NASCAR Cup Series
Coca-Cola 600
75周目、ジョンソンの単独スピンでコーションとなりリードラップ車両がピットに入ると、またピットを出たのはバイロンとブレイニーの順。レガシーMCはこの後ノア グレッグソンとエリック ジョーンズがほぼ同時にトラブルでガレージに入る場面があり、せっかくのコカコーラ600で3台とも存分に走れないちょっと残念なレースになりました。
2位からバイロン、トゥルーエックス、ウォーレス、レディック、カイルと続き、7位にはリッキー ステンハウス ジュニアが今季5度目のトップ10。ブッシャーは一瞬ステージ2で輝いた後いなくなったと思ったら、最後のごちゃごちゃで帰ってきて8位、そしてなんとZ.スミスがカップ戦通算6度目の出場で自己最高位の10位でした。ロス チャステインは終始珍しく目立たず22位でした。
Coca-Cola 600
Charlotte Motor Speedway 1.5miles×400Laps(100/100/100/100)=600miles
winner:Ryan Blaney(Team Penske/BodyArmor Cherry Lime Ford Mustang)
オール-スターの週末を終えて、カップ シリーズのレギュラー シーズンは後半戦へ。第14戦はコカ-コーラ 600。シャーロットはオールスターの開催地ではなくなり、秋のレースはロード コースを使用したレースなのでオーバルを見られるのはこのレースだけ。オーバルのレースをよく知らないうちは1.5マイルなんてみんな同じなのでどうでも良く思えても、知ってくるとシャーロットのオーバルが年1回というのはちょっと残念に思えてきました。
・レース前の話題
先週のオールスターでは、カイル ラーソンの圧倒的速さには及ばなかったものの2位になったバッバ ウォーレス。ところがレース後に驚きの事態が表面化しました。レースを終えたウォーレス陣営の無線に外部の何物かが不正に介入し「元居た場所へ帰れ、お前はNASCARに不要だ」などと侮辱的な言葉を発したとされています。ウォーレス自身はこの内容を耳にはしなかったそうですが、チーム無線の暗号が解読され外部からの侵入を許したことについて、NASCARは調査を行っています。
そのオールスターを含めここ4週間は怪我で出場できなかったアレックス ボウマン、医者からの許可が下りたので、このレースから復帰となりました。一方、貴重な代走として活躍するジョッシュ ベリー、KHIとマネージメント契約を結んだことで『ケビン ハービックの後任になるのでは』との噂が出ていますが、スチュワート-ハース レーシングと2024年の契約に向けて話が進展しているとThe Athleticが伝えています。ベリー推しの皆さんは期待して待ちましょう。SHRの若手は歯ぎしりして待ちましょう^^;
・Craftsman Truck Series NORTH CAROLINA EDUCATION LOTTERY 200
クラフツマン トラックはここからの3戦が賞金増額レースの『Triple Truck Challenge』と銘打たれたレースになっています。エクスフィニティーの『Dash 4 Cash』と似ていますが、あちらは『前戦で上位4人だった人のうち、このレースで最上位』に賞金が与えられるのに対し、こちらは単純に各レースの優勝者に賞金5万ドルが追加で与えられます。
また、3戦で2勝した場合には追加ボーナスで獲得賞金は総額15万ドルに、3連勝するとなんと総額50万ドルも貰う事ができます!というわけでこの3戦では他シリーズを主戦場とするドライバーは出場ができません。
レース序盤はコリー ハイムとカーソン ホースバーによる優勝争いでしたが、最終ステージに入るとベン ローズが浮上。そして111周目のリスタートでローズがホースバーからリードを奪うと、その後は2位を3台の車で争うなどローズに有利な展開となりそのままチェッカー。一昨年のシリーズ王者が今季初、そしてシャーロットでも通算8度目で初の勝利を挙げまずは賞金5万ドルを手にしました。
・Xfinity Series Alsco Uniforms 300
土曜日も日曜日も天気が悪く、エクスフィニティーは2日遅れで月曜日の午前11時から開催。しかし霧雨模様の天候でスタートしたので途中また雨による中断もあり、結局タイ ギブスがステージ1を制したところでやむを得ずレースは一旦お預け、コカコーラ600が終わってから続きをやることになりました。ギブスは今回エクスフィニティーとカップの掛け持ちでしたが、まさかの同日開催な上に2回も車を乗り換えることになりまさかの大忙し^^;
・予選
カップシリーズの練習と予選は雨で実施できず指数予選。ウイリアム バイロン、ケビン ハービック、ブラッド ケゼロウスキー、デニー ハムリン、カイル ブッシュ、チェイス エリオットという3列目までの顔ぶれになりました。パンデミック臨時体制の時代もこのイベントは特別なので練習・予選が行われていたため、一切の走行機会がないまま決勝が行われるのはコカコーラ600史上初めてです。その決勝も上記の通り月曜日に順延されました。
ウォーレスはこれに続く7位ですが、決勝前の車検に2度引っかかったのでカー チーフが家に帰ることになりピット選択権も剥奪です。復帰戦のボウマンは指数予選だとどうにもできず31位、ル マンへ行く旅支度もしないといけないジミー ジョンソンはスポット参戦なので最後尾スタート。
・ステージ1
指数で得たポールでも速いバイロンがまずは序盤をリード。しかし14周目にハムリンがこれをかわすと、コンペティション コーション目前の33周目にはクリストファー ベルがリーダーに。マーティン トゥルーエックス ジュニアも5位まで来ておりJGRは好調の様子です。一方ハービックは持ち込みセットが壊滅的らしく2位スタートからなんと30位まで落ちました、SHRは全員同じような状況なのでチームとして間違った方向でセッティングしたっぽい^^;
ピットで順位が変わってバイロンとライアン ブレイニーの1列目となり42周目にリスタートされると、ここはブレイニーがリード。しかしピットで出遅れたベルがコース上で着実に巻き返して64周目にあっさりとブレイニーをかわしました。まだまだ全体的にタイヤ摩耗が手探りといった雰囲気です。雰囲気と言えばカメラにはまだ少し水滴が付いてるのでレースに影響がないレベルで僅かに降ってるっぽいですね。
75周目、ジョンソンの単独スピンでコーションとなりリードラップ車両がピットに入ると、またピットを出たのはバイロンとブレイニーの順。レガシーMCはこの後ノア グレッグソンとエリック ジョーンズがほぼ同時にトラブルでガレージに入る場面があり、せっかくのコカコーラ600で3台とも存分に走れないちょっと残念なレースになりました。
80周目のリスタートからはバイロンとブレイニーがそのままリードを争い、最後はベルを含めた3つ巴を制してバイロンがなんとかステージ1を制しました。2位からベル、ブレイニー、タイラー レディック、トゥルーエックスが続きました。
・ステージ2
なんとビックリ、マイケル マクダウルだけステイ アウトして始まったステージ2。とりあえずバイロンがリードしていましたが117周目にベルに抜かれると、バランスがあまり良くないらしく5位まで後退。ベルを追うのはレディックに。
そのままベル、レディックのトップ2でステージは中盤へ進み145周目あたりからピット サイクル。レディックは148周目に先にピットに入ると、ベルは翌周に反応したもののピット内でやや他車と交錯したために時間を食って実質5位まで後退しました。するとこの後156周目に降雨によりコーション発生、一時赤旗となります。
赤旗中にはウォーレスとエリック アルミローラが口論になった末、アルミローラが小突いたので周囲に静止される事件発生、ベルのクルーは車に触ったので最後尾リスタートとなり車が走っていなくても話題が豊富(?)です。赤旗解除後に多くの車がピットに入り、リーダーのレディックを含め数台はステイアウト。しかしレース後に揉める分には頭を冷やす時間がありますけど、レースの途中で口論となるとその後のレースが大変そうですね…
164周目にリスタートしますが、最後方でグレッグソンとジョンソンが絡みジョンソンがクラッシュ、共同オーナーとドライバーで接触したことに(っ ◠‿:;...,
さらに176周目にはカイル ブッシュがターン2でミスってせり上がり、外にいたケゼロウスキーを軽く巻き添えにしてスピン、やたらベテランがコーションを持ち込みます。
ここまでレディックはステイアウトでリードを維持していましたが、182周目のリスタートでブレイニーが内側からかわしてリードを奪うと186周目にまたもクラッシュ発生。今度はターン4でハムリンがせり上がり、チェイス エリオットを壁に挟んでしまうとその後に2台で絡んでクラッシュ。2台とも大ダメージでリタイアです。
ハムリンはチェイスが故意に報復したと解釈したようで激怒。チェイスの方は「壁にぶつかったらもう制御不能だよ」とインタビューで故意性を否定しましたが、後日ハムリンは走行データをSNSで公開してチェイスの故意性を改めて主張。結果的にNASCAR側もチェイスの故意の報復と判断し、危険行為で次戦出場停止のペナルティーを課しました。6戦を怪我で欠場している上にまだ勝っていないチェイス、さらに欠場が増えて自分で自分の首を絞めてしまいました。
192周目、ステージ残り9周でのリスタートとなりますが、コーション連発は赤旗後にタイヤを換えた人たちに有利に働き、クリス ブッシャーがあっさりとブレイニーからリードを奪うとそのままステージ2を制しました。タイヤ交換組のハービック、ケゼロウスキー、ロガーノ、ギブスが続いてブレイニーは6位、レディックは11位まで後退しました。
・ステージ3
ピットでハービックがブッシャーを逆転。2台のステイアウトがいたものの、すぐにハービックがリードを奪います。ブッシャーはステイアウトしたカイルに完全に詰まって順位を失いました。しかし大外れのセットを必死で整えたハービックはまだロングランが今一つなのか、ブレイニーが再び追い上げて226周目にリード チェンジ。今日のパターン的にそろそろ何か起きそうだなと思ったら232周目、5位のベルがターン4で単独スピンしてコーションになりました。
燃料的にはここで給油するとステージ3を走り切れるので全車ピットへ、ピット内で4ワイドの接触が起きる中、1番ピットのバイロンが4位から1位へ急浮上。237周目にリスタートしますが、すぐブレイニーがリードを取り返しました。
そのままステージ3も終盤に入ってきたので、画面の前で「そろそろ誰かやらかすころやな」とつぶやいたところ、1分と経たないうちにまたもや事故発生。ケゼロウスキーがターン2出口でルースになり、トッド ギリランドを巻き添えにクラッシュしました。これが10回目のコーション。今回ギリランドはリック ウェアー レーシングの51番から出場していましたが、最初に事故った51が映るとどうしても「ああ、またRWRか」と思ってしまいます^^;
リードラップ車両がピットに入り、またバイロンが先頭へ。ステージ残り20周でリスタートし、今回は抜群のリスタートを見せたバイロンでしたが翌周にやっぱりブレイニーに抜かれてしまいます。そのままブレイニーがステージ3を制し、レディック、トゥルーエックス、バイロン、ギブスが続きました。
・ファイナル ステージ
何回やってもピットで4位から1位になるバイロン、しかし最終ステージもやっぱりリスタートでブレイニーに抜かれて主導権を握ることができません。ここからレディックがブレイニーを追いかけますが、ペースでは勝っていそうなのに乱流に入るとどうしてもあと一歩届かずに膠着状態。するとレディックは危うくターン4でスピンしそうになって2秒差になってしまいます。
残りは60周を切りそろそろピットサイクル、ブレイニーは2位と4秒も差があるので非常に楽な展開になるはずでしたが、344周目・タイヤを換えたばかりのマクダウルの車から右前輪が脱輪。これでコーションとなってブレイニーには美味しくない展開となります。各車ピットに入り、最初にピットを出たのはやっぱりバイロン、無限ループ状態w
残り51周、バイロンとレディックの1列目でリスタート。レディックはターン2でラインを外れて失敗リスタートになってしまい、ようやくバイロンがリードを守る展開が来ました。ただ、今度は2位にチームメイトのラーソンです。
レディックはクリーンエアーが無いとバランスが悪いのか7位まで後退すると、さらに357周目、ターン4でせり上がってきたハービックが接触。レディックはドアにタイヤ痕が付いただけでビクともせず、ハービックだけがすっ飛んで13回目のコーションとなりました。
ここはゼイン スミス以外のリードラップ車両がピットに入り残り38周でリスタート、すぐにバイロンがリードを獲るとターン4でA.J.アルメンディンガーがクラッシュして14回目、続く残り31周のリスタートもオースティン シンドリックのクラッシュで半周しかできず立て続けに15回目のコーションです。急に荒れてきました。
続く残り26周のリスタート、ブレイニーがバイロンの前に出たと思ったらターン2で2列目のラーソンが単独スピン。ベル、ギブス、ロガーノを巻き添えにしました。これがコカコーラ600史上歴代3位タイとなる16回目のコーション(。∀゜)ラーソンは序盤にボンネットを開けてサスペンションのセッティングを大幅にいじる大胆な策で終盤にかけて上昇基調でしたが、痛恨の自滅で30位となりました。
残り20周でリスタート、ブレイニーはさっきバイロンを抜いて前に出たことが非常に効いており、リスタートからクリーンエアーを得て快走。あと1回ぐらい何か起きるかと思ったらそのままホワイト フラッグにたどり着き、そのままブレイニーが優勝、2021年夏のデイトナ以来・Gen7車両になってからは初の優勝となりました。また、チーム ペンスキーは前日のインディアナポリス 500でジョセフ ニューガーデンが優勝しており、チーム初の1100マイル連勝を達成しました。
2位からバイロン、トゥルーエックス、ウォーレス、レディック、カイルと続き、7位にはリッキー ステンハウス ジュニアが今季5度目のトップ10。ブッシャーは一瞬ステージ2で輝いた後いなくなったと思ったら、最後のごちゃごちゃで帰ってきて8位、そしてなんとZ.スミスがカップ戦通算6度目の出場で自己最高位の10位でした。ロス チャステインは終始珍しく目立たず22位でした。
指数予選で始まった長いレースでしたが、ブレイニーは出足の速さとそこそこのロングランでバランスが取れた良い車でした。何せバイロンがピットの度に前に出てきてしまって厄介な存在になっていましたが、すぐに前に出られる出足の良さが勝利に大きく貢献しました。何の練習も無い上に本来は午後6時スタートのレースが午後3時になって、しかも路面はほとんどラバーが無い状態でしたから、現場の対応力が何より重要だったと思います。
レディックの方がロングランの完成度は高かったように思いましたが、リスタートで2度ほどラインを外れて順位を失う場面がありリスタート直後のフロントのグリップと、乱流内でのバランスで勝機を手にできなかったように見えました。一度でもリスタートで前を獲れていたら全然違う展開だったと思います。バイロンはもうクルーと指数予選に感謝ですねw
・Xfinity Series Alsco Uniforms 300 の続き
カップ戦は貰い事故で26位になったギブス、こちらはステージ2を全周リードしてステージ連勝としましたが、無線に不具合があったためステアリングを交換し最終ステージは後方へ回ってしまいます。これで優勝はジョン ハンター ネメチェックとジャスティン オールガイアーの争いに。
その後128周目にコーションが発生して残り66周でのリスタートとなると燃費レースに突入、次々と脱落者が出る中でオールガイアーは抜群の燃費走行を行い、ネメチェックに8秒差を付けて今季初勝利。JRモータースポーツにとってもようやくの今季初勝利でした。ギブスは燃費レースで耐えて5位でした。

コメント
もっとこう、「バンプしてたら勢い余って飛ばしちゃった!てへぺろ」とかの手があるじゃんと思いながらしっかりオンボードでライヴで見てましたw
取り敢えず居ないのは仕方ないのでゲートウェイのレースはNo.9の代役という大大大チャンスを掴んだラジョーイがどれくらい暴れるかに期待ですね。あとはロスがまた友達を減らすような走りをして去年のような妨害を食らったりするのかとかにも……()
最初は正直「うーん、ぶつけたせいでふらついただけにも見えるけどどっちだ?」と思ったんですけど別角度の映像をスローで見たら突撃しててやっちまったなあと思いましたよw
2つのレースが別の日に行われていた時代もあったらしいので、他にも例があるかもしれませんが。ブレイニーは良かったけど、バイロンも、クルーも作業が良かったとは言え、終始上位にいたので、チャンピオンが狙えるかもしれません。
軽く調べた限りでは両方を同時に勝ったオーナーは過去にいないかもしれませんね、ChatGPTくんも無いって言ってましたw そもそも両方に出てるオーナー自体が少ないですしね。
この日のバイロンはなんか「ほどほど」って感じでしたけど、どこ行ってもわりとほどほどに速いのはタイトルを争う上では重要なので、爆発力のラーソンとどっちが結果を手にするのかは興味深いテーマになると思います。あとはヘンドリックが呪われてるので欠場しないよう注意することですね()