NASCAR 第25戦 ワトキンスグレン

NASCAR Cup Series
Go Bowling at the Glen
Watkins Glen International 2.45miles×90Laps(20/20/50)=220.5miles
winner:William Byron(Hendrick Motorsports/Valvoline Chevrolet Camaro ZL1)


 NASCARはいよいよレギュラー シーズンも佳境に入りました。カップ シリーズ第25戦はワトキンスグレン、2戦連続のロード コース戦です。先週はマイケル マクダウルがまさかの優勝、小林 可夢偉が出場することで久々に日本でも生中継された一戦で、普段NASCARを見ていない方々に貴重な経験をもたらしました。ちなみにコーションが1回しか出なかったので、GAORAは用意していたドライバーに関する小ネタとかを出す暇が無かったそうです^^;
 で、今週のグレンは高速のロードコース。グランツーリスモ7に収録されたので体験した方も増えていると思いますが、NASCARで使用するのはザ ブーツと呼ばれる区間を使わない短いレイアウトで、低速コーナーはほぼありません。90度曲がっててもバンク角があったり、案外道幅が広いので、ターン1ですら中速に近い感覚のコーナーです。とはいえ失敗即ガードレールの場所もあり、事故るとコース内に車が残ることも多いので先週のようにコーションが出ない!ということはまあ無いでしょう。

・レース前の話題

 ロードコースですが今週は概ねいつもの顔ぶれ。レガシー モーター クラブは今週もマイク ロッケンフェラーが走りますが、ノア グレッグソンが正式にチームを離脱したため次週のデイトナではジョッシュ ベリーがまたもや登場します。もし残りのレースをロードコース以外代走で出たら、開幕時点でカップ戦なんて想定していなかったドライバーが全体の半数のレースに延べ3人のドライバーの代役で出た、というかなり奇妙なシーズンになりますね。
 そして、先週のインディアナポリスでも10位と健闘したシェイン バン ギスバーゲン。来季からのフル参戦が濃厚となっていますが、彼の現在の所属チームであるトリプル エイト レース エンジニアリングは来季から3年契約でウィル ブラウンを迎えると発表。ギスバーゲンとの『海外レースでの夢を追うことを許可する合意』に基づくもので、あとは移籍の手はずが整うのを待つことになりそうです。これで上手いこと行かんかったらショックやw

・ARCA Menards Series General Tire 100 at the Glen

 練習も兼ねて参戦したコリー ラジョーイがポールを獲ったARCAのレース。しかし5周目にコナー ジリッチにかわされると、途中ブレーキの故障で残念ながらリタイアとなります。17歳でこれがデビュー戦のジリッチ、縁石に乗りすぎてスウェイ バーが折れたようで車がちょっと傾いて火花を散らしながらもリードを維持しましたが、レースは残り6周でクラッシュによりコーション発生、1周だけのオーバータイムへ、しかもややこしいことに雨が降ってきてタイヤ選択が分かれました。
 ウエットに履き替えたジリッチは読みが当たってリードを奪還、手負いの車で優勝かと思ったら、なんと最終周の最終ターンで後ろからジェシー ラブに押され、出口で少しふらついた隙に抜かれました。最後の数百メートルだけリードを奪ったラブが今季13戦目で4連勝となる8勝目を挙げました。ジリッチ、この世界の厳しさを味わいました。

・Xfinity Series Shriners Children's 200

 エクスフィニティーは先週に続いてタイ ギブスがとにかく速く、同じくカップ戦ドライバーのアレックス ボウマンを全く寄せ付けず、コーションで一時的に順位が落ちてもリスタートの度にすぐ前に出て無双状態。ところがレースがオーバータイムにもつれ込むと、このリスタートで後ろにいたサム メイヤーに思いっきり吹き飛ばされましたw
 メイヤーはこの間に一旦シェルドン クリードに抜かれたものの、クリードが最終ターンで汚れた路面に乗って完全にラインを外れた隙にリードを奪還。メイヤーがロード アトランタに続いてまたもロードコース戦を制して今季2勝目、カップからのスポット参戦組ではロス チャステインがしれっと4位、ボウマンは多重事故に巻き込まれつつ9位、回されたギブスは17位、カイル ブッシュは駆動系故障でリタイアし27位でした。

 勝利インタビューを受けるメイヤーと不服そうなギブス。ちなみにギブスの今回のスポンサー・He Gets Usは非営利財団による宗教広告キャンペーンの名称なんですが、直訳すると「あいつに捕まった」なので皮肉な感じです。この団体、ちょっと調べた限りでは減少傾向にあるキリスト教について知ってもらうための非営利法人だと言いつつ、多額の寄付金を広告に大量に注ぎ込んでスーパーボウルにまで広告を出したり、非政治的であると謳いながら大口寄付者に差別主義者の存在が疑われたりと、個人的にはちょっとうさん臭さを感じます。JGRはこういうところからお金貰わない方が良い気がします。
※個人の感想です

・予選

 カップシリーズの予選はデニー ハムリンがブッシュ ライト ポールを獲得、今季4度目で通算では40度目。ウイリアム バイロン、マクダウル、ギブス、カイル ラーソンのトップ5。最近はロードコース戦でも目立てないA.J.アルメンディンガーが6位、チェイス エリオットは15位、ボウマンは18位と中団からのスタートとなります。合計5台の車両が予選後の車両調整で後方リスタートとなっており、予選でなんと10位だったラジョーイもその1台でした。

・ステージ1

 スタートでマクダウルがバイロンをかわすとハムリンに対しても猛攻を仕掛け、先週の勝利が偶然ではないことを我々に見せつけます。

 そして4周目のターン1でハムリンをかわしてリーダーに。ハムリンはその先のS字でふらついてバイロンにもかわされました。一方プレイオフを争うドライバーでは10位を走っていたダニエル スアレスが5周目のシケインでスピン。ポイント16位を争うバッバ ウォーレスが目の前にいたんですが、これで24位まで後退しました。車を壊さなかったのは不幸中の幸いですが、できればコーションが出てほしかったでしょうね。

 そのままステージ1は終盤へ、ここは満タンで37周前後走れるので、ステージ ポイントが貰えなさそうな中団は燃料ウインドウを重視して16周目あたりからピットに入り、13位とスタート位置からあまり上がっていないチェイスも17周目にピットへ。空いた場所で走ってアンダーカットを狙います。
 リーダー争いはマクダウルとバイロンがずっと0.6秒前後の差で走り続け、そのままマクダウルがステージ1を制しました。バイロン、ハムリン、ギブスの4台がほぼ等間隔の僅差で続きます。

・ステージ2

 21周目を終えてマクダウル、ハムリン、ギブスの3台がピットへ、バイロンは前の車の逆をやってコースにとどまりました。マクダウルは辛うじてハムリンより先にピットを出ましたが、ピット内で他の人のピット ボックスを規定を超えて跨いでしまい痛恨のペナルティー。グレンは普段のオーバルと違って右側ピットなので、微妙に感覚が違った可能性がありそうです、って先週のブリックヤードも同じなんですけどね。
 ステイアウトしたバイロンは前が開けた状態で1周だけ飛ばしてピットへ、これが奏功してマクダウルより前でコースに戻ることに成功し、そのマクダウルはペナルティーで下がるのでひとまずはトップ安泰という状態になります。せっかくの面白い争いがやや拍子抜けでステージ2はバイロンが主導することになりました。


 30周目、バイロンとハムリンの差は1秒、ハムリンの後ろにはプレイオフ進出を狙うギブス。アルメンディンガーはそこから3秒ほど離されており、チェイスは早めのピットが効いて7位まで順位を上げバイロンからは12秒差。ピット前も12秒差だったのでペース自体はそん色ないと思われます。ともあれ、とりあえずみんな先週から既に250マイル近くコーションの無いレースを継続しているのでそろそろ出てほしいと思っていることでしょうw
 しかし結局コーションは出ないままステージ2も終了、バイロンがステージを制してハムリン、ギブスが続きました。4位にはAJを抜いたラーソンが浮上、ペース的にはバイロンより速くて少しずつ差を詰めており、このまま何も起きない展開だと終盤に見どころを与えてくれるかもしれません。むしろそうあってくれ、何も起きないのはさすがにキツイぞw

・ファイナル ステージ

 少なくとも53周目ぐらいまでは走らないとピットには入れないので当分は耐えるしかない最終ステージ序盤。周回遅れの影響もあってハムリンが少しバイロンから離され、ギブスがハムリンをうかがいます。実況のリック アレンも疲れて来たのか「タイ ディロン」と無自覚に言い間違えてますが、そんなギブスの後ろにはラーソンも追いついて3台の2位争いに移りました。
 いくら1周70秒とはいえ、コーションが出ないせいで普段なら考えられない台数の周回遅れと遭遇する先週と同じ展開、ラーソンは48周目にギブスをかわすと53周目にはハムリンも捉えましたが、ここは路面の凹凸に変な乗り方をしてしまいチャンスを逃します。そしてここでいよいよピット サイクルの時間となってギブスは上位勢で真っ先に53周目を終えてピットに入りました、前が争ってるしアンダーカットするにはちょうど良い頃合いでしょう。
 翌周にラーソンもピットに入りますが、続く55周目に信じられない事態が発生。チェイスがなんとコースの序盤区間でガス欠してしまい、シケインの内側に車を止めてしまったので待望の(?)本日初コーションになりました。コーションを出したくて小芝居したわけではなく本当に走らないようで、チェイスはトラックに押してもらってなんとかピットへ、周回遅れで万事休す。

 1回目のピットを早めに行ったチェイス、2回目はできるだけ引っ張ってライバルと同じ条件に持ち込む作戦を考えたようですが、クルー チーフ・アラン ガスタフソンの想定と実際の燃料残量に違いがありました。アランはチェイスに対し、燃料を予備タンク側に切り替えて、そこから3周してピットに入るぞ、と指示していましたが、実際は3周分もなかったようです。

 ガス欠症状が出てからコーションが出るまでに時間があったので、バイロンとハムリンはコーションが出る前にピットに入ることに成功、大幅に得しました。一方でラーソンはアンダーカットを狙ったのがチームメイトに阻まれた形ですが、それ以前の問題としてピット出口で速度違反しておりリスタートは隊列最後尾から、こちらも優勝争いから脱落です。

 まだ給油していなかった人は当然コーション中にピットに入り、リスタート順位はバイロン、ハムリン、クリストファー ベル、アルメンディンガー、ギブス、トゥルーエックス。61周目・残りちょうど30周でリスタートされました。
 アルメンディンガーはここで順位を上げるしかないので積極的にベルを狙っていったものの、ちょっとライン取りに無理があって捕まえられず。バイロンを先頭にまた縦一列のレースになりますが、すこ~しだけバイロンが速そうな雰囲気です。想像以上にレースがサクサク進むのでUSAネットワークもとにかく予定しているコマーシャルをじゃんじゃん入れている雰囲気。
 余談ですが、1992年9月11日に開催されたプロ野球の試合・阪神タイガース 対 ヤクルトスワローズの一戦は日本プロ野球史上最長となる6時間26分の試合となり、中継していたサンテレビは『試合開始から終了まで完全放送』が売りだったので日付を跨いでお付き合い。試合の終盤には全ての広告を放送し尽くしてしまい、最後はコマーシャルすらなくなったという伝説があります。

 さてレースの方は75周目に入ってバイロンはハムリンとの差を1.5秒にまで拡大。一方で、1回目のピットでペナルティーを食らい、自力で順位を上げたのに2回目のピットでは今度はクルー側のミスでペナルティーを食らい、それでもなお8位まで順位を取り戻していたマクダウルがエンジンの不具合でガレージへ。先週起こらなくて良かったな、と心から思うのと、ホント先週に続いてめちゃくちゃこの人速いなと思いました、何があったんでしょうか。
 幸いというべきか運悪くというべきか、マクダウルのトラブルもコーションには繋がらず残りは5周、バイロンとハムリンの差は3秒近くになっていよいよお手上げ状態です。ベル、アルメンディンガー、ギブスの3人もそれぞれ決め手を欠いてハムリンに連なっており、AJ以外の3人はチームメイトですから普通に考えたら変なことは起こりません。仮にAJがベルを吹っ飛ばしてコーションを出したところで、残った2人のどっちかに返り討ちにされるので意味がありません。

 結局バイロンはそのまま最後まで逃げ切り今季5勝目、通算9勝目、ロードコースでは自身初優勝を挙げました。なんとレース時間は1時間58分44秒で、私が軽く調べた範囲ではこれは全周回を完了したカップシリーズのレースとしては1972年以降の近代NASCARで史上最短でした。従来の記録は2017年のワトキンスグレンで記録された2時間7分3秒でした。
 ようやく何か起きたのはチェッカー フラッグが振られた後で、最終コーナーで19位争いをしていたラーソンがちょっと無茶してオースティン ディロンに突撃、2台ともスピンしました。ラーソンはこれで26位、ディロンはリード ラップ最後尾となる31位に終わります。どうせならもっと早く事故っとけよ、とぼやいた人がきっと観客席に5人ぐらいはいただろうw
 

 今回新たな勝者が生まれなかったことで、プレイオフをポイントで争っていたドライバーのうちブラッド ケゼロウスキーとケビン ハービックは出場が確定。最後の1枠はポイント16位がバッバ ウォーレスで、これを32点差でギブス、43点差でスアレスが追っていますが点差から言うとポイントでの逆転はやや難しい状況。
 逆にウォーレスは15位になることは不可能になっているので、次戦は基本的に『新たな勝者がウォーレスを蹴落とすかどうか』だけがプレイオフの焦点となりそうです。もちろん、序盤に彼がリタイアすると話は大きく変わってしまいますが。

 今回はきっとコーションが出て荒れるだろう、と思っていたらまさかの史上最短レース。チェイスがガス欠してなかったらそのまま2002年タラデガ以来のコーション無しレースが実現するところでした。シミュレーターのおかげもあると思いますが、みんなロードコースが上手くなって、車両的にも走りやすくなったのでタイヤもブレーキも旧型車両より扱いやすく、自損事故を起こす人がほとんどいなくなりましたね。先週のレースがある程度綺麗に流れるのは運営も想定内だったかもしれませんが、グレンでの静かなレースはさすがに想定外だったかもしれません。
 ただそれよりも、マクダウルのペナルティーがなければ、仮にエンジンが壊れる運命が変わらなかったとしてもファイナルステージ序盤まで面白い争いがあったように思うので、そこが一番惜しかったなと思いました。
 次戦のデイトナはウォーレスか、それ以外のサプライズ勝者か、という一点だけがプレイオフ争いの注目になってしまいましたが、まああそこは予想なんて立てるだけ無駄なトラックですから、あれこれ考えずにとにかくネタバレすることなく動画の公開を待って、そして見る、ただそれだけですねw
 
 それとちょっと気になるのはエリック アルミローラで、予定通り来年まで現役か、やっぱり引退か、という話になっていますがこのレースも終盤に力なく自滅スピンで30位。先週のインディアナポリスも、何が起こったのか分かりませんが(SHRのサイトからなぜかブロックされてしまってリポートを読めない)レースの最後はピット内で車を止めてしまっていて39位。今季のトップ10はまだ2回しかなく、ここ16戦中9戦で21位以下。
 今のところまだ発表は何もされていないんですが、この状況でもう1年ってすごくしんどいんじゃないかなあ、もうモチベーションが落ちてしまって今の段階で走るのも実はしんどいんじゃないかなあ、と思えて気になってるというかちょっと心配です。


コメント

首跡 さんの投稿…
アルミローラによると、ガス欠で止まったようです
https://twitter.com/Aric_Almirola/status/1690839399532036096?t=KTDT4KihdpeNGOLRMR6L0w&s=19
Cherry さんのコメント…
チェイス!あああぁあぁぁぁぁあ!!!
案の定アラン・グスタフソン、レース後にTwitterでバチクソ叩かれてましたね。(気持ちはわかりすぎる)
あと現地のNASCARレビュー番組的な物でラリー・マクにも優しめに酷評(?)されてました。

レギュラーシーズン最後のデイトナはもはやバブル争いに全く絡んでない人が勝つ予想にしておきますw
トッギリとかが良いですね……()
日日不穏日記 さんの投稿…
グレンがここまで、早く終わったのは想定外でした。グレンの歴史を少し調べていて、1973年のアメリカGPで、フランソワ・セベールが悲惨な事故を起こし、3度目のチャンピオンを決めていたジャッキー・スチュワートが、決勝を走らずにそのま引退したというのがありますが、NASCARでは、2014年にニューマンとマクダゥエルの大クラッシュがあり、赤旗中断。インタヴューで、ニューマンが、「このコースは危険すぎる」みたいなことを喋っていましたが、ドライバーの技術の向上があるにせよ、コースの改修など安全対策でしたんでしょうか。
「グレン、ニューマン、クラッシュ」で検索するとすぐに動画が出てきますが、あの衝撃が今でも記憶に残っているので、インディ/ロード以上にグレンが無風だったのが、信じられません。過去のレースタイムを検索すると、3時間を超えたレースは1つもないんですが。
SCfromLA さんの投稿…
>首跡さん

 情報ありがとうございます。ガス欠っぽいなあと思ったらやっぱりガス欠だったんですね。2周も足らんてかなり致命的^^;
SCfromLA さんの投稿…
>Cherryさん

 「勝つためには攻めないといけない」と「勝つには完走しなければいけない」の境界線ですよね。まあそもそも予選で上位にいれなかった時点から躓いてるので、ガス欠だけが問題ではないんですけどね。そして私もデイトナはギリランド推します!w
SCfromLA さんの投稿…
>日日不穏日記さん

 グレンは予選のラップスピードが125mphほどあってフェニックスに近い数字なのにレース距離が短いですから、単純にレース距離をラップタイムで割った理論上レース時間が最初からすごく短い設定になってるんですよね。荒れるの込みでこのぐらいの距離なんでしょうけど、運営上問題が無ければ100周に増やしても良いかもしれませんね。
 そしてグレンのコース側の安全装備は特にあの頃と変更がないと思います、SAFERバリアではなくガードレールですし、ザブーツとの分岐・合流地点に出っ張りがあって事故車がコースに真ん中にクルクル回りながら戻ってきてしまうのも変わっていないと思われます。単にみんなが変なミスせず走ってるから再発していないだけでしょうね、そしてみんな危険な個所を忘れてしまった頃に次の事故が起きるわけです。
アールグレイ さんの投稿…
ヘンドリックモータースポーツ 祝・ワトキンスグレンでのカップ戦5連覇!
そしてチームのカップ戦通算300勝まで、あと2勝!
調べてみるとHMS所属時の勝利数でゴードン(93勝)やジョンソン(83勝)に次ぐのがエリオット(18勝)やラーソン(15勝)なのは少し意外だなと思った同時にこの二人もいろいろあってもしっかり積み重ねていってるんだなと感じます。
記念すべき300勝目は果たして誰が決めるのか楽しみな気持ちです。
今年の成績を考えると急成長しているバイロンかヘンドリックの現エースともいえるラーソンな気がしますが、怪我や出場停止で苦しんだボウマンやエリオットにもここでスポットが当たれば面白いんじゃないかと。

ロードコース7勝のエリオットがSCfromLAさんの前戦の記事でも書かれていた通り、Gen7車両になってからはまだロードコースでの勝利が無いのを見ると
ロードコースに強いイメージがそのうちバイロンに塗り替えられそうな気がします。
バイロンのロードコース勝利こそ今回が初めてですが、ロードコースでの通算4ポールは全て違うトラック(2019シャーロットローバル、2021ロードアメリカ、2021インディロード、2023CoTA)で記録していますし、1回勝った事によってラーソンやレディックの様に他のトラックでもポンポン勝っていく気がします。

そして前戦に引き続き、またもコーション1回のみ!
今年からのロードコースにおいてはステージ終了時でも、コーションを出さないルールがここ2戦でがっつり効いた形ですね。
SCfromLA さんの投稿…
>アールグレイさん

 バイロンはオールラウンダーでなんというかレースに根性があって「少々のことでは俺は崩れんぞ」みたいな雰囲気を感じるんですよね。チェイスにしろボウマンにしろ、怪我して急いで戻ってるんので本来より基礎体力が落ちて体力面でも精神面でもちょっと辛抱しきれなかったり何か細かいところで足りてないのかな、とも思うんですが、バイロンに全部持っていかれないようにここは踏ん張ってもらいたいところです。
それにしても、こうなるとローバルでもコーションが出ないんじゃないかと不安になってきました(笑)
las vegas さんのコメント…
お久しぶりです。 SHRはMatt D で。 ボソッ
SCfromLA さんの投稿…
>las vegasさん

 お久しぶりです~、Matt Dプレイオフはちょっと厳しい立場ですけど頑張ってほしいですね!結果が出れば何かしらで呼ばれることもきっとある!