フォーミュラ E 第12戦 ジャカルタ

ABB FIA Formula E World Championship
2025 Sarinah Jakarta E-Prix
Jakatra International E-Prix Circuit 2.37km×38Laps=90.06km
Race Energy:38.5kWh
Referense time for SC/FCY 3:00
winner:Daniel Ticktum(Cupra Kiro/Porsche 99X Electric WGC3)

 ABB フォーミュラ E、シーズン11は残り5戦となりました。今回はジャカルタ、昨シーズンは大統領選挙の関係で開催がなく2年ぶり3度目の開催。前回のシーズン9は2連戦でしたが今回は1戦のみの週末です。この先はもうベルリンとロンドンの2連戦を残すのみ、大詰めですね。
 第2次世界対戦後にリゾート地として開発されたというアンチョールという地区が開催地、大型商業施設や砂浜がすぐ近くにあるんですが、普段から公道として使用している道路ではなくフォーミュラE用のサーキットというちょっと特殊な位置づけのコースです。それゆえに旋回ブレーキが必要なコーナーが多くて難易度が高め、しかも砂浜が近いせいでちょっと車が走らないとすぐに路面が砂だらけになります。
 過去3回のレースの優勝者はGen2だったシーズン8がミッチ エバンス、Gen3のシーズン9は1戦目をパスカル ベアライン、2周距離が長かった2戦目はマキシミリアン グンターでこれがマセラティーとしてのチーム初勝利でした。ちなみに今回のメインスポンサー・サリナはジャカルタ中心部にある百貨店みたいですね。
 今回の決勝レースは38周でほぼ90km、これはシーズン9で開催された日曜日の第2レースと同じ距離です。ただしその時はレースで使用できるエナジー量が36kWhでしたが、今回のレースは38.5kWhとなっていますので実質的には前回のレースよりもエナジー管理が楽になっています。シーズン9の一戦目・36kWhで36周の設定とほとんど同じ消費ペースということになりますので、そこまで極端な節約レースにはならないとみられます。

 さてドライバー選手権では前戦上海を終えた段階で選手権1位のオリバー ロウランドが2位のパスカル ベアラインに対してなんと68点という大量リード。フォーミュラEはボーナスを含めて1レース最大29点を取れるため計算上はなかなかチャンピオンが正式には決定しませんが、このレースでさらに差が広がるようだと残り4戦ですがほとんどチャンピオンは決定というような状況になります。消化試合にならないために少し2位以下のドライバーに頑張ってほしいところ。
 そんな中でちょっとだけアンチロウランド的なデータを取り出してみると、ロウランドは前回シーズン9のレースに出場していません。ちょうどマヒンドラの競争力に嫌気が差して契約を解除してしまったところだったので、彼はGen2時代のジャカルタしか知らないわけです。でもそのGen2時代・シーズン8のレースではロウランドの車は1周目に脱輪したため決勝レースをほとんど走っておらず、ロウランドはジャカルタでのレース経験がほとんどゼロです。

・レース前の話題

 来シーズン・シーズン12の暫定的な日程が発表されました。開幕戦は今年と同様に年内の12月にサンパウロで開幕、年が明けるとメキシコシティへ飛びます。1月末に第3戦のマイアミが開催されますが、開催地はホームステッド-マイアミ スピードウェイではなくF1と同じマイアミ オートドローム、F1からフォーミュラE用に少しコースを変えたものになると思われます。
 その後ジェッダでの2連戦を挟んで第6戦はスペインのハラマ サーキット。5月はベルリンとモナコでそれぞれ2連戦を行います。東京はなんとシーズンの最終盤・第15戦/第16戦の2連戦で酷暑の7月に開催されます、暑すぎてみんな嫌にならないかちょっと今から心配です。東京を終えると最終となるロンドン2連戦、合計18戦のシーズンです。今のところ第11戦と第12戦がいずれも未定となっており、ここに入るのは中国の三亜とジャカルタではないかとのこと。うまくまとまらずこの2レースがいずれも開催されなかったら、日程に2ヶ月近い大きな穴があく可能性も否定はできません。。。

・練習走行

 決勝前日のFP1、最速はマキシミリアン グンターでした。一方で300kWの出力では最速タイムはマヒンドラのエドアルド モルターラ、2番手はチームメイトのニック デ フリースが記録しており興味深いところです。ロウランドはというと4番手タイムを記録しましたが、最後の予選想定のアタックの際にうっかり攻めすぎてスピンしてしまいました。後ろをコツンとぶつけましたが車に大きな損傷はない模様。

 決勝当日のFP2、なんと雨が降ってしまって条件が最悪。かねてからの砂っぽい路面に雨が入ったので見た目よりも滑りやすい状況になっているらしく、各陣営ベストタイムが300kWで記録され、セッション後半に350kWで走っても記録を更新できない人が大半となりました。走行している車両を見るとセッションの終盤にはなんだかやたらと黒く汚れてしまっているので、路面が泥のような路面になっているようです。FP2のタイムはほとんど参考にならないと思われ。

・グループ予選

 FP2から状況は好転、既に日差しが出ており路面上の水もだいぶ少なくなっているんですが、汚れた路面に雨が降って泥っぽくなったところから水分が蒸発して工事現場の跡地みたいな埃だらけの状況、これはこれで困った^^;
 A組の選手は12分間ひたすら路面の埃を掃き飛ばしながら走り続け、ジャン エリック ベルニュが1分9秒460で最速、彼だけが飛び抜けておりグループ2位のジェイク デニスとは0.462秒差でした。3位エドアルド モルターラ、4位にニック キャシディー。アントニオ フェリックス ダ コスタは壁に当てたらしく5位、ロウランドも壁に当てて姿勢を乱してとっ散らかってしまいグループ9位でした。

 B組はいくぶんきれいになった路面で始まりますが、それでもまだまだ埃が立つので各陣営は最後の最後、最も良い路面条件を狙おうと最後に渋滞が発生。最後のコーナー2つぐらいでかなり低速走行したのでタイヤの準備が台無しになった気がしますが、最速はテイラー バーナードで1分8秒968。デフリースが同タイムで2位でした。3位がセバスチャン ブエミ、4位にダニエル ティクタム。ベアラインは渋滞の中で間隔を開けようとして低速走行し、結局タイヤの準備が整わなかったのかグループ7位で脱落し、さらに不必要な低速走行をしたので3グリッド降格ペナルティーも受けました。
 ちなみにシーズン9のジャカルタ1戦目ではグループ予選最速がグンターの1分8秒837でしたから、これより遅い今年は路面条件が悪かったことがわかります。前日のFP1で300kWの最速だったモルターラが出したタイムは1分7秒070だったので、本来の性能から考えて2秒近く遅いグループ予選だったと考えられます、70秒サーキットで2秒遅いってけっこうな数字ですね。

・デュエルス

 準々決勝最大の注目はB組の驚速バーナード vs 最近何かと話題のティクタム。先行のティクタムはセクター1から非常に早く、ここまでで最速の1分6秒958を記録しますが、あとから来たバーナードはこれを僅か0.005秒上回り僅差の戦いを制しました。準々決勝の8人の中で1分7秒を切ったのはこの2人のみ、ティクタムはバーナードを除く誰よりも速いのに負けてしまう「最速の敗者」になりました、不運。
 一方のA組はグループ1位のベルニュがキャシディーに敗れて初戦敗退し、そのキャシディーも準決勝で大失敗してデニスが勝ち上がりました。B組はバーナードが順当に勝ち上がってデニス vs バーナードの戦いになります。
 視聴者予想投票ではバーナード支持が8割、何かを期待したくなるバーナード。コース終盤までデニスと互角のタイムで来ていましたが、なんとターン13のヘアピンで少し止めきれなかったか後ろが流れて大失敗。コーナー1つで0.8秒も失ってはお手上げで、堅実でなおかつ速かったデニスがジュリアス ベア ポール ポジションを獲得しました。昨シーズンの第10戦ベルリン以来となる通算7回目のジュリアスベアポールです。

 スタート順位はデニス、バーナード、デフリース、キャシディー、ティクタム、モルターラ、ブエミ、ベルニュとなりました。ダコスタは9位、ロウランドが16位、ベアラインはグリッド降格で17位と選手権上位勢がわりと総崩れ。ノーマン ナトーは21位、ちょっと日産残留は厳しそうですね・・・

・決勝

 過去の開催では予選から決勝の間にまた路面に砂が積もって汚れてしまい、特に偶数列スタートは不利でしたが4WDでも傾向は変わらないのかが気になります。お客さんの大歓声の中でスタートすると、偶数列はむちゃくちゃ遅いというほどではなかったもののやはり不利な様子、バーナードはターン1までに3位スタートのデフリースにかわされました。まずはデニス、デフリース、バーナード、ティクタム、キャシディーのトップ5。全体に偶数の人が1つ順位を下げたようですがそんなことより後方の人は砂埃でそうとう視界が悪そうなんだが。

 序盤からそこまでゆっくり走るレースではなく、抜くにはちょっと無理してちゃんと競争しないといけない様子。しかし抜こうとすると砂だらけの路面に足を踏み入れることになるので、これはなかなか大変です。真っ先にアタックを使ったベルニュは4周目に自分から追突事故を起こして後退。この後ウイング交換のためピットに入ります。後にチームメイトのグンターもロウランドに壁に追いやられてパンクしてピットに入り、DSペンスキーには散々なレースになりました。

 当然アタックモードの検知点も車が通らないところにあるので砂だらけ、使うことによる損失が多いのでなかなか誰も動けず、ようやく上位10人の中で動きが出始めたのは16周目辺りでした。リーダーのデニスは19周目にようやく1回目のアタック、まず2分だけを使用。これに対して後からアタックに入ったデフリースが21周目からデニスを狙っていきなかなか激しい争いとなりましたが、直線で急に進路を変えて防御してくるデニスに対して苛立ったのかバトルは予想外の結末に。

 23周目に入る直線でデフリースはなんとか前に出た直後に右に進路変更。まだ自分の車両長の範囲内にデニスがいました。ウイングを踏んづけてしまってホームストレート上に破片が散らばったのでセーフティーカーが導入されます。ただ大物をささっと片付けて26周目にリスタート、時間が3分に満たないのでこれだとレースの延長には足りません。
 とりあえずデフリース、デニスの順でレースが続きますが、デフリースに対してはこの接触で10秒加算のペナルティーが出ました。これで実質1位はデニスですが手負いの状態、デニスに続くのはモルターラです。元々アタックのサイクル前に3位だったバーナードはアタックを取りに行った後に砂のかたまりみたいな部分に乗ってズルっと滑ってしまって順位を落とし、順位を取り戻そうと抜きに行ってさらにミスが重なる悪循環、10位辺りまで落ちていました。

 29周目辺りからは2回目のアタックのサイクルとなりますが、30周目にジェイク ヒューズの車がターン1の先で止まってしまいFCYとなります。事後情報だとおなじみのブレーキ アージェントと表示されるブレーキに関する緊急的な不具合が発生したことが原因でした。ブレーキアージェントの不具合といえばここ最近立て続けにグンターの車にも発生しており、ステランティスのパワートレインでなぜか多発しています。
 このFCY直前、コース上では先にアタックを使ったティクタムが一時的にアンダーカットする形で2位になっており、デニスとモルターラは後からアタックを使って後ろに付けていました。後ろの2人からするとアタックの時間が無くなるからさっさとFCY終わってくれの状況です。幸いグンター車の移動はすぐに終わりFCYは解除されたのでティクタムはさっさと抜かれる、はずでしたが直後にさらなる混沌が待っていました。デニスの車がFCYモードを解除できないまさかの不具合に見舞われて加速できず、3位からほぼ最後尾に転落。これに引っかかってモルターラもティクタムから離されてしまいます。
 さらにバンドーンがターン16で全く止まりきれず壁に突っ込んでしまいどう見てもSC案件になると、さらにペナ持ちでとりあえず1位を走っていたデフリースも車に重大な不具合、レッド カーとなってコース外に待避しました。後ほど公開された映像を見ると

 表示機に分かりやすく『STOP!』って出ています、絶対ヤバいやつ。この二つの案件でSCではなくFCYとなり、ティクタムは運良くモルターラに抜かれる前にFCYに入ることができました。34周目に入ったところでFCYは解除されて残り5周ですが、エナジー残量はかなり楽な方向になり、もうモルターラにアタックも無し。こうなるとティクタムとモルターラの腕前の勝負です。
 多くのドライバーがミスりまくる砂だらけの路面ですので最後まで気の抜ける展開ではありませんでしたが、ティクタムは完璧なドライビングで車をチェッカーまで運びました。ダニエル チャールズ アンソニー ティクタム、フォーミュラE参戦4年目・通算60戦目にしてとうとう初優勝です。ここ最近フォーミュラEの公式でもやたらと取り上げられていましたのでその注目度にも応える見事な優勝でした。

 ティクタムはかつてはレッド ブルからF1候補生として扱われていた時期もありましたが、レースでの問題行動等で地位を失い、その後も何度か問題行為があって活躍の場を転々としていました。主要なレースで優勝するのは2021年のFIA F2 第6ラウンド・ソチ オートドロームでのスプリント レース以来だと思います。

 今シーズンから新しい経営体制となったクープラ キロとしては初優勝、チーム体制をさかのぼるとこのチームの優勝はシーズン1・第10戦モスクワでネルソン ピケ ジュニアが優勝して以来約10年ぶりとなる通算3勝目でした、ってまたロシア開催のレース名が出てきた。長いことこのチームを率いているアレックス ホイも感涙。

 2位は0.371秒届かずモルターラ、3位は13番手スタートから見事な追い上げを見せたニコ ミュラーでした。 4位からダコスタ、キャシディー、バーナード、サム バード、セバスチャン ブエミ、ロビン フラインス、そして5秒加算がありながらもロウランドが10位で一点を獲得しました。ベアラインは11位で無得点、それ以外のドライバーで大きく伸ばしてベアラインを逆転したドライバーもいなかったので、単純にドライバー選手権ではロウランドとベアラインの差がレース前より1点だけ開きました。
 一方でチーム選手権で見るとダコスタが4位に入ったことでタグ ホイヤー ポルシェ フォーミュラ E チームと日産 フォーミュラ E チームの差は12点に広がり、マニュファクチャラー選手権でも1位の日産に対して2位ポルシェが一気に22点も差を詰めてわずか4点差となりました。日産はドライバー選手権の獲得に大きく前進する一方で、残る2つのタイトルは最後までもつれそうです、というかナトーが頑張らないとチーム選手権が先にダメになりそうです。

 ティクタムの優勝は非常に運の要素が強かったものはありましたが、ここ最近上位できっちりとレースをしていた成果が出たと思います。今回のレースは節約の要素が少ないレース内容でしたのである程度車とドライバーの速さが重要になってくる内容でした。ティクタムは5位スタートでしたがそもそも予選で不運がなければ2列目より前からスタートしている可能性が高い内容でした。
 グループ予選の際に良いタイムで走っていながら最後にベアラインに追いついてしまって最終セクターでタイムを伸ばすことができなかったのが、グループ4位になった理由でした。デュエルス準々決勝での速さを見ると他の人と対戦していれば準決勝に勝ち進む可能性は高かったので、少なくとも2列目、ひょっとしたらポールだった可能性もあります。
 決勝では変に焦らずに上位にきっちりついて行き、そこに前のドライバーの接触、さらには自分はアタックをフルに活用しておきながら、追いかけてくるドライバーはFCYでアタックが無駄になるという幸運も重なりました。とにかくひとつ勝ってしまうということは非常に大きいですし、チームとしても型落ちポルシェを購入するという大胆な決断が成功した良い事例ができました。高いお金をかけているワークス チームとするとちょっとこのまま後塵を拝し続けるというわけにはいかないので、次戦以降の奮起を期待したいところです。

 一方ちゃんと戦っていれば勝てたかもしれないのがデフリースでした。彼がなぜあのタイミングで右に進路を取ってしまったのか、多分冷静に考えれば本人もよく分からない状況でちょうどカナダGPでノリスがピアストリと当たったのと同じような状況だと思います。あの瞬間はデニスのブロックにちょっと頭に来ていたため、『抜いたらすぐに内側を抑えないと汚い手を使って抜き返される!』というような思いが少し強すぎたのかなと思いました。
 デニスもFCYモードから元に戻れないという不具合がなければ、たとえウイングが壊れていても勝てた可能性はそれなりにあったでしょうし、モルターラもデニスに引っかかっていなければ・・・なので非常にタラレバが多いレースでした。何はともあれティクタムおめでとう、調子に乗って不祥事起こさないようにね。

・ベルニュ、ちょっと慌てる

 YouTube公式動画に公開された無線からちょっと面白かったネタを一つ。先にも書いたようにDSペンスキーでは4周目にベルニュが自分から追突事故を起こしてしまい緊急ピット、さらにその2周後にグンターも接触されて緊急ピットとなりました。この後ホームストレートを走っていたベルニュの視界にちょうどピットから出てくるグンターが見えたんですが、これにベルニュは無線で「フロントウイング壊したの俺だけちゃうみたいやなあ。」と一言。
 エンジニアの方からは無線で「そうやねん、残念なことに壁に追いやられてタイヤパンクしてもうてん。」と返事が来ました。するとちょっとベルニュは慌てたように「え、それひょっとして俺か?」と返答。エンジニアは即座に「ちゃうちゃうちゃうちゃう。」と伝えました。ベルニュが追突したのはエバンスだったんですが、ちょうどその時近くをグンターも走っていたので、うっかりチームメイトにぶつけてしまったんじゃないかと思ってちょっと慌てたようです。
 実際のレースだと俯瞰して物を見てくれる人がすぐに情報を教えてくれるのでいいですが、これがグランツーリスモだと状況が全く分からないのでこういう状況が発生すると「ひょっとして俺のせいでなにかトラブルが起きたんかな・・・」とか思ってしまうと結局そのレースの間ずっと気になったままレースを続けてしまい、とりあえずレースが終わった後に謝ってみて「何かありました?」と言われて関係なかったことが分かる、なんてことがあったりしますよね(笑)

 なおマセラティーの2台に起きたブレーキに関する不具合ですが、The Raceの記事によると原因となっているのはフロントのMGU。温度が危険な領域まで上昇してしまったので不具合が生じてブレーキが効かない問題が起こってしまったようです。ドライバーはレース序盤から温度の上昇に関する警告が表示されていたということですので、温度管理に問題があったあったことには間違いがなさそう。これがチームとしての制御の問題に起因しているのか、単に冷却ダクト等の設定なのか、ドライバーの運転の方に問題があるのか、そしてグンターが東京と上海で起きた問題と関連しているのか、など気になる細かいことは分かりませんが、何せ止まらないというのは非常に怖い問題ですし、いきなりコース上で止まられてもそれはそれで怖い問題なので、解決方法があるならチームとしてうまく取り組んでほしいなあと思います。

 次戦は7月12日・13日にお馴染みテンペルホーフ空港跡地でのベルリン2連戦。ロウランドが最終ラウンドを待たずにここで決めてしまうのか、それとも歴史は繰り返して選手権を圧倒していた者は最後に大きな壁にぶち当たるのか、楽しみなレースです。何でしょう、残り4戦で60点も差がある選手権なんで消化試合感があるはずなのに、フォーミュラEだと全然そんな気がしないのが怖いです(笑)


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