Formula 1 Gran Premio de la Ciudad de México 2023
俗にアンチと言われる人は「下手くそ低級ドライバーの角田がわざとぶつけた」みたいな言い方をしそうですが、取ったライン単体が明らかにおかしいとか、斜向ブレーキだということではなかったと思います。ただ、タイヤが既にヘタリ始めたいる上に前の周からわりと意地になって抑えてくる相手に対して選ぶ動きでなかった、しかも2台で入賞することがすごく大事で絶対ぶつかってはいけない立場だった、というのも確かだと思うので、全体で見て焦りすぎたとは思います。レース後の角田は大反省したそうで、このレース12位でした。
Autódromo Hermanos Rodríguez 4.304km×71Laps=305.354km
winner:Max Verstappen(Oracle Red Bull Racing/Red Bull Racing RB19-Honda RBPT)
F1南北アメリカ縦断ツアー・メキシコシティーGPです。有野課長を見に行っていた私はずいぶんと遅れての視聴になりましたが、首脳陣から風当たりが強いわ、なんかよく分からん引退報道まで出るわで落ち着かないセルヒオ ぺレスの母国レースです。先週のアメリカでは優勝したマックス フェルスタッペンに対してペレスを応援しに来たと思われるファンからブーイングが出たことから、レッド ブルは警戒して警備を増やしたとの情報。
また、地元ファンに大人気のこのイベントはちょっとお客さんが熱狂しすぎてレース前のパドック内に入ったお客さんのモラルがあまりよろしく無かったようで、今回立ち入れる人数を昨年よりも制限しています。パドック見学にしろ応援にしろ、楽しむのもブーイング浴びせるのも選手に好き嫌いがあるのも自由ですけど、参加している人に対する敬意だけは忘れないようにしましょう。スーパーアリーナのお客さんはみなさんマナー良かったですよ☆
・レース前の話題
先週はレース後の車検でルイス ハミルトンとシャルル ルクレールの2台が失格になりました。私も記事内で『ひょっとしたら他にも同じようなことが起きたドライバーがいて、実はハミルトンだけではなくラッセルもサインツも削れていた可能性だってゼロではない』と書きましたがやはりみんな考えることは同じなようで、当のハミルトンもメキシコに着いてから当時のことについて聞かれ
「いくつかの異なる情報源から、他にも違法なマシンがたくさんあったと聞いている。でも、検査されなかったから、彼らは逃げおおせたんだ。僕は16年間ここでレースをやってきたが、このようなシナリオは他にもたくさんあった。」
といったことを口走る状況。その情報源とやらが信ぴょう性のあるものなのか全く分かりませんが、運営側の反応としてはやはり全車について詳細な検査をすれば時間がかかり、とりわけすぐに次の開催地へ移動する必要があるレースでは各チームが車を荷物にして積み込む時間がいるので間に合わない、今の抽出検査方式に合理性がある、というものでした。
車検して複数台が同じ要因で違反になった場合にだけ急遽対象を拡大させるトリガー条項みたいなのを作るとか、繰り上げ表彰台の車には検査対象を広げるとか、多少変更できる箇所って無いんでしょうかね。そもそもレース後即座に梱包しないと間に合わない日程そのものも無理がある、というのが問題点の1つだとは思いますけどね。昔は日にちを跨いで翌日までレトロゲームに挑戦していたゲームセンターCXも最近は23時が制限時間で滅多に超えることはありません。働き方改革。
そのアメリカGPでは大幅な改良を施したもののフリー走行でブレーキに不具合が出てセッティングもデータ収集もできず、決勝は仕方なく旧型に仕様変更したらそこそこ速かったアストン マーティン。開幕直後の快進撃から徐々に成績が落ちていましたが、チームによれば原因はシミュレーションのデータにあったとのこと。机上の計算が現実とズレていたらそりゃあ車に手を加えるたびにおかしなことになるわけです。稀に課長がロケハン担当ADですら出してないアイテムやバグを引き当てて慌てる時ありますよねえ。
数年前にあのレッドブルですら『風洞設備が壊れていてデータが正しく処理されておらずに空力開発が数か月単位で遅れる』という出来事がありましたからたまに聞く話ではありますが、アストンマーティンもそこそこ致命的でした。そしてアメリカで起きたブレーキの不具合もまたシミュレーションに起因していたとのことで、原因が分かってスッキリしたのでここからようやくちゃんとした開発ができそうです。ってもう来年の車の仕様とか間違ったデータで手掛け始めてたんじゃ・・・^^;
・予選
Q1最後のアタックへ向かう車がピット出口で大渋滞、複数のドライバーに他者を妨害した嫌疑がかけられました。そしてそんな状況でタイヤをうまく温められなかったのかフェルナンド アロンソが単独スピンする珍しい出来事も発生。
さらに1回目のアタックで失敗したランド ノリスは2回目をこの黄旗で止められてしまいまさかの19位で撃沈、最初にまずミディアムでコースに送り出して計測せずソフトに換えたセッション序盤の行動は、チームとしてちょっと色々考えすぎた結果むしろ必要の無い問題を抱えて迷走に繋がった気がしました。
Q3に入るとそれまで明らかに後ろが滑っていた様子のフェラーリが急に元気になり、シャルル ルクレールがピレリ ポール ポジションを獲得、カルロス サインツが2位で続いて1列目をウマゴンが独占しました。自分たちでもそんなに速く走れると思っていなかったようでビックリ。課長も稀に難関と思われたステージをあっさりクリアするときがありますけどなぜできたのかよく分からないですw
3位にフェルスタッペン、4位にはなんとアルファタウリのダニエル リカード。今週のアルファタウリは角田裕毅がPUとギアボックス交換によってグリッド降格が予め決まっていたため、Q2ではリカードを引っ張ってあげる係を担いましたが2台とも予選では調子が良さそうでした。ペレス、まさかのBチームに敗れる5位。
路面温度が高い上にダウンフォースはスカスカ、という条件ではちょっとした路面温度の変化が車のバランスを変化させているようで、アレクサンダー アルボンは午前の練習だと速いのに午後になると車が豹変して困惑、フェラーリは路面温度が下がったセッション最終盤に路面の方から車にバランスを合わせてくれた可能性があるようです、じゃあ決勝はあかんのでは^^;
・決勝
グリッド紹介では大人気・メキシコ仕様のテーマ曲が今年も聞こえてきて見ているこっちもゴキゲン。テーマ曲といえば今年の阪神甲子園球場での阪神タイガース主催試合では両チームのメンバー交換の際にBGMとしてF1のテーマ曲が使用されていることが話題です。そしてその流れを受けて、サンテレビで毎週金曜日 19時55分から放送されている『もうすぐタイガース党』という『熱血!タイガース党』の前振り番組でもBGMとして使用されており、F1テーマはオフに入ってもサンテレビで毎週聴くことができます。たぶんF1のことを知らない阪神ファンは阪神の曲だと誤解して覚えていると思いますw
決勝でソフトは全く役に立たないのでほぼ全員がミディアムを履いてスタート、フェルスタッペンの蹴り出しが抜群だったようですぐにフェラーリ2台の真ん中へ。右側にいたサインツは徐々に離されていきます。そして5位からこちらも好発進したペレスがフェルスタッペンのスリップストリームを使って一気に浮上し、ターン1にはマックス、ルクレール、ペレスの3ワイドで突入。
カタールGPでも似た光景を見た気がしますが、ペレスがルクレールを外から抜こうとしてルクレールは真ん中に挟まれてしまい、行き場がなくて接触。ペレスの車はタイヤ同士が接触してかなり浮き上がり側面がボロボロに、ルクレールもウイングの左端が壊れてしまい、後ほど完全に吹っ飛びます。ペレスは走行は継続したものの損傷が大きすぎてガレージ送りでガメオベラ。
ぺレスの進入角度はかなりターンのエイペックスを向いた動きで、ルクレールは右には行けないですから接触するのは当然という感じでした。ルクレールがさっと引いてたら実はその先でフェルスタッペンとペレスで当たってても不思議ではない気がしましたが、なんとか地元で活躍して最近の悪い評価を覆して、と思いすぎて周りが見えていなかったのかなあという印象です。
チームメイトがまた残念なことになってしまいましたが、フェルスタッペンはスタートで前に出ることができたのでもういつもの展開。そしてレースが落ち着いたらながーーーい直線でDRSを使ってもなお抜けないというメキシコいつもの展開になります。ハミルトンが4位のリカードを狙っていますが、リカードもかなり防御を徹底しており全然抜けません。素早く抜かないとタイヤも傷むし車も熱を持ってくるし、いつまで攻めていつ攻撃を小休止すべきかも考える必要があって毎度のことながらここはある意味耐久レースです。ようやくハミルトンがリカードを抜いたのは11周目で、既にサインツとは2.5秒差で、そのサインツもルクレールから2.5秒差となっていました。
19周目、周囲に先んじてリーダーのフェルスタッペンがピットへ、「タイヤが駄目になり始めてできることがない」と言っていたため早めに決断したと思われます。フェルスタッペンの手持ちはハード2セットなのでハードへ繋ぎ、ジャンピエロ ランビアーズからは「最初の3〜4周は気をつけるように」と言われます。
1位を走っている上に全然別次元の人がピットに入っても特に誰も反応がなく、続いて動きがあったのは24周目。サインツの1秒後方に追いついて既に数周経過していたハミルトンがアンダーカットを狙ってピットへ。ただフェラーリ2台は計算上で早い戦略を重視してこれにも反応しません。ウイングが壊れたルクレールがサインツより速いので、この件は空力開発部門にはちょっと内緒にしたほうが良いかもしれませんw
30周目にサインツはようやくピットへ、当然これでハミルトンが前に出ますが7周の履歴差がありますし長い持久戦です。翌周には欠け馬さんもピットでハードへ交換、ウイングは交換せず引き続き欠け馬さんスタイルです。これでサイクルが一巡してフェルスタッペンがリーダーになりますがルクレールとは16秒差となっており、最初に入った周回数、飛ばしまくっていること、もう1セットハードがあることを考えると2ストップっぽいやり方です。
多くのドライバーはハードとミディアムを各1セットで残りはソフト、もしくはミディアム2セットの在庫になっているので、2ストップ作戦はできない/やりにくい状況でフェルスタッペンだけが速い上にタイヤのやり繰りまで自在という別次元の状況、他のドライバーにとってはちょっとしたムリゲーです。
ところが33周目、ターン8でケビン マグヌッセンが大クラッシュしSC導入となってしまいます。左リアのサスペンションがいきなり壊れて制御不能になった様子。これを見てフェルスタッペンは2回目のピットで新しいハードへ、結果的にライバルよりも数周新しいタイヤでこの先は同じ作戦で進行ということになりましたが、バリアの損傷が激しすぎてこの後レッド フラッグとなってしまいました。
ちょうどレースの半分ぐらいでのレッドフラッグ、タイヤは自由に交換できるのでたいていのレースではラッキーですが、今回は多くのチームにとって誤算になりました。上記の通り既にタイヤを換えた人は長距離を走れるタイヤの在庫が無いので、使っていたハードをそのまま使うか、もし持っていたら中古のミディアムを選ぶかの2択。ただミディアムの場合ここから30周ちょっとは結構長いです。
そんな中で条件が良かったのが角田でした。予定外だったと思いますが9周目に一度タイヤ交換をしており、サイクルがズレて8位にいる状態でレッドフラッグが発生。元々グリッド降格が決まっていたために持ちタイヤはハード・ミディアムを各2セットと豊富に揃っていたため、ここで新品ハードに換えて8位からの再開が可能になり条件だけ見たら裏技コマンド使ったぐらいお得でした。
再開順位はフェルスタッペン、ルクレール、ハミルトン、サインツ、リカード、オスカー ピアストリ、ジョージ ラッセルの順。フェラーリは中古ミディアムを持っていましたがハードの継続使用を決断する一方、ハミルトン、ピアストリ、ラッセルは中古ミディアムに交換しました。そして角田が8位から新品ハードでリスタートです。
36周目、スタンディングでリスタート。ハミルトンの蹴り出しがよかったもののルクレールに被せられて詰まった感じで2位以下がえらく混戦となってしまいますが、大きな事故なく通過していきました。ミディアムを履いているのでさっさと前に出たいハミルトン、40周目のストレートでコース右端の埃だらけのところまで追いやられつつもルクレールをかわして2位となり、ここからはミディアムをもたせる持久戦、「タフなスティントになりそうだ」「このタイヤには長すぎるぞ」とお馴染みの泣き言を口にします。
その後ろではラッセルがサインツの後ろについてハミルトンと同じ状況に置かれていますが、こちらは抜くことができず周回数だけが増えていきます。サインツが直線やブレーキング中に進路を変えている、と苦言を呈しますがアメリカGPからフェラーリの後ろを眺める時間がすごく長いのでたぶんイライラしてるでしょうね。
そのラッセルの後ろにはリカードを1台挟んでピアストリと角田がこれまたリスタート以降延々とバトル中。ところが48周目のターン1〜3の攻防で一度接触があると、なんと翌周のターン1でも再度接触、これで角田は大幅に後退しました。1周目のペレスとは似ているような違うような接触ですが、角田からするとピアストリが綺麗なライン取りで曲がる、ないしは引いてくれることを前提にしすぎたライン取りになっていて、相手がブレーキで意地を張ってきたら切り始めが遅くなることへのリスク管理が甘かったかな、という印象です。
接触相手のピアストリはやはりタイヤがやや苦しい様子でペースが上がらず、一方で後方スタートのノリスはというとレッドフラッグまでに順位を上げて10位でのリスタート、からあやうく左右を挟まれて事故りそうになったために引いて14位に落ちていました。そこからまたコツコツとサポートADの力を借りることもなく戻し作業して8位へ回復。56周目にはピアストリと入れ替えてもらって7位となりリカードを狙いに行きます。
ピアストリに文句を言われないためには抜かないといけないノリスは「ゲームかよ」と思うぐらいバンバン縁石に乗って走り、61周目のターン4でなんと外から攻略に成功。先を急ぐノリスはさらにラッセルを狙っていきます。ピアストリは未だリカードにも追いつけず。
ノリスは68周目にまたもやターン4からの流れでラッセルもかわして5位とスタートから順位爆上げ、ピアストリはリカードから徐々に離されているため、タイヤの管理能力ではまだまだノリスに敵わないことを印象付けられます。だからピアストリもまたあんなに意地になって目先の順位争いで角田を必死になって抑えてタイヤ使っちゃいけないわけで、ここはまだまだ1年生と経験者の差を感じる部分です。課長なんてもう20年もレトロゲームやってるので、最近は『この感じはこの先が危ないな』みたいなレトロゲームトラップを察知できるようになってきました。それでも引っかかるのが課長クオリティーですけどw
RPGの途中のレベル上げ作業ぐらい全く映像に映った気がしないフェルスタッペン、最終的にハミルトンを14秒近く引き離して昨年自身が打ち立てた年間最多勝利記録を更新する今季16勝目、通算51勝目を挙げました。51勝はアラン プロストに並ぶ記録ですが、ここ2年間だけで挙げた31勝というのはこれだけでナイジェル マンセルの通算勝利数と同じです( ゚Д゚)
ハミルトンはミディアムでの長距離走に文句を言いつつお馴染みのルイスクオリティーで走り切り、今日は失格にならずに2位。レース終盤に向けてガクンと路面温度が下がったことは良い方に働いたと思われます。ルクレールはポールからの3位で、これでポールからスタートしたレースは11戦連続未勝利。フェルスタッペンが速すぎるんだから仕方ないんですが、これはルネ アルヌーが1979年~1982年に記録した13戦連続に次ぐ歴代2位の記録となっています。
4位ノリス、5位サインツのトップ5で、ラッセルは他人の後ろを走りすぎてヘタったか最後の数周はリカードに追われまくって辛うじての6位でした。レースが中断していなければあるいはもっと上位に、というところでしたがリカードも7位でアルファタウリの今季最上位を獲得。一気に6点も獲ったのでコンストラクターズ選手権でハースを抜き、さらにアルファロメオと同点になりました。
今回はやはりペレスとフェルスタッペンの対比、ということになるでしょうか。レース後のフェルスタッペンはペレスの動きに理解を示す発言を残し、ペレスもリスクを負った結果代償を払ったことを認めていますが、でもチームのためだけに限らず、お客さんを考えてもあそこで無茶することが求められていたことなのか、というとやっぱり周りが見えてなかったかなあと感じます。
引いて3位からルクレールを追いかけまわして追い抜いてもお客さんは喜んでくれる、たぶん内心ペレスがフェルスタッペンに勝てないことはさすがにお客さんも分かってるでしょうから、そうした姿を見せればよかったんだと思うんですけど、どちらかというと『フェルスタッペンに勝たないと』『とにかく一度でもフェルスタッペンより前を走らないと』とばかり思い込んで一人で追い詰められていた印象を受けました。
角田もまた、今日は後方スタートで入賞したら儲けものぐらいのレースだったのが、好条件になってリカードをも捉えてしまえる状況になったことで『早く前に出て、リカードも抜いて、それからトップ3チームの誰かを食って』と、ちょっと個人戦に考えが行きすぎたのかなあと思いました。鈴鹿でリアム ローソンにやたら絡まれた時には「彼はレースというよりも、僕に負けなければいいみたいな感じなので」と振り返っていましたが、今日は自分がそっち側に寄ってしまったかもしれません。
もちろんドライバーは最終的には個人戦でしかなく、目の前の敵に獰猛に襲い掛かれないドライバーはいずれ淘汰されてしまう世界ではありますが、信頼して雇ってもらうためにはチームに自分を起用することで利益があることを見せないといけないなかなか難しい存在です。その利益が危険を伴っても順位を上げることなのか、ちょっと消極的に見えても堅実に行くことなのか、今回の角田はどちらかといえば後者だったかなあと思います。
その手綱を引くのはレース エンジニアを筆頭としたピット側ですが、これまでの雰囲気からすると決して100%信頼し合った完璧な間柄、という風には見えない部分があるのもペレス、角田の共通点に思えますので、これはドライバー単体ではなくチームとしてしっかり見つめ直さないといけないかなあと思いました。だから、何かあったらすぐドライバーに上から重圧かける発言して追い詰めるのって良くないと私は思うんですよね。
まあ色々と熱い展開があったわけですが、3連戦なのでドライバーもチームも頭を休める暇も無くまた移動してすぐレースしないといけません。次戦はまたスプリント方式となるブラジルです。









コメント
F1と直接は関係ないですが、SUPER GTの話題もSCfromLAさんは書かれていらっしゃるので、ここでコメントさせていただきます。
オートポリス戦の記事の最後の部分で、apr LC500hの嵯峨が最近出番がないという事を書かれていましたが、とうとう最終戦のもてぎでも通常の300kmレースなのに小高・根本のコンビで参戦する形になってしまいましたね。
金曽監督は、「切ったわけでは無い」とコメントしていますが、何か正直複雑な気持ちですね。
鈴鹿では予選のQ1で大失敗し「昭和の走り」と言われ、SUGOのフリー走行ではクラッシュ、オートポリスでは自分の出番はないのにチームは表彰台と
嵯峨にとっては悪循環になってしまってる感じが物凄いです。
勿論実力の世界だから若手二人で回した方が成績残せそうなのも分かりますし、嵯峨がこのような状況だからこそ監督が配慮して休ませたとも取れますが、パワハラみたいな扱いともとれてしまう感じが心配ですね。
正しく自分が限りなくRBというチームが嫌いになった最大の要因です(元からマックスを好んでませんが…笑)
ピアストリは所々でまだ一年生の弱みが出ますよね、レース後とかのテンションはベテランよりあっさりしてるのにw
逆に言えば角田くんは経験の差もありますし焦らずピアストリが勝手に落ちてくるのを待っても良かった気もするのですけどね。しかしそれだと一年生のピアストリがさらに落ちたペースで無理に対抗してきて大損する可能性も…だったりで難しいところですが……
プロ野球でもよく言われるんですけど、プロの世界なので起用する限りそこにいる人はある程度力のある選手であって、それを責任を持って起用しているならまずは起こった問題の責任は使った側にある、という姿勢って大事だと思うんですよね。だからって毎回全部「使った私が悪うございました」って言えばいいわけじゃないですけど、まず『この選手が最大限力を発揮するにはどうすれば良いか、それを自分は考え抜いて場面を整えてあげられたか』が大事で、オリックスの中嶋監督とか、今年は負けましたけど高津監督、栗山監督ももちろんそういうタイプの人だよなとけっこう思います。
金曽監督も考えた末に良かれと思って計算した上での発言だったのかもしれないので表面だけでは分かりませんけど、見た感じはあんまりメディアの前で自分の選手を公然とはっきり言って下手くそ呼ばわりしてしまうのはあまり良い方法には思えなかったし、実際そうなってしまった気はしています。レッドブルはもう「ドライバーは勝手に結果を出して役に立つ存在を選ぶもの」みたいな考え方なので、首脳がごっそり変わらないと体質は変わらないのかなあと思ってしまいますけど。
やっぱり応援したくない気持ちになる人もいますよね~、その点ノリスはどこを切り取っても応援しがいがある選手なので安心ですが、レッドブル以外で頑張ってもらいたいですw
ピアストリはまだ走りがF2選手なのかなあとは思うんですが、1年間での伸び幅がかなりあったと思うので有望な選手なのは間違いなさそうですね。角田としても待った結果オーバーヒートしたりタイヤが落ちてくる状況を起こしたくなかったので先を急いでたわけですけど、むしろブレーキ直前に左に振ってターン4狙いの罠を仕掛けるとか、そういう引き出しは見せたかった(ひょっとしたら映像に映ってない周にもうやってたのかもしれませんけど)ところだと思いました。アロンソのそういうセンスってホントうらやましいです。