NASCAR プレイオフ 第8戦 ホームステッド

NASCAR Cup Series
4Ever 400 presented by Mobil 1
Homestead-Miami Speedway 1.5miles×267Laps(80/85/102)=400.5miles
winner:Christopher Bell(Joe Gibbs Racing/Rheem/Watts Toyota Camry TRD)

 NASCAR カップ シリーズ、今年最後の1.5マイルはホームステッド。いよいよ2023年のシーズンもあと3戦、つまりケビン ハービックの引退まであと3戦ということで今回はモービル1が大会スポンサーとなってハービックへの感謝を込めたイベント名となっています。日本で言えば『立川さんありがとう MOTEGI GT 300km RACE presented by ZENT』みたいな感じですが、そういうのは見たこと無いですね。競馬とかだとそういうのあるでしょうか。ちなみにハービックはホームステッドの平均順位が7.3と現役ドライバー中最良、1勝しかしていないものの結果が出ているトラックです。
 前戦でカイル ラーソンが勝ってチャンピオンシップ進出確定ですが、ホームステッドは外へ行くほどバンク角が高くて大外が速いミニ四駆走法トラックなのでここも得意にしています、平均順位は現役で5番目となる10.7。平均順位で現役選手の2~4位はマーティン トゥルーエックス ジュニア、チェイス エリオット、デニー ハムリンと続いておりハムリンは現役最多の3勝を挙げています。


・レース前の話題

 まだ正式な開催契約が締結されていないことが明らかになった来年のシカゴ市街地レースですが、このイベントの情報を発信するX公式アカウントが10月21日に『2024年のNASCARシカゴ戦の内容をご紹介します』と投稿し、カップシリーズが75周、エクスフィニティー シリーズが50周のレースであると明らかにしました。今年はそれぞれ100周と55周だったので特にカップ戦がかなり削られましたね。こんな投稿をするぐらいだからちゃんと妥結した、と信じましょうw

 レガシー モーター クラブは42番のドライバーについて最終戦までカーソン ホースバーで行くと発表していましたが、なぜか先週ラスベガスのレース週末中に『次戦はジョン ハンター ネメチェックを起用する』と発表。来季からチームに加入することが既に決まっているジョンハンターですが、一度発表したものを覆すのはちょっと驚きです、やっぱりホースバーはトラックのレースに集中したいのか、お金や大人の事情的話なのか。チームは最後の2戦では再びホースバーが乗ることになるとしています。

 そしてもう1つ、うっかり書き忘れていたんですが、クラフツマン トラック シリーズでラックリーW.A.R.を今季限りで離脱すると発表したマット ディベネデトー。ところが今季限りどころか前戦タラデガの段階でチームはディベネデトーを放出することを発表し、タラデガではチャンドラー スミスが出場して4位、そして今週はトレバー ベインが起用されます。彼とチームの間に何があったのか不明ですが、las vegasさんががっかりするわけです。

・Craftsman Truck Series Baptist Health Cancer Care 200

 今週末はそんなトラックから、これがチャンピオンシップ進出ドライバーを決める最後のレースです。レースの中盤までは既にブリストルで勝って権利を得ているコリー ハイムが優勢に進めていましたが、最終ステージは勝つしか権利を得る見込みがないゼイン スミスがレースをリード。しかしレース残り11周でホースバーがスミスを捕まえて逆転しそのまま優勝、チャンピオンシップ進出を決めました。敗れたスミスでしたが、レース後の車検で引っかかってしまい失格処分。勝っていてもどのみちぬか喜びだったことになります。

 ハイム、ホースバーの2名が優勝でチャンピオンシップへ、そして残る2名の進出者は僅差の争いになり、ポイント3位はグラント エンフィンガー、そして4位はベン ローズとニック サンチェスがなんと同点でしたが、このラウンド内での最高順位で上回るローズが最後の1枠となりました。サンチェス、クリスチャン エッケス、タイ マジェスキー、Z.スミスが脱落です。

・Xfinity Series Contender Boats 300

 スポンサーのコンテンダー ボーツは釣り船を作っている会社なんですが、コンテンダーが少ない枠に押し寄せるレースにピッタリな会社名です。レースはポールシッターのコール カスターが先週に続いて絶好調、最初の151周のうち114周をリードする快走でしたがなんとまさかのパンクで優勝争いから後退します。
 これでリードを奪ったのはサム メイヤー、最後は先週初勝利を挙げたばかりのライリー ハーブストが連勝を目指して猛烈な勢いで迫ってきましたがなんとかしのぎ今季4勝目、過去3勝は全てロード コースだったのでオーバルでのエクスフィニティー初勝利を挙げてチャンピオンシップ進出を決めました。レース前の段階では当落線から16点も下にいただけに非常に大きな勝利でした。これに加え、当落線から44点も上にいるネメチェックは進出がほぼ確実です。

 一方でレース前に当落線から21点も上にいたジャスティン オールガイアーが最終ステージ早々にタイヤの不具合で緊急ピットを強いられて15位に終わり、あまり点数を稼げなかったので残る2枠の争いは激化しました。3位・カスターと4位・オースティン ヒルが同点、5位のオールガイアーがここから3点差。6位以降は今回C.スミスがクラッシュするなど大きく離されているのでほぼこの3人による争い、もちろん6位以下の誰かが勝ったら当落線にいる3人のうち1人だけが勝ち残る、というすごく盛り上がる感じになりましたw
 なお、このレースにはデイル アーンハート ジュニアが今季2度目の出場をして23位スタートからなんと5位でレースを終えました。

・予選

 カップシリーズの予選はトゥルーエックスがブッシュ ライト ポールを獲得。ちょっとプレイオフに入って流れが良くないですがまず予選で1つ流れを引き寄せました。2位にバッバ ウォーレス、3位はミニ四駆マスター・タイラー レディック。プレイオフ選手ではラーソンが5位、ウイリアム バイロンが7位、ライアン ブレイニーが10位。11位にハムリン、13位クリストファー ベル、そして17位にクリストファー ブッシャーです。陰でオーナーのチャンピオンを争ってはいるけど既に崖っぷち・チェイス エリオットは16位スタート。

・ステージ1

 曇り空のホームステッド、スタートするとターン1~2であっさりとウォーレスが内側からトゥルーエックスをかわしてリード。MTJも抜き返そうと数周に渡って内側に車を並べ、繰り返しの攻撃の末12周目にようやくリードを取り戻しました。
 この争いは明らかにお互いにタイヤを使わされた感がありウォーレスはこの後徐々に順位を下げることになり、トゥルーエックスも21周目にバイロンにかわされてリードを失うとやはり順位を下げて行きました。ブッシャーはなんだか全然だめで27位と低迷しています。チームメイト兼上司のブラッド ケゼロウスキーは2位を走っており、RFKレーシングはわりと2台で似た位置を走ることが多いだけにちょっと不思議な状況です。

 30周を過ぎるとピット サイクル、ここは2位のケゼロウスキー、3位のラーソンがリーダーのバイロンより1周早くピットに入りいずれもアンダーカットに成功、実質的にケゼロウスキーがリーダーとなってステージ後半に入ります。
 アンダーカット成功で快調に走っているように見えたケゼロウスキーでしたが、周回を重ねるとやっぱりラーソンが速く54周目にリード チェンジ。1回目のピットでは『リアのグリップが高すぎるのが問題』でタイトだという情報で、依然として出口ではタイトのようですがアジャストは成功している様子。

 そのままラーソンが快走してステージは残り4周となりますが、リッキー ステンハウス ジュニアがスピンして単独クラッシュしコーション。ステンハウスは右リアのトー リンクを壊してしまい、修復してレースを続けたものの27位でした。
 これでステージ1はコーション下で終了、ラーソンがステージ勝利、ケゼロウスキー、ブレイニー、バイロン、トゥルーエックスのトップ5。あえてピットを遅らせて均等割りしたハムリンは11位から追い上げて行ってピット前よりは1つ順位を上げた6位となって作戦はまあまあ成功。レディックが7位、ベルは9位でコンテンダー8人中7人が9位以内に入ったことになりますが、唯一ブッシャーだけは周回遅れの27位と既に絶望的な状況です。

・ステージ2

 リスタートからケゼロウスキーが気合でラーソンを抜こうとしたものの及ばず、逆にうまく立ち回ったバイロンが2位に浮上。これでラーソンとバイロンという絶対前に出したらあかん2人がワンツーになります。ハムリンはピットで手間取って順位を下げてしまい10位付近で乱気流の嵐、せっかく作戦で順位を上げたのに元の木阿弥。
 3位に落ちたケゼロウスキーでしたがラーソンのお株を奪うようなミニ四駆走りでバイロンをかわし、先週に続いて『もうプレイオフからは脱落したし勝ちだけを狙います!』というような意気込みを感じます。この後ラーソン相手にもしばらく0.8秒前後の差で食い下がっていましたが、110周目あたりから付いて行けなくなってまたもやラーソンの独走状態へ。
 ラーソンはケゼロウスキーに対して2.5秒近い差を築きましたが、それでもなおアンダーカットされるのを嫌ったようで115周目に上位勢で最初にピットへ、ここからピットサイクルとなります。ハムリンはまた逆張りで均等割りする作戦のためしばしレースをリード。タイヤを換えた周回遅れにバンバン抜かれていくため、ロスなく譲る技術と苛立たない冷静な心も必要な作戦です。
 
 ステージ後半もラーソンは引き続き独走、ケゼロウスキーはブレーキの感触に不満を抱えているせいかペースが今一つ上がらないようで、ここでブレイニーが2位へ浮上します。ラーソンは独走してなお壁ぎりぎりを走っていましたが軽く壁にぶつけたかと思うと、タイヤが新しい周回遅れが前に出てきて走りたいラインを走れない時間もあり、ブレイニーが少しずつ距離を詰めます。これは早くタイヤを換えたのが仇になっていますね。
 ラーソンとブレイニーの差はみるみる縮まり、というか明らかにラーソンはタイヤが無くなってヨレヨレし始め、ステージ残り4周でとうとうブレイニーに捉えられました。まったく無抵抗にリードを明け渡し、2周後にはバイロンにも簡単に抜かれ3位転落。


 ブレイニーがステージ2を制して貴重なステージ ポイント10点を獲得、バイロン、ラーソンと続き、ラーソンとは真逆の均等割り作戦だったハムリンが4位で続きました。内側から追い抜くのは難しいトラックですが、履歴差をある程度作ればがら空きの内側からわりとスパスパ抜けるようで、極端にトラック ポジションを重視しすぎたラーソン陣営は考えすぎてちょっと墓穴を掘ったなと思いました。
 そしてこのステージ2でもう1人穴にハマったのがベル、アジャストの方向性を完全に見誤ったらしくステージ開始時点から順位ガタ落ち、無線で「ターイトタイタイタイターイトタイタイタイタイタイターイト」と年間おもしろ無線大賞があればノミネート確実な反応でハンドリングを表現しました。なおブッシャー(ry



・ファイナル ステージ

 173周目にリスタートしたので残りは95周、さっきラーソンはタイヤを50周使ってヘロヘロになったので、みんなそれなりにタイヤを守らないといけないと思われます。リスタートからまずブレイニーとバイロンが抜きつ抜かれつしましたが、ブレイニーがリードを守りました。
 その後周回を重ねると気づけば2位はラーソン、3位ハムリン。ラーソンはさっきの失敗はそれはそれとして、という感じで仕切り直してまたしれっと追いついた感じです。ハムリンの方は一時2位でしたが、ラーソンに抜かれて3位になると大外ラインでラーソンを追従した末に壁にゴリゴリとやってしまい2台から離されました。あんまりハムリンって大外走ってるイメージ無いですね。
 
 ここからクルー チーフが脳ミソをフル回転させる時間になります。ラーソンは0.7秒前方にいるブレイニーに対して1周早くピットに入ればほぼ確実にアンダーカットできます。でもさっき早く動きすぎてタイヤを潰したし、理屈として均等割りの方がよさそうなことはハムリンがさっき証明しました。いつ入るか、今でしょ!となかなか言えない情勢です。
 そんなことを考えていると211周目あたりから中団がピットに入り始めてピットサイクル、まだ50周以上残っているので走り続けたらタイヤが崖を迎えそうですがだからと言って無視するわけにいかず、213周目にブレイニーとラーソンが同時にピットへ。ここで信じられない出来事が起きました。
ちゅどーん

 ラーソンがピット入り口のタルに突っ込みました。どうもブレイニーの減速開始がやや早い堅実な止め方だったのに対し、ラーソンは逆にかなり詰めたのでピット入り口で追突寸前。ラーソンは追突を避けようと右にステアリングを切りましたが、ブレイニーの車に軽く当たった後タルに激突。壁そのものに直撃しなくて良かったなと思いますが、これでもちろんコーション、ラーソンは右前部を破損してリタイア。いくら頑丈なGen7でも大量に砂を詰めたタルにまともにぶつけたら壊れますね。
 ラーソンは昨年のこのレースでは終盤にピット内でトゥルーエックスに追突してスピンさせてしまう事件があったので、都合2年連続最終ステージのピットで何かしら起こったことになります。あの時は西日で前が見えにくい中、トゥルーエックスが自分のピットを行き過ぎそうになって急にブレーキを踏んだことが一因、今回もブレイニーの無難すぎるブレーキが原因なのも似ていますが、自分が勝ったか事故ったかで結果は真逆でした^^;
 前の車のブレーキが少々早かろうが後ろの人は合わせるのが原則なのでラーソンは自滅と言えば自滅なわけですが、この一件で被害を受けたのが実はトゥルーエックスでした。リードラップにいるプレイオフ選手では唯一、アンダーカットしようと思ってこのコーションより前に早めにピットに入っていたので周回遅れになってしまい、リスタートはウエイブ アラウンドを受けて後方からとなります。

 レースはこの後タル修復のためレッド フラッグとなり、修復が終わるとリードラップ車両がピットへ。222周目/残り46周・ブレイニーとハムリンの1列目でリスタートします。リスタートでハムリンがリードを奪いますが、バックストレッチで多重事故が発生。ターン2の出口で4ワイドになって接触が起き、ロス チャステイン、ネメチェック、J.J.イェリーがクラッシュ。特にイェリーは激しく壁に当たって痛そうにしていました。後方にいたトゥルーエックスも事故を避ける際に軽く接触があり、急ブレーキも踏んだのでピットでタイヤを交換。もうこうなったらコーション連発で新品タイヤが活きる展開を期待するしかない。

 ここで唐突にハービックから後任のジョッシュ ベリーへ向けたお手紙の朗読コーナーが挟まって残り38周でリスタート。レッドフラッグ中にいくらでも時間があったろうに、なぜここで挟み込んだのか。
 さっきは自分が先頭だったのに出遅れたブレイニー、今度は2位ながら対等なリスタートになってハムリンとバックストレッチまで並走します。すると2列目リスタートのベルが背後に来たので、これは内側に降りてハムリンを押、、、さずにがら空きの内側に飛び込んでリードを奪いました、押さへんのかい!w
ベル「先輩、お先に失礼します!」
ハムリン「あ、押さへんやつ!?」

 ブレイニーとハムリンはなおも意地になったように2台で争っていたのでバイロンにも先に行かれ、それでもなお2台で延々とレースを楽しんでいました。235周目にようやくハムリンが完全に前に出て一旦決着が付いたと思ったその直後、

 突然ハムリンの車の何かが壊れてターン1でクラッシュ。ラーソンの事故に続いて画面の前で「うそー!」って言ったのは本日2度目ですw これでコーションとなりハムリンはリタイア。さらに時を同じくしてトゥルーエックスも排気管から白煙を吐いており明らかにエンジンが不調、こちらも緊急ピットでそのままリタイアし、プレイオフ選手が一瞬にして2人も姿を消しました。ハムリンは30位、ハムリンより1周だけ多く走ったMTJが29位。

 リードラップ車両はタイヤを求めてピットへ、バイロン、ブレイニー、ベルの順でピットを出て残り25周でリスタート。ややタイト気味に見えるブレイニーは短期戦でバイロンに対抗できず、逆にベルにかわされて3位となります。先週は『あと1周あれば…』という感じの締めくくりだったベル、今日は捉えられるか。
 バイロンに追いついたベルは無理に内側に飛び込むのではなく、あえて入り口で一歩引いて相手の動きをよーく見てじっくり追い込んでいる様子。そして残り14周、ターン3で内側に飛び込んで一発でバイロンを仕留めました。ステージ2でターイトタイタイタイ・・・・・で20位まで落っこちたのが嘘のような展開です。

 残りが10周ほどになるとようやくブレイニーの車がええ感じになってきて見事なミニ四駆走法、残り7周でバイロンを抜いて2位を取り戻します。レディックもこれに続いて3位に浮上してきますが、ブレイニーが大外を使ってしまっているのでレディックは同じラインだと乱気流の影響をモロに受けるため少し壁から離れたライン。
 3台はほとんど同じペースなのでさすがに残りの周回数でベルに追いつくのは難しく、コンテンダーが複数人脱落している状況を考えるとここで無茶してまで攻めるのは得策ではありません。最後はお互いに順位維持という感じで、ベルがアジャスト失敗もピットでの順位後退も跳ね返して今季2勝目、2年連続でチャンピオンシップ進出を決めました。

 ベルも気づけば12月で29歳なんですけどなんか童顔でまだ学生さんにすら見えるのは私だけでしょうか。2位ブレイニー、3位レディック、4位バイロンとトップ4がコンテンダー。5位はA.J.アルメンディンガーで、オーバルでのトップ5は第19戦アトランタ以来ですが"普通の"オーバルだと昨年のホームステッドで3位になって以来1年ぶりでした。
 途中下がって行って姿が見えなくなったウォーレスは盛り返して6位、安定して10位近辺を走っていたタイ ギブスが7位、まだ来年どうするか決まっていないエリック アルミローラが9位、ハービックは一時トップ5圏まで来ましたが最終的には11位、ブッシャーは21位でした。JGRの2人が大きく取りこぼしたことによってプレイオフのポイント争いはレース前と比べ激変

 勝てはしなかったもののブレイニーがこのレース最多の53点を稼ぎ、レディックは4位で42点稼いだから悪くない結果なのに、レース前は自分より1点下にいたブレイニーに10点差で離されての5位、レース前より点差も順位も上昇したのになんか追いついた気がしない、という結果でした。バイロンは30点も離れて当選確実なので、ブレイニー対その他大勢という構図でこのラウンド最終戦・マーティンズビルに向かいます。
 そのブレイニーは3戦以上走ったことがあるトラックの中でマーティンズビルの平均順位9.5が最良と数字上は最も好成績、なおかつこれは現役ドライバーでも最良です。ハムリンがこれに続く10.3でマーティンズビル通算5勝を挙げていますが、最後に勝ったのは2015年でこれ以降の数字だけ切り取ると平均は12.75になります。
 トゥルーエックスは逆に平均順位は16.0と低いものの過去8回のマーティンズビルで3勝しており、2015年以降に限ると『8位以上か、16位以下か』という割と極端な成績になっています。レディックとブッシャーは、、、速く走ってる印象無いですね。
 最終ステージまで生き残ったら最後は肉弾戦でお馴染みのトラックですから低速でも油断はできず、過去の成績を見ると少なくともレースが始まってしばらくするまでは見た目の点数以上に優勝による逆転がありそうなので楽しみには待てそうです。ハムリンが何かやらかさないか楽しみで楽しみで不安で仕方ないですねw

コメント

アールグレイ さんの投稿…
ベルは2年連続のチャンピオンシップ4は流石ですね。
ジョーギブスはこれでエクスフィニティーでのネメチェックと合わせて2冠になれるかもしれないと思うと期待してしまいます。
前に別の記事の中で勝利経験のあるデイトナロードやブリストルダートがカレンダー落ちして勿体ないと言う事や、ポールが勝利に結びついてないなどとコメントしてしまいましたが、ベルに謝りたい気分です。

また、ハービックのバトワイザースキームが久しぶりに見れて嬉しくなりました。
調べてみると2016年からはエクスフィニティーシリーズの前の冠スポンサーでもあったブッシュビールブランドでのスキームだったので、そんなに間隔があいていたんだなと。
考えてみれば、今の16人のプレーオフ制度になった初年度である2014年のチャンピオンは、このスキームで獲りましたね。

ハービックも2020年のCOVID-19による中断明けのレースだけで9勝も挙げていたのに、2021年は未勝利に終わってしまうなど、急に浮き沈みが激しくなってしまった感じがあります。
今年もまだ未勝利ですが、最終戦が得意のフェニックスなので、「クローザー」らしく有終の美を飾ってほしいですね。

ネメチェックの今戦だけの42号車での起用は、来年レガシーモータークラブがトヨタにスイッチするので、エクスフィニティーでネメチェックがジョーギブスでトヨタに乗っているのもあってその関係の為の?様ですね。
でも来年から乗せるのが決まっているのなら、残りの代役全部ネメチェックでも良かった気がしますが。
頑張っているホースバーには悪いですけど、彼は来年スパイアーの77号車でのカップ戦参戦が決まっていますし、今はトラックシリーズでのチャンピオン獲得に集中してもらう形で。
SCfromLA さんの投稿…
>アールグレイさん

 ハービックのバドワイザー久しぶりだなあ、これでチャンピオン獲ったよなあ、と思いながら見る一方で、マスタングのテールライトに挟まれた部分も全部白に塗った見た目にはなんかすごい違和感があって最後までそこになじめない自分がいました、マスタングってあそこはやっぱり黒い方がデザインとしてしっくり来ますねw
 
 レガシーMCのドライバーは、今はシボレーだけど来年からトヨタであることが複雑さに繋がってるんだろうなあと思いますね。せっかくだからホースバーもネメチェックも両方チャンピオンを獲ってカップに上がってきてもらいたいなと思います。
日日不穏日記 さんの投稿…
ベルが勝ったのは正直嬉しいです。インタヴュー前に抱きついたモーガンさんって、奥さんだったんですね。以前から何度も観ていましたが、ベルが既婚者だと初めて知りました・・・童顔なのでw。ラーソンのクラッシュは、今後のホームステッド開催時に、何度も何度も紹介されるでしょう。あんなの見たことありません。
スタートコマンドは、ロドニー・チルダース(未だにダリアン・グラブと間違えてたりしますが、僕は)と家族でやっていましたが、ハーヴィックは11位。トップ10に少し足りないレースで残念でした。
モーガンさんは、サマンサさんのように被写体にもっとなるような存在になって欲しいですね。昔のハッキネンのイリヤ夫人ほどキャラ立ちしなくても良いけど、ポスト:サマンサとして期待しています。ルックスも良いし。
SCfromLA さんの投稿…
>日日不穏日記さん

 ドライバーのご家族事情が気になる日日不穏日記さんのために(?)ちょっと調べてみたら、ベルとモーガンさんは4年ほど交際した後に2018年に婚約、ベルがカップに昇格した2020年2月に結婚しているのでもう長いこと一緒にいる仲良しさんみたいです。
 そしてモーガンさんのお父さんは元々地方でスプリントカーのクルーチーフ・メカニックをしていて、現在ベルと共同でチームをベル ケメナ レーシングというのを興して参戦しているそうなので、もう家族ぐるみのお付き合いみたいですね。ベルの活躍はケメナ家全体の喜びだなあ、とか想像するとちょっとベルを応援する動機が増えましたw
Cherry さんのコメント…
チェイス、こりゃもうほぼ詰みましたね()
コメントしてる時点で月曜の夜なのでどうなったか知ってますが書いてることは金曜くらいに思ってたことです()
ハムリンとトゥレックスがトラブルでそのまま散ったってのは神のいたずらにしては酷だなと思ったりしますw
ラーソンがチャンピオンになるとF1のマックスがチャンピオンになるのと同じくらい「ですよねー」って感じでつまらないのでハムリンがラーソン蹴散らしてブーイング浴びながらチャンピオンになるみたいのが見たいのですがww
取り敢えず!ハムリンがくたばった場合はちゃっかり最終ラウンドにどさくさに紛れて行けそうなブレイニーにワンチャンを賭けたいと思います!!()
SCfromLA さんの投稿…
>Cherryさん

 ヘンドリック的にも他の車でオーナータイトル狙えるのにわざわざ「チェイスを押し上げよう!」という機運にはなかなか働いてる人もなりにくいと思うので、そういうのも無関係ではないだろうなあと思う存在感の薄さですね。ラーソンとチェイスは既に何度も険悪になってるのと比べるとバイロンはまだそういうのが無いので、いっそ最終戦同門対決で来年以降に大きな禍根を残してくれてもそれはそれで面白いかなとか思ったりw