NASCAR Cup Series
バックストレッチ側の客席は最初から使っていないようですがチケットは完売とのこと。前日に雨があったので25周目にコンペティション コーションが設定されました。満員の中で決勝がスタートし、ロガーノとベルが2周ほど並走しましたがロガーノがリードを守ります。
時間切れでした。レギュラー シーズンのチャンピオンがプレイオフ開幕戦でまさかの最下位となりました。ステージ2、カイルとハムリンの1列目で始まり、そのまま順位を維持します。トヨタ勢はタイ ギブス以外の5台がトップ8に入っておりこの段階ではかなり好調です。
なんとコーション中にカイルの車から白線。排気管からもうもうと白煙を吐いており明らかにエンジンです。お客さんが大歓声、てことはトゥルーエックスが抜いたから盛り上がってたんじゃなくて、カイルが抜かれたから盛り上がってたのかな?w
Cook Out Southern 500
Darlington Raceway 1.366miles×367Laps(115/115/137)=501.322miles
competition caution:Lap25
winner:Erik Jones(Petty GMS Motorsports/FOCUSfactor Chevrolet Camaro ZL1)
NASCAR Cup Series、ここからチャンピオン争いはプレイオフに入ります。初戦は今年2度目のダーリントン、5月に行われたレースではウイリアム バイロンに軽く壁に追いやられたことを逆恨みしたジョーイ ロガーノが残り2周で仕返し。ターンで真後ろからぶつけるという大ブーイングの走りで優勝してロガーノらしさを見せつけたレースでした。ターン2出口の再舗装部分と旧舗装部分の境界線の凹凸には注意が必要、と自分の記事を読み直したら書いてありますw
先週の荒れ果てたデイトナで優勝しプレイオフ進出を果たしたオースティン ディロンですが、クルー チーフのジャスティン アレグザンダーが今季限りで退任する見通しであることが明らかにしました。ディロンとは2017年途中からのコンビ、今後どうするのかは未定だそうですが、せっかくプレイオフが始まる今なぜ言うのか、と放送席では疑問を呈されていましたね^^;
併催はエクスフィニティ― シリーズの第24戦。147周のレースはもうすぐ半分という64周目に雨が降り、約2時間半の中断を挟む長いレースになりました。終盤はシェルドン クリードとノア グレッグソンの優勝争いとなりますが、争って軽く接触している間にカイル ラーソンが追い付いて3つ巴の争いへ。ラーソンがグレッグソンをかわして2位となります。
勝負は最終周にもつれこみ、今度はラーソンとクリードがターン1~2で激しい争い。これでまたグレッグソンがその隙を伺おうと背後に迫り最終のターン3~4に入りますが、右前のタイヤを傷めていたか、クリードはターン3で全く減速せずにそのまままさかの壁走り。ラーソンも車を傷めていたようで同じく壁走り。
グレッグソンも負けじとアクセルを踏んだらこちらもターンの途中で壁に突っ込みますが、みるみる失速するクリードをかわしてトップでチェッカー。今季4勝目を挙げました。たぶんクリードは壁走りし始めたら開き直ってアクセルを踏んだんだと思いますが、ラーソンは減速を試みたようで最終的に5位へ後退。3位にA J アルメンディンガー、4位ジャスティン オールガイアーとなっています。
そしてカップシリーズ、ブッシュ ライト ポール アワードは5月の勝者・ロガーノでした。2位にクリストファー ベル、3位にやり返したいバイロン。タイラー レディック、カイル ブッシュ、オースティン シンドリックと続きました。予選の上位19人中15人がプレイオフ コンテンダーでしたが、唯一チェイス エリオットは23位でコンテンダーでは最下位。ダニエル スアレスはレース前の車検に3回引っかかったのでスタート後にパススルーの罰則持ちです。
バックストレッチ側の客席は最初から使っていないようですがチケットは完売とのこと。前日に雨があったので25周目にコンペティション コーションが設定されました。満員の中で決勝がスタートし、ロガーノとベルが2周ほど並走しましたがロガーノがリードを守ります。
スアレスはパススルーで周回遅れになりますが、5周目に雨が降ってきてコーション。デイトナでの事故もあって運営も躊躇わずにレースを止めたんだと思いますが、これでスアレスはフリー パスを労せずして獲得しました。
17周目にリスタート、コンプコーションは35周目に延期されてここから19周の短距離戦ですが、それでも数名のコンテンダーはタイトが酷すぎて猛烈に順位を下げる苦痛の時間となりました。ロガーノがリーダーのまま35周を終了して2回目のコーションとなります。
ステージ間コーションで全車ピットへ、ケビン ハービックのクルーはまだタイヤを外していないのにジャッキを落とす作業ミスで後方へ転落してしまいました。ロガーノが先頭、バイロンがここでベルをかわします。タイヤ摩耗の激しいダーリントンはピットの回数が多いため、クルーの働きは重要です。
41周目にリスタート、ロガーノが引き続きリーダー。ステージ1の残り約70周を均等割りしてあと1ストップするのが定石と思われます。ロガーノはリスタート直後に後続との差を一気に広げましたが、最初にタイヤに負荷をかけすぎたか徐々にバイロンが巻き返し、65周目には接近戦となりました。
ロガーノはなんだかお手上げ状態になったようで、66周目にほとんど譲ってもらうようにバイロンが前へ。放送席でも序盤からタイヤの取り扱いに関する話がたびたび出ていますが、最初にいきなり力を入れすぎたり滑らせたりすると後から一気に影響が出るのはNASCARでもF1でも同じですね。
72周目あたりからピット サイクル。リーダー争いではロガーノが先に動きましたが、左側のジャッキ操作で痛恨の失敗。アンダーカットするどころか順位を下げてしまいました。サイクル後の順位はバイロン、カイル、デニー ハムリン、ベル、マーティン トゥルーエックス ジュニアとなります。JGR勢、早めのピットで順位を上げました。ロガーノは11位あたりに落ちた模様。
79周目、ラーソンが出力の低下を訴えて緊急ピット。先週もエンジン故障で早々にリタイアしたラーソン、とりあえず何かしら対応をしてレースに戻りますが3周遅れになってしまいました。
そのままバイロンがぶっちぎってステージは残り2周、お客さんはそろそろトイレとお買い物をするためにカバンをガサゴソ漁り始めて財布を取り出す時間、テレビ視聴者も冷蔵庫に飲み物を取りに行きたいところだと思いますが、ここで全米が泣きました。
エリオットがターン1で姿勢を乱して壁に当たり、スピンして彷徨っているところにチェイス ブリスコーが避けきれずゴツン。エリオットは右リアのサスペンションが壊れており早速修復作業が始まります。このレースから修復作業は従来の6分から10分に変更されたので、なんとか直したいところです。
これでステージ1はコーションで終了となり、バイロンがステージ1を制しました。ハムリン、カイル、ベル、トゥルーエックスのトップ5、2位~5位が全員JGRですね。今日から45号車のバッバ ウォーレスも10位です。
エリオットの修復作業が続く中で全車ステージ間コーションでピットへ。カイルのクルーが会心の仕事をして先頭で車を送り出しました。ハムリンもこれに続いてJGRがピットの度に順位を上げてきます。ステージ2開始の準備がトラック上では整いますが、エリオットは
あと10秒(作業は終わってない) |
時間切れでした。レギュラー シーズンのチャンピオンがプレイオフ開幕戦でまさかの最下位となりました。ステージ2、カイルとハムリンの1列目で始まり、そのまま順位を維持します。トヨタ勢はタイ ギブス以外の5台がトップ8に入っておりこの段階ではかなり好調です。
142周目、バイロンがエンジン音に何か違和感を感じて無線で訴えます。ペースは悪くないようなので致命的に何か起きているわけではないですが、雑音が大きいようなのでエキゾーストが割れているとか何かしら不具合は起きていると思われます。
ステージ2は2ストップが予想され150周目あたりからピット サイクル。リーダーのカイルは153周目に入りました。ハムリンは翌周に入ったのでピット前と比べて少し差が広がります。ロス チャステインはナットが締まっていない疑いで再ピットして周回遅れになりますが、サスペンションがおかしいのか車がまっすぐ走らないみたいで、危ないのでこの後調査のためピットへ。もう一度脱着を試みたところ、ホイールを差し込むドライブ ピンに異物が付着していて不具合の原因になっていたようだと明らかになりました。これでチャステインはペースが復活しますが4周遅れ、最終的にこのレースを1周遅れの20位で終えました。
179周目、そろそろ2度目のサイクルが近づいてくる中でトッド ギリランドが単独スピン。現地コマーシャル中で、今回はYouTubeの動画もコマーシャル部分は事前に編集で切られていたので何も分かりませんでしたw
コーションとなってリード ラップ車両がピットへ向かい、このピットでもカイルはリードを維持。186周目にリスタートされて、カイルが壁スレスレの走りでリスタートを決めハムリン、バイロン、トゥルーエックス、ベルが続きます。その後ろはライアン ブレイニーとロガーノ。このランは長く続かず、192周目にラーソンがターン4で単独スピンしてコーションとなりました。
たった6周走っただけですが、タイヤ摩耗が激しいのとタイヤのセット数にまだ余裕があるのでまたリードラップ車両はピットへ。カイルはここも先頭を守りましたが、ハムリンが4つも順位を下げてしまいました。ここで唯一ステイアウトを選んだのは、本日調子が良さそうなコリー ラジョーイ。198周目にカイルとの並びでリスタートしますが、さすがに抜かれました。ラジョーイはこの後古いタイヤで粘りの走りを見せます。
209周目、そのカイルがトゥルーエックスにあっさりとかわされました。常に上位にいたトゥルーエックスがとうとうこのレース初めてリードを奪い、そのままカイルを1.5秒以上置き去りにしていきました。すっかり日が暮れて路面温度も下がりましたので、いよいよここからが優勝に向けて車を合わせておきたい路面状況と言えます。
ところがステージ2もそのままは終わらず、218周目にコディー ウェアーの単独スピンで6回目のコーション。もちろんまたリードラップ車両が全車ピットに入り、カイルのクルーがまた抜群の作業時間でトゥルーエックスを逆転、ハムリンはまた順位を下げてトップ10圏外へ消えました。周回遅れの車はステージ残り僅かですのでピットではなくウエーブ アラウンドを選び、これでラーソンは1周遅れまで挽回です。
ステージ残り7周でリスタート、カイルはトゥルーエックスに丸々1周粘られましたがリードを守りました。4位あたりはレース終盤かと思う接触含みの混戦となりましたが意外と大きな問題にならずにレースが進みます。カイルはそのまま逃げ切ってステージ2を制し、トゥルーエックス、ブレイニー、ロガーノ、バイロンのトップ5でした。このコーションでラーソンがフリー パスを得て、最終ステージはリードラップで迎えることができます。
ステージ間コーションでまたみんなピットへ、こんなにクルーの仕事が多いカテゴリーを私は他に見たことがありません。カイルは先頭を守りますが、ここで1番ピットのロガーノがようやく本領を発揮。トゥルーエックスを鼻差で下して4位から2位へ浮上しました。序盤のピットでの失敗から前に戻ってくるまでにすごい時間がかかりましたね。
最終ステージ、カイルとロガーノの1列目。まずはカイルがリードを守りますが、先ほどまでの流れからして大事なのは20周ほどした時にタイヤをどれだけ残せるかです。このステージは130周ほどなので、2ストップだと1スティントで40周強、3ストップなら32周ぐらいなのでどちらを選ぶか微妙なところ。昨年のこのレースは新品タイヤと30周使ったタイヤに2秒も差があったので3ストップが主流でした。
267周目、リスタートから30周したあたりでリードラップ後方の車がピットに入り始めました。3ストップと思われます。一方リーダーのカイルはここまではタイヤを上手く使っているようで、ロガーノとの差を1.5秒前後で保っています。
すると272周目にロガーノがピットへ。3ストップをベースにしつつ場合によっては2に変更もできるタイミングです。ここからトップ10圏の車両も一気にピットサイクルとなりました。ところが276周目、なんとハービックの車から突然出火。急いでターン1の内側に車を止めて脱出しました。もちろんコーションです。
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車内まで火が回り即座に脱出 |
まだピットに入っていなかった車にとっては絶好のコーションとなりました。2ストップ狙いだった様子のカイル、トゥルーエックス、ハムリンらがピットへ。ハムリンがトゥルーエックスをかわして2番目にピットを出ました。ステージ2でのピットの失敗はほぼ帳消しになりました。先にピットに入った人たちはコーション時点で周回遅れだったのでウエーブアラウンドするしかなく、5周以上古いタイヤでリードラップ後方からのリスタートです。
284周目にリスタートされ、カイルがリード、トゥルーエックスがハムリンから2位を奪い返します。チームメイト、なおかつコンテンダー相手でも容赦なし。ロガーノの方はコーション前にピットに入ったので損をした上に、早めにピットに入った人たちにもアンダーカットされていたので8列目からのリスタートと前が遠くなりました。ここからあと80周ほどでこれまた1ストップか2ストップか微妙な距離です。
294周目、トゥルーエックスがカイルをかわして再びリーダーに。カイルとしても無理に争いたくはない様子でさっと譲ってラインに戻ります。なんかMTJが前に出るとお客さんからの歓声が大きい気がw
トゥルーエックスはそのままカイルとの差を1.7秒ほどへ拡大。カイルの方はそのトゥルーエックスの走り方を聞いてなんとかペースを維持する方法を模索しています。3位のハムリンも追いついてきたのでこれも抜かれるかと思いきや、踏みとどまって2位のままレースは残り50周となりました。
ここからリードラップ後方の車両がまたもや早めのピットへ。タイヤを使いまくる2ストップ上等の戦略です。すると今回は後ろの動きに合わせるように、残り47周でリーダーのトゥルーエックスがピットに入りました。あっという間にサイクルが一巡します。
唯一引っ張ったのはハムリンで残り42周でようやくピットへ。これは1ストップ狙いのようにも見えるタイミングですが、かなり引っ張ったのでその分ピット後の順位は大きく下がって10位となってしまいました。リーダーは引き続きトゥルーエックスでカイルとは5秒差です。
ところが信じられないことに、そこからおよそ5周後にトゥルーエックスにパワステ故障が発生。明確にペースが落ちるトゥルーエックスにあっという間にカイルが迫りました。336周目、カイルが再びリードを奪い、水温が急上昇したトゥルーエックスはピットへ呼ばれました。トゥルーエックスはウォーター ポンプのベルトが壊れて水温が上がってしまい、これが原因でパワステも壊れたという流れのようです。ここでレースを終えたトゥルーエックスは31位でした。
残り29周、カイルは2位のレディックに3.5秒差を付けていましたがここでウェアーがまたもやクラッシュしてコーション。既に一度激しく壁にぶつけており、もう1回ぶつけてとうとう動けなくなったようです。
当然みなさんピットへ。ハムリンは結果的に引っ張って順位を下げたぶん損になってしまいました。逆に思い切って早めに動いた車が大きく順位を上げており、リスタート順位はカイル、エリック ジョーンズ、レディック、ハムリンの順。レディックは夜になって車の調子は良さそうなんですが、ステージ2の時点からクールスーツが壊れて氷でしのいでいるという情報で人間が大丈夫なのか気になります。ところが、大丈夫じゃないものが別に現れました。
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バックストレッチのエイプロンゴミだらけやん、と突っ込みを入れずにはいられませんでしたが、勝利を目前にカイルはガレージへ。同じころ、ナットが緩んでるかもしれないのでブレイニーもピットに入っていましたが、もうこうなってくるとリタイアよりマシですw
というわけで残り20周、ジョーンズとレディックの1列目でリスタートされました。まず2位になりたいハムリンはジョーンズを押すことでレディックの外に並びかけて確実に仕留めに行きます。狙い通り外からレディックをかわし、あとは元チームメイトを仕留めるだけです。
しかし今日のジョーンズは安定して一桁順位を走っており、そう簡単に抜ける相手ではありませんでした。大外のラインにも恐れずに攻め込んでハムリンとの0.5秒差を維持します。何か1つミスがあればすぐに追いつかれますし、かといって少し弱気になって内側を走ればこれもまたすぐ追いつかれます。ダーリントンという難しいトラックで見ているこっちも緊張します。
残り3周、ジョーンズが周回遅れに詰まってハムリンがさらに接近。最終周のターン2を接近した状態で立ち上がりました。当然ハムリンが最後に後ろから、あるいは強引に内側からコツンと来ることは想像できる状況ですが、ジョーンズはターン3で内側を守らず自分のラインを維持。ハムリンはギリギリまで近寄りましたが接触するようなことはなく、そのままジョーンズがトップでチェッカーを受けました。
エリック ジョーンズ、2019年のここダーリントンで勝って以来3年ぶりの通算3勝目。今季17人目の勝者の誕生です。43号車にとっては2014年デイトナでのエリック アルミローラ以来です。今年から新体制となったぺティーGMSレーシングとしてはもちろん初優勝。
26歳でまだまだ若手のはずなんですけど苦労したせいか知らないうちになんかおじさんの顔になった気が^^; それはさておきジョーンズは重圧に耐えた素晴らしい走りでした。ジョーンズにとってダーリントンは、ファニチャー ロウでデビューした2017年の初出場以来6戦連続で8位以内に入って1勝を記録しており、おそらく得意という意識のある場所ではないかと思います。
ここ3年は車の競争力も無くて苦戦していましたが、新車になった今年はここまで9回のトップ10フィニッシュ、何度か「おや、今日勝てるかも?」という雰囲気を感じるレースもあり、上位を争えることへのやりがいもあったでしょうし、展開と自信と車の出来が全て噛み合った勝利だと思います。完全に初優勝を目指していたのならハムリンにやられていたかもしれませんが、勝った経験はある、というのも大きかったかもしれませんね。
一方、最後までクリーンに戦ったハムリンにも同様に大きな拍手を送りたいと思いました。ロガーノみたいな結末にすれば勝つことは可能だったと思いますが、やはり正々堂々勝負するレースは見ていて気分が良いなと思いました。
そしていきなり初戦からプレイオフコンテンダーではない人が勝ったことで誰も次ラウンド進出は決まらず、ポイントはこうなりました。
pos | driver | points | +/- |
---|---|---|---|
1 | Joey Logano | 2065 | +38 |
2 | William Byron | 2059 | +32 |
3 | Denny Hamlin | 2057 | +30 |
4 | Christopher Bell | 2055 | +28 |
5 | Tyler Reddick | 2050 | +23 |
6 | Ryan Blaney | 2047 | +20 |
7 | Kyle Larson | 2044 | +17 |
8 | Ross Chastain | 2042 | +15 |
9 | Chase Elliott | 2041 | +14 |
10 | Alex Bowman | 2037 | +10 |
11 | Kyle Busch | 2035 | +8 |
12 | Daniel Suárez | 2029 | +2 |
13 | Austin Cindric | 2027 | -2 |
14 | Austin Dillon | 2025 | -4 |
15 | Chase Briscoe | 2019 | -10 |
16 | Kevin Harvick | 2016 | -13 |
リタイアしたエリオットの順位がレース前の1位から9位になりました。スアレスは最終ステージ序盤には上位にいたんですが、ハービックの出火前にピットに入ってここで大損をしてしまい、以降はパッとしなくて18位で点数を稼ぎ損ねてしまいました。
シンドリック、ディロン、ブリスコーは元々単純なポイントで考えれば16位前後の成績ですのである種順当な状況と言えます。ただハービックは大きく稼ぐ余地があり最後の1人の脱落者はまだ読め無さそうです。1ラウンドで2回リタイアするとさすがに厳しくなりますが、ブリストルは一発リタイア事故が起きる危険性がやや高い場所なので、次戦カンザスで上位勢は堅実にポイントを回収したいところでしょう。
ところでそのリタイアしたドライバー、ハービックの車から出火したことについては、タイヤがゴリゴリ削れるダーリントンでタイヤカスが大量発生してそれが車体側面の排気管近辺に溜まったり、ダクト等を通じて一部は車内に入り込んでいました。何かの拍子に火が付いたらたちどころに燃え広がって車内にまで火が及ぶ状況で、これは今季何度か起こって来た出火事故でも共通の悩みとなっていました。NASCARは今回の件を受けて次戦からタイヤカスが溜まらないように車体規則を一部変更することになりました。
一方JGRとトヨタは、いずれも勝てるレースを落とすことになったトゥルーエックスとカイルのエンジン不具合に関して調査を急ぐ方針です。次戦はカンザスです。
コメント
来週のカンザス、その次のブリストルは何も起きなければトップ争いができそうなのでメカニカルトラブルだけは無いことを祈ります...というかカンザスでポイント荒稼ぎか優勝でもしないとブリストルでラーソンと修羅場になった時危険なのでマジ頼みます!!w
たしかにラーソンとセットで13位以下になってると修羅場になるので絶対避けないといけないパターンですね、というかその場合グレンでの「来週のブリストル」のフラグを完全に回収しに行くことになりますw
カイルは近々来年のことが決まるみたいですが、23XIだRCRだと何でもありの話になってるので本当に分からないですね。23XIの場合、まさか3台にはならないと思うのでカートが降りるのか、という話になりますし、全く読めないです。あ、16はチャーターあるので一応フル参戦可能ですよ、その場合AJの職場が無くなりそうですが・・・
ブーイングも人気の証、とはよく言ったものですが、なんか今回のアンチカイル感は最近のお客さんの反応からしてもかなり不思議でしたね。何かすぐ調べて分からないような現場での理由があったのかな?なんて思ったりもします。
ありがとうございます、やっぱり色んなチーム・ドライバーに勝てる機会があるというのは良いですね^^