NCS 第19戦 アトランタ

NASCAR Cup Series
Quaker State 400 presented by Walmart
Atlanta Motor Speedway 1.54miles×260Laps(60/100/100)=400.4miles
competition caution:Lap25
winner:Chase Elliott(Hendrick Motorsports/NAPA / Auto Parts Chevrolet Camaro ZL1)

 NASCARカップ シリーズ、第19戦はアトランタ。今季2度目のなんちゃってスーパー スピードウェイです。改めて説明しておくと、昨年のレース開催後に大幅な改修工事を行って、バンク角を従来より高い28°に設定。これに対して、スーパースピードウェイ仕様の510馬力のエンジンと、7インチの高さのスポイラーが装着されます。ほぼ1周全開走行ですが、全開で走るにはギリギリなので、内側だったり乱気流の中だったりするとスロットルを戻す時間が多くなりがちです。
 3月に行われた春のアトランタではNASCARの狙い通りにスーパースピードウェイっぽいレースになって、ウイリアム バイロンが優勝しています。

 併催はエクスフィニティー シリーズ、リード チェンジ17回、コーションはステージ間コーションを含め6回とそこまで大味な展開にはならなかったようで、163周のうち73周をリードした地元ジョージア州出身・オースティン ヒルが開幕戦デイトナ以来の今季2勝目を挙げました。無線が壊れてチーム側との連絡が取れないという悪条件を跳ね返しました。
 ハイライトを見たらどうもジェシー パンチのリポートで『今ちょうど話題にしようと思ったサム メイヤーがクラッシュする』という珍事があったらしく、エクスフィニティーでもジェシーの呪いは発動するようですw
優勝した21 A.Hill

 一方、キャンピング ワールド トラック シリーズはアトランタから1000km近く離れたミッド-オハイオ スポーツ カー コースでの開催。シーズンの半分程度にスポット参戦しているパーカー クリガーマンが予選2位からステージ1を制すると、以降もポイント リーダーのゼイン スミスと激しい争い。
 クリガーマンは最終的に67周のうち56周をリードし、スミスとの最後の最後まで続いた争いを制して2017年タラデガ以来のシリーズ通算3勝目を挙げました。私は密かにパーカーを応援しているので嬉しいですね。

 このレースにはトラックハウスのオーナー・ジャスティン マークスが参戦。NASCAR主要シリーズに参戦するのは4年ぶりでしたが、49周目にブレーキが壊れたか全くターンで止まれずクラッシュしてリタイアとなっています。また、日本人の三浦 健光が初出場し33位でした。

 
 そしてカップシリーズ、予選は春のレースに続いてまたもや雨で開催できず指数予選となりました。ポール ポジションはチェイス エリオットで、以下ロス チャステイン、カイル ラーソン、タイラー レディック、オースティン シンドリック、ライアン ブレイニーの順。雨が降ったので決勝は25周目にコンペティション コーションが設定されました。

 スタートではまず内側のチャステインが先行、2列目のラーソンはハンドリングが悪いようで、ターン4でいきなり滑って後続は詰まってしまいました。開始30秒で集団走行が崩壊して外ラインの上位勢を中心にした11台だけが抜け出します。
 上位勢は抜きつ抜かれつを繰り返しながら走行。21周目まではチャステインがリードしていましたが、これをデニー ハムリンがかわしたところからリーダー争いも出入りが激しくなり、結局なぜかエリオットがリーダーに戻ったところでコンプコーションとなりました。ラーソンは遠く離れた23位まで落ちていました^^;

 このコーションではステイ アウトする車も多く、ペナルティーも多かったようで順位が変動。31周目にステイアウトしたエリオットを先頭にリスタートしました。
 2.5マイルと比べてターンでスロットルを大きく戻してしまう可能性が高いので、綺麗な隊列になるというよりもドラフトに入って追いついて、ミスるとすぐ順位が入れ替わって、前に出た人がまたドラフトに引っ張られて前に追いついて、の繰り返し。先行車の利益は2.5マイルより大きい様子で、乱気流を受けず自由にラインを選べるエリオットがリードを守ります。
 ステージ終盤はブレイニーとのリーダー争いが激しくなりましたが、アレックス ボウマンからの強烈なバンプも貰ってステージ1をエリオットが制しました。
春のレースよりちょっとまばらな隊列かも?

 ステージ間コーションではレディックが2輪交換を行って一気に先頭へ、これにチャステイン、トゥルーエックスが続きました。MTJも2輪交換です。ピット内では3ワイドになって行き場を失ったボウマンが芝の上を走行するちょっとした珍事も発生しました。作業内容が異なるとどうしても混乱します、春のレースもそうでした。
 レディックを先頭に始まったステージ2はようやく今日初めて綺麗なダブル ファイルになりましたが、70周目にトゥルーエックスがレディックをかわし、チームメイトのクリストファー ベルも続きます。
 78周目、ターン2でB J マクラウドがスピンし、避けられずタイ ディロンとクリス ブッシャーもスピン。本日初のアクシデントによるコーションで、ここで中団以降の車がピットへ向かいました。

 84周目のリスタートからはうまく立ち回ったエリオットがトゥルーエックスをかわし再びリーダーへ。すると92周目、ターン1で少しスロットルを戻したトゥルーエックスをチャステインが押してしまいスピン。これをきっかけに後続車両も多重事故になりました。むしろ後続の車の方が損害が大きそうです。

 オースティン ディロンの車は中破、ロガーノはカイルに突っ込まれた衝撃で車が飛びあがり、ラーソンはバックストレッチで真正面から壁にぶつかってボンネットが曲がってしまいました。チャステインは春のレースでもうっかりエリック アルミローラを回してましたね^^;

 残りがステージ60周ほどでのコーション、ちょうど給油のしどころだったため大半の車はピットへ。99周目にステイ アウト組のハリソン バートンとリッキー ステンハウス ジュニアの1列目でリスタートされました。この2人はこのままだとステージ2の最後まで燃料がもちません。
 先ほどまでと上位の顔ぶれが様変わりする中から春の勝者・バイロンがリードを奪いますが、107周目にブッシャーがタイヤのパンクからクラッシュしてコーション。113周目にリスタートされ、そのままバイロンが引っ張る隊列はやがてシングル ファイルとなりました。このまま何も起きずにステージが終わりそうな雰囲気でしたが、137周目にチェイス ブリスコーがスピンしコーション。ここでは中団以降のドライバーだけがピットに入りました。

 143周目にリスタート、バイロンは左右に動きまくって内外両方のラインを抑えていましたが、一瞬の隙を衝かれて147周目にレディックにかわされました。ずっと続けるのは無理がありますねw
 レディックの方はあんまり動かずに外を走って後ろの車と仲良く走る方向性でしたが、ステージ残り7周でエリオットがこれをかわし、まばらな観客席から歓声が上がります。今週すごいお客さんが少ない気がする^^;
 ステージが残り2周となってにわかにステージ勝利争いが激しくなり始めましたが、なんとターン4でボウマンがスピン。これでコーションとなり、ステージ2もエリオットが制しました。ボウマンはタイヤがパンクしてフロントストレッチで亀の子になったため自走できず、周回遅れ、この後リタイアとなって32位でした。

 ステージ間コーションで全車ピットへ、ここも給油のみや2輪交換がいるので順位が大きく変動し、最終ステージはシンドリックとアルミローラの1列目でリスタート。テープだらけのチャステインが10位にいます。するとリスタートから間もない170周目、ギャレット スミスリーが姿勢を乱したことをきっかけにまたも多重事故。

 最初にラーソンが詰まってタイ ディロンがここに追突、あとはもう流れのままにぶつかり、不運にも後ろにいたのはレディック、バイロンでした。スミスリーは先ほどのコーションで給油だけを行って順位を上げていましたが、集団に付いて行くにはちょっと車の完成度が足りなくて結果的に事故のきっかけになってしまいました。

 このコーションのチューズ ルールでは上位4台が続けて外側を選んだので、5位にいたスイカ男改めテープ男がなんと1列目へ。177周目、エリック ジョーンズとチャステインの1列目でリスタート。星条旗をイメージした車に、本来星条旗にないはずの黒が随分と目立っていますw

 チャステインはエリオットに助けてもらってそのままレースをリード。なぜかコリー ラジョーイが3位にいます。しかしこのランも長く続かず、189周目にカイル ブッシュがスピン。残りは70周弱、展開次第では最後のピットになり得るのでこのコーションで全車ピットへ、給油だけを行ったラジョーイがなんと先頭になりました。

 195周目にラジョーイとエリオットの1列目でリスタート、なんとラジョーイはリスタート直後に内側に下りてエリオットの前に被せるなかなかの堂々たる動き。まさかエリオットもラジョーイの後ろを走ることになるとは思っていなかったことでしょう。
 ラジョーイはエリオットに対して絶対前に行かせないマンと化してひたすらブロック。202周目にエリオットにかわされてももう一度抜き返す気迫を見せますが、さすがにまた前に出て抑えるには至りませんでした。今日は色々あってもエリオットにリードが戻ってくる日ですね。
 ここからエリオットは左右に動いて後ろにいる2本の隊列を制御し、最終的にまた長いシングルファイルになりました。2.5マイルより道幅が狭いので、周回遅れが数台いるとこれを抜く過程で1列になりやすい様子です。こうなれば当面誰も攻めてこないので安心ですが、ただ燃料が厳しくなるので悩みどころです。後ろの人は燃費レースを見込んでしばらくはわざと抜きません。

 残り25周、そろそろ最後の追い込みを考え始めるところで、5位を走っていたベルがハーフ スピン。幸い見事なカウンターでどこにもぶつけず、芝生に突っ込むこともタイヤをパンクさせることもありませんでしたが、当然コーションとなります。振り返ると春のアトランタも残り65周という燃料的に微妙な距離でリスタートされ、残り25周でコーションが出ていました。

 上位勢は今さらピットには入れないのでここは後方のドライバーがピットへ。当然ベルもタイヤを替えるために入りましたが、あろうことかまだナットを締めきっていないのに発進してしまい、即座に車輪が外れました。
どう見ても作業中なのに発進(っ ◠‿:;...,

 ベルとバッバ ウォーレスのクルーはこの週末に一部入れ替えを行ったんですが、交替早々にミスが出てしまいました。情報では入れ替わったのはフロントのタイヤ チェンジャーとキャリアーだそうなので、今回の後輪は元々のベルのクルーかなと思いますが、心機一転のつもりで入れ替えてまた失敗したのはちょっと気まずいですね。そもそもインパクトを挿している状態で発進してクルーが腕ごと持っていかれているのでかなり危険です。


 残り19周、エリオットとトゥルーエックスの1列目でリスタート、チャステインに押してもらったトゥルーエックスがリードを奪います。トゥルーエックスは外へ動いてエリオットの前に入りますが、残り16周でエリオットが逆襲。激しい争いになります。この争いの隙を衝いてラジョーイが2位へ。
 すると翌周、4位争いでチャステインが少し外へ流れてしまい、ハムリンの左後部の角を見事に押してしまいました。ただの事故と言えばそれまでなんですが、チャステインとハムリン、こうなる運命なのか。これは次戦での報復は決まったようなもんですね、さらばスイカ男 (-人-)


 残り8周、トゥルーエックスとラジョーイの1列目でリスタート。ラジョーイは内側の利点を活かしてターン2でトゥルーエックスの前に出ると、外へ動いてトゥルーエックスの前に滑り込みました。すると後方でハムリンとロガーノの2台がクラッシュ。バックストレッチで両者がベルを挟んで3ワイドになっており、ちょうどF1イギリスGPのスタート時の事故みたいになったようです。
 
 レースは大詰め、大事なチューズルール。ここまではリーダーが外を選ぶのがセオリーでしたが、ラジョーイは内側を選択しました。上位4台の顔ぶれと位置関係は先ほどのリスタートと同じになりました。ラジョーイとすると、チャステインに押してもらってターン2を確実にトゥルーエックスの前で脱出し、あとは勢いのありそうな人の頭を抑えて逃げ切る考えと思われます。

 残り3周、運命のリスタート。ラジョーイの思惑はさっそく外れてしまい、チャステインからの支援が全然ありません。チャステインは遅ればせながらようやくターン2あたりでラジョーイを押し、ラジョーイはふらついて外側にいたトゥルーエックスと軽く接触。思わぬ形でトゥルーエックスは撃退されて優勝戦線から脱落してしまいます。
 ラジョーイは思っていた形とは少し違いますがこれでリーダー、あとは後続を抑えまくれば、というところでしたが、翌周のターン1であっさりとエリオットに外からかわされました。まばらな観客席からふたたび大歓声(っ ◠‿◠ c)
 最終周、大逆転を狙うラジョーイを後ろからエリック ジョーンズが強烈にプッシュ、しましたが勢いがありすぎました。ターン1で内側に飛び込むには速すぎたと思われ外ラインを一直線。そこへ一瞬内側を警戒したあと元のラインに戻って来たエリオットが現れて外へ追いやられる形となりあえなく壁へ。クラッシュして初優勝の夢は潰えました。
 前方での事故となるとコーションを出すしかなく、これでエリオットの優勝が確定。今季3勝目に一番乗り、地元ジョージア州出身の彼にとってはアトランタ初優勝です。

 ラジョーイがもし優勝していたらプレイオフ争いは大騒ぎになるところでした。そもそもポイントでレース前時点で31位と進出条件を満たしておらず、勝ってもこの先の結果次第で彼が入るのか外れるのか微妙な線で、もし30位以内になるなら当落線上のドライバーは気が気でない状況になるところでした。
 最後のリスタートでチャステインが動き出しから押してくれていたらレースは全然違ったものになったと思います。結果的にうまいことトゥルーエックスをやっつけてしまいましたが、トゥルーエックスとエリオットの2台が同じ場所にいれば2位の争いも激しくなったはずなので、エリオットとの1対1にしてしまった時点でラジョーイの状況は不利になっていました。
 個人的には3位のジョーンズがうまいこと漁夫の利を得るんじゃないかとちょっと期待したんですが、ラジョーイを前に送り出して前での混乱を狙おうとして狙った通りにならなかった感じでしたね。ラジョーイとするとバックストレッチから先での攻撃を目論んでいたと思うので、あそこで前に押し上げられたのは余計なお世話だったんじゃないかと思いますが、この種類のレースはとにかく『あるものは何でも使う』ので、当然こういうことも起こりますね。
 そういう点でも、ドラフトを使って最後に抜かれるリスクがあるとはいえ、やはり前に出ておくというのは重要なことで、ラジョーイの一瞬の隙を衝いたエリオットの最後の追い抜きが光ったと思います。

 スーパースピードウェイと似てるようなそうでもないようなアトランタ、一番異なるのは誰かが少し速度を緩めた時に後続が詰まって事故になりやすいことと、リーダーがそこそこ強みを見せられることかなあと今年の2回のレースで思いました。気になるのは、舗装は年々劣化していくので毎年疑似直線レースを開催できる状況になるのか、ということと、観客がなんか寂しかったことですかね。今年に関しては2戦ともそれなりに楽しませていただきました。次戦は一転してショート トラックのニューハンプシャーです。


コメント

Cherry さんのコメント…
荒れはするけど抜けない抜けない→つまんね。これが観客が減った本音な気がしますw確かに隊列手前の方々は自由度高いですけど後方からかつてのレーガンとかみたいにいきなり前に出てきて...みたいなのがないと少し展開としては薄い感じはちょっと感じます。これはやっぱ超高速1.5マイルにもどs((((
でもチェイスが勝ってドーソンビルのダイナーではお祭り騒ぎになってファンとしては良かったですw
にしてもロスのスイカ投げ走法が止まらない止まらない...このままだと全米のスイカが無くなってしまうのでは...w
ChaseFun9 さんのコメント…
HOMETOWN WIN CHASE ELLIOTT!!!!!
結局速い奴が速いだけの展開ではありましたがCheseのファンとしてめちゃくちゃ楽しかったです!!毎回すぐリーダーに返り咲くのは地元ファンも最高だったでしょう!
それに加えて今シーズンはChastainが面白すぎますねwww今回もあれだけやっただけでヘイトMAX行くのに2位とかどれだけヘイトを売れば気が済むのかwww
日日不穏日記 さんの投稿…
さすがにラジョイとエリオットでは経験値が違うというのと、スーパースピードウェイと違って、トップにいると有利だなぁ・・・と感じました。観客が少ないとは言え、メインスタンドには、それなりに入ってましたね。まだ、ドライバーの思惑はまだまだ読み取れないです。
ニューハンプシャー(ロードン)は、チャステインに撃墜されたハムリンに優勝して貰いたいです。ロブスターを嫌がるハムリンをまた観たいなぁ。勝手ですが、ブログのお気に入りに勝手に入れました。主には自分がアクセスするのに都合が良いためですがw。
カイル・プッシュ さんのコメント…
え?ラジョーイが勝つの??
って思って見てましたが、最後はやっぱり、って感じでしたね。
後方はほとんど映ってませんでしたが、前の方は退屈なシングルファイルにはならず、リードチェンジありビッグムーブありスイカミサイルありの面白いレースでした。
ちゃんと聞き取れなかったのですが、カイルの来年のことを言ってましたよね?他のチームに行くだとか行かないだとか、、
SCfromLA さんの投稿…
>Cherryさん

 仰る通り、2.5マイルのように1周で3位以降の人が後方からいきなり大逆転するのははほぼ無理なので、そのあたりが本物のSSWと大きく異なる点ですね。目の肥えた現地の方には見掛け倒しであることがもうバレてしまったんでしょうかw
SCfromLA さんの投稿…
>ChaseFun9さん

 チェイスは純粋に車が速かったし、周りも良く見えていたので優勝にふさわしかったですね。観客席にそっくりさん(?)もいましたけど、多くの人は彼が勝つことを期待して訪れていたと思うので、満足して帰っていただけたなら何よりだな、となぜか運営側の気持ちになってしまいましたw
SCfromLA さんの投稿…
>日日不穏日記さん

 スーパースピードウェイっぽいけどやっぱりそうじゃない設定がラジョーイという思わぬ伏兵を生み出したけど、本物のSSWじゃないのでそうそう幸運が落ちていなかった、という感じでしたね。
私もゲームレベルですけど、大集団で最後に自分が前に出ようと思うと、速い人は利用したいのでギリギリまで抜かずについて行きたいけど、同じ事を考える他の人がちょっかいを出してきて、それで共倒れしたら意味が無いのでじゃあ守るのか一旦あえて譲るのか、いっそ前に出るか、とか色んなことをフル回転で考えたりするので、誰か1人の車に乗っている(ないしはスポッターになっている)気になってみると、面白いかもしれませんよ。
SCfromLA さんの投稿…
>カイル・プッシュさん

 みんなスイカ投げを楽しんでいるw カイルに関しては依然として「JGRは残留のためにスポンサーを探しているけど、まだ見つからないので来年の契約が結ばれていない」という状態ですね。スポンサー探しと、あとは正直カイル側が条件面で減俸をどこまで受け入れるかもあるんだろうと思いますが、今のところはカイルとの再契約を目指してチームは動いているようです。