Formula 1 Hungarian Grand Prix 2024
Hungaroring 4.381km×70Laps=306.63km
winner:Oscar Piastri(McLaren Formula 1 Team/McLaren MCL38-Mercedes)
もうすぐ楽しい夏休み、F1第13戦はハンガリーです。以前は夏休み前最後のレースがハンガリー、休み明け最初がベルギーということも多かったので、この2戦を連続開催してからの夏休みという今の日程が未だにしっくりきませんw
ハンガロリンクは1986年開場、1989年と2003年に少しずつ変更が加わっているものの大きくは開業当初から変わらない設計の比較的古いサーキットで、道幅が狭くて小さいコーナーが連続しているのでとにかく曲がることと、暑いからタイヤの管理が大事。少々空力効率が悪くてもダウンフォースさえあればまあまあどうにかなるし、PU出力が低くても全開時間が短いから曲がりさえすればまあまあどうにかなりがちのコースです。平均速度が低い夏場のコースで70周するので、見ていてもなんとなくジリジリとした持久戦の印象が毎年強いですね。
・レース前の話題
ハースはケビン マグヌッセンが今季限りでチームを離脱すると発表しました。ハースは既にニコ ヒュルケンベルグのザウバー(アウディー)移籍が発表され、オリバー ベアマンが加入することも発表されていますので、来年はベアマンと誰かという組み合わせになります。後任候補の1人はエステバン オコンだそうですが、問題児が離脱して問題児が加入というのはなかなか(←失礼)
そして運営側からは来年のスプリント開催レースが発表され、中国、マイアミ、ベルギー、アメリカ(オースティン)、ブラジル、カタールの全6戦となりました。また何かルールが変わったりするのかもしれませんが、それはまた時期が近付いたら分かるでしょう。何せスプリントだけはなぜか正規の手続きをやや外れた形で急に規則に手が加えられたりしてますから^^;
・予選
開始直前に雨が通り過ぎるというロンドンE-Prixでも聞いたような話。インターミディエイトを履くには乾きすぎていますが、決勝を見据えて多くのチームはソフトを4セットしか持っておらず、タイムが出ないであろう路面で使うのもなんかもったいないというジレンマ。とはいえまた雨が来るかもしれないのでとりあえずアタックを開始するしかありません。不確定要素が多いのでのんびり眺めていたら
目暮警部「なんだ、また君かねペレスくん。」
ちょうどマックス フェルスタッペンが色々と無線で文句を付けているのが放送されている時に、チームメイトのセルヒオ ペレスがクラッシュしてレッド フラッグ、紛らわしいw
ペレスが乾きかけの路面で足を掬われ、そして再開を待っている間に次の雨が降ってしまうというシルバーストーンでも聞いたような話になります。シナリオライターにパクリ疑惑が浮上しますが、再開後は数名がダメ元でスリックを履いてコース上へ、走り出した1〜2周目は記録の更新なんて無理かと思われましたが、ここから急激に乾いて残りが3分を切るあたりでさっきよりも速く走れるようになったのでまさかの駆け込みアタック大会発生。
この混戦でQ1脱落の憂き目にあったのはジョージ ラッセルでした。元々危ない順位だったので仕方なく再開後早めにコースに出て、結果として彼の走りが路面の改善を知らせる水先案内人になりましたが、本人は燃料をそんなに積んでいなかったので先にアタックをやめてしまい、終わってみたら17位でした。メルセデス、ダメ元で行ってみてせっかく成功しそうだったのに、その先をちゃんと見通せていませんでした。
その後は雨が降らず迎えたQ3、ランド ノリスがむっちゃ速くて1回目のアタックで1分15秒333と後続を0.3秒も引き離す会心の一撃。2回目のアタックではオスカー ピアストリが0.042秒、マックス フェルスタッペンも0.046秒届きませんでした。この段階でほぼ1位確定のノリスはこれからアタックへ入るところでしたが、その瞬間になんと角田 裕毅がクラッシュ。残り2分13秒で2度目のレッドフラッグ発生となり、一応再開後に数名は走ってみましたが特に何も起きませんでした。
ノリスが通算3度目のピレリ ポール ポジションを獲得し、ピアストリが2位に入ったのでマクラーレンが1列目を独占。マクラーレンの予選1位・2位は2012年ブラジルでルイス ハミルトン、ジェンソン バトンによって記録されて以来12年ぶり。このレースで勝ったのは2位スタートのバトンでした。
ノリスはQ1でソフトを2セット使ってしまったのでQ3で使える新品が1セットだけでしたが、周囲と1周ズレたサイクルを組んで多少なりとも良い条件で走りに行ったのが吉と出たとのこと。この1周ズレは結果的にフェルスタッペンがちょうど最終コーナーに入る手前でノリスが道を譲る位置関係になっており、たぶんフェルスタッペンからしたら視界に一瞬入ってイラッとはしたと思います。オーストリアでのピットニアミスといい、マクラーレンはそこまで狙ってはないんでしょうけど、常にフェルスタッペン陣営に対していや~~~~な動きをしてる印象がありますね。
というわけで予選順位はノリス、ピアストリ、フェルスタッペンのトップ3に、カルロス サインツ、ハミルトン、シャルル ルクレールの順。VCARBはスペインでの空力アップデート大失敗で効率の良い設定が見当たらず困っている感じがありますが、このコースなら抵抗が大きくてもごまかせるためかダニエル リカードが9位、事故った角田が10位でした。幸いグリッド降格に繋がるような大規模な修理はありませんでした。
ペレスは雨の混乱のおかげであと少しで自分が事故った状態でQ1を突破しそうだったんですが、惜しくもひっくり返されてQ1落ちの16位。ここ6戦で4度目のQ1落ちとなり、これはバルテリ ボッタス、周 冠宇と並ぶ全ドライバー中最多タイというちょっと不名誉な数字です。
・決勝
だいたいみんなミディアムを選択、予選は雨のおかげで路面温度が低かったですが今日は暑いいつものハンガリーです。同士討ちだけは避けたいスタート、2位のピアストリが非常に良い動きだったのでノリスは内側を抑えに行き、結果として3位のフェルスタッペンががら空きの外から狙っていってノリスは間に挟まれる、というスペインGPと似たようなパターンになりました、なんだこの筋書きもコピペじゃないかw
そのままターン1にはマクラーレンの2人が並んでその外にフェルスタッペン、という位置関係となり、ノリスに押し出されそうだったのでフェルスタッペンはコース外へ回避、してそのまま勢いよくノリスを抜いて2位となりました。リーダーはピアストリ、2位にフェルスタッペン、後続からさらに抜かれそうになってなんとかこらえたノリスが3位、これもほぼスペインと同じパターン^^;
フェルスタッペンからすると「押し出された」ですが、ノリスからすると「最初から分かってて外へ行って抜いていったんだからだめだろ」と話が対立。とはいえこの案件がレース審査委員会に上がったので、ピット側からの指示で4周目にフェルスタッペンはノリスに2位を返しました。これでピアストリは対ノリスで2.2秒、対フェルスタッペンなら2.8秒と序盤としては大きなリード。
確かにフェルスタッペンは避けないとぶつかった可能性があるので外に逃げること自体には問題ないんですが、外へ逃げるのが問題ないかと抜いて良いかは別の話。ちょっと自分に都合よく解釈して走りすぎた気がしますね。
そのままピアストリは順調に走って15周を終えた時点でノリスと3.4秒差。ノリスとフェルスタッペンも3.5秒差でけっこう開いており、逆にフェルスタッペンの1.1秒後方でハミルトンがずーっと付いています。タイヤへの影響を考えると3秒ぐらい離れて走るのはわりとよくある話なので、これがわざと空けてるのか付いて行けないのか判断するのが客観的にはなかなかすぐには難しい。
と思っていたら16周目を終えてハミルトンが上位で最初にピットへ、ハードへの交換でフェルスタッペンのアンダーカットを狙います。これで後ろから前への波及が起きることは確実、フェルスタッペンが入るだろうと先読みして2位のノリスに対してピットの指示が出され、そうすると自分は動いたって仕方ないのでフェルスタッペンがステイ アウト。
続く18周目にはピアストリもピットに入り、フェルスタッペンは今動いたところで何か起こせるわけではないので履歴差づくりのために一人だけとどまるという、つい数ヶ月前にはマクラーレンがよくとっていた立場になりました。戦略家のハンナ シュミッツもやや困った顔です。
フェルスタッペンは21周を終えてようやくタイヤ交換、選んだのは周りと同じハード。この間にもちろんハミルトンがアンダーカットしていますので実質4位になっています。ハミルトンは「このタイヤは間違いなくグリップしない」とタイヤに不満を示して最速を記録しています、グリップしない、というのはハミルトン語では速いという意味なんでしょうかw
その後は上位に動きのないまま30周を終了、ピアストリ→ノリス→ハミルトンはいずれも約4.4秒差で、ハミルトンの1.7秒後方にようやくフェルスタッペン。ピット後は7秒あった差をようやくここまで追いついて抜きにかかりますが、ハミルトンのいや〜なライン取りに加えて35周目の絶好の機会ではターン2で突っ込みすぎてはみ出してしまい、結局はコース上で抜けないまま時間だけが過ぎていくことになりました。
一方、優勝争いでは映像に映っていない33周目にピアストリがターン11で思いっきりミスって飛び出し、4秒以上あった差が2秒以下になってしまいました。ノリスは自力で1位を取り返す気満々のよう、この後も1.4秒ほどの差でピアストリを逃がしません。
3位争いではハミルトンがまだフェルスタッペンを抑えており、タイヤが古くてあんまり速くないのでルクレールも追いついてきていました。すると40周目にハミルトンとルクレールが同時にピットへ。いずれも2回目のハードを投入です。フェルスタッペンはハミルトンを抜けないばかりか今度はルクレールにアンダーカットを仕掛けられましたから、作戦に不満爆発。こっちはミディアムを2セット残しているので、まだ入るには早すぎると考えられているんでしょうねえ。
マクラーレン2人は自分たちだけのレース、と行きたいところですが、タイヤを換えたハミルトンが1秒以上速いのでいずれはアンダーカット圏に入ってきます。ピット前には9秒も差があったのですぐではないものの、どこかでノリスは動くしかありません。でもノリスから先にコマを動かすとチームメイトのピアストリに対してアンダーカットの脅威を与えることになるので、これを避けるにはピアストリをノリスよりもさらに先回りして先に動かす必要があります。でもそうするとピアストリは予定よりも早く動く必要が出てくるので、理想的なタイミングからずいぶんと外れてしまいます。あー、チームメイト2人で1位・2位を走っているがためにどうコマを動かすか悩むのもロンドンE-Prixで見たぞ。
※開催時間はこっちが先ですが、私はいずれもリアルタイムで見れなかったのでまずフォーミュラEから先に見ました。
動きがあったのは45周目、まだハミルトンはアンダーカット圏から数秒遠いのにノリスがピットへ。こちらはミディアムの2セット持ちなので次のミディアムを投入してかっ飛ばし、かっ飛ばした結果ピアストリを悠々とアンダーカットできる状況になってしまいました。ピアストリはアンダーカットの防御不可能につき、仕方なく2周引っ張って47周目にタイヤ交換。これでノリスが先にターン1を通過して逆転してしまいました。なおハミルトンは5秒以上後方にいる模様。
これではピアストリが納得いかないでしょうからマクラーレンはどう収拾付けるのかと思ったら、エンジニアのウィル ジョセフはノリスに対して「良い頃合いで順位を再構築したい」というずいぶんと遠回しな依頼を出しました。ピアストリに対してはトム スタラードが「ランドに追いついたらすぐに順位を入れ替える。ただしペースは失わないように」と指示。しかし内心慌ててるのかはみ出して砂を蹴散らしてるので、入れ替えるなら自爆する前にさっさとやった方が良さそうです。しかし今日のコピペシナリオ具合だと、最後にマクラーレンは致命的ミスで共倒れするはずです()
その間49周目にフェルスタッペンは2回目のタイヤ交換、予定通り(?)ルクレールにアンダーカットされて5位となり、ここからの追い上げとなります。苛立つフェルスタッペンと、いつも冷静なジャンピエロ ランビアーズのやり取り
ランビアーズ「ずいぶん丁寧な入り方だな。」
フェルスタッペン「うっせえな、お前らがこんなクソ作戦与えたからこうなってんだろ。だから俺が取り返してやってんだろ。」
ジャンピエロの表現は、おそらくタイヤの使い方を褒めているのではなく、ピットを出た直後からすっ飛ばしている走り方に対する皮肉だと思われます。元々なじりつつ鼓舞するタイプのジャンピエロと、それを分かって言い返しつつもレースに集中するマックス、という関係の2人ではありますが、今のイライラマックスモードに対してはなんか益々苛立たせているだけでちょっといつもと雰囲気が違う気もしますね。
そんなわけで丁寧なドライビングでルクレールに追いついたマックス君、しかしタイヤカスも多くて仕掛けどころが少なく一発ですぐには抜けません。結局ルクレールを抜いたのは57周目でした。ところでマクラーレンはまだ入れ替えないなあ、なんかノリスはタイヤを丁寧に使うよう言われてるけど差は3.7秒のままだし。。。
なんというか、ピアストリへの指示が「追いついたら入れ替えるぞ」なので、ノリスは「追いついてこなかった」と言い訳して勝ち逃げしようとしているように見えます。ノリスに寄り添うエンジニアでお馴染み・ジョセフは何度も何度も「ターン4・11でタイヤをもっと丁寧に使ってくれ」と暗にペースを下げるよう指示しますが本人はどこ吹く風。
「タイヤの使い方についてヒロシ(=今井 弘:レース エンジニアリング ダイレクターで特にタイヤの専門家)はストレスが溜まってるぞ。」と今井さんの名前を持ち出して人情に訴える作戦に出ましたが効果なし。ああ、あと10周だわ、ていうかジョセフさん、ノリスを笑かすつもりか?w
それでもなおジョセフからの指示は「2人ともタイヤを使いすぎている。毎週日曜日朝のミーティングを思い出すんだ。」と死ぬほど回りくどい言い回し。ノリスからの返答は「だからさ、オスカーに追いついてこいって言ってよ。」ああ、やっぱ勝ち逃げする気しかないw
マクラーレンの無線が面白すぎて存在を忘れていましたが、ルクレールを抜いたフェルスタッペンは62周目にハミルトンに仕掛けたものの、ターン2で外から仕掛けて失敗。ラインを残してくれなかった、と文句を言うマックスに対してジャンピエロは「いや、君エイペックスで前ちゃうかったよ。」と全然味方にはなってくれません。ジャンピエロ、マジで気分を害していらっしゃる?w
すっかり熱くなってしまったフェルスタッペン、63周目にはターン1で内側に突っ込みますが明らかに止まれずハミルトンと接触。タイヤに乗り上げてしまい自分の車が結構浮き上がりました。幸いそれ以上の事故にはならず5位転落&たぶん車が少し壊れただけで済んだようですが、ここでも「ブレーキングしながら進路変えてきやがった!」とキレるマックスを「子供じみた無線はやめろ。」とジャンピエロが一蹴^^;
ハミルトンはもうあとちょびっとだけハンドルを切るのを我慢したらうまく受け流せたんですが、言うは易く行うは難し。私もグランツーリスモ程度ですがやっぱりターンに入るということが基本動作としてあるので、無理に後ろから突っ込んできたことに気づいて「あ、やべえ」と思ってハンドルを切るのを一旦やめても、完全に真っ直ぐはなかなか行けないですね。まして視界の悪いこの車だと、ミラーで見えた速度差や距離感で「この辺で横を通過していくはず」という山勘に少なからず頼ることになります。
残り5周、ノリスとピアストリは6秒差とずいぶん開いてしまい、なおもジョセフが"交渉"を継続中な模様。なんかガレージ内のクルーはヘラヘラしてるけど大丈夫なのかw
しかし「SCが出たらマジで困るから今やってくれ」と言われて67周目の最終コーナー、ここでさすがに意地悪をやめました。ノリスは69周目まで引き続き後ろから呪いをかけていたようですが、さすがに最後の1周は冷静になって距離を開けました。
オスカー ジャック ピアストリ、かなり心臓に悪い内容でしたがF1通算35戦目で初優勝を挙げました。歴代で115人目の勝者はオーストラリア人選手としては5人目、2001年生まれの彼は21世紀生まれの選手としては史上初の優勝者でした。2位にノリスが入ってマクラーレンがワンツーとなり、これはチーム史上49回目。ハンガリーでの達成は1999年のミカ ハッキネン/デイビッド クルサード以来でした。
また、今季はノリスも初優勝を記録していますが、同一チームの2人の選手が同一シーズンに初優勝を挙げたのは2001年のウイリアムズでラルフ シューマッハー/ファン パブロ モントーヤ以来です。これで今季は7人目の優勝者が誕生し、これは2014年のいわゆるハイブリッド時代以降では最多、次の節目は2012年に記録された8人となります。
ハミルトンはフェルスタッペンの車に乗り上げられたものの幸い無事に帰ってきて通算200回目の表彰台。ルクレール、フェルスタッペン、サインツ、ペレス、ラッセルと続き、角田が無謀に見えた1ストップを完了させて9位でチェッカーを受けました。意外なことにリード ラップに残ったままのレースだったので長い70周を走り、迫ってきたランス ストロールを抑えました。あーしんどかった。
フォーミュラEに負けず劣らずの激戦でこちらも面白かったです。F1はNASCARと比較にならないぐらいネタバレしやすいので(一般紙のスポーツ欄に結果が載ってることも多い)情報遮断して、幸い一切知らないまま見ることができて本当に良かったです。
マクラーレンのゴタゴタ、なぜ起きたかレース後に色々とチーム側から説明がありましたが、起点として『できるだけ安全にやりたい』というのがあったのは見ていて分かりました。ハミルトンにアンダーカットされるにはまだまだ遠い状態でノリスがピットに入りましたが、作業に失敗した際の危険性を考慮して3~4秒はゆとりを求めたんだろうなあとは容易に想像が付きましたし、それより先にピアストリを呼ぶとタイヤの摩耗の点で不安があるだろうことも理解できます。
マクラーレンとすると、ピアストリを先に入れてノリスの方が新しいタイヤになり、自力で追いついて行って勝負をけしかけられると平等主義からしてこれに順位維持の指示を出すのはやや難しく、無視された場合の接触リスクも多くなります。なら最初から「アンダーカット対応の都合で戦略上たまたま入れ替わっちゃっただけだからさあ、元に戻してよ」と言う方が楽だし共倒れリスクも小さいと考えたのでしょう。
そして、ぶっちゃけノリスが無視して走って勝つぶんにはドライバー選手権からするとある意味"正解"なので、口には出してないですが無視された場合のことも多少は考えたんじゃないかと思います。
ノリスの真意として、あくまで後輩をビビらせたうえで最後は妥結するつもりで今日裏切るつもりはなかったのか、本気でやるつもりだったのかは知る由もありませんが、今後に向けて「俺がナンバーワンだ」というアピールだけはやりまくったので、とりあえず今回は良しということだろうと思います。フォーミュラEとの違いは、ジャガーはゴタゴタして全部ダメにしたけど、マクラーレンはとりあえず欲しいものはちゃんと手に出来たことですね。シナリオライターさん、オチだけはちゃんとパクらずに考えたんですね(←今回の記事における謎設定)
レッド ブルとフェルスタッペンはどこへ行っても最速の車になれない状況が続き潮目が変わってきました。今年の選手権はさすがに連続でフェルスタッペンリタイア、ノリス優勝でもない限り崩れないとは思いますが、現行枠組み最終年となる来年になって横一線で開幕したらどうなるんだろうかと私の気持ちは10%ぐらい来年に向かってしまいました。今の勢力図をある程度引きずるなら、いよいよマクラーレンは本格的な内紛勃発ですね(え)
次戦はハンガリーとは真逆、空力効率とPU出力が大事なベルギー。スパで速くなかったらレッドブルは相当改善が必要になってきますが果たして。
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