ボウマン、ウイリアム バイロン、ジョッシュ ベリー、デニー ハムリンがそれぞれ1勝しています。昨年は春のレースでベリーが自身初優勝、秋はハムリンがポール トゥー ウインを飾っており、ベガスでのPtoWは2009年第3戦のカイル ブッシュ以来16年ぶり2人目でした。つまりベガスのポールシッターは勝率低め、最も勝っているのは予選2位で、ラーソンもバイロンも2位から勝っています。
昨年の第12戦カンザスを最後に優勝から遠ざかっているラーソンですが、2021年のヘンドリック モータースポーツ移籍以来のベガス10戦中5戦でそのレースの最多ラップ リードを記録して3勝と3度の2位を記録。過去8戦のベガス平均順位は全体2番手の7.9を記録しておりヘンドリック自体も相性が良いことから優勝候補の筆頭と言えます。バイロンも同じく平均順位10.0で好相性、昨年秋のレースはクラッシュしましたが、これはピットに入ろうとした他者と衝突するという不運によるものでした。
しかしそんな2人を平均順位で上回るのは我らがスイカ男・ロス チャステイン。ベガス過去8戦では優勝こそ無いものの6戦で5位以内に入っており平均順位は7.6。通算成績で見ても、彼の場合下積み時代がけっこう長いので数字がブレやすいですが1.3マイル以上のオーバル トラックではナッシュビル、アトランタに次いで3番目に相性の良い開催地です。
また、ライアン プリースは数字だけ見たら平凡なんですが昨年のベガスは3位/9位といずれもトップ10フィニッシュ。昨年1.5マイルオーバルで稼いだポイントは179点で、チームメイトのクリス ブッシャーと並んで11位タイ。ショート トラックで強い印象ですがホームステッド、カンザス、シャーロットでもトップ10フィニッシュしており意外と堅実に1.5マイルできっちり走っています。優勝候補ではないかもしれませんが注目の存在です、ってあれ、先週も予選順位13位だからってプリースに注目してたな(笑)
一方で先週の勝者・ライアン ブレイニーはなぜかベガスに嫌われており、過去8戦中4戦が32位以下で最高位は3位。バッバ ウォーレスも過去8戦の予選平均は12.1で全体8位なのに、決勝順位は21.9で全体26位と相性が今一つです。また、ヘンドリックの他の3人は結果が出ているのにチェイス エリオットはなぜか相性が悪く、過去8戦の最高位が9位で平均順位19.3。通算でも17戦出場でトップ10が7回だけ、平均順位18.9は彼の中でデイトナに次ぐ平均順位ワースト2位の開催地となっています。心がカラカラに乾きそうです。
・レース前の話題
さっき優勝者として名前を挙げたボウマンですが、目まいの症状が回復していないことから今週も欠場。今回の代役はジャスティン オールガイアーです。一昨年のシャーロットではインディアナポリス500に浮気して移動が間に合わないラーソンの代役を務めており、ヘンドリックは困ったときに頼る存在ですね。ちなみにですがオールガイアーのカップシリーズでの最高位は2015年第8戦ブリストルでの8位です。もう39歳にもなったら今さら車を壊してキャリアがどうのという立場じゃないし、ちょっと一発狙ってみたらどうかとか無責任なこと思ったり(。∀゜)
そしてもう1つヒヤリとする事案がありました。木曜日にラスベガスのダート トラックで開催されたスプリント カーのシリーズ戦・ハイ リミット レーシングの開幕戦でタイ ギブスがコリー デイとの接触で横転するクラッシュ。けっこう派手に転がった末にフェンスにぶつかって止まりましたが、幸いギブスは無事でした。
続いて規則関係の話。NASCARはピット ロードに関する規定に変更を加え、この週末からピット ボックスの路面を清掃する道具を手作業の工具に限定して機械や化学的な物質の使用を禁止。また作業可能なのはチームがガレージに入る時間になってからとされ、夜中に居残りして路面をゴシゴシするのも禁止となりました。昨年のプレイオフではハムリンのクルーがやたらと滑るピットを気にして深夜に一生懸命路面を掃除し、最後にはトラックの清掃車を使って綺麗にしていました。この規則であとはどんなインチキが残るのか見ものです(え)
最後に、レガシー モーター クラブの共同オーナー・ジミー ジョンソンはラジオ番組に出演した中で来シーズンから3台体制に拡充すると明言しました。レガシーMCは昨年にリック ウェアー レーシングからチャーターを1つ購入するはずが、何かしら契約書の問題で話がこじれてしまって裁判沙汰になったので使用権を得るのが本来予定していたであろう流れから1年ズレて2027年になっていました。買ったのに使わず貸し出してたら拍子抜けなのでそりゃ3台になって当たり前なんですが、手を広げすぎて組織がかえって弱体化しないようにはしてもらいたいですね。
最後に、レガシー モーター クラブの共同オーナー・ジミー ジョンソンはラジオ番組に出演した中で来シーズンから3台体制に拡充すると明言しました。レガシーMCは昨年にリック ウェアー レーシングからチャーターを1つ購入するはずが、何かしら契約書の問題で話がこじれてしまって裁判沙汰になったので使用権を得るのが本来予定していたであろう流れから1年ズレて2027年になっていました。買ったのに使わず貸し出してたら拍子抜けなのでそりゃ3台になって当たり前なんですが、手を広げすぎて組織がかえって弱体化しないようにはしてもらいたいですね。
・O'Reilly Auto Parts Series The LiUNA!
さあ今年もありました、イベント名に数字が無く感嘆符で終わるという『けいおん!』みたいなやつ、ちなみにリウナは企業でもブランド名でもなく労働組合です。ステージ1・2はいずれもオールガイアーが制しますが、最終ステージになってえらいルースになってしまいリーダーはジェシー ラブに。ところがラブは6回目のコーション中のピット作業でウォール側のクルーがタイヤを受け取ろうとしてピットボックスに転げ落ちてしまい、安全規定違反でペナルティー。その落っこちたクルーというのはクルーチーフのダニー ストックマン ジュニアでした、これは気まずい。
| お~ち~る~、あ~、お~ち~た~ |
その後、154周目/残り47周のリスタートで4列目リスタートのラーソンが押しあいへし合いの中をちょっと強引に抜け出して外から豪快に順位を上げ、半周で6人抜きしてリードを奪うとそのまま独走。木曜日のダートに続いてこの週末2度目の勝利、シリーズ通算18勝目を挙げました。2019年~2021年は一度もオライリーに出ていないラーソンですが、出場した年に限ればこれで2014年から10シーズン連続で最低1勝を記録しています。
| オーウェン君、何着てるの? コリーデイ(・∀・) |
インタビューに駆け付けた息子のオーウェンですが、来ている服は2日前にダートで優勝を争ったライバル・コリーデイのグッズだったのでみんな大爆笑。デイはヘンドリックも期待の若手でダート界で天才と呼ばれた逸材ですが、今年からフル参戦しているオライリーシリーズでは開幕早々に無用な接触と態度で批判が殺到。そんなデイにダートからストック カーへと進んだ同じ境遇のラーソンは最近声をかけてあげたようで、そんな師弟の話とダートでの優勝争い、そしてこの息子の粋な計らい(?)は全部知った上で見ると味わい深いものがあります。ていうか誰か台本書いたやろ(笑)
2位はラーソンと同じくカップ選手のチェイス ブリスコー、3位シェルドン クリード、オールガイアーは4位、ラブは6位、オーウェン君もお気に入りのデイは8位でした。また他のカップ選手ではコナー ジリッシュが7位、コール カスターが18位でした。
・カップシリーズ 予選
さてカップシリーズの予選ですが、ブッシュ ライト ポール賞はクリストファー ベルが獲得しました。通算15回目のポールですがラスベガスではこれが4度目と好相性、チーム別でもジョー ギブス レーシングがラスベガスの最多ポールなので何か掴んでるんでしょうね。さらに2位ハムリン、3位ギブス、4位ウォーレスとカムリが4位までを独占。ギブスは練習走行でも30周超のロング ランを試してなかなか安定した速さだったようです。
5位に好相性のラーソン、6位は相性最悪のブレイニー。以下タイラー レディック、プリース、バイロン、ブッシャーのトップ10です。おお、事前に名前を挙げた人がいっぱい出て来たぞ(笑)エリオットは15位、チャステインは17位で練習走行も中団の数字。ロガーノは21位、代走オールガイアーもまずまずの22位。昨年の勝者・ベリーは32位と完全に出遅れてしまいました。今回スポット参戦選手はなく36人の出場となっています。
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