NASCAR Cup Series
Ally 400
Nashville Superspeedway 1.333miles×300Laps(90/95/115)=399.9miles
winner:Chase Elliott(Hendrick Motorsports/NAPA Auto Parts Chevrolet Camaro ZL1)
NASCAR Cup Series、1週間の休みを挟んで後半戦です。ここからあと20戦休みなしで進みます。まずは今年で2度目の開催となるナッシュビルから。1.5マイルよりちょっと小柄な1.33マイルのDシェイプ、コンクリート舗装です。
このお休みの間にドライバーの契約情報があり、来年どうするか決めかねている、という話をしていたマーティン トゥルーエックス ジュニアが来年もジョー ギブス レーシングに残留することが発表されました。また、リッキー ステンハウス ジュニアもJTGドアティー レーシングに残留することが明らかになりました。
なお、JGRは長年にわたってカイル ブッシュの車を支援してきたマースが今季限りで離脱するため、カイルと来年も契約するためのスポンサー集めに苦労しています。そのために、JTGDの共同オーナーの1人であるテッド ゲシッカーが所有している広告代理店と契約してスポンサーを探しています。元々JGRと接点があり、あくまでゲシッカーのビジネス面での契約ではありますが、他チームのオーナーがスポンサー集めに協力する、というのは稀なので話題を集めています。
さて、先週はノックスビルでキャンピング ワールド トラック シリーズが開催されていました。ゲートウェイで負傷、ソノマでは決勝の大半をダニエル スアレスに託したカーソン ホースバーが予選2位からステージ1を制し、ステージ2も速さを見せていましたが残念ながらエンジンの問題でリタイア。
![]() |
| ダートカッコいい |
レースは最終的にトッド ギリランドとジョン ハンター ネメチェックの争いとなり、これを制したギリランドが優勝して、父のチームであるデイビッド ギリランド レーシングに勝利をもたらしました。チームメイトで『ダート プリンセス』の愛称を持つヘイリー ディーガンは今季最上位タイの15位でした。
そして今週のトラックはライアン プリースが150周のレースのうち74周をリードして優勝、昨年に続くナッシュビル2連覇、DGRとしては2連勝となりました。
エクスフィニティ― シリーズはジャスティン オールガイアーが188周のうち134周をリードする圧倒ぶりで、ステージ1・2も制する3ステージスイープで今季2勝目を挙げました。ブリストルも得意にしてますけど、コンクリート舗装が好みなんでしょうかw
そしてカップ シリーズ。予選はQ2が雨天により開催できずQ1の順位に基づいて予選結果が決まり、ポール ポジションはデニー ハムリン。2位からジョーイ ロガーノ、カイル ラーソン、チェイス エリオット、スアレス、ライアン ブレイニーと続きました。カイルは予選で事故ってタイム無し、最後尾スタートです。
決勝、スタートするとまずはハムリンが早々に後続を引き離して静かな立ち上がり。24周目にスアレスがラーソンをかわして2位まで浮上します。7位スタートのロス チャステインも4位に上げておりトラックハウスが今日も好調。クール スーツを着るかどうか、というのが話題になっていましたね。
40周目、ジョッシュ ビリッキーが電気系か何かの問題で出力が出なくなってエイプロンを低速走行。そんなに危険でもなさそうでしたがコーション発生。なぜこんなことで?と思ったら
![]() |
| 遠方でザ・集中豪雨 |
ビリッキ―は無関係で落雷が理由でした。トラックから半径7マイルの範囲で落雷が観測されたためNASCARが定めるコーションの基準に抵触していました。一旦レッド フラッグとなりました。落雷によりコーションとなった場合、規定により最低30分間は再開しないことになっています。今回レース前日に天気予報をざっと確認したんですが、夕方から夜にかけて雨が降るような予報だったので、この先も天候がやや気になるところです。
結局1時間ほど経って再開、ステージ1の折り返し地点でしたのでレッドフラッグが解除されるとここで全車がピットへ、チャステインはここでナットが閉まっていない疑いがあったので再ピットしてしまい後方へ転落しました。多いですねえ。
48周目にリスタートされますが、翌周に7位あたりを争っていたウイリアム バイロンがステアリング系に問題が起きて急失速。幸い事故にはならずそのままピットへ向かいますが、バイロンがピットに辿り着いたころにターン1でアレックス ボウマンがクラッシュ。ヘンドリック モータースポーツは1分間で2台が脱落しました。
ボウマンはコリー ラジョーイに左後方を押されたみたいですが、当たった瞬間を捉えているカメラが少ないのでちょっと状況がはっきりしません。
ボウマン「完全にぶつけられたよ。コリー ラジョーイってホントいいドライバーだよな」
ラジョーイ「ごめんって伝えて。ああなるつもりじゃなかったんだ」
どうもラジョーイ的にはボウマンが予想していたラインよりも内側に下りてきてしまい、自分の方は内側でいっぱいいっぱいだったので、避けようとしたもののフロントが逃げて当たってしまった、という感じの様子です。
56周目にリスタート、ここで3列目からトゥルーエックスが大外刈りを見せて一気に3位へ浮上すると、58周目にスアレスもかわして2位となりました。現役を続けるかどうか、という悩みが消えてすっきりしたのか豪快な走りを見せます。
61周目、後方から追い上げるチャステイン。煽られたチェイス ブリスコーが内側をぎちぎちに締めますが、そのせいでターン1の旋回半径を小さくしすぎてタイトになり外側にいたタイ ディロンと接触。2台がクラッシュして3回目のコーションとなります。スイカ投げ走法絶好調。ちなみに今日のスイカ男はJockey made in Americaがスポンサーで星条旗のようなスキームです。
66周目にリスタート、トゥルーエックスはまたも大外刈り、一瞬でハムリンを抜き去ってリードを奪います。ハムリンは本日初めてリードを失いました。スアレスの方は乱気流で姿勢が乱れたことをきっかけに一気に10位まで後退していきます。
ステージが残り10周を切ると、一旦1秒以上に開いたトゥルーエックスとハムリンの差が消滅。リスタート時にタイヤを使いすぎたのか明らかに劣勢なMTJでしたが、前を走る利点を活かしてなんとかステージ1の最後まで抑えきりました。3位からブレイニー、クリストファー ベル、ケビン ハービック、ラーソンのトップ6。ハービックは少し調子が上向いている印象を受けます。
7位にはバッバ ウォーレス。ウォーレスは練習走行で速かったのに予選で大失敗して30位からのスタート。レース序盤は集団に埋まっていましたが数回のコーションでうまく順位を上げてきました。
ステージ間コーションで全車ピットへ、ここでロガーノが2輪交換を選択していきなり先頭で出てきました。2位スタートであることを忘れるほどあっさりと後方へ消えていったロガーノは3回目のコーションでもタイヤを換えていたので、他とは異なる戦略でどうにか状況を打開しようという考えです。トゥルーエックスは2位ですがハムリンは作業に時間がかかって7位に下がりました。
ステージ2、トゥルーエックスの大外刈りを警戒したロガーノはリスタート後すぐに外側をブロックする動きを見せますが、内側のタイヤが古いのでいまいち踏ん張れずあっさり抜かれました。ブレイニーがこれに続きます。
そのまま22周を走行しますが、118周目に今度は雨によりコーション。幸い軽い雨なのでレッドフラッグにはならず、そのままピットもオープンとなって各車ここでピットへ。燃料的にここからではステージ2を走り切ることができませんが、20周近く走っているのでステイ アウトというわけにもいかないタイミングでした。
エリオットとスアレスはいずれもナットが締まっていないのに発進してしまい、後退して締めなおしたために後方へ。ウォーレスもナットが締まっていないことによる再ピットで、そしてラーソンは速度違反でいずれも後方リスタートです。ナットをきちんと締めてくれ。。。エリオットはどうせ後方リスタートなので再ピットしてアジャストを行いました。
125周目にリスタート、最初はトゥルーエックスとブレイニーが、続いてトゥルーエックスとハムリンが延々と並走してリーダー争いを繰り広げ、最終的に131周目にハムリンがリードを奪います。しかし天気の悪さでレースはまたも水を注され、139周目に落雷によりコーション発生。その後雨も降ったので再開には時間を要し、結局2時間ほどの中断を経てすっかり暗くなってしまいました。こうなるともうさっきまでのハンドリングとは別物になってしまいます。
レッドからコーションに戻っても暫くはピット上の路面を乾かすために周回数が費やされ、151周目にリスタートされました。思ったより早く完全なナイト レースになりました。ハムリンとトゥルーエックスがまた並走しますが、今回もハムリンの勝ちでした。ぶつからないよう節度を守りながらもお互い目いっぱい争ってる感じです。プロですね~。
ステージ1終盤は飛ばしすぎたトゥルーエックスをハムリンが追い詰める展開でしたが今度は立場が逆転。169周目にトゥルーエックスがハムリンを捉えると、2周後にハムリンを完全にかわしました。3位にカイル、4位にカート ブッシュとカムリがトップ4独占中です。
トゥルーエックスはハムリンをそのまま引き離すかと思ったら意外と抜いた後は追い立てられましたが残る周回を逃げ切り、ステージ2もトゥルーエックスが制しました。カイル、エリオット、カート、ラーソン、チャステイン、ハービックと続きました。36周とそこそこ長いスティントだったせいでしょうが、ピットで問題があった人たちがしれっともう上位に戻って来てますね。タイヤの使い方がかなり難しそうな印象を受けます。
ステージ間コーションで各車ピットへ、ハムリンのクルーはなぜか今日は作業が全体的に遅く、1番ピットなのにここでも6つ順位を下げてしまいました。右前輪を外すのに時間がかかってしまい、ここを起点に全部の作業に遅れが波及したような状態で13秒かかりました。トゥルーエックスがリードを守ります。
最終ステージはトゥルーエックスとカイルの1列目、2列目にエリオットとチャステイン。リスタートで簡単に頭を獲れないトゥルーエックスは今回もカイルと並走することになり、結局195周目にリードを奪われました。カイルはこれで最後尾スタートからリーダーになりました。
204周目、夜になってハンドリングが明らかに悪化している様子のブレイニーについて放送席が注目していたら、まさにカメラが捉えているところで単独スピン。危うくチームメイトのオースティン シンドリックを巻き込みかけました。
全車ピットへ駆け込みカイルがリードを維持。エリック ジョーンズは漏れた燃料から出火して車両の給油口付近と地面から火が出ますが大事には至りませんでした。クルーがインパクト レンチを火に向かって使用しさっと消火してましたので、危ない場面なはずなんですが笑ってしまいましたw
![]() |
| ローソクの火を吹き消すようにさっと消す |
210周目にリスタート、トゥルーエックスはターン2で滑ってしまい、ハービック、チャステインとの3ワイドの2位争いを生み出してしまいます。後ろにいるラーソンは勢いがあってももう行くところが無いのでただ眺めるのみ。3周近くこの争いを続けた上で2位を得たのはハービックでした。これでカイルは大逃げ。
226周目にトゥルーエックスはハービックをかわして2位を取り返しますが、カイルは既に3.5秒も前方。ハービックの方はルースが悪化してズルズルと順位を下げていきました。この後コマーシャル中にエリオットがトゥルーエックスをかわして2位となります。
カイルの方も安泰とはいかず、こちらもややルースなようでせっかく広げた差が失われていきます。245周目、エリオットが背後につくと、カイルはほぼ無抵抗でかわされました。翌周にはトゥルーエックスも続いてカイルはあっという間に3位へ。
するとこの周を終えてトゥルーエックスとカイルは同時にピットに入りました。トゥルーエックスは右後輪を外すところで手間取ってピット内でカイルに再逆転を許します。リーダーのエリオットも当然これに反応して翌周にピットに入り、カイルとトゥルーエックスの間でコースに戻りました。実質的な順位はカイル、エリオット、トゥルーエックスです。トゥルーエックス、作業ミスが響いてアンダーカット失敗。
ピット サイクルは続き、残り46周で暫定リーダーのハムリンがピットに入りますが、同じころにターン4でクリス ブッシャーの右後輪が脱輪。スピンしかけたのをなんとかこらえたのは見事でしたが、車輪が壁際を綺麗に転がっているので当然ながらコーションとなりました。ピットを出たばかりだったので間違いなく締め損ねです。
カートを先頭に11台ほどがまだピットを終えておらずリードラップにいたので彼らにとっては幸運なコーション。カイル、エリオット、トゥルーエックス、ハムリン、チャステイン、ハービックの6人はピットを終えた状態でリードラップにいたのでステイアウトして前へ。この後ろに今のコーションでピットに入れた人たちがカートを先頭に並びました。カイルとトゥルーエックスはタイヤが一番古い車ということになります。
残り39周でリスタート、カイルはリードを守ることができずエリオットがリーダーに。そして実質新品タイヤでリスタートしているハムリンとカイルとの2位争いとなりました。ハムリンは一旦2位になりますが些細なミスでカイルに抜き返されると、その後は争わずにカイルを追走。カイルはそのままエリオットとの差を詰めます。
エリオットへはスポッターのエディー デュホーンから「ミラー見ろよ」「向こうはターン1~2で内側を好んでるぞ」「下りてヤツの長所を奪え」と事細かに助言が飛びます。そんな手助けも役に立ったかカイルの攻撃をいなしたエリオットはやがて差を広げ始めました。
今シーズンは16戦中12戦で残り10周以降にリーダーが変わり、オーバータイムでの決着も6度、最後まで何が起きるとは分からない、とはいえ、まあそうそう毎回は起きないだろうと逆張りしたくなるもの。ところが
残り9周、ビリッキーのトラブルでやっぱりコーションが出ました。エリオットは自分から動くわけにいかずステイアウト、方やカイルの戦略は『テネシー タイタンズ』。タイタンズの意味するところは2輪交換でした。ハムリンは4輪交換。
10台がステイアウトを選択し、1列目はエリオットとカート、2列目はブレイニーとラーソン。カイルは6列目の外側となって残り4周でリスタート。6位あたりから後ろは先を急ぐ人たちで3ワイドの大混乱になり、ピット組が追い上げるには悪条件でした。ターン4ではブラッド ケゼロウスキーとコール カスターが接触する事故も発生します。
ケゼロウスキーには「ステイアウト!ステイアウト!」の指示、タイヤがパンクしているので留まったらコーションが出てくれるだろう、と期待しての行動だったと思いますが、運営側はこれを見事に無視しました。エリオットをリーダーにそのままレースは続いて最終周へ。
2位のカートは0.5秒以上離されて手を出せる状況ではなく、そのままエリオットが逃げ切って長い長いナッシュビルを制しました。ドーバー以来の今季2勝目。ドーバーもナッシュビルも同じオーナーの所有トラックで同じ高速コンクリート舗装ですが、多少その辺も関係あるんでしょうかね? ホイール締め直しで最後尾に落ちたものの、その際に時間をかけてアジャストしたことも少なからずこの勝利に貢献したと思います。
ケゼロウスキーや、エリオット以外に勝ってほしかった人たちにとっては期待したコーションが出なかった形ですが、ここにはNASCAR側の体制見直しが影響していたと考えられます。オールスターではブレイニーの優勝目前に必要性が薄いと思われるコーションを出してしまったために混乱が起きました。これを受けて、コーションの運用方針が見直されました。
従来はレース ディレクターの判断で安全性や迅速性を優先して決断されていました。NASCARはそもそもコーションありきなので、出して怒られることが少ない、というのも、迷うぐらいなら出す、という方向に傾きやすい状況を生み出していると思います。
しかしオールスター以降は、レースディレクター、競技担当の上級副社長、シリーズ ディレクターの3者の連携をより緊密にし、レースの重要な局面、今回のようにフィニッシュ目前だったりオーバータイムが主だと思いますが、こうした時には3者がレース コントロール内で意見をかわし、コーションの要否を判断する体制となったようです。
もし旧来の手法なら、ケゼロウスキーがクラッシュでまともな速度で走れなくなっている段階で安全を見てすぐにコーションが出ていた可能性が高かったと思います。ブレイニーの件があったのでそもそも慎重に判断したというのもあると思いますが、リスタート直後で後続に車がすぐ来ないこと、ケゼロウスキーが自走できていること、大きな破片が無いこと、などがコーションを出さない判断に繋がりました。
言い換えると、レース途中と比べると最終盤ではコーションが出にくくなる可能性が少し高くなっている、と言えるかもしれません。なんでこんな細かい話を知っているかというと、ちょうどこのレースの2日前にNBCがちょうどコーションの手順が変わったことに関する記事を挙げていた(のをJayskiさんが転載していた)からです。これを読んでなかったら私も疑問を呈したかもしれません。
レース結果は2位からカート、ブレイニー、ラーソン、チャステインのトップ5。最後のコーションでピットに入った中ではチャステインが最上位でした。ハムリンが6位、カイルは目の前でケゼロウスキーとカスターの接触があったので邪魔になり、以後も画面に映っていないところでボロボロになったらしくまさかの21位、トゥルーエックスも並んで22位でした。20位がラジョーイですw
JGRとするとステイアウトが10台もいたのが大誤算でした。自分たちがステイアウトした場合の世界線では後ろが全員入ったかもしれないのでそこはもうタラレバの世界ですが、あまりにも勿体ない戦略でした。
そして今回もまたまたまたまた脱輪がありました。映像を見るとナットを完全に締める前にジャッキを落としたことが原因と思われます。ホイールを完全にはめ込んでからナットを締めるのならジャッキが落ちていてもナットは締まりますが、普通は内部のピンに刺さるところまで行ったら、あとはナットを締めながらホイールを押し込んでいきます。この場合途中でジャッキが落ちて車重が乗っかれば、いくらナットを回してもホイールが動かないのでナットは締まりません。
5穴ナットであれば、とりあえず最初の1本を押し込んだ時にホイールはある程度奥まで行っていますし、最悪3本でも締まっていればいきなり脱輪はしませんから、仮に5本目まできちんとナットを締められなくても悪い言い方ですがどうとでもなっていたわけです。
クルーに『ナットを締めきる直前にジャッキを落とす』という導線が長年の積み重ねで染みついてしまっているのが事故が多い一因ではないかと個人的には思います。いくら競争していて0.1秒を争っているとはいえ、いくら手動ジャッキであるとはいえ、いくら5人しかクルーがいないとはいえ、他カテゴリーと比べてここまでナットを締めずにピットを出る車が多いのは、長年にわたって『ちゃんと締めなくても大丈夫』という癖が染みついた弊害だとするとなんとなく合点が行きます。
今回の脱輪はターン4の旋回中というかなり危ない箇所でのものでした。自分や後続車両が車輪を蹴っ飛ばしていても不思議ではない案件で、ターン4だと車速も高いですし観客の多いスタンドやピットに車輪が飛び込む危険性が高くなります。このままだと今年のうちに重大事故が起きても私は何ら驚きません。
『ピット作業で脱輪事故が頻発することへの対策』なんてことを必要に迫られたカテゴリーなんて私は聞いたことがないので、運営側も何をしたら良いのか分からないのが本音じゃないかと思いますが、脱輪でリタイアや罰金を食らうのは自己責任でも、転がった車輪で他人を死傷させたら被害者には何の落ち度もなく自己責任では済まされません。
ちょっと間抜けかもしれませんが、『ナットを締めてクルーが手を挙げて、それが前後2名とも揃うまでジャッキを落としてはいけない』とか、クルーの動作そのものに競技規則を設けて、規則でクルーの意識を変えるようなことをするのが案外効果的でピット競争を持続できるんじゃないの?なんて思ったりもします。
さて、次戦はまたロード コースのロード アメリカです。どうも今年で最後ではないかという話も出ていますが、ここはソノマで惜しかったブッシャーに期待しましょう。













コメント
しかし月曜午前中体調悪くて寝てて、昼ちょっと良くなったからリプレイ観たらまあ見事に優勝インタビューの所で嬉しいやら悲しいやらっていう週明けでしたw
そして相変わらずのリプレイ観れないTrackpassでやっぱり悲しくて...w
まあ何はともあれこれで2勝トップタイ!最高です!!
いやあ長いレースでしたねw
たしかに最後のリスタート前の段階で既に霧雨が降ってましたもんね。でも仮にコーションを出した後に降ってきたら出たらもうオーバータイムやらずにレース成立で打ち切ってると思うので、結果は同じだったかなと思います。
いやいや、紛れもなくチェイスがふさわしい勝者ですよ
あ~分かります、私もSUPER GTとかで追っかけ再生で見ようとしてテレビ付けたら、レースがえらく長引いててちょうど優勝インタビューが目に入ったことありますw
一度だけカナダGPで「録画で追っかけようと思ったらまだレースやってた」ってこともありましたねえ・・・w
コーションに関しては色々あるでしょうが、興行ですし、どんなにプロフェッショナルでもスタンドがすっからかんでは無意味なので。。。
タイヤだけは5穴に戻してしまって最低限の安全性を確保してアメリカンなレースを繰り広げるのもアリだと思います。
あースイカ食べたい。
タイ ギブスやサム メイヤーといった新星も楽しみですが、彼のようなベテランの活躍にもワクワクしています。(と書きつつ、JRモータースポーツのドライバーだとベリー推しの模様)
さて、気になるのは、エリック・ジョーンズに引き離されてるタイ・ディロン、カートに圧倒されてるウォレスが「ダメな方」入りしそうで何とも。あと、トップ10なしのバートン君も。ディベネデットがすっかりトラックに馴染んでるので、安泰かもしれませんけど。
今回のチャステインはピットでのロスを取り返して上手くレースやってましたね。もう完全に上位争いの常連で今年初勝利したんだということを早くも忘れそうになっていますw
コンクリートとアスファルトではタイヤの使い方とかに違いがあって独特のコツみたいなのがあるのかなと思いますね。ベテランが力を見せて立ちはだかるからこそ若手は成長するし相対的な実力の比較もできるので、ぜひ頑張ってもらいたいです。(←そもそもカップ時代にオールガイアー推しの人)
シングルラグナットは新型車両とセットなのでカップだけですね~。18インチ+扁平タイヤの場合ホイールにかかる力が大きいので、5穴だと強度が足りないからセンターロックにするしかなかった、というのが開発時点で既に出ていた情報なので、5穴にするには13インチに戻すか、タイヤをダンプカーみたいに分厚くするか、速度を遅くするか、みたいなことになるので、おそらくセンターロックでどうにかするしかないと思われます。
弟ディロンはここまで結果が出ないと思っていなかったので結構驚かされました。13号車で走ってる時はもっと速かったと思うんですけどねえ^^;
タラレバですが、、、
特にハムリンは、ステイアウトしていれば部下?のカートがプッシュしてくれて前に出られてたかも知れないです。
タラレバですが、、、
考え方として、普通にステイアウト同士で1列目からリスタートしても勝てない、というところからの逆算だったのかなと思うんですが、ステイアウトが多すぎましたね。