NCS 最終戦 フェニックス

NASCAR Cup Series
NASCAR Cup Series Championship
Phoenix Raceway 1mile×312Laps(60/125/137)=312miles
winner:Joey Logano(Team Penske/Shell Pennzoil Ford Mustang)

 NASCAR Cup Series、35戦で19人もの勝者を生み出した新時代のシーズンはあっという間に最終戦に辿り着きました。クリストファー ベル、ロス チャステイン、チェイス エリオット、ジョーイ ロガーノ、プレイオフを勝ち残った4人のドライバーのうち、このレースを最上位で終えたドライバーが2022年のカップ シリーズ チャンピオンとなります。オーナー ポイントではチェイスではなくカイル ラーソンを含む4台での争いです。

・レース前の話題

 最終戦の前という注目を集めるタイミングで驚きの発表がありました。7度のチャンピオンであり2020年をもってシリーズフル参戦から引退、過去2年間はNTTインディーカー シリーズに参戦していたジミー ジョンソンが、なんとペティー GMS レーシングのオーナー権を取得して共同オーナーに加わり、2023年のデイトナ500を皮切りに数戦へのスポット参戦も行うことになりました。
 ジョンソンは2022年限りでインディーカーのフル参戦から退くことを表明していましたが、共同オーナー権スポット参戦ドライバーとして早々にNASCARに戻って来るとはなかなかの驚きでした。そういえばカール エドワーズが復帰するかも、という話はどこへ行ったんでしょうね。『連邦議会選挙に出る前に最後にもう1回走るんだ』なんてことも言われてましたが政治家への転身もしていないようですし、カズン カールは今何をしているんでしょうか(っ ◠‿:;...,
 ちなみに、エドワーズについてTwitterで検索すると『エドワーズがフロント ロウ モータースポーツのオーナー権を取得する取引を間もなく完了し、ドライバーとしてもスポット参戦するとThe Athleticが伝えた』という個人のツイートが引っ掛かりますが、書いた本人がツリー内で「このデタラメなジョークが気に入った方はフォローしてください、私もブラジルのNASCARファンです」と書いてるので、単にジョンソンの話をパクっただけのデマですw

・キャンピング ワールド トラック シリーズ

 この週末は3大カテゴリー全てがチャンピオン決定戦、金曜日の夜に行われたトラックシリーズ・Lucas Oil 150は予選1位のゼイン スミスがステージ1、2も制して完璧な夜に。
 最終ステージ、134周目にヘイリー ディーガンがクラッシュして6回目のコーションとなると、ここでベン ローズが2輪交換でリーダーへ。残り4周の段階でコンテンダーの4人、ローズ、Z.スミス、タイ マジェスキー、チャンドラー スミスがトップ4という絵に描いたような展開となりますが、マジェスキーがちょっと無理にZ.スミスに仕掛けてスピンしコーション発生、オーバータイムとなります。
 オーバータイムのリスタート順で、内側を選んだローズに対してZ.スミスは外側の1列目ではなくあえて2列目の内側を選択。リスタート後すぐにドッグレッグで内側に飛び込んで3ワイドの争いを制しリーダーとなると、最後は接触覚悟で襲い掛かるローズを見事にかわしてチェッカー、過去2年連続でシリーズ2位だった23歳が"3度目の正直"で初のタイトルを獲得しました。なお彼は来年もこのシリーズにフル参戦する見込みです。



・エクスフィニティ― シリーズ

 エクスフィニティ―最終戦・NASCAR Xfinity Series Championship。こちらもステージ1、2を予選1位のタイ ギブスがスイープして最終ステージを迎えます。コーションを挟みながらジャスティン オールガイアーとギブスのハゲしい争いが続きました。


 ただオールガイアーはギブスを抑えるのに必死でタイヤを使わされてしまったようで、残り20周でとうとう耐え切れずリードを明け渡します。代わって、この2台が争う間に追いついてきたノア グレッグソンがギブスを狙いましたが、ギブスはこれも退けてチェッカー。トラックと同様ポールシッターが3ステージ制覇でギブスが初のチャンピオンを獲得しました。

・予選

 そしてカップシリーズ、ブッシュ ライト ポール賞はロガーノが獲得、ライアン ブレイニー、チェイス ブリスコー、カイル ラーソンが続きます。チェイスが5位、ベルは17位、チャステインはなんと25位。でも2020年はチェイスが予選後の車検に引っかかって最後尾スタートで勝ってますから、それを思えば25位ぐらいどうってことありませんw
 脳震盪から復帰したアレックス ボウマンは23位からのスタートですが、結果よりまずはきっちりとレースを走ってもらいたいですね。

・決勝前

 11月6日、いよいよ最終戦を迎えようかというタイミングですが、前日にエクスフィニティ―のタイトルを手にし、いつも通りカート ブッシュの代役としてカップ戦にも出るはずだったギブスが急きょ『家族の緊急の事情』によって欠場することが発表され、ダニエル ヘムリックが23番に乗ることになりました。
 この時点では具体的な内容は明かされていなかったようですがレース開始前になって発表があり、JGRの共同オーナーであるコイ ギブスが前日の夜・睡眠中に亡くなったことが明らかになりました。タイの父、ジョー ギブスの息子、49歳の若さでした。息子がチャンピオンを獲得した直後に亡くなった、ということになります。死因は明かされていません。JGRのドライバーは、訃報に接した直後にレースに臨むことになりました。
 また、本来ならNBCでいつも通り解説するはずだったスティーブ レターテは緊急入院して欠場。こちらはどうやら虫垂炎の手術が必要になったようですが、術後の経過は大丈夫そうです。

・ステージ1



 ロガーノがまずは順当にリード、ブレイニー、ブリスコー、ラーソン、チェイス、と波乱なく続きます。チャステインはスタートから猛烈に追い上げをかけますが、何かと因縁のあるJGRの3台に気付いたら取り囲まれていて18位あたりでしばしの足止め。
 爆走するロガーノは20周目にはブレイニーに1秒差、3位のブリスコー以降には4秒差という独走。一方チェイスは12位スタートのマーティン トゥルーエックス ジュニアに抜かれて6位へ後退、コンテンダーだけが競争相手ではないのが難しいところ。ベルとチャステインも徐々に順位を上げています。
 40周目あたりになるとロガーノは周回遅れのせいで自由に走れず、ペースが落ちてブレイニーが接近してきますがチームメイトであることと3位以降が離れていることが幸いして堅実なレース運び。
 ロガーノがそのままステージ1を制してブレイニー、ブリスコー、ラーソン、トゥルーエックスと続き、チェイスは6位、ベルが11位、チャステインはかなり取り返して13位となりました。コンテンダーではチェイスが唯一スタートより順位を下げたことになりますね。


・ステージ2

 ステージ間コーションでロガーノはリーダーを堅持、ベルとチャステインが順位を上げたのでコンテンダーが全員トップ10圏内となってステージ2が始まりました。2位をラーソンとブリスコーが争ってくれたのでロガーノはここも安泰、ベルがうまくリスタートを決めて数周でチェイスの前方・6位にまで浮上しました。チャステインは大外からの仕掛けがうまく行かず9位。
 このランは長くは続かず、85周目にランドン カッシルがスピンしてリッキー ステンハウス ジュニアが避けきれずここに衝突、2回目のコーションとなります。77番は来年タイ ディロンが全戦で乗ることが既に発表されているので、カッシルは来年のカップでの居場所があるのか今のところ未定です。

 17周しただけでしたがリード ラップ車両がピットに入り、ここでエリック ジョーンズが2輪交換の奇襲に出ました。さらに、先週は謎の覚醒で沸かせてくれたコール カスターがステイ アウトしたため、91周目にカスターとジョーンズの1列目でリスタート。しかしロガーノはドッグレッグを使ってあっさりとリードを取り返しました。残る3人のコンテンダーはリスタートからの混戦で3ワイドに。

 この後ベルはカスターに詰まってダウンフォースを失いスピンしかけて12位へ後退、逆にチャステインはリスタートを得意とする本領を発揮して100周目には6位となります。チェイス、ジリ貧になる最近の流れを断ち切れない様子・・・
 リスタートでタイヤの違う2台を一発で抜いたため、逆にこれが壁になって2位以下との差を築くことができたロガーノ、このステージも2秒のリードを持って盤石の走行です。しかしここに唯一ブレイニーが対抗する速さを持って追い上げてきます。ブレイニーはステージ1終了後のピットで失敗して順位を下げていましたが、速さがあり2位まで戻ってきました。
 リスタートからステージ2終了までは95周あるので半分に分けて1ストップかと思ったら、ピットに入らずに走り切る作戦が主流の様子。95マイル超の走行は燃料的にもギリギリなので、チャステインは4速に落とさず5速のまま走るように言われます。こうなると持久戦になって動きが少なくなりますね。
 150周目の段階でリーダーはロガーノ、チャステインが6位、チェイスが8位、ベルは一回のルースで払った代償が大きく9位となっています。しかしこの中で153周目にチェイスは考え方を変えてピットへ。チームメイトのウイリアム バイロンも146周目にピットに入っており、ヘンドリックとしてはこっちが良いという判断のようですが、周囲が反応せず逆張り戦略になります。
  
 158周目、ペースで勝るブレイニーがロガーノをかわし本日初のリード。ロガーノとすると勝つ必要は無くコンテンダーで最上位なら良いわけで、ここで無理にチームメイトと争う必要はありません。
 ロガーノは4速を使ってしっかりエンジンを回しているので燃料は心配ないんだろうと思ったら、ここに来て1~2周足りないようだという情報で若干の混乱。チャステインの方はかなり気にしているようで抑え気味のペースになり、一方でベルは序盤にうまく節約したのかイキイキしています。ピットに入ったチェイスの動向を含め、レース中盤に戦略ゲームが訪れるという意外な展開になりました。

 ステージ残り16周、チェイスがブレイニーを抜いてリードラップに戻りますが、このままではまだ22位なのでここから元々いた場所まで追い抜きを続けないといけません。ステイアウト組もガス欠だけは絶対に避けないといけないので、早くもクルー チーフは胃が痛くなりそうです。
 ブレイニーはリードを保ってステージ最終周へ。ターン2で失速したのでガス欠かと思ったら単にラインを外れてミスったようで、ちょっと見ている側をハラハラさせる演出でステージ2を制しました。ロガーノが2位、ベルが6位、チャステインはたぶんあんまり得意では無い燃費レースをなんとかやり過ごして11位、チェイスは12位でした。

・ステージ3

 ステージ間コーションのピットではブレイニーがリードを維持、ロガーノは3つ順位を下げてしまいました。燃料タンクが空っぽの人たちが2缶を丸々給油するのに対して、ステージ中に給油しているので1缶だけで済むチェイスは作業が早く6位に浮上。ここまでトータルで考えたら順位が上がっているので、1ピット作戦は一応そこそこ効果があったことになります。トゥルーエックスは7つも順位を下げ、ベルも6つ下げてしまいました。いずれも何か失敗したのではなく給油待ちと思われます。

 最終ステージ、ブレイニーとブリスコーの1列目で193周目にリスタート。3列目でロガーノとチェイスの直接対決になっていましたが、ターン4で後方にちょっと無茶な4ワイドが発生、数台がスピンして4回目のコーションになります。当然ここは誰も動かず200周目にリスタートしますが、その僅か数秒後

 スイカが投げられました。当然のように内側のメンツはみんなドッグレッグに突っ込みますが、蹴り出しの良かったチャステインがチェイスの内側に動こうとして、チェイスもその直後に左に動いたので、見事に引っかけてしまいチェイスが瞬時にスピン。
 内側のウォールに右側を前後ともぶつけてサスペンションを損傷。これは流れの中での接触というべきか、やらかしたというべきか微妙なところですが、レーシング インシデントの範疇かな、という印象。ヘンドリックの優秀なクルーは修復を迅速に行ってチェイスは僅か1周遅れで戦列に戻りますが、チャンピオン争いからは限りなく脱落です。

 205周目にリスタート、ブレイニー、ブリスコー、ロガーノ、バイロン、チャステイン、ベルの順。ところがベルはリスタート後にエンジンの不調を訴えて順位を2つほど下げてしまいます。ペースはそこまで遅くないんですが、例年なら台本通り芝居してるんじゃないか、と思うぐらいにコンテンダーがトップ4に集まることを思うと異例の展開になってきました。

 残り62周、とりあえずエンジンは大丈夫そうな6位のベルがピットに入ってアンダーカットを狙いました。これでピット サイクルとなり、翌周に5位のチャステインも反応。ところが、今季4輪交換のピット作業では平均タイムが最速を誇るクルーが右後輪の交換に手間取ってしまいました。さらに翌周にロガーノも反応してサイクルは一瞬で一巡。ベルはチャステインをアンダーカットしましたがロガーノにはさすがに届きませんでした。
 ベルは早いうちにロガーノを仕留めるべく揺さぶりましたが抜くことができず、こうなると新しいタイヤで無理していないロガーノに分があります。存在を忘れそうですがリーダーはブレイニーで、ブリスコー、ケビン ハービックのトップ3。砂漠王ハービックのすぐ後ろにロガーノです。チャステインはコーションを願うしかありません。
 そんなチャステインがスイカを落としていったのかは分かりませんが、残り45周、復帰戦のボウマンがバックストレッチでクラッシュ。マイケル マクダウルが『だろう運転』で相手の動きを見誤ってぶつけた模様です。

 当然リードラップ車両がピットへ、すると今度はベルのクルーに致命的ミス。右前輪を外すのに少し手間取ったところから流れが狂い、左後輪のナットが締まらずちょっとした混乱状態。どうやら誤って指を挟んでしまったそうですが、怪我の具合は大丈夫でしょうか。。。この混乱でナットを締めたのに発進合図も共有されず、ただ止まっているだけの空白の時間まで生じて静止時間は20秒。最初にピットを出たのはブリスコーでした。
 各車がピットを出た直後、ブラッド ケゼロウスキーの車から出火。前輪の後部からの出火で、今季お馴染みとなってしまった、タイヤカス等が溜まってエキゾーストで着火するやつと思われます。前戦ではレース後に車検に引っかかって失格になったケゼロ、最終戦も火災で終了、オーナー兼ドライバーの1年目はシーズン24位でマクダウルに負けてしまいました。

 ロガーノは3位、チャステインは7位、ベルは15位、チェイスは周回遅れで29位。もうロガーノ対チャステインという構図で、残り33周、ブリスコーとブレイニーの1列目でリスタートされました。
 チャステインは目の前のバイロンが絶妙に壁になってリスタートでは順位を上げられませんでしたが、その後は見事な動きで巻き返し4位へ浮上。一方のロガーノも前の2台を抜いて残り29周でリーダーに返り咲きました。後ろにフォードの壁が2枚あるのは心強い存在です、これならスイカを投げられても届きません。
 3位のブリスコーは思ったほどペースが上がらない様子で、チャステインは残り19周でこれを抜いて3位となりますが、前を抑えられている間にロガーノとの差が2.5秒もついてしまいました。ロガーノの後ろにはブレイニーがいて今季初勝利が欲しいところですが、さすがにチームメイトのチャンピオンを邪魔はできないので後ろにいるしかなさそうです。


 チャステインは少しずつロガーノを追い上げますが明らかに時間が足りません。当然ながら壁走りの話題になりますが、フェニックスはかなり遠回りになるので損で、しかもターンの入り口で少し道幅が広がっている構造なので、マーティンズビルのようにターンの入り口から壁に沿わせて綺麗に走ることもできません。
 仮に実行してもいきなり右前を壁にそこそこの角度でぶつけるところから始まるので車が壊れる可能性が高く、壊れた車で遠回りしたらおそらく失敗します。そして万一の時はブレイニーが外に行ってくれたら、仮にミニ四駆が速くてもそこに突っ込んで終わりです。

 最終周、チャステインは1.4秒差の位置。ロガーノは最後の1周をきっちりまとめて最初にチェッカーを受けました。ジョーイ ロガーノ・32歳。2018年のチャンピオンが今季4勝目・通算31勝目で2度目のタイトルを獲得、チャステインは壁走りせず普通に戻ってきましたが、なぜかブレイニーはミスってターン4出口の壁に最後の最後でぶつけました、どうしたw



 最終戦を1-2で飾ったペンスキー、インディーカーでもウィル パワーがチャンピオンを獲得しており、史上初めて同一年にインディーカーとNASCARカップシリーズの両シリーズでチャンピオンのドライバーを輩出しました。
 3位にチャステイン、4位ブリスコー、5位ハービック。ベルは10位、チェイスは2周遅れの28位。JGRに別れを告げるカイルは7位と健闘し、これも何かの導きかJGRの功労者は最後のレースでチーム最上位でした。KURT BUSCHとバナーに書かれた車に乗っているギブスの代役だったヘムリックは、ドライバー交代したので後方スタートのペナルティーを受けましたがリードラップの17位でした。

 
 結局3シリーズともポールシッターが勝ってチャンピオンとなり、ロガーノがステージ2で2位になった以外は全部ステージも勝っている、というチャンピオンシップ ウイークエンドでした。
生え際はなんとか持ちこたえている模様

 フェニックスが最終戦の舞台なのは、秋に開催する場所は温暖で天候が安定している必要がある、という地理的理由に、ここがNASCAR所有で多額の金を賭けて改装したので何が何でもここでやらねばならん、という経済的な理由も大きいわけですが、インターミディエイトとショートの中間ぐらいの高速1マイル、抜きにくいからピットでの順位が大事、古いタイヤでの賭けはあまり成功しない、ドッグレッグという飛び道具がある、と、総合力とNASCARらしいごちゃごちゃまでも問われる場所です。
 今回最も速かったのはたぶんブレイニーで、コンテンダーではベルが非常に速いなという印象でした。同じ場所からスタートしたらロガーノより上だったんじゃないかと思いますが、予選、ピット作業、リスタート、ショート ラン、ロング ランという要素をミスなくまとめたロガーノが勝ち、ミスが出たベル、そしてチャステインは敗れたわけで、上手いことできてるなと妙に感心しました。

 唯一チェイスのファンだけはまだ納得がいかないところがあるだろうと思いますが、チャステインに周回遅れにされたチェイスが、放送席や観客席の期待をスルーして何の報復もせずさっと行かせたあの姿は誇れるものだと思います。
 レース後の会見でもこの件に関して人前でグダグダと文句を言うことも無かった様子で、たぶんコース上での憂さ晴らしよりも、自分がちゃんと走って、たとえ0.00001%でもチャンピオンになれる可能性があるのならそのために走る、修理してくれたクルーの仕事を無駄にしない、という意思表示だったと思います。正直あのまま走っていてロガーノの前に行けたかは微妙だった、というのも事実なので、来季に向けてはプレイオフでの失速を解決して戻ってきてくれることでしょう。

 結局最後まで色んな意味で盛り上げたのがチャステインだったわけですが、一発屋にならないために来年からが大事なので、ついつい調子に乗り過ぎたりしないように、とりあえずオフは弟とゲームでもしてリフレッシュして、農作業を手伝って、来季のためのスイカを蓄えておいてほしいです。

 あっという間の36戦、今年も体を壊すことなく全戦見ることができました。コメント欄に毎戦お越しいただいた皆様、ありがとうございました。ネタを拾って次の記事のネタに利用した回数は数知れず、とりわけまっささんという、奇跡的とも言える存在のおかげで日本のどこよりもチャステインを推してきたであろうシーズンでした。オフも時折ドライバーやチームの情報をてきとーに翻訳して上げて行きたいと思います。
 こんなに面白いレースなので、日本の放送局さん、どこか生放送しませんか?契約者数がうなぎのぼり、しかも2月~11月なので解約率はすごく低くてお得なコンテンツですよ!



コメント

ChaseFun9 さんのコメント…
いやあ悔しい!!グヌヌ...
それ以上言えないので今シーズンはそれで終わり!お疲れさまでした!!!
カイル・プッシュ さんのコメント…
言霊、実りませんでしたね。
この人以外なら、って思ってたんですけど、、、

何はともあれ、今シーズンも1年間詳細なレポートをありがとうございました。
SCさんのお陰で、いろいろ楽しめました。
シーズンオフも来シーズンも、よろしくお願いします!
日日不穏日記 さんの投稿…
36戦お疲れさまでした。自分にもエライ!と称えようと思います。これだけペンスキーが強ければお手上げです。まさにドミネイトでした。ジョー・ギブスは、JD、コイと2人の息子を亡くして、81歳の高齢で、さぞかしショックだろう、と思います。ロガーノはチャンピオンシップをコイに捧げると言っていたようですが。ロジャー御大や、リチャード・ペティは元気そう(ジョンソンの会見)ですが、ギブスにも早く元気になって欲しいです。来年ブログを書くかどうか分かりませんが、それではっ!
こーら さんのコメント…
チャステイン、流石に壁走りしませんでしたね。ベル、チェイスも勝てませんでしたが、ロガーノがチャンピオンになって個人的には納得した戦いになりました。2022年シーズンもSCflomLAさんブログ書いていただきありがとうございました!
オフシーズンの話題、楽しみにしています!
首跡 さんの投稿…
22 in '22! まさしく圧巻の勝利でした。
個人的にはスイカ男に取ってほしかったものの、ロガーノも今季は安定した成績を残していますし、2度目のチャンピオン獲得も嬉しく思いました。
来年はブレイニー、トゥルーエックス、ケゼロウスキーが勝てると良いなぁ...
SCfromLA さんの投稿…
>ChaseFun9さん

 お疲れさまでした!また来年!
SCfromLA さんの投稿…
>カイル・プッシュさん

 一瞬ブリスコー優勝、ベルが2位でチャンピオン、という展開を期待したんですが儚い夢でした。「この人以外なら」ってのが良いですねw
SCfromLA さんの投稿…
>日日不穏日記さん

 ヘンドリックも飛行機事故で息子のリッキーを亡くしましたけど、ジョーは2人の子供をいずれも49歳で亡くしているわけですから、ちょっと信じられないです。。。それとは別にコーチギブスもロジャー御大もチルドレスおじいちゃんもキングペティーも、みんな年齢のわりに元気すぎてすごいです。
SCfromLA さんの投稿…
>こーらさん

 正直私もちょっと「実現不可能と分かっていてもチャステインはやるんじゃないか」という思いを捨てきれなかったので「さすがにやらんか~、そらそうやな」と思ってしまいました^^;
SCfromLA さんの投稿…
>首跡さん

 結果的にロサンゼルスとフェニックスで勝ったんだから、今年は22の年だった、ということなんでしょうね。今年勝てなかった人が来年勝つことと、あとはクビアトがちゃんと完走してくれるといいなあと思います。(そもそも出るのか分からんけどw)
Cherry さんのコメント…
チェイスがアクシデントで離脱したのが悔しすぎます......
それよりも確認はしてないんですがYouTubeのチェイスのレース後インタビューのコメント欄に「彼が勝った時は他の三人のライバルがレース後のインタビューで称賛はしていなかった。でもチェイスはそれをやったので上品だ」的なこと書いてあってなんか心に刺さりましたw
にしてもタイギブス...チャンピオンを取った代償が大きすぎます...これが今後彼のジンクスとかにならないことを祈らんばかりです。
SCfromLA さんの投稿…
>Cherryさん

 チェイスはやっぱりヒーロー側のキャラなので、そうあってほしいとファンが思ってるし、その期待に応える行動を取るんでしょうね。チャステインにいらん報復はしないあの瞬間こそ彼の真骨頂だと思います。
ギブス君は今はチャンピオンのことなんて欠片も感じられず悲しい思いをしているんじゃないかと思います。とはいえ起こってしまった出来事は変えられないので前に進むしかないわけで、なんとなく「すぐにキレる」ところがあった姿勢から成長してくれることを願います。
まっさ さんのコメント…
皆さま長い長いシーズンお疲れ様でした!
チームもドライバーも初優勝からのプレーオフ、しかもチャンピオンシップ4まで進んでランク2位!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
ロガーノが安定的に速くそれより速いであろうブレイニーのアシストは見事すぎます。
それでもペンスキーやヘンドリック、ギブスに割って入る存在になれたこと。悔しい気持ちも当然ありますが、今はこの事実を喜びます。
チェイスへ突っ込んだことは地面に穴を掘って頭を下げてお詫びします。
ここぞの時でのピットミスや怪しい走りなどありましたが世界一のスイカ男ファンでいれることが誇らしいです。
xfinityのような報復を抑える精神的強さも少しずつ身につけて感動モノです。
まぁかつてはリスタート上手いけど自滅も多いこと多いこと。。。
いい意味でも悪い意味でもトラックハウス&スイカ男の名前を売れたシーズンです。
ガナッシ時代よりも遥かに強いチームになりました!
近い将来、フェニックスがスイカ色に染まる日を信じて。

皆さま、全く無名に近かったスイカ男に対して熱い応援をありがとうございました!
来シーズンもスイカ男に少しでも注目頂けたら嬉しいです。
あぁ、円安でミニカーが遠のく(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


ウルミコス さんの投稿…
エリオットは終盤戦入ってから調子落としましたね(っ ◠‿:;...,
入れ替わりでプレーオフを盛り上げたチャステイン、お見事でした(っ ◠‿◠ c)

老害NASCAR部としては「最終戦はやっぱりハイバンクの1.5マイル」という思いがあり、未だに慣れません(っ ◠‿:;...,
SCfromLA さんの投稿…
>まっささん

 チャンピオンはロガーノですけど存在感1位は間違いなくチャステインのシーズンでしたね。本人は競争力のある車ではフルシーズン2年目、チームもガナッシを買収したとはいえ2年目、ということをすっかり忘れてしまう内容でした。クボタのアメリカ法人がチームのスポンサーになったので、何かの拍子に日本のクボタに表敬訪問に来ないかなあ、とかちょっとだけ期待してたりします
(たしかエクスフィニティーでエネオスがスポンサーだった関係で、ラーソンが一度だけ来日した記憶があります)
SCfromLA さんの投稿…
>ウルミコスさん

 小林くん、プレイオフでは物足りないままでかつてのカイルみたいになってしまいましたね、カイルは勝てもしなかったけど^^;
私も断然1.5マイル派のつもりだったんですけど、意外と適応力が高いみたいで、、、ってウルミコスさん私より年下やがなw