NASCAR Cup Series
リスタートから横に広がる陣取り合戦でロガーノが軽い接触から姿勢を乱してスピン、さらに連鎖的な接触でスアレスがクラッシュして前部を大破させる致命的損傷を受けました。ステージ1勝者が直後のリスタートで事故るとは・・・リスタート直後の接触ではあるんですが、これは先頭が何か揺さぶって玉突きが起きたわけではなく左右の位置取りの結果なので、厳しい注意を事前に受けている問題とは別だと思います。接触自体もレーシング インシデントとしか言いようがないですかね。
スアレスはとりあえずコーション中に潰れた車でもう1周したもののリタイア。一方ロガーノは4輪ともパンクして自走不能になり、レッカー車に引きずられてガタガタガタガタと2マイル近く荒っぽい牽引を受けました。ロガーノは真っすぐ走らない車で数周してリタイアし、ロガーノが35位、スアレスが最後尾の36位でした。この強引な牽引は壊れた車をさらに壊すしドライバーも衝撃が酷いのでロガーノは苦言を呈し、NASCARは善処する方針だそうです。
42周目にリスタート、今度は綺麗に行ったと思ったらターン1でオースティン ディロンがB.J.マクラウドに当てられてスピンしまたコーション。さらに46周目のリスタートも
4輪を換えているトゥルーエックスは単体で走ると前の2台より速いものの、2台も前にいると乱気流の影響も増えるので全然ハムリンすら抜ける気配がありません。レースは完全に膠着してしまいましたが、ここで今度は弟ディロンが貢献(?)。143周目、ターン4でチェイス ブリスコーを思いっきり押してスピンさせてしまいコーションとなります。ブリスコーは大会スポンサーのHighPoint.comがスポンサーなんですが、このレース29位でした。
HighPoint.com 400
Pocono Raceway 2.5miles×160Laps(30/65/65)=400miles
winner:Denny Hamlin(Joe Gibbs Racing/Mavis Tires & Brakes Toyota Camry TRD)
NASCAR 第21戦は「ターン4?何それ?」でお馴染み、三角形でターンが3つしかないポコノー。1974年に初開催、1982年以降は年2回開催されているトラックですが、2回開催といっても夏場に1か月程度の間隔で続けて開催されてしまう上に、基本的にラインが一本しかなくて追い抜きが難しいのでちょっとマンネリ化。昨年から1回開催になってオーナーさんや近隣のお店の方は残念でしょうが、1回だと独特さが勝る感じがあって面白く見れる気がするので個人的にはお互いこれがベストには思えます。
今季からカップ戦が開催されるロード コースではステージ間コーションが無くなって『ステージ終了の2~3周前に全員ピットに駆け込む』という姿は無くなりましたが、ポコノーはオーバルなので当然ステージ間コーションがあります。ここは1周が長くてピットに入っても周回遅れになりにくいので作戦的にはロードコースと同じ方向性となるため、ロードコースでは消えたはずの『ロードコース作戦』が展開されると思われます。
・レース前の話題
シカゴ市街地で衝撃の勝利を挙げたシェイン バン ギスバーゲン。なんと第24戦インディアナポリスで再びトラックハウスから参戦することが発表されました。さすがにシカゴほど強くはないかもしれませんが、ロード コースで勝ってプレイオフに進むことを期待しているドライバー/チームとすると厄介な相手です。そしてどうやら2024年にNASCARに転向してフル参戦する方向性で話が進んでいる模様でこの先の動向にも注目です。
一方、早くも来季の契約が発表されたのがコウリッグ レーシングのジャスティン ヘイリー。なんと2024年からリック ウェアー レーシングと複数年契約を結んだと発表されました。コウリッグとの契約は今季までだったと思われますが、正直万年最下位といえる格下チームへの移籍がこんな早い時期に発表されるというのは驚きです。言葉は悪いですが、どちらかというと『シートが他に無いから泣く泣く』という感じでも不思議ではない移籍です。
RWRは今年からRFKレーシングと提携して拠点もRFKの施設内へと引っ越し、RFKのオーナー兼ドライバー・ブラッド ケゼロウスキーは『チャンピオンを狙うなら4台体制が必要』と考えているそうなので、RWRが最低でも今のRFKぐらいの競争力を持てれば、確かにヘイリーとするとこの移籍も絶好の機会へと転じます。そうなってくれたら見ている側も面白いので、あまり期待しないで楽しみにしたいと思います。ギスバーゲンが入ってくることで発生するところてん移籍ではないかという見方もあるそうで。
・Craftuman Truck Series CRC Brakleen 150
2週間ぶりのトラックは最終ステージに入ってコリー ハイムとカイル ブッシュの優勝争い。最終周をリーダーで迎えたハイムでしたが、カイルはターン1の立ち上がりを決めてドラフトに入りターン2で内側に思い切った飛び込みを見せハイムをかわしました。カイルがリードしたのは最終周を含め7周だけでしたが、カップ選手の貫録を見せつけてラスベガス以来の今季2勝目、そしてカイルブッシュ モータースポーツとしてこれで通算100勝目となりました。自分で勝って自分で祝う自作自演スタイルですw
なお、今回群馬トヨペットの支援で服部レーシングからスポット参戦したクリストファー ベルが4位、ロス チャステインは52周目に発生したクラッシュに巻き込まれてリタイアし30位でした。
・Xfinity Series Explore the Pocono Mountains 250
先週はジョン ハンター ネメチェックのリスタート時の揺さぶりが後続の事故を誘発した、と批判されたエクスフィニティー。NASCARはドライバーに対して綺麗なリスタートを行うよう強く注意を促しましたが、このレースも最終ステージ開始時のリスタートで接触事故が起きてしまい、今回はネメチェックが被害者になりましたw
レースは終盤に燃費レースになりましたが、残り11周・ターン2の出口で予想外に加速しなかったジョーイ ゲイズをジャスティン オールガイアーが突き飛ばしてしまってコーションとなり、残り5周でもクラッシュが発生したので結局はオーバータイムの短距離戦へ。
ポールシッターでこのレース最多の51周をリードしていたジョッシュ ベリーを先頭にオーバータイムに入りましたが、ベリーはターン1で大きくラインを外れてしまってオースティン ヒルがリードを奪うとそのまま優勝して今季4勝目。ヒルのリードはこの最後の2周だけでした。一方最多ラップリードのベリーは最終周にクラッシュしてしまいまさかの24位。スポット参戦したチェイス エリオットが3位、ダニエル スアレスが10位でした。
・予選
カップの予選はウイリアム バイロンがブッシュ ライト ポールを獲得。マーティン トゥルーエックス ジュニア、カイル ラーソン、ケビン ハービック、ベルが続きました。チェイスはスピンしてしまい、どこにもぶつけはしなかったもののタイム無しで35位スタートです。
・ステージ1
解説のデイル アーンハート ジュニアは前日のエクスフィニティーとこのレースでスタート時に放送席ではなくなんとフラッグスタンドへ。あんなただでさえ狭くて高い場所に普段より余計な人間が収まってるというのは私は見てるだけで怖いですね^^;
ステージ1は5周目にJ.J.イェリーのスピンで早くも1回目のコーション、すると11周目のリスタートでロガーノが勢いよくターン1でバイロンをかわしてリードを奪い、位置取りで損をしたバイロンはラーソンにも抜かれて3位に後退します。ジュニアさんはスタートだけ見届けて戻ってくるのかと思ったらフラッグポストの上からしゃべり続けてますねw
ラーソンはどうやらロガーノより少し早いようで時々抜くようなそぶりを見せますが、抜けないトラックなので牽制を投げるだけの状態。そのままステージが残り3周となるとリーダーのロガーノを残して2位以下のそこそこの台数が一斉にピットへなだれ込むお馴染みのパターンで、ステージ1はそのままロガーノが制し、ピット組ではバイロンがラーソンを抜いて先頭でした。
・ステージ2
ステージ1をピットに入らず走り切った人はステージ間コーションで全員ピットへ。これでバイロンとラーソンの1列目でリスタートしますが、いきなり大波乱。
リスタートから横に広がる陣取り合戦でロガーノが軽い接触から姿勢を乱してスピン、さらに連鎖的な接触でスアレスがクラッシュして前部を大破させる致命的損傷を受けました。ステージ1勝者が直後のリスタートで事故るとは・・・リスタート直後の接触ではあるんですが、これは先頭が何か揺さぶって玉突きが起きたわけではなく左右の位置取りの結果なので、厳しい注意を事前に受けている問題とは別だと思います。接触自体もレーシング インシデントとしか言いようがないですかね。
1台だけモディファイド シリーズの車みたいに(っ ◠‿:;..., |
スアレスはとりあえずコーション中に潰れた車でもう1周したもののリタイア。一方ロガーノは4輪ともパンクして自走不能になり、レッカー車に引きずられてガタガタガタガタと2マイル近く荒っぽい牽引を受けました。ロガーノは真っすぐ走らない車で数周してリタイアし、ロガーノが35位、スアレスが最後尾の36位でした。この強引な牽引は壊れた車をさらに壊すしドライバーも衝撃が酷いのでロガーノは苦言を呈し、NASCARは善処する方針だそうです。
42周目にリスタート、今度は綺麗に行ったと思ったらターン1でオースティン ディロンがB.J.マクラウドに当てられてスピンしまたコーション。さらに46周目のリスタートも
2度あることは3度ありました。今度はなんとラーソンがターン1でスピン。後ろからベルが押しすぎて姿勢を乱してしまいました、ベル君なにやってまんねん。1列目の車が事故ったのに巻き添えが無かったのが幸いでした。
51周目、4度目の正直。今度こそ綺麗にリスタートが決まり、ここからはバイロンがライアン ブレイニーを徐々に引き離す独り旅になります。何せお隣にいた競争相手と、異なる戦略の先頭にいた競争相手が立て続けに後退しましたから、日欧のレースだったら普通は優勝ですね^^;
70周目あたりからはピット サイクル、カップ車両のオーバルでの航続距離はだいだい90マイル~100マイルでここなら40周前後。ステージ1終了前の27周目に給油した人はコーション連発でかなり伸びたとはいえそろそろ限界です。ただ、80周目あたりまで粘ると給油はあと120周目あたりのもう1回で済み、それより手前だと足りないかかなりの節約&コーション頼みが必要になります。
リーダーのバイロンもこれを狙ってとにかく距離を伸ばし79周目を終えてピットへ。ステージ1終了前に給油した人は元々は4ストップを前提にしていたと思いますが、コーション連発で第2スティントを50周以上走れてしまったので、3ストップで済ませる考え方に軌道修正したと思われます。
このあたりで一旦ピットサイクルは終了しますが、連発したコーションのどこかで給油した人たちはまだまだ走れるので見た目上の順位はいったんぐちゃぐちゃ、リーダーは5回目のコーションの当事者だったラーソン、これに続くのはこの時ラーソンに危うく巻き込まれそうになったハービックです。ハービックは回避したものの戦略的にその後ピットに入っていました。
ステージはそのまま残り4周、2位のハービックもピットに入り、リーダーのラーソンも翌周にピットに入る予定でしたが、入り口を目の前にしたところで11位を走っていたベルが単独スピン。燃料がもうギリギリのはずのラーソン、これではピットに入れません。運の悪いことにステージ終了間際だったのでそのままピットは開かずにステージ2終了の95周目まで"流す"形になったので、ラーソンはステージ勝者となってポイントを稼いだものの、とにかく早く給油しないとガス欠してしまいます。
言うなればいますぐにトイレにいかないと我慢の限界なのに、そんな時に限ってお会計でキャッシュバックキャンペーンの当たりを引いてしまって手続きで引き止められているようなもんですね。なおステージ2位は、こちらもピットの時期が周囲とズレていてたまたま前にいたタイ ディロンでした。
・ファイナル ステージ
ラーソンは無事にピットにたどり着いてガス欠を回避、ここからはどの車もあと1回の給油が残っている状態で揃いますが、現時点で燃料タンクに入っている残量が違うので、最後のピットでは給油時間に差が出ると考えられます。今入った人は次の給油が短く、80周目前後に入った人は目いっぱい給油しないといけません。
100周目にリスタート、リーダーはバイロンでしたがうまくドラフトに入っていたブレイニーが2列目からささっとターン1でバイロンをかわしてリードを奪います。バイロン、リスタートでリードを失うのは本日2度目ですがギア比の組み方とかなんか根本的に抜かれる要因があるんでしょうかね?ところが僅か2周後、ブレイニーは急に出力が出なくなる症状に見舞われ、代わってトゥルーエックスがリーダーとなりました。
その後、中継映像では側面同士をターンでこすりつけながらも激しく競り合うデニー ハムリンとハービックのバトルを映していましたが、ちょうどその後ろでレディックと兄ディロンが接触。ディロンはけっこうな勢いで壁に当たってリタイア、レディックの動きに腹が立ったディロンはなんと翌周にヘルメットを投げつけました。以前にも書いた気がしますが、ディロンは2002年のリトル リーグ ワールド シリーズにノースカロライナ州代表チームの選手として出場している元野球少年です。
この接触はなかなか難しいところで、レディックが最も内側にいたのに、やや突っ込みすぎできっちり内側に付けなかったことがきっかけで当たった、とディロンは思ったでしょうが、ディロンもやや楽観的に切り込んで当たってしまっているようにも見えます。個人的には、事故の主因は自分の方がやや後ろにいたのに突っ込みすぎたレディック側にあるかなと思うんですが、ディロンももうちょっとできることはあったかなあ、という印象です。
111周目にリスタート、トゥルーエックス、バイロン、タイ ギブスのトップ3。トゥルーエックスは前回の給油がバイロンよりも2周後だったので燃料的に僅かながら余裕があります。
そして残りが40周あたりで各車最後の給油のためピットへ。ここでステージ2終了後に給油とタイヤ交換を行ったラーソンが2輪交換と短い給油時間で復帰し、サイクル前のリーダーだったトゥルーエックスをアンダーカットしました。さらに126周目にはハムリンがこれまた2輪交換で素早くピット作業を終わらせてラーソンの真後ろで合流、こちらもトゥルーエックスをオーバーカットしました。
4輪を換えているトゥルーエックスは単体で走ると前の2台より速いものの、2台も前にいると乱気流の影響も増えるので全然ハムリンすら抜ける気配がありません。レースは完全に膠着してしまいましたが、ここで今度は弟ディロンが貢献(?)。143周目、ターン4でチェイス ブリスコーを思いっきり押してスピンさせてしまいコーションとなります。ブリスコーは大会スポンサーのHighPoint.comがスポンサーなんですが、このレース29位でした。
上位勢は今さらピットには入らないですが、まだ最後の給油をせず引っ張っていた人、どうせこのまま走っていてもどうにもならないと思っている人はピットへ。残り13周、ラーソンとハムリンの1列目でリスタートしますが、2列目のトゥルーエックスが見事にラーソンを押していったのでハムリンは置いてけぼりを食らいました。ハムリンはアレックス ボウマンにもかわされて4位に後退し優勝争いはラーソンとトゥルーエックスの一騎打ちに、と思ったら
そのボウマンはターン3でスピン。ほんの少しルースになり、そのせいでハムリンが真後ろまで接近してダウンフォースが抜けたのでとどめになった感じです。偶然とはいえ、この2人はシカゴ、アトランタ、そしてここと直近4週間で3度目の交錯になってしまいました。厳密には今日は車が触れてはいないんですが、ボウマンは無線で「デニーにやられた」。
残り7周、ラーソンとトゥルーエックスの1列目でリスタート、しかし今度は2列目のハムリンがラーソンを押していってトゥルーエックスが仲間外れになるさっきの鏡映し。そしてハムリンはそのままターン1でラーソンの内側に入り込むと、やや速度超過気味だったので外へズルズルと流れていってラーソンと軽く接触。これでラーソンは壁にも軽く接触しました。
ハムリンは昨年に全く同じ動きでチャステインを壁に追いやりクラッシュさせています。その時巻き込まれたのがハービックで、今回もなんとハービックはすぐ後ろにいましたが今回は回避しました。
すると続くターン2でヘイリーが後ろから引っかけられてクラッシュしふたたびコーション。コーション発生時点でのリーダーはハムリンでしたが、4位に落ちたラーソンはさっきの動きに納得がいかず、ちょうどスタート/フィニッシュのあたりでわざと車をぶつけて壁に挟む抗議活動に出ました。今季、わざとぶつけてペナルティーを食らっているハムリン、即座に反応して「うわお、これペナルティーだろ。」
かなり色々と遺恨が残りそうになってきましたが残り3周、今回はハムリンとトゥルーエックスの1列目でリスタート。ラバーが乗っていないせいなのか内側は今回も蹴り出しが悪くてそのままハムリンがリードしトゥルーエックスが続きますが、そのままハムリンが差を広げていきます。
ところが残り2周、ライアン プリースがターン2でコリー ラジョーイに当てられたようでスピンしてコーション!と思ったらどこにもぶつからず、破片も出ていないので運営は慎重に見極めてレースを継続、そのまま最終周に入りました。ところがプリースは再始動できずにターン2の先、ラインから外れた場所で止まってしまいモゴモゴ。そうこうしている間に先頭集団がターン1を通過してしまい、もうこれ以上は待てなくてコーション、ここでレースは決着しました。
安易にレースを止めてしょぼい結末にならないようにするために慎重に見極めた結果、逆に一番しょぼい終わり方になってしまって運営の判断は完全に裏目に出ました。ハムリンがカップシリーズ通算50勝目、トヨタはNASCAR全米3シリーズで通算600度目の優勝となりましたが、2年続けてぶつけてる上に終わり方がしょぼかったせいもあってか観客席から大ブーイングで迎えられましたw
ハムリンは去年のここでもチャステインとの接触を経て優勝、したと思ったらレース後車検で車両に違反が見つかって失格になるというとんでもない結末が待っており、接触がデジャブだったのでデジャブ違反してないかと思いましたが、さすがに今年の車両はちゃんと規則に則っていました。8位スタートのハムリンがピットに入った周回数は 31、71、95、123 の4回。コーションが連発した中でも2回目のピットは予定通りに動いて3ピットは切り捨て、最後の4回目の給油を短くして前に出る考えだったと思われます。
2位からレディック、トゥルーエックス、ハービック、ギブス、ベルと続きました。ハービックが何かミスってたら1位から5位まで全部カムリになるところでした、惜しい!いつどう給油したかが最後に答え合わせされた感じのレースになったので、7位にリッキー ステンハウス ジュニア、8位にハリソン バートン、9位にエリック ジョーンズ、そして10位にチェイス。彼らのスタート順位はそれぞれ22位、26位、24位、35位と後方で、正直レース中はほとんど存在が記憶にありませんw
ハムリンは大ブーイングの中でインタビューを受け、ボウマンとラーソンについて
「2人とも自滅したんだ。ラーソンは最初にコーナーで失敗して、明らかに右側のタイヤが汚れた部分に乗っていた。あのような位置取りでは、アクセルを踏み切ったまま壁にぶつかるか、戻してやり過ごすかの選択肢がある。それが彼らの選択だよ、僕はどちらにもぶつかっていない。」
ラーソンとは当たってたような気がするんですが、でもチャステインほど露骨にぶつけた感じではなくいや~なせり上がり方をしただけだというのも間違いではないと思います。これを30周目からやってるとチャステインみたいにみんなから怒られるわけですが、最後の勝負所で切り札として出してくるのはNASCAR的にはありだというのが広い認識でしょうから、まあ正直憎たらしいですけど、あんまりハムリンを責めるのもなんか違うのかなとか思いました。もしプリースのスピンでコーションが出てたらたぶんハムリンもやられてましたしね。
これをやってると結局大事なところで仕返しされて、とはよく言いますが、そうはいってもロガーノはチャンピオンを獲ってますし、40歳を超えてくるとチャンピオンを狙える時間があまり残されていないのも事実。多少ブーイングを食らってもハムリンがようやくチャンピオンになってくれるところを見たい、と思っているファンも多いでしょうし、あとはこの後の振る舞い次第といったところでしょうかね。今日は大目に見ておきます(←何様だ)
ハムリン以外にも遺恨はあり、プリースはレース後にラジョーイの車のすぐ前方に停車すると勢いよく飛び出してドア越しに放送できない言葉を浴びせつつ大暴れ。すぐにおじさんたちが駆けつけて引き剥がされましたが、NASCAR公式が公開した車載映像の様子だけを見ると完全に『突然車を降りて襲い掛かってきた煽り運転の危険な事件映像』みたいな状態でした^^;
プリース、ちょっと顔も怖いので迫力ありますね(っ ◠‿:;...,
さて、次戦は0.75マイルのリッチモンド、トラックシリーズはこれがレギュラー シーズンの最終戦となります。そしてエクスフィニティーは単独行動でロード アメリカでのレース、A.J.アルメンディンガーはカップの練習と予選に出ずにロードアメリカでレースし、日曜日にリッチモンドに飛んできてぶっつけでカップ戦を走るみたいです。
コメント
あの時はカイルに大ブーイングでしたが、今回はその比じゃないほどのブーイングでした。ポコノのレースが減って、スタンドに観客がたくさん入っていたこともあるんでしょうが。ハムリンも記念すべき50勝目があの後味の悪さだと、あまり祝福する気が起きません。
ヘイリーは、シカゴでギスベルゲンとあれだけの勝負をして、伸びしろがあるところを見せ、これから・・・というところで、チームを離れるのは残念な気がします。まだ20代半ばで、チームが大事に育てていくのかと思ったら、明らかに格下チームへの移籍は不可解な気がします。話外れますが、フルレースの動画更新は、ロードンと2戦連続で翌日でした。やれば出来るじゃないか・・・と思った次第です。
兄ディロンにはお詫びの品としてモンスターエナジーとジョーダンのスパイクを贈りましょう!(っ'-')╮=͟͟͞͞
ラーソンも去年のグレンでは思いっきりチェイスを壁にして曲がって勝ったり、ダーリントンで壁走りしておきながらチャステインの壁走りに文句言ってるので全体で見たらお相子かなあというところもありますけど、今年本当はもっと勝ってるのも確かなのでこれがプレイオフになって関係ない人が手を引いてくれたらどうなるかは見ものですね~。
ヘイリー君は来年のドライバーの顔ぶれがかたまってくると自ずと「ああ、そういうことだったのか」と答え合わせできるかもしれないので今はまだなんとも言えない気はします。コウリッグに是が非でも席を開けたい事情があったりするんでしょうかね(それこそSVG本人だったりして)
ジョーダンの宙を飛ぶあのロゴに向かってキレイなフォームでヘルメット投げてるのが私はちょっとツボに入ってしまいましたよw
実はRWRはRFKと合体して体制強化して……みたいなのがあるから移籍したとかないんですかねwまあ相手はRWRだしないか(泣)
個人的にチャンドラーをコーリッグは推してそうなのでもしかしてそこと入れ替え?とも思えますがまだ修行不足な気もするのでそんなこともない気もしますし……うーむ…
同じような理論で行くと個人的に別にマシンぶっ壊しまくってもないしベテランのチームメイト相手に大幅な遅れを取ってるわけでもないトッドくんが切り捨てられ、ゼインになるのではと思っているんですがこちらはいかに……
それはそうとう変な人だと思いますw インディーカーみたいに、RKFレーシング with RWRというような形で事実上RFKがオペレーティングする3台目のような立ち位置になると面白い内容になるかもしれませんが、このあたりはオフにならないと全貌が見えてこなさそうですね。
フロントロウの方はゼインの昇格がありそうで、もしアルミローラがやっぱり今年限りでやめる、みたいなことがあったらマクダウルがSHRへ移籍して丸く収まる、という話もあるみたいです。なんかフォード陣営はシートの空き具合と若手の人材が他の2メーカーよりも噛みあってない印象受けますね^^;