NASCAR Cup Series
・ステージ1
雨の予報があるため予定より10分繰り上げて始まったレース。ブリスコーがリードしますが独走するわけではなく、上位7人は概ね0.4秒の等間隔となりました。ここから2位のレディックがそろそろブリスコーに仕掛けるのかな、という動きが見えた18周目、中団でチャステインがクラッシュして最初のコーション。どうも全体的に燃料を節約するためかなりペースが遅かったようで、チャステインの減速が思ったより早くてマクダウルが対応しきれなかったというのが要因の様子、あんなに早く減速するとは思わなかった、すまん、と無線で謝罪していました。チャステインはここ5戦で3回目のクラッシュ。
このコーションではオースティン シンドリック、ロガーノ、ジョッシュ ベリーのペンスキーの3人衆以外が全員ピットへ、主流は2輪交換でした。23周目のリスタートからシンドリックが後続を引き離して独走し、戦略としては燃料切れまでぶっちぎっておいてステージ終盤にタイヤ交換と給油を実施。ギリギリでリード ラップに残れるはずなので、そのままステージ1を走ったらステージ間コーションはステイアウトしてステージ2をまた先頭でリスタートする、という流れを考えています。一方他のドライバーはこれを追いかけず燃料を節約するのが基本になっているようでみんな1列(´・ω・`)
ステージ残り10周を切ってペンスキー3人衆が予定通りピット作業をこなし、本来上位にいた人が前に戻って来てステージ1を制したのはブリスコーでした。ウォーレス、バイロン、レディック、ブッシャー、カイル、ホースバー、ラーソン、兄.ディロン、アルメンディンガーのトップ10となりました。
・ステージ2
大半はステージ間コーションでピットへ、ステイアウトしたのは7人でペンスキー作戦ではない人が前方に3人いました。シンドリックとしてはクリーンエアーを得るという目的が重要だったのに誤算です。56周目、プリース/ボウマンの1列目でリスタート。すると内側3列目のベリーが滑ったのか明らかに加速が遅くて後続が混乱。この混乱を見て、たぶん外側10列目のハムリンだと思いますが、ちょっとスロットルを戻したようでこの問題が外側へ伝播。ここから後ろが玉突き事故になってリッキー ステンハウス ジュニアやカイルなどがとばっちりで車を壊しました。弟.ディロンも被害を受けて車体前部が凹んでしまい賞金100万ドルに黄色信号。これまで対戦相手を呪い続けた呪詛返しでしょうか(笑)
こんだけ多重事故だったわりにコーションは無くそのままレースは進んでおり、プリースらステイアウトした3人は最初のコーションで給油して走り続けているので燃料はそんなに残っていません。64周目にリーダーのプリースがピットへ、翌周に残りの2人も入ってシンドリックがリーダーに戻りました。後ろにはステージ間コーションで4輪交換しているバイロンが続いており3位以降は5秒ほど離れたところでまたもや1列の状態です。
78周目、トラック上でコール カスターがパンクしている姿が見えると、コーションによるリスクを避けるために2位のバイロンが急いでピットへ。残りが約80周だからここで入ってもあと1回の給油で行ける、いわゆるウインドウが開いているというのが戦略の土台にありました。ただこれは警戒しすぎでコーションは出ずに進みます。バイロンは「破片だらけだろ。」と無線で愚痴りますが、スポッターのブレンダン ラインズは「何回も報告が上がってるんだけど、みんなトラックは大丈夫だって言うんだ。」
予期せぬピットサイクルの到来で作戦がどうなったのか脳内の情報更新が追いつかなくなりましたがさらに厄介なことが発生。90周目にエリック ジョーンズの右前輪が脱輪、痛そうなクラッシュ。心の準備なくいきなりのコーション発生でこの時のリーダー・ブリスコーはちょうどピットに入る指示を受けていたのに入り口が閉まって入れませんでした、大損するパターンです。ジョーンズはホイールだけ転がって行ったので不具合かと思いましたが、ナットが閉まって無くて脱輪し、その時にタイヤが脱げただけのようです。珍しいですね。
入り損ねたブリスコーをはじめ燃料が無い人は当然コーション中にピットに入りますが、ひねくれペンスキー第3の刺客・ライアン ブレイニーと、去年も燃料の賭けをやったケゼロウスキーがステイアウト。97周目にリスタートし、ドライバーの脳内スイッチがさっきまでの燃費走行モードから闘争本能モードへ切り替わった印象で明らかに車が速い。ブレイニーは迫りくるラーソンから逃げ切ってステージ2を制しました。ラーソン、ハムリン、バイロンと続き、リスタートで呑み込まれたケゼロウスキーが5位。ボウマン、ホースバー、ロガーノ、ブッシャー、ウォーレスのトップ10でした。
・ファイナル ステージ
ブレイニーはピットが開くまで待つ燃料すらなくてペナルティーやむなしでピットへ、プレイオフポイントさえ獲れたらそれでええ!って感じでしょうか。他のドライバーは上位にいるならトラック ポジション重視でステイアウト、そうでなければ給油とタイヤ交換を行い、最後の給油を短くして幅を持たせる作戦となります。ちょっとターン1の方角が暗いので雨の可能性があるなら給油した上で引っ張れるだけ引っ張って雨ごい、という賭けもあるかもしれません。
106周目、ラーソン/ハムリンの1列目でリスタート。クリフ ダニエルズからラーソンへは「可能な限り差を広げろ。燃やせ燃やせ燃やせ、このコーション中は徹底的に節約しろ、グリーンは燃やせ。」とここから先は燃費のことを一切考えるなという分かりやすい指示。リスタートで先行して主導権を握ります。インディー500ではダメだったラーソン、せめてブリックヤード400は獲りたい!
最終ステージは60周、残り40周あたりでウインドウが開くのでピットサイクルの到来は非常に早く、残り44周あたりで後方のドライバーは早くも勝負に出始めました。残り42周で3位のバイロンもピットへ、これに対してラーソンとハムリンはオーバータイムも考慮しているのか121周目・残り39周まで引っ張ってピットに入りました。結果、先に入ったバイロンはハムリンだけをアンダーカット、ラーソンには届きませんでした。
この段階で見た目上のリーダーはステージ2終了後に駆け込んで以来給油していないブレイニー。ひょっとして節約しまくったら走り切れるかも、という話でとりあえず走り続けてみましたが、残り17周の時点で無理だと諦めました、そりゃそうだ。これでリーダーはウォーレス、4秒後方にチームメイトのレディックがいて、ラーソンはこれを抜けず詰まっています。レディックはタイヤから振動があるということでペースが上がらないみたいですが、わざと壁になってるのかなと思うぐらい彼の後ろには車が連なってサザエさんムーブ、ウォーレスの巨大な援護射撃になっています。残り16周でようやくラーソンがかわしましたが、ウォーレスとはなんと6秒近い差が付いていました。ピットを出た直後は2秒も無かったのでめっちゃ逃げられました。
先ほど2輪しか交換していないウォーレスに対して4輪交換のラーソンは少しずつ接近。残り10周で4.4秒、周回遅れに詰まらなければ1周0.2秒ぐらいのタイム差で、このままだと追いつく前に終わってしまいます。しかし残り6周、なんとターン1で雨が観測されてコーション。現地放送だとレーダー上でも分からないものだそうで本当に突発で限定的。あと5分降らなければウォーレスが勝ってたのに(´・ω・`)
広大なトラックの一部で雨量が増えたので一旦レッドフラッグ、もちろんこんな程度で打ち切られることはなくオーバータイムとなります。ウォーレス、ラーソン、バイロン、ハムリンの順だったのでチューズでは当然ウォーレスが1列目の内側、ラーソンは外。その後はバイロンはラーソン支援で外、ハムリンがウォーレス支援で内へ動くと思ったら意外や意外、バイロンは内側を選びました。ハムリンも内側の3列目をあえて選択しラーソンの後ろに来たのはベリーでした。バイロンはウォーレスとハムリンが組ませないためにあえて塞ぎに行った、のか?
リスタート、ベリーの良い援護でターン1でウォーレスと並走したラーソンでしたが、ターン2でウォーレスが抜群の動きを見せて死守。これで勝負ありかと思ったら、バックストレッチでゼインスミスが後ろから当てられてスピン、レディックやロガーノを巻き込む多重事故になりました。これで無情にも2回目のオーバータイムへ、多くの陣営は『オーバータイム1回の燃料はあるけど2回目の燃料は・・・』という感じなので決断の時です。なおギブス君は巻き込まれるのを寸前で回避、こっちは100万ドルを死守。
ラーソン陣営は事故が素早く片付いたらもう1回行ける、ウォーレスとバイロンはもう燃料がヤバい、という話。あまりに燃料ギリギリなので「次の周にチューズが行われなかったら足りない。」と言っています。なんとか彼らの期待通りすぐチューズが行われてオーバータイム2回目へ、画面の脇にはチューズを前にして燃料切れでピットに向かうブリスコーの姿が映っています・・・(´・ω・`)
今度のリスタートはウォーレスがズルっと滑ってしまいますが、ラーソンもベリーに押してもらえなかったのでここも制したのはウォーレス。クラッシュも起こらずホワイト フラッグとなりもうあとは燃料だけです。3位のバイロンが真っ先にガス欠して後退、となると次はウォーレスか!?と当然みんな思うわけですが、彼は走り切るだけの燃料を残していました。
「疲れ果てたよ。はあ・・・・あのレッドフラッグの間、レースカーを運転する以外の日曜日までのあらゆることを考えていた。ああ、なんてことだ。。。このチームを本当に誇りに思う。あのアドレナリン ラッシュはヤバいね。だって、今まさにあのレースから戻ってきて、もう疲れ果てているんだから。この場にいる全員、エアスピード(23XIレーシングの拠点はショップではなくエアスピードと呼んでいる)のスタッフ全員、そしてこのレースを可能にしてくれた全ての人に感謝したい。妻と子供がまだ見あたらないけど、ベックス、ビクトリー レーンへようこそ。本当に最高だよ。今度は正式に。デイトナはデイトナさ(今年のデイトナ予選レースでビクトリーレーンに乗っている)。でも、あれだけの困難を乗り越えて、この人たちをビクトリーレーンに立たせることができた。それが全てなんだ。僕を励まし続け、信じ続けてくれた人たちのおかげだよ。本当に誇りに思う。みんなに感謝しているよ。」
「信じられない。ブリックヤードで勝てたこと、このレースの規模の大きさ、背後で起こっているあらゆる雑音を全て忘れられたことは、この23チームのみんなの証だ。当落線のあたりにいるのはもううんざりさ。」
2位は「ここでは抜く術が無いので特に何か間違ったことをしたとは思ってないよ。」とラーソン、3位はハムリンでした。ハムリンはドライバーとしてのクラウンジュエル制覇とはなりませんでしたがオーナーとして勝利しましたね。予選で壊した車の修理作業には23XIのクルーも参加して総出だったそうです。4位からプリース、ケゼロウスキー、トッド ギリランド、ブレイニー、ベル、ボウマン、ホースバーのトップ10でした。ギリランドはなぜかここで2年連続の6位です。ヘイリーが健闘の11位、チェイスは30位スタートから13位でレギュラーシーズンポイントではバイロンに僅か4点差で1位を守っています。キャサリン レッグがなんと17位でした。レース序盤にはスポッターから「52秒前半で走ってくれ。」と言われて「もう全力で走っとんねん!」って怒ってましたけど(苦笑)
・In-Season Challenge presented by DraftKings Sportsbook
インシーズンチャレンジはタイギブスが21位、タイディロンは3周遅れの28位となり、インシーズンチャレンジの初代王者・賞金100万ドルを手にしたのはタイギブスとなりました。ギブスは「100万ドルは大金だから、このうち1万ドルはディロンが寄付したい慈善団体に寄付するつもりさ。」と漢気(?)を見せました、どうせならもうちょっと奮発しようよとか思いますが、まあ残った99万ドルのうち彼の手元にはいくら入るのかは分かりませんしね(笑)
Brickyard 400 presented by PPG
Indianapolis Motor Speedway 2.5miles×160Laps(50/50/60)=400miles
※Race extended to 168Laps due to NASCAR overtime
winner:Bubba Wallace(23XI Racing/Chumba Casino Toyota Camry XSE) NASCARカップシリーズ、第22戦はレース好きなら大抵知っているインディアナポリス モーター スピードウェイ。1周2.5マイル、90°のターンが4つある四角形のトラックです。NASCARでは1994年に初開催されて爆発的人気を誇りましたが、いかんせんここはバンク角が低いし普段のオーバルより旋回時間も短いので2台並んで争うことができません。インディーカーなら命知らずが380km/hでほぼ全開で走りますが、ストックカーは重いしダウンフォースも無いので減速も必要です。
というわけで追い抜きが難しくて並走すら生まれず、開催は夏場の暑い時期。加えてステージ制レースだと戦略性が表に出すぎて2.5マイルのトラックとは相性も悪く、あまりに観客動員が低迷したので2021年からの3年間はロード コースで開催されていました。昨年、初開催から30周年というお題目とGen7車両のオーバルはけっこう面白い、というところから4年ぶりにオーバルが復活、今年も引き続きオーバルでの開催です。
その昨年のレースはやはりステージ制なので戦略的でしたが、レース終盤は絶対燃料が足りないと思われていたケゼロウスキーがどこに燃料を隠していたのか最後まで走って勝ちそう、と思ったらコーションでオーバータイム。意地でも走る気でピットに入らなかった、と思ったらリスタート直前にピットに逃げ込むちょっとした迷惑行為でリスタートが混乱してダブル オーバータイム。結局ラーソンがこれを制しました。基本的にはポコノーと同様にロード コースのイメージで観戦するのが良い開催地です。
ちなみに、インディアナポリスで優勝した選手がスタート/フィニッシュ地点にあるレンガ舗装の部分に口づけするセレブレーション、最初に行ったのは1996年のブリックヤード400で優勝したデイル ジャレットで、NASCARから今ではインディーカーにも伝わったものでした。そもそもジャレットがレース前にクルー チーフ・トッド パロットから「もし勝ったら車を降りてひざまずいてレンガにキスしようぜ。」と冗談で言ったのがきっかけとされています。
全くの余談ですが、1985年に阪神タイガースが優勝した際に道頓堀川に多くの人が飛び込みましたが、このきっかけは桂 福若という落語家だったとされています。福若は東京読売ジャイアンツのファンで阪神ファンの知人と言い合いになり、その際に「阪神が優勝したら道頓堀川に飛び込んだる。」と言ったため有言実行した形。そう、あれは阪神優勝のお祝いではなく『罰ゲーム』がきっかけだったんですね^^;
※もちろん絶対にやってはいけません。
・ちょっとしたデータ
Gen7車両でここのオーバルを走ったのは去年だけなので大したデータはありませんが、2015年以降昨年までイニシャルのいずれかが『K』で始まる人が7連勝中です。現役ではカイルが2勝、ケゼロウスキーとラーソンが各1勝で他に優勝経験者はいません。逆に、ここ数年デビューした若手の選手はここのオーバルをGen6時代に経験していない人もおり、ギブス、ゼイン スミス、グレッグソン、オースティン シンドリックといったあたりは昨年がブリックヤード初体験で今年が2度目の走行です。
また、昨年も書きましたがかつて特別な賞金を懸けたイベントとしてデイトナ500、コカコーラ600、サザン500、ブリックヤード400の4つのレースを『クラウン ジュエル』と称したことがあり、今も表現として用いられることがあります。ハムリンは参加ドライバーの中で唯一『ブリックヤードで勝ったらクラウンジュエル制覇』の状態となっており、これはブリックヤードが比較的新しいイベントということもあって過去4人しか達成していない記録です。ハムリンのインディアナポリス過去最高位は3位で3回記録しています。
・レース前の話題
そのハムリン、JGRと複数年契約で合意してチームに残留することが発表されました。2005年からJGR一筋、今年でフル参戦20年目。11月には45歳になる大ベテランは今シーズン既に4勝。共同オーナーを務める23XIレーシングがNASCARと法廷闘争中で自身のレース以外でも苦労が多いと思われますが、さらに最低でも2年はこのチームで戦うことになりました。
一方、その裁判に絡んだ動きとして、NASCARは参加申請に関する規則を改定したことを発表しました。新たな文言ではNASCARが参加申請台数を40台までに制限することができ、オーナー ポイント順に参加資格を得る、となっています。従来も決勝に進出できるのは40台で超過した場合は予選落ちがありましたが、この規定によりそもそも40以上の台数が参加申請を受理されなくなります。と言ってもそもそもデイトナ500以外で予選落ちが生じることはほとんどありません、先日のシカゴはけっこう珍しい例でした。
こうすることで、23XIとフロントロウモータースポーツは決勝に進出することが確約されます。両チームは『裁判終結までは自分たちのチャーター チームとしての参加権を認めてくれる仮処分を認めてくれないと、収入が減ったり予選落ちの危機にさらされて回復不能な損害を受ける』と主張していましたが、この規則でそのうちの1つは潰されたのでより裁判所がNASCAR側に有利な判断を下しやすくなるとみられます。ただ上記の通り、NASCARを知っていればこの規則は非常に形式的で実質的な意味はほとんどないことは明白なんですけどね。
そしてこちらは来年の話、NASCARはカリフォルニア州サンディエゴにあるコロナド海軍基地でレースを開催すると発表しました。カップシリーズは6月21日の開催で、エクスフィニティー シリーズとクラフツマン トラック シリーズも併催される全部盛りのイベントになります。アメリカ海軍創立250周年記念というお題目だそうです。既にNASCARはこれを宣伝するえらいお金と時間がかかってそうな宣伝動画も制作・公開しており気合が入っています。
・Craftsman Truck Series Tsport 200
(at Lucas Oil Indianapolis Raceway Park)
トラックシリーズは1周0.686マイルのショート トラック・IRPでの開催。予選11位のレイン リッグスが別カテゴリーのような速さを見せてステージ1・2、そしてレースを全制覇。200周中160周をリードする圧勝で今季2勝目・通算4勝目を挙げました。3位でチェッカーを受けたスチュワート フリーズンは車高の規定違反で失格となりましたが、チームは部品の破損が理由だとして現在抗議を行っています。そのため暫定結果ではありますが、繰り上がりで3位に入ったコリー ハイムが2戦を残してレギュラーシーズンのチャンピオンが決まりました。これはたぶん4位に落ちても変わりません。
エクスフィニティーは最終ステージに入ってトラック近くに雷雲が接近。いつ終了になってもおかしくない、という状況でジャスティン オールガイアーとラーソンが優勝を争い、81周目に雨によるコーション。もっと降れ!と思ったのはオールガイアー陣営ですが小雨だったので87周目にリスタート。するとターン2で内側のラーソンが膨らんでしまいオールガイアーと接触、これでオールガイアーがクラッシュして脱落します。
さらに91周目、ターン3で4位を争っていたオースティン ヒルを後ろからエリック アルミローラが軽く押したためヒルがスピン寸前。するとその直後、今度はヒルがアルミローラにつっかけて2台ともクラッシュしました(。∀゜)
さらに雨が降って来てレッドフラッグになったのでもう終わりだろうと思ったらこれも再開されて残り4周でリスタート。テイラー グレイとの激しい争いを制してコナー ジリッチが優勝、これで第19戦ソノマから怒涛の3連勝で今季5勝目。またJR モータースポーツは通算100勝目でした。
なお、ヒルには危険な運転だったとして5周のペナルティーが課せられました。今後出場停止の罰則が追加される可能性があります。
※8月1日追記 ヒルには1戦の出場停止処分が課せられて次戦アイオワに出場できなくなりました。また免除手続きを申請・受理されたことによる欠場では無いため、今季の規定によってヒルはこれまでに獲得したプレイオフ ポイント・21点を失いました。
・カップシリーズ
予選
カップの予選はブリスコーがブッシュライトポールを獲得、今シーズン5回目でデイトナ500、コカ-コーラ600に続いてなんとクラウン ジュエルのレースで3連続ポール。あとはサザン500でポールならクラウンジュエル予選制覇です。2位からウォーレス、ジョーンズ、レディック、ギブスとトヨタ勢が上位5人。インディアナポリスで勝ったトヨタの選手は2015年・2016年を連覇したカイルだけですが、久々のトヨタ優勝となるでしょうか。
6位からバイロン、ブッシャー、カーソン ホースバー、アルメンディンガー、シンドリックのトップ10。ギスバーゲンがオーバルで予選自己最高位の11位、カイルは12位、ラーソンが13位、インシーズンチャレンジ決勝でギブスと対戦しているタイディロンは26位スタートです。どっかでギブスをやっちまえば賞金ゲットですけどさすがにちょっと遠いのでレース展開頼みで自分はちゃんと完走するのが最善でしょうかね。エリオットは予選でスピンしかけて30位、ハムリンは速報値でブリスコーを上回るペースでしたが残念ながらクラッシュして最後尾スタートとなりました。
雨の予報があるため予定より10分繰り上げて始まったレース。ブリスコーがリードしますが独走するわけではなく、上位7人は概ね0.4秒の等間隔となりました。ここから2位のレディックがそろそろブリスコーに仕掛けるのかな、という動きが見えた18周目、中団でチャステインがクラッシュして最初のコーション。どうも全体的に燃料を節約するためかなりペースが遅かったようで、チャステインの減速が思ったより早くてマクダウルが対応しきれなかったというのが要因の様子、あんなに早く減速するとは思わなかった、すまん、と無線で謝罪していました。チャステインはここ5戦で3回目のクラッシュ。
このコーションではオースティン シンドリック、ロガーノ、ジョッシュ ベリーのペンスキーの3人衆以外が全員ピットへ、主流は2輪交換でした。23周目のリスタートからシンドリックが後続を引き離して独走し、戦略としては燃料切れまでぶっちぎっておいてステージ終盤にタイヤ交換と給油を実施。ギリギリでリード ラップに残れるはずなので、そのままステージ1を走ったらステージ間コーションはステイアウトしてステージ2をまた先頭でリスタートする、という流れを考えています。一方他のドライバーはこれを追いかけず燃料を節約するのが基本になっているようでみんな1列(´・ω・`)
ステージ残り10周を切ってペンスキー3人衆が予定通りピット作業をこなし、本来上位にいた人が前に戻って来てステージ1を制したのはブリスコーでした。ウォーレス、バイロン、レディック、ブッシャー、カイル、ホースバー、ラーソン、兄.ディロン、アルメンディンガーのトップ10となりました。
・ステージ2
大半はステージ間コーションでピットへ、ステイアウトしたのは7人でペンスキー作戦ではない人が前方に3人いました。シンドリックとしてはクリーンエアーを得るという目的が重要だったのに誤算です。56周目、プリース/ボウマンの1列目でリスタート。すると内側3列目のベリーが滑ったのか明らかに加速が遅くて後続が混乱。この混乱を見て、たぶん外側10列目のハムリンだと思いますが、ちょっとスロットルを戻したようでこの問題が外側へ伝播。ここから後ろが玉突き事故になってリッキー ステンハウス ジュニアやカイルなどがとばっちりで車を壊しました。弟.ディロンも被害を受けて車体前部が凹んでしまい賞金100万ドルに黄色信号。これまで対戦相手を呪い続けた呪詛返しでしょうか(笑)
こんだけ多重事故だったわりにコーションは無くそのままレースは進んでおり、プリースらステイアウトした3人は最初のコーションで給油して走り続けているので燃料はそんなに残っていません。64周目にリーダーのプリースがピットへ、翌周に残りの2人も入ってシンドリックがリーダーに戻りました。後ろにはステージ間コーションで4輪交換しているバイロンが続いており3位以降は5秒ほど離れたところでまたもや1列の状態です。
78周目、トラック上でコール カスターがパンクしている姿が見えると、コーションによるリスクを避けるために2位のバイロンが急いでピットへ。残りが約80周だからここで入ってもあと1回の給油で行ける、いわゆるウインドウが開いているというのが戦略の土台にありました。ただこれは警戒しすぎでコーションは出ずに進みます。バイロンは「破片だらけだろ。」と無線で愚痴りますが、スポッターのブレンダン ラインズは「何回も報告が上がってるんだけど、みんなトラックは大丈夫だって言うんだ。」
リーダーのシンドリックもそろそろ燃料が無くなる頃合いでしたが、なんと84周目にそのシンドリック本人に悲劇、右後輪がいきなりパンク。ピットまであとちょっとだったのに無念です。これでまたコーションの危険性からチームメイトのロガーノをはじめそれなりの人数がピットに飛び込みましたが、これもコーション無し。けっこう破片飛んでますけどねえ。ここは走行ラインが限られているのでライン上に落ちてなかったら問題なし判定でしょうか。
予期せぬピットサイクルの到来で作戦がどうなったのか脳内の情報更新が追いつかなくなりましたがさらに厄介なことが発生。90周目にエリック ジョーンズの右前輪が脱輪、痛そうなクラッシュ。心の準備なくいきなりのコーション発生でこの時のリーダー・ブリスコーはちょうどピットに入る指示を受けていたのに入り口が閉まって入れませんでした、大損するパターンです。ジョーンズはホイールだけ転がって行ったので不具合かと思いましたが、ナットが閉まって無くて脱輪し、その時にタイヤが脱げただけのようです。珍しいですね。
入り損ねたブリスコーをはじめ燃料が無い人は当然コーション中にピットに入りますが、ひねくれペンスキー第3の刺客・ライアン ブレイニーと、去年も燃料の賭けをやったケゼロウスキーがステイアウト。97周目にリスタートし、ドライバーの脳内スイッチがさっきまでの燃費走行モードから闘争本能モードへ切り替わった印象で明らかに車が速い。ブレイニーは迫りくるラーソンから逃げ切ってステージ2を制しました。ラーソン、ハムリン、バイロンと続き、リスタートで呑み込まれたケゼロウスキーが5位。ボウマン、ホースバー、ロガーノ、ブッシャー、ウォーレスのトップ10でした。
・ファイナル ステージ
ブレイニーはピットが開くまで待つ燃料すらなくてペナルティーやむなしでピットへ、プレイオフポイントさえ獲れたらそれでええ!って感じでしょうか。他のドライバーは上位にいるならトラック ポジション重視でステイアウト、そうでなければ給油とタイヤ交換を行い、最後の給油を短くして幅を持たせる作戦となります。ちょっとターン1の方角が暗いので雨の可能性があるなら給油した上で引っ張れるだけ引っ張って雨ごい、という賭けもあるかもしれません。
106周目、ラーソン/ハムリンの1列目でリスタート。クリフ ダニエルズからラーソンへは「可能な限り差を広げろ。燃やせ燃やせ燃やせ、このコーション中は徹底的に節約しろ、グリーンは燃やせ。」とここから先は燃費のことを一切考えるなという分かりやすい指示。リスタートで先行して主導権を握ります。インディー500ではダメだったラーソン、せめてブリックヤード400は獲りたい!
最終ステージは60周、残り40周あたりでウインドウが開くのでピットサイクルの到来は非常に早く、残り44周あたりで後方のドライバーは早くも勝負に出始めました。残り42周で3位のバイロンもピットへ、これに対してラーソンとハムリンはオーバータイムも考慮しているのか121周目・残り39周まで引っ張ってピットに入りました。結果、先に入ったバイロンはハムリンだけをアンダーカット、ラーソンには届きませんでした。
しかし彼らより前方にはさらに早く動いて2輪交換していたロガーノ、ウォーレス、レディックの3人の姿。ラーソンは現時点で実質4位となっています。ロガーノはさっき2輪しか交換していないためタイヤの性能面でやや不利、それでもクリーンエアーの恩恵は大きくそのまま逃げてしまっても不思議ではない雰囲気でしたが、135周目にシンドリックと同じように右後輪がパンク。
バックストレッチでいきなり白煙を上げたので事故らなかったのが驚きですが、これでロガーノはピットへ。しかしタイヤを交換して発進しようとしたら車が動かずにしばしピット上で立往生。この一連の流れを見てまだピットに入っていなかったケゼロウスキーとヘイリーがピットに入ってみましたが、コーションは出ませんでした。
この段階で見た目上のリーダーはステージ2終了後に駆け込んで以来給油していないブレイニー。ひょっとして節約しまくったら走り切れるかも、という話でとりあえず走り続けてみましたが、残り17周の時点で無理だと諦めました、そりゃそうだ。これでリーダーはウォーレス、4秒後方にチームメイトのレディックがいて、ラーソンはこれを抜けず詰まっています。レディックはタイヤから振動があるということでペースが上がらないみたいですが、わざと壁になってるのかなと思うぐらい彼の後ろには車が連なってサザエさんムーブ、ウォーレスの巨大な援護射撃になっています。残り16周でようやくラーソンがかわしましたが、ウォーレスとはなんと6秒近い差が付いていました。ピットを出た直後は2秒も無かったのでめっちゃ逃げられました。
先ほど2輪しか交換していないウォーレスに対して4輪交換のラーソンは少しずつ接近。残り10周で4.4秒、周回遅れに詰まらなければ1周0.2秒ぐらいのタイム差で、このままだと追いつく前に終わってしまいます。しかし残り6周、なんとターン1で雨が観測されてコーション。現地放送だとレーダー上でも分からないものだそうで本当に突発で限定的。あと5分降らなければウォーレスが勝ってたのに(´・ω・`)
広大なトラックの一部で雨量が増えたので一旦レッドフラッグ、もちろんこんな程度で打ち切られることはなくオーバータイムとなります。ウォーレス、ラーソン、バイロン、ハムリンの順だったのでチューズでは当然ウォーレスが1列目の内側、ラーソンは外。その後はバイロンはラーソン支援で外、ハムリンがウォーレス支援で内へ動くと思ったら意外や意外、バイロンは内側を選びました。ハムリンも内側の3列目をあえて選択しラーソンの後ろに来たのはベリーでした。バイロンはウォーレスとハムリンが組ませないためにあえて塞ぎに行った、のか?
リスタート、ベリーの良い援護でターン1でウォーレスと並走したラーソンでしたが、ターン2でウォーレスが抜群の動きを見せて死守。これで勝負ありかと思ったら、バックストレッチでゼインスミスが後ろから当てられてスピン、レディックやロガーノを巻き込む多重事故になりました。これで無情にも2回目のオーバータイムへ、多くの陣営は『オーバータイム1回の燃料はあるけど2回目の燃料は・・・』という感じなので決断の時です。なおギブス君は巻き込まれるのを寸前で回避、こっちは100万ドルを死守。
ラーソン陣営は事故が素早く片付いたらもう1回行ける、ウォーレスとバイロンはもう燃料がヤバい、という話。あまりに燃料ギリギリなので「次の周にチューズが行われなかったら足りない。」と言っています。なんとか彼らの期待通りすぐチューズが行われてオーバータイム2回目へ、画面の脇にはチューズを前にして燃料切れでピットに向かうブリスコーの姿が映っています・・・(´・ω・`)
今度のリスタートはウォーレスがズルっと滑ってしまいますが、ラーソンもベリーに押してもらえなかったのでここも制したのはウォーレス。クラッシュも起こらずホワイト フラッグとなりもうあとは燃料だけです。3位のバイロンが真っ先にガス欠して後退、となると次はウォーレスか!?と当然みんな思うわけですが、彼は走り切るだけの燃料を残していました。
ウイリアム ダレル ウォーレス ジュニア、最適な作戦と徹底的な燃料の管理でイニシャルKの壁を打ち破り、2022年の第28戦・カンザス以来約3年ぶりの通算3勝目を挙げました。NASCARあるあるでバーンナウトする燃料もありました(笑)今季の優勝者はこれが13人目、計算上はレギュラーシーズン残り4戦で勝者が17人まで増える可能性がありますが、現状で1勝したドライバーのうちベリーの獲得ポイントがウォーレスより140点近く少ないため蹴り出される可能性は極めて低く、プレイオフ進出をほぼ確実にしました。
「疲れ果てたよ。はあ・・・・あのレッドフラッグの間、レースカーを運転する以外の日曜日までのあらゆることを考えていた。ああ、なんてことだ。。。このチームを本当に誇りに思う。あのアドレナリン ラッシュはヤバいね。だって、今まさにあのレースから戻ってきて、もう疲れ果てているんだから。この場にいる全員、エアスピード(23XIレーシングの拠点はショップではなくエアスピードと呼んでいる)のスタッフ全員、そしてこのレースを可能にしてくれた全ての人に感謝したい。妻と子供がまだ見あたらないけど、ベックス、ビクトリー レーンへようこそ。本当に最高だよ。今度は正式に。デイトナはデイトナさ(今年のデイトナ予選レースでビクトリーレーンに乗っている)。でも、あれだけの困難を乗り越えて、この人たちをビクトリーレーンに立たせることができた。それが全てなんだ。僕を励まし続け、信じ続けてくれた人たちのおかげだよ。本当に誇りに思う。みんなに感謝しているよ。」
「信じられない。ブリックヤードで勝てたこと、このレースの規模の大きさ、背後で起こっているあらゆる雑音を全て忘れられたことは、この23チームのみんなの証だ。当落線のあたりにいるのはもううんざりさ。」
2位は「ここでは抜く術が無いので特に何か間違ったことをしたとは思ってないよ。」とラーソン、3位はハムリンでした。ハムリンはドライバーとしてのクラウンジュエル制覇とはなりませんでしたがオーナーとして勝利しましたね。予選で壊した車の修理作業には23XIのクルーも参加して総出だったそうです。4位からプリース、ケゼロウスキー、トッド ギリランド、ブレイニー、ベル、ボウマン、ホースバーのトップ10でした。ギリランドはなぜかここで2年連続の6位です。ヘイリーが健闘の11位、チェイスは30位スタートから13位でレギュラーシーズンポイントではバイロンに僅か4点差で1位を守っています。キャサリン レッグがなんと17位でした。レース序盤にはスポッターから「52秒前半で走ってくれ。」と言われて「もう全力で走っとんねん!」って怒ってましたけど(苦笑)
・In-Season Challenge presented by DraftKings Sportsbook
インシーズンチャレンジはタイギブスが21位、タイディロンは3周遅れの28位となり、インシーズンチャレンジの初代王者・賞金100万ドルを手にしたのはタイギブスとなりました。ギブスは「100万ドルは大金だから、このうち1万ドルはディロンが寄付したい慈善団体に寄付するつもりさ。」と漢気(?)を見せました、どうせならもうちょっと奮発しようよとか思いますが、まあ残った99万ドルのうち彼の手元にはいくら入るのかは分かりませんしね(笑)
元々分かっていたことですがラーソンの言葉を借りるまでもなく抜けないレースでした。無理に抜きに行っても仕方ないので燃料を節約して作戦で勝ちに行く、ということで期待されたようなレースにはあんまりなっていないかもしれませんが、不思議とそれでもドラマがあったので終わりよければ全てよしという感じでしょうか。雨が降ってきた時は正直「あ~、ウォーレス詰んだ。」と思ったので、そのまま勝ちきってくれてよかったですしチームにも大きな勝利でした。
チャーターを持っていればプレイオフ進出でオーナー ポイント16位以内になり翌年以降の収益分配金が増えるはずですが、今のオープンの立場が続くとそうはならないはず。ぶっちゃけ結果が出てしまったので彼らは争いから引いてもそこまで損しないかもしれませんが、そうなるとフロント ロウ モータースポーツを裏切ることになって印象最悪、今さら抜けられません。ドライバーはただ走るだけ、エアスピードの人たちはただ車を仕上げるだけでやることは変わらないとはいえ、まあ気分としては複雑だろうなと思います。
今回かなり今さらながら1つ感じたのは、普通の1.5マイルなどのオーバルは1周ごと、1ターンごとに最適なラインや速度を探してイメージとしては『いかに0.1秒速く走る方法を見つけるか』という足し算なのに対して、インディアナポリスはアウト イン アウトのラインが変わることが無いので、いかに毎周同じ状態で4つのターンを曲がり続けるか、というどちらかというと『いかに0.1秒を失わずに走れるか』の引き算の積み重ねのイメージなのかなと思いました。要するにロードコースの戦い方ですね。
だからそこそこのレベルにある車で走っていれば似たようなタイムで走れてしまい、ラインが1本しかないので抜きようがない、抜きに行ったらぶつかるかお互いに時間だけ無駄に使って離されるかになる、だから最初から争わず燃料を節約する、とこういう流れが出来上がるんだろうと思います。抜けない度合いはロードコースより遥かに高いので、展開として最も日欧のレースに近いとすら言えるかもしれません。
あんまり動きが無いのでまたロードコースに戻せという話が再燃しそうな気がしてきましたが、それならいっそのこと4ステージ制にして短距離走を繰り返せるようにでもした方が良いかもしれず、ちょっとした頭の捻り方で別の可能性は引き出せそうな気はします。個人的にはこのレース展開も嫌いじゃないなと思いましたけどね。好みは人それぞれなのでひたすら退屈だった人もけっこういると思いますし自然なことだと思います。
次戦は1周0.875マイルのショート トラック、昨年初めてカップシリーズが開催されたアイオワです。
コメント
インディアナポリス戦がFOX放送の時期に移動するかもしれませんね
それ以外何のテコ入れが入るかはわかりませんが
NASCARは2006年にTISSOTと公式タイムキーパー契約を結んだ、という情報以外何も無いので、今も契約が続いているか不明ですし公式計時企業というのをそもそも設けていない可能性が高いですね。あくまでタグホイヤーはIMSのオフィシャルパートナーである、というだけだと思います。
MJが来てない理由は全然分からないですね、映ってないだけかも(笑)まあ今表舞台に出てきても毎回裁判のことを聞かれるし、うかつに変なこと言って裁判に不利になっても困るからNASCAR現場に出るのは得策ではなさそうではありますね。
トゥレックスJRがブッシュシリーズ時代に連覇していた時の所属チームであるチャンス2モータースポーツ(DEIとジュニアが共同出資したチーム)やDEIは別チーム扱いなんですね。
ヘンドリックとの提携やサドラーやリーガンスミス、オールガイアーなどのカップドライバー経験者を乗せたりと恵まれた体制なのは言うまでもありませんが、ルーキーのジリッシュが3連勝で100勝を飾った事は、若手の活躍も大きい事が証明されたでしょう。
カップ戦で地味にオープンチームが勝ったのは初めてじゃないでしょうか。
ウォーレスもBLM問題で騒がれた事はあっても、違うルーツからのカップドライバーではスアレスやギスバーゲンなどの活躍で問題児なところ以外は勢いに押されてしまった所もあったと思いますが、それでもまた雨で中断があるなど難しいコンディションの中、チーム共々初のクラウンジュエルレース勝利は大きな歴史を残したと言っても良いと思います。
元々南部育ちのNASCARがインディアナポリスでレースをする時も、いろいろ言われた事がG+での放送内でも言及されていたのを思い出しました。
インシーズンチャレンジの決勝がインディなのもなんか勿体無い気がしますが、優勝したギブスはまずカップ戦初優勝を目指して、そしていつかは18番を継げる様な活躍を期待しています。
チームの通算の数字は基本的には動かしている会社法人が基準だと思うので、外部で設立した会社の運営チームや合併で吸収されて非継続企業になった側のチームなんかは記録としてはその段階で消滅して停止、存続企業側のチームだけ数字が積み重なる、って感じだろうと思います。リチャードペティーモータースポーツも組織として合併された後にさらに出資者が入れ替わってしまってるので記録としては今のレガシーMCと断絶してるみたいですね。
オープンチームの優勝というと2023年のギスバーゲンはトラックハウスのノンチャーターである91番で勝ってますからたぶんそれ以来2例目、(形式上とはいえ)チームが1つもチャーターを有していない組織としては初ということになりますかね。
揉め始めてもうすぐ1年なんでどっか落としどころを見つけて欲しいなとは思うんですけど、NASCAR側に今のところ引く理由がなくチーム側も引くに引けないので判決まで待つことになるんでしょうかね。もしチーム側勝訴だと場合によってはこの勝利もチャーターチームの勝利と再定義されるのかもしれませんけど。