Formula 1 Gulf Air Bahrain Grand Prix 2025
タイヤはソフト選択が主流ですが2位のルクレールと9位のハミルトンはミディアム、推奨戦略は2ストップ予想となっていて久々に戦略も考えるレースになりそうです。バーレーンって結構タイヤの使い方で変動が起きる印象ありますね。
スタートではやはりミディアムのルクレールが苦労しターン4までに2つ順位を喪失、逆にノリスは良いスタートで順位を上げることに成功してピアストリ、ラッセル、ノリス、ルクレール、ガスリー、サインツという順位になりました。これで追い抜きがないという不名誉な結末にはならない(笑)
ところがノリスはスタート時に正しい場所にいなかった嫌疑をかけられました、放送されたリプレイを見ると停止位置よりも前方におり、後ろで見ていたフェルスタッペンが無線でチクっています。実際は場所を間違えたのではなく静止後にうっかり車が動いてしまって数十cmはみ出ていた模様、5秒ペナルティーを食らいます。
こうなるとできれば後続を引き離したいノリスでしたがラッセルのDRS圏にいながら抜けず、10周目に上位勢で最初にピットへ。5秒を消化したうえでソフトからミディアムへ交換しちょっとした空間で復帰しました。同じ周にフェルスタッペンもピットに入りますが、こちらはソフトからハードへ交換したら作業後に合図信号が赤のまま変わらない問題発生、無駄な待ち時間が発生しました。翌周に入った角田も同じ問題で静止時間4.2秒、どうやら故障して青にならない模様。
13周目に2位のラッセル、これに対抗して14周目にピアストリがいずれもソフトからミディアムへ交換、前後関係変わらずで、これで一時的にルクレール、ハミルトンのワンツーとなりました。ミディアムでスタートした彼らが何をするのかが注目ですがルクレールとエンジニア・ブライアン ボッツィーの無線は
26周目あたりから早くも2回目のピットサイクルとなりますが、8位にいたアントネッリはここでソフトを選択、あと30周をソフトで走りきれるとは思えないので3ストップ濃厚となり、これはますますレースがややこしくなりそうです。ところがそのころ、ターン1でサインツと角田の争いで軽い接触があって壊れた部品が散乱。これで32周目に唐突にSC導入となり、2回目のタイヤ交換を探っていたほぼ全員がここでピットに駆け込みました。3ストップを決断したアントネッリは変なタイミングのSCで効果が無くなり、とりあえずもう1回タイヤを換えました。
リスタート順位はピアストリ、ラッセル、ルクレール、ノリス、ハミルトン、ガスリー、オコン、フェルスタッペン、ドゥーハン、サインツ、そしてようやく角田。マクラーレンの2人は2セット目のミディアムを使っていますが、ラッセルはハードかソフトの2択でソフトを選択。一方フェラーリも既にミディアムを2つ使ったのでハードかソフトの2択でしたがこっちはハードを選択しました。8位のフェルスタッペンはアンダー グリーンで装着したミディアムなのでちょっと使い古しです。
ラッセルはソフトで残りを走りきれると思っていないようで否定的な見解を示しており、ノリスのエンジニア・ジョセフもソフトは苦しいと読んでいますが、ノリスの方はドライバーの感性なのか意外とソフトを警戒、誰が正解なのか分かりません。36周目/残り22周でリスタート。
Bahrain International Circuit 5.412km×57Laps=308.238km
winner:Oscar Piastri(McLaren Formula 1 Team/McLaren MCL39-Mercedes)
F1春の連戦祭り第2弾・シーズン第4戦はバーレーン、ラマダーンの関係で日程が色々と動きますが今年は4月開催です。先週の日本では上位6人がスタートと同じ順位でレースを終え、追い抜きの少なさで久々にF1を見た人が退屈したような気もします、ここはDRSで人為的に抜ける設定の部類となっているので、月額契約ならまあとりあえずもうちょっと見てみてくださいという感じでしょうか。
でもレースをずっと見ているおじさんから別の一面を紹介しますと、追い抜きのしやすいサーキットの方が争いが多くて盛り上がるかというと必ずしもイコールの関係ではなく、抜けてしまうと車の力がある人は少々予選で失敗してもそれなりの順位まで戻れるので、結局いつも同じ顔触れが同じ順位に収まる、『追い抜きが多い ※本来の実力通りの順位になるまでの間』という注釈が付いた展開になりやすいとも言えます。これはタイヤ摩耗設定やその時の各車両にどのぐらい性能差があるかに左右されるので一概にどっちになるとは言えないんですが、追い抜きしやすいこととずっと抜きつ抜かれつが起きることはイコールで繋がらない、というのは頭の片隅に入れていただければと思います。
お馴染みバーレーン インターナショナル サーキットは基本的にストップ&ゴーでリアタイヤにやたら負担がかかる設計。周囲が砂漠なので車が走っていないとすぐに砂がコース上に落ち始め、風の影響も受けやすいコースです。照明を利用した夜間レースなのに練習走行のうちFP1・FP3は明るい時間に走るため、予選/決勝とは条件が異なってしまうというのも戦力差が小さい今の状況だとけっこう大変です。本番での走行条件を織り込んでセッティングを詰めないといけません。
・練習走行
その練習走行、FP1の最速はノリス、FR2・FP3はいずれもピアストリでした。またFP1ではレギュラーではない選手6人が走行し、ウイリアムズのルーク ブラウニングが13位、フェラーリのディーノ ベガノビッチが14位、アストン マーティンのフェリペ ドルゴビッチが16位、先週はアルピーヌでFP1に出ていたのにハースへ移籍した平川 亮が17位、メルセデスのフレデリック ベスティーが18位、レッドブルの岩佐 歩夢が19位でした。角田も走ってますのでFP1は日本人3人が同時に出てたわけですね。
・予選
Q1・1回目のアタックからフェルスタッペンが失敗、角田はトラック リミット違反で2人とも記録無しになりファンはヒヤヒヤ。ジャック ドゥーハンがなぜか5位で異様に好成績だった一方でアルボンが珍しく16位で脱落、ローソンはDRSを使ってもすぐ閉じてしまうという不具合も影響して17位、運が無さすぎます。
Q2は数人がアタックに入ったあたりでエステバン オコンがクラッシュし赤旗。これで実質一発勝負になる人が出ましたが終わってみれば大勢への影響は限定的と見られ、レッドブルはフェルスタッペンが9位、角田が10位とギリギリ通過。ドゥーハンは角田に0.017秒届かずも自己最高の予選11位を獲得しました。ドゥーハンのチームメイト・ガスリーはここを3位で通過してアルピーヌの番狂わせが続きます。
Q3、ピアストリが恐ろしい速さで1分29秒841と唯一30秒を切りピレリポールを獲得。食い下がったのはラッセルでしたが0.168秒の差。ルクレール、アントネッリ、ガスリーと続き、ノリスはセクター1で失敗したらしく0.426秒差で6位、チームメイトからえらく離されました。フェルスタッペン、サインツ、ハミルトン、角田の順となります。今年の車はどうもピアストリの乗り方の方が合っているという話がありますが、それにしても一気にチーム内の序列をひっくり返しそうな勢いですね。その話が事実ならこの車だったらダニエル リカードが上手く乗れたのかも(ボソッ)
・決勝
スタートではやはりミディアムのルクレールが苦労しターン4までに2つ順位を喪失、逆にノリスは良いスタートで順位を上げることに成功してピアストリ、ラッセル、ノリス、ルクレール、ガスリー、サインツという順位になりました。これで追い抜きがないという不名誉な結末にはならない(笑)
ところがノリスはスタート時に正しい場所にいなかった嫌疑をかけられました、放送されたリプレイを見ると停止位置よりも前方におり、後ろで見ていたフェルスタッペンが無線でチクっています。実際は場所を間違えたのではなく静止後にうっかり車が動いてしまって数十cmはみ出ていた模様、5秒ペナルティーを食らいます。
こうなるとできれば後続を引き離したいノリスでしたがラッセルのDRS圏にいながら抜けず、10周目に上位勢で最初にピットへ。5秒を消化したうえでソフトからミディアムへ交換しちょっとした空間で復帰しました。同じ周にフェルスタッペンもピットに入りますが、こちらはソフトからハードへ交換したら作業後に合図信号が赤のまま変わらない問題発生、無駄な待ち時間が発生しました。翌周に入った角田も同じ問題で静止時間4.2秒、どうやら故障して青にならない模様。
13周目に2位のラッセル、これに対抗して14周目にピアストリがいずれもソフトからミディアムへ交換、前後関係変わらずで、これで一時的にルクレール、ハミルトンのワンツーとなりました。ミディアムでスタートした彼らが何をするのかが注目ですがルクレールとエンジニア・ブライアン ボッツィーの無線は
BB「作戦はプランBでいくで。」
ルクレール「俺はDやと思うなあ。」
見解の相違があるようですが、17周目にルクレールはピットに呼ばれました。「Dやって!」と異議申し立てをしつつミディアムからミディアムへの交換でピット前と変わらず4位、ハミルトンもその後ろで同時ピットとなり同じくミディアムの連投です。何でしょう、Bはミディアム連続の2ストップ、Dは先にハードを使うパターンでしょうか。それともまさかミディアムソフトソフト?
先頭のピアストリはラッセルとの差を徐々に広げて5秒とし安全圏で車を労った走行を徹底している様子。一方ラッセルに対してはノリスが徐々に近づいていましたが、そのノリスに対して7周のタイヤ履歴差でルクレールが接近、25周目にターン4で大外刈りしていきました。ハミルトンもピット直後の11位から6位まで挽回しておりフェラーリは違うやり方でうまく戦っています。
ルクレール「俺はDやと思うなあ。」
見解の相違があるようですが、17周目にルクレールはピットに呼ばれました。「Dやって!」と異議申し立てをしつつミディアムからミディアムへの交換でピット前と変わらず4位、ハミルトンもその後ろで同時ピットとなり同じくミディアムの連投です。何でしょう、Bはミディアム連続の2ストップ、Dは先にハードを使うパターンでしょうか。それともまさかミディアムソフトソフト?
先頭のピアストリはラッセルとの差を徐々に広げて5秒とし安全圏で車を労った走行を徹底している様子。一方ラッセルに対してはノリスが徐々に近づいていましたが、そのノリスに対して7周のタイヤ履歴差でルクレールが接近、25周目にターン4で大外刈りしていきました。ハミルトンもピット直後の11位から6位まで挽回しておりフェラーリは違うやり方でうまく戦っています。
26周目あたりから早くも2回目のピットサイクルとなりますが、8位にいたアントネッリはここでソフトを選択、あと30周をソフトで走りきれるとは思えないので3ストップ濃厚となり、これはますますレースがややこしくなりそうです。ところがそのころ、ターン1でサインツと角田の争いで軽い接触があって壊れた部品が散乱。これで32周目に唐突にSC導入となり、2回目のタイヤ交換を探っていたほぼ全員がここでピットに駆け込みました。3ストップを決断したアントネッリは変なタイミングのSCで効果が無くなり、とりあえずもう1回タイヤを換えました。
リスタート順位はピアストリ、ラッセル、ルクレール、ノリス、ハミルトン、ガスリー、オコン、フェルスタッペン、ドゥーハン、サインツ、そしてようやく角田。マクラーレンの2人は2セット目のミディアムを使っていますが、ラッセルはハードかソフトの2択でソフトを選択。一方フェラーリも既にミディアムを2つ使ったのでハードかソフトの2択でしたがこっちはハードを選択しました。8位のフェルスタッペンはアンダー グリーンで装着したミディアムなのでちょっと使い古しです。
ラッセルはソフトで残りを走りきれると思っていないようで否定的な見解を示しており、ノリスのエンジニア・ジョセフもソフトは苦しいと読んでいますが、ノリスの方はドライバーの感性なのか意外とソフトを警戒、誰が正解なのか分かりません。36周目/残り22周でリスタート。
ノリスはハードが目覚めないうちにルクレールを抜こうとしますが、逆にハミルトンに抜かれました。これをターン4で外から抜き返しましたが、ちょっと勢いがありすぎてコース外からの追い抜きになり順位を返上。これを改めて38周目に抜いたのでルクレールからはずいぶんと離されてしまいました。ハミルトンは「このタイヤ最低。」とハードに不満、長年の相棒だったピーター ボニントンならこういう時の彼をどう扱うか分かってるでしょうけど、リカルド アダミはその辺の信頼関係をどこまで深められるでしょうかね。
この後国際映像の画面左側のテロップでラッセルの通過タイムを拾えなくなったようで、不具合が修正されないのでしばし表示が消え、復旧後も小セクター単位の細かな数字がうまく拾えずバグってるっぽいので数字が出なくなりました。このシステム不具合と影響しているのか、ラッセルはシステムに一旦リセットをかけた上で、DRSの作動が手動(前走者との間隔が1秒以内でなくてもボタンを押したら使えてしまう状態)になるのでエンジニアからの指示が無い限り使わないよう言われています。計時システムが何かおかしいっぽいですね。
この後国際映像の画面左側のテロップでラッセルの通過タイムを拾えなくなったようで、不具合が修正されないのでしばし表示が消え、復旧後も小セクター単位の細かな数字がうまく拾えずバグってるっぽいので数字が出なくなりました。このシステム不具合と影響しているのか、ラッセルはシステムに一旦リセットをかけた上で、DRSの作動が手動(前走者との間隔が1秒以内でなくてもボタンを押したら使えてしまう状態)になるのでエンジニアからの指示が無い限り使わないよう言われています。計時システムが何かおかしいっぽいですね。
まあそもそも20年前のレース中継ならタイム差が常時画面に出てるレースってNASCARとインディーカーぐらいしか無かったと思うので、ひと昔前に戻ったと思えばそんなに気にならない、とも言えずやっぱり慣れてしまってるとタイム差が分からないのは厄介。それはともかくリーダーのピアストリはラッセルとの差を見ながら堅実に走っていますが、エンジニアのスタラードから「水分補給忘れんようにな。」と周知されると「ちゃんと動いてたら飲むんやけどな。」どうやらこっちは飲料システム故障中の様子、開幕早々に連戦が続いて機械も機嫌を損ねてます?
49周目、ノリスがターン4で外からルクレールを狙ってみましたが、今回はルクレールが押し出すような形でけっこう強引な防御、順位を返してほしいところかもしれませんが、52周目に同じ場所で自力で抜きました。
一方ラッセルですが、さっきからの不具合と関係があるのか「ダッシュが落ちる可能性があるけどそのまま続けてくれよ。」と指示。一旦リセットでもかけるのかなあという感じですが、その後にラッセル側からは「シフトどうなってるんだ。」となんだか車に不具合の様子、さらにレース コントロール側からはDRSの不適切使用の疑いでレース後調査との情報もあり、どこの何がどう壊れてるのか見ている側もよく分かりません、フォーミュラE状態。そういえばフォーミュラEってしょっちゅうトランスポンダー不具合で順位表から選手名が欠落してますけどあれ何なんでしょうね、やっぱり色んなデータ通信してる上にEVで動力からの電磁波とかもあるから途絶しやすいんでしょうか。
残り3周、ラッセルの背後にノリスが迫りますが、ジョセフから「確信があるときしかDRS使うなよ。」と忠告。ひょっとしてDRSの問題ってラッセルだけじゃなくて計測システム全体の問題でみんな抱えたりするのか?もう気になること多すぎちゃん、ワイルドだおぉ?
最終周、ノリスはターン1で外からラッセルを狙いましたがギリギリで抑えられ、その先も狙い続けますが抜ける場所がありません。するととうとう国際映像制作スタッフも頭がバグったのか、ピアストリがチェッカーを受ける瞬間もこの2人の争いを主画面に置き続けて、本来大映しにすべき優勝の場面が画面左上のワイプ車載映像というぞんざいな扱いを受けました(笑)公式ハイライト動画ではさすがに差し替えてワイプ扱いにはなっていないものの、外からの映像は無いのか車載映像に違いはありませんでした。まあ何にせよ通算4勝目、かつ自身初のハットトリックも達成です。
49周目、ノリスがターン4で外からルクレールを狙ってみましたが、今回はルクレールが押し出すような形でけっこう強引な防御、順位を返してほしいところかもしれませんが、52周目に同じ場所で自力で抜きました。
一方ラッセルですが、さっきからの不具合と関係があるのか「ダッシュが落ちる可能性があるけどそのまま続けてくれよ。」と指示。一旦リセットでもかけるのかなあという感じですが、その後にラッセル側からは「シフトどうなってるんだ。」となんだか車に不具合の様子、さらにレース コントロール側からはDRSの不適切使用の疑いでレース後調査との情報もあり、どこの何がどう壊れてるのか見ている側もよく分かりません、フォーミュラE状態。そういえばフォーミュラEってしょっちゅうトランスポンダー不具合で順位表から選手名が欠落してますけどあれ何なんでしょうね、やっぱり色んなデータ通信してる上にEVで動力からの電磁波とかもあるから途絶しやすいんでしょうか。
残り3周、ラッセルの背後にノリスが迫りますが、ジョセフから「確信があるときしかDRS使うなよ。」と忠告。ひょっとしてDRSの問題ってラッセルだけじゃなくて計測システム全体の問題でみんな抱えたりするのか?もう気になること多すぎちゃん、ワイルドだおぉ?
最終周、ノリスはターン1で外からラッセルを狙いましたがギリギリで抑えられ、その先も狙い続けますが抜ける場所がありません。するととうとう国際映像制作スタッフも頭がバグったのか、ピアストリがチェッカーを受ける瞬間もこの2人の争いを主画面に置き続けて、本来大映しにすべき優勝の場面が画面左上のワイプ車載映像というぞんざいな扱いを受けました(笑)公式ハイライト動画ではさすがに差し替えてワイプ扱いにはなっていないものの、外からの映像は無いのか車載映像に違いはありませんでした。まあ何にせよ通算4勝目、かつ自身初のハットトリックも達成です。
2位ラッセル、3位ノリス。ラッセルは元々ステアリングの電気系統の不具合なのかブレーキ バイ ワイヤーの制御に不具合が出て毎回ブレーキのバランスがバラバラになっているおかしな車での走行を強いられ、そこに運営側との計測システムの連携にも不具合が出たので仕方なくリセット。これでDRSが手動になっていて、道中で無線ボタンを押したらDRSが開いてしまい、これに気づいて利益を得ないようにスロットルを戻してむしろちょっと遅くなったとのこと。
レース後にDRSの不正使用で調査を受け、条件に適合していない場面で使用したので違反行為そのものは存在が認められたものの、競争上の利益は得ていなかったとして罰則は課せられませんでした。そんだけ困難な状況で、しかもタイヤをうまくもたせる必要のあるソフトを履いて、DRSの不具合にも的確に対処して2位で帰って来たんだからこれを知ってからみんなに投票してもらったら間違いなくドライバー オブ ザ デイじゃないでしょうか。
4位からルクレール、ハミルトン、フェルスタッペン、ガスリー、オコン、角田、オリバー ベアマンのトップ10。レッドブルはフェルスタッペンでさえアルピーヌの上に行くのがやっとという感じで、そこに加えてピット作業まで上手く行かず先週の鈴鹿で優勝したのが嘘じゃないかと思う結果だったと思います。空力サーキットならどうにかなってもストップ&ゴーだとどうにもならないんでしょうね。フェラーリはソフトで20周超は無理だと思っていたようなので、そうするとプランDはミディアム→ハード→ミディアムだったか、もっとミディアムを引っ張るか、そんな感じの違いだったんでしょう。
苦戦したレッドブルとは対照的にアルピーヌはドゥーハンこそ11位スタートから14位で入賞できなかったものの、ガスリーが7位でアルピーヌとしても今年初の得点、ザウバーと同点になって最高順位の関係でコンストラクターズ選手権再開を脱出です。オコンは予選で事故りましたが14位スタートで7位、そしてベアマンは予選最下位からのスタートで10位、ハースはダブル入賞でコンストラクターズ選手権5位、まだ4戦しかやってませんけどなんか堅実に入賞圏にいます。レーシングブルズは今回特に見せ場が無くて無得点。
・ステージ 車検場
13位だったの入賞圏ではありませんが、ニコ ヒュルケンベルグはスキッド プランクの厚み規定違反でレース後に失格となりました。3連戦の2戦目だから検査されないと思って油断したわけではないでしょうが中国でのハミルトンに続いて今季2例目です。ところで「えーっとヒュルケンベルグって今どこのチームだったっけ・・・ああザウバーか」となってしまうのは私だけでしょうか、転々としすぎてもうよく分からんのです(笑)
3連戦の2戦目はピアストリの圧勝でした。デビューしたころは「速いけどノリスにはさすがに届かないなあ」という印象で、それがシーズンの後半には「もう既にノリス並みに速い時が出て来たけどまだ安定感は遠く及ばんなあ。」という印象になり、2年目になると「もう速さは互角になってきたけど決勝のタイヤ マネージメントがまだまだやな。」だったのが、今年になったらもう「これひょっとしてノリスより速ない!?」というぐらいの印象になってきました。
しかも今回でピアストリは通算50戦目ですがなんと30戦連続得点を継続しています。『30戦連続入賞』でないのは昨年のマイアミで決勝13位、ファステスト ラップによる1点のみ、というレースがあったからですが、それでも伸び盛りの若手にありがちなちょっと勢いが余りすぎて決勝でレースを台無しにする場面が2年目の段階からもう見られずに3年目の今を迎えています。今年の開幕戦はやらかしましたけどね。いや~、あの時アルピーヌに行かなくて本当に良かったですね、F1としても貴重な人材を勝てない組織で埋もれさせずに済んでよかったんじゃないでしょうか(笑)
こうなってくるとノリスも心中穏やかではないでしょうし、チームとしても優劣を付けようがない状態なので扱いに苦労しそうです。マクラーレンというとかつてハミルトンとアロンソの深刻なチーム内対立が発生したことがありますし、古くはアイルトン セナとアラン プロストのいわゆるセナプロ対決もありました。時代も組織もドライバーの立場も全然違いますけど、新たなマクラーレン両雄並び立たず問題が訪れるのは時間の問題かなあと今回のレースで強く感じました。あとは開発陣がどちらの好む車に仕立てていくのかもカギでしょうね。ノリピア対決、ピアノリ対決、うーん、しっくり来ない、なんかノリピーみたいな語感だし。ノリストリ対決、長いな・・・
次戦は3連戦の締めくくりとなるサウジアラビアです。
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