NASCAR Cup Series
Coca-Cola 600
Charlotte Motor Speedway 1.5miles×400Laps(100/100/100/100)=600miles
※NASCARオーバータイムにより413周に延長
winner:Denny Hamlin(Joe Gibbs Racing/Fedex Ground Toyota Camry TRD)
NASCAR Cup Series、オールスターを終えてレギュラー シーズンは後半戦に入りました。第14戦はシャーロット、シーズン唯一の600マイルです。お馴染み、メモリアル デー(戦没将兵追悼記念日)の前日に開催されるコカ-コーラ600、日本ではインディアナポリス500の1/2000ぐらいの存在感しか無いですが大きなイベントです。
ニールセンの調査では2022年のインディ500の推計平均視聴者数461.8万人、コカコーラ600は386.9万人でした。さすがにインディー500には負けますがそれなりの人が見ていることが分かります。そして、悲しいかなYouTubeにアップされたNASCAR公式動画はなぜかフレームレートか何かがおかしくてカクカクした動き。待ってたら直るかも、と数日待ったので視聴が遅くなりました。結局直らんかったw
前戦終了後の5月24日、トラックハウス エンターテインメント グループは『PROJECT91』という計画を発表しました。これはNASCARと国際的なモータースポーツの交流を促進してNASCARの国際化を進めようとする取り組みで、チームとしてNo.91シボレー カマロ ZL1を1台用意し、ここに世界的に名の通ったドライバーを起用してスポット参戦させようというものです。
この段階では『少なくとも2022年には1戦に出場し、ドライバーは近日発表』とだけ発表されましたが、その僅か2日後に記念すべきプロジェクト第1号のドライバーが発表されました。なんとキミ ライコネンがワトキンス グレンでスポット参戦する、という内容でした。クルー チーフはダリアン グラブで、こっちもキャラが濃いですw
ライコネンは過去にエクスフィニティ― シリーズとキャンピング ワールド トラック シリーズにそれぞれ1戦ずつ出場経験があります。
さて、シャーロットの週末は当然ながら主要3カテゴリー勢ぞろい。トラックシリーズはレース残り4周でのコーションによりオーバータイム突入。1列目のライアン プリースとカーソン ホースバーが互いに譲らず軽く接触し、これが遠因となってホースバーがスピンしオーバータイムは2回目へ。
1列目はクリスチャン アッカスとロス チャステインになり、どうも車がちょっとおかしいっぽいけどチャステインが強さを見せてトラックでは通算4度目の勝利を挙げました。
エクスフィニティーはジャスティン オールガイアーとの激しいチームメイト争いを制したジョッシュ ベリーがドーバーに次ぐ今季2勝目を挙げました。トラックではあと一歩で勝てそうだったのに11位だったプリース、こっちも上位につけましたが5位で終えました。最後の81周がグリーンだったのでリード ラップでフィニッシュした車は僅か6台でした。
#7 オールガイアーと#8 ベリー |
そしてカップ シリーズ、予選のポール ポジションはデニー ハムリン。これに0.003秒差でカート ブッシュ、さらに0.001秒差でクリストファー ベルが続きました。オーバルとはいえなんたる僅差であることか( ゚Д゚)以下カイル ブッシュ、ウイリアム バイロン、オースティン シンドリック、バッバ ウォーレスと続きます。先週に続いてカムリが好調な予選でした。こちらにも参戦しているプリースは26位、カイル ラーソンは練習走行でぶつけてしまい、部品交換で最後尾からのスタートです。
スタートからまずはハムリンとカートが並走、なぜかテロップに LAP1of399という謎の表示が出てすぐ400に訂正されました。モナコGPでは1周減算されたのでつい釣られたんでしょうか、いやそんなわけない^^;
カートを振り切ってまずはレースをリードしたハムリンでしたが、ブッシュ兄弟は揃って元気なようで今度はカイルの方が追い上げてきて10周目にリード チェンジ。すると16周目、プリースがターン4で単独スピンし、回避しようとしたクリス ブッシャーとノア グレッグソンもスピン。
プリースはついさっきジェシー パンチからのリポートで「今週末は3レースに出て合計距離が1700km」という話題をしたばかりだったんですけど、ジェシーさんのリポートって呪いの成分持ってます?w
このコーションで全車ピットへ入り、23周目にリスタートしてカイルがリードしますが、10周後にジョッシュ ビリッキーのクラッシュで2回目のコーション。ここではカイルを含む5台がステイ アウト。
39周目にリスタートされるとタイヤ交換組からダニエル スアレスがカイルに追いついて46周目にかわしますが、ここでカイルは外で粘ろうとしてターン2でやや乱気流の影響を受けたかスピン。まだ50周も進んでいない中でカイルがちょっと無理した感じがします。もう3回目のコーション。
51周目にリスタートしスアレスがリード。先週のオールスターの記事で首跡さんから
「モナコはペレスの勝利、インディ500は琢磨とJJの奮闘に期待して、コカ コーラ600は...今季未勝利ドライバーなら誰でも良いか!」
とコメントをいただき、F1は見事ぺレスが勝ちました。私はそのコメントに
「コカコーラ600ではスアレスが勝ったら盛り上がりそうですね」
と返したんですが、これでスアレスが事故ったら完全に私のハゲの呪いのせいです。
61周目、コリー ラジョーイがターン2でクラッシュ、左後輪の問題っぽいスピンです。ラジョーイは前日の練習でも同じようにクラッシュしており2日連続でした。スパイアー モータースポーツは早くもビリッキ―とラジョーイがリタイアして全滅、2台足しても走行距離は150マイルにも届きませんでした^^;
このコーションでまた全車ピットへ、合計13セットしか使えないのにステージ1でじゃんじゃん注ぎ込まれて在庫が不安。スアレスはピットで3つ順位を落とし、68周目にエリオットとバイロンの1列目でリスタート。エリオットがリードします。
このイベントは星条旗をモチーフにした特別なスキームが施されることが多いですが、今回はバイロンとタイラー レディックのスキームが同一スポンサーかと思うぐらいそっくりになっていました。あとバイロンのスキームはなんかジンベエザメに見えてしまうのは私だけでしょうか^^;
手前がバイロン、奥がレディック |
エリオットはそのままステージ1を制しました。レディック、ベル、チャステイン、ウォーレスのトップ5。スアレスは映像を見る限り左後輪がおかしい様子で、29位に後退して周回遅れ寸前でした。あえて新品ではなく履歴の浅い中古タイヤを投入していた可能性もあるようですが、早くも呪いが発動したかと見ているこっちは不安になります。
ステージ2はエリオットとベルの1列目でリスタート、いよいよ日没が近づいてきました。2列目のチャステインが積極的にエリオットを押してリスタートで2位に上がると、さらに111周目にエリオットもかわしてリードを奪います。
126周目、4位を走っていたウォーレスがターン4でルースになって単独スピン。たまたまローバルのシケインがあるので舗装された道を滑走し、そのままピットに横から入って自分のボックスへ向かいました。損失は最小限です。日欧のレースならあり得ない光景w
コーションで全車ピットへ入り、1位と2位が入れ替わって132周目にリスタート、エリオットがリードします。しかしこの後またしてもジェシー砲発動、リポートで「今日はオースティン シンドリックのクルー チーフ・ジェレミー ボリンズは体調不良で欠場し、グラント ハッチェンスが代役をしている」という話をしたら、146周目・コマーシャルが終わる前に左後輪のパンクから単独スピンしてクラッシュ、シンドリックはリタイアに。
このコーションではブレイニーとラーソンがステイ アウトしました。ラーソンはここまでに2度のピット作業違反があり、最後尾→追い上げ→ペナルティー→最後尾、を繰り返しています。流れを変えるために戦略をいじってきました。
152周目にリスタートし、あっさりとエリオットがリーダーに戻ります。ステイアウト組にとってここは順位を狙いに行く場面ではなく、次のコーションが出るまでタイヤをもたせて耐える局面でしたが、164周目にブレイニーがルースになって壁にぶつけてしまうと、その2周後にラーソンがターン4でスピン。またもやローバルのシケインを通過しました。劣化したタイヤはかなり難しい様子です。
これが既に8回目のコーション、さすがにタイヤが足りなくなるのでここでは20台がステイアウトし171周目にリスタート。ここで3列目からリスタートしたスアレスが内側で抜群の旋回を見せて一気に2位となり、リーダーのチャステインに勝負を挑みます。スアレスがそのまま前に出るんじゃないかと思いましたが、ここはスイカ男が退けました。トラックハウスがワンツー。
ステージ残り15周、2位争いでエリオットがスアレスに仕掛けましたがターン1で突っ込みすぎて外へ。壁にぶつけて右のトー リンクを曲げてしまい、真っすぐ走らないのでこの後ターン4でスピン。本日3人目のシケイン通過となって9回目のコーションとなりました。
ここも多くがステイアウトし、ステージ残り9周でリスタート。内側のスアレスが少し出遅れて後続をブロックしたことで後ろが詰まり、リズムが乱れたかブレイニーがターン1で内側に入りすぎて姿勢を乱しスピン。ここから連鎖反応でデイトナ級の多重事故になってしまいました^^; 13台が絡んでこのうち5台はリタイアとなりました。
ステージ残り4周でリスタート、今度はスアレスが好リスタートを見せてチャステインをかわし、そのままスアレスがステージ2を制しました。チャステインに続く3位にはタイヤが彼らより少し新しくペースが良かったエリック ジョーンズが入りました。チェイス ブリスコー、リッキー ステンハウス ジュニアのトップ5、スタート時点と全然顔ぶれが違うぞw
スタートからおよそ2時間半経過でレースの半分がようやく終了、カクカク映像にもだいぶ目が慣れてきました。ここで一旦全車ピットで停止し、戦没者に対する黙とうが行われます。
この後話題を呼んだのが、ラーソンに対するクルーチーフ・クリフ ダニエルズの無線でした。ラーソンは追い上げてはペナルティー、さらにスピンするわ、給油口から漏れた燃料に引火して再ピットするわ、そしてこのピットでもクルーが他車と接触して少し時間がかかっていました。ラーソンは早々に無線で「人生最悪のレースだよ、まだ半分も行ってないのに」と愚痴っていました。ラーソンを奮い立たせるべく、ダニエルズが話しかけます。
ダニエルズ「前半戦、唯一覚えててほしいのは、私たちがどれだけ優れたテレビ(番組)を作ったかということだ。私たちは数えきれないほど前に出た。壁にぶつかって、スピンして、火が出た。前半戦で最もペナルティーを受けたチームでもある。つまり、後半戦は前半戦よりずっと上手く始められるということだ。今すぐ実行する必要がある、何を心配しているのか知らないが、私は元気でチームも元気だ。ここにいるみんなが頷き合ってサムアップしている、行くぞ!」
ラーソン「よし、俺も元気だ、やれるよ」
コーション中とはいえ、具体的な戦略でもなんでもない、ほとんど演説のような長い語り。この時点ではまだちょっとした自虐ネタの笑い話という雰囲気にも受け取れた感じですが、後にこの印象がガラリと変わることになります。
ステージ3は5台がステイアウトしてジョーイ ロガーノを先頭に始まりました。リスタート直後は同じくステイアウト組のカイルが2位につけますが、すぐにスアレスとチャステインが力を見せて214周目にスアレスがリードを取り返します。
220周目、コマーシャル中にケビン ハービックがターン2で滑って壁に接触。そんなに危なくなさそうでしたがコーションとなります。ハービックは序盤からステアリングに問題を抱えており、頻繁にピットでボンネットを開ける姿が見られました。オールスターでもなんか車の調子が悪そうでしたけど、スチュワート-ハースは大丈夫でしょうか・・・
ここでは多くがステイアウトを選択しますが、なんとびっくりスアレスはピットへ。これでスアレスは後方へ回り225周目にリスタート。当然ながらスアレスがいなくなったのでチャステインがリードします。
スアレスの方は一生懸命追いかけて245周目に2位まで挽回。そしてコマーシャル中の252周目にチャステインを捉え、タイヤを余分に1セット注ぎ込んでリードを取り返しました。しかしその4周後、好走を見せていて個人的にかなり楽しみにしていた12位のノア グレッグソンがターン4でスピン。これもやっぱりシケインを通りました。
なんか野球ボールみたいなスキームだなと思ったら、シカゴ カブス傘下のAAA格のチーム・シャーロット ナイツがスポンサーなんですね。元阪神タイガースのラファエル ドリスが所属していて、かつて野茂 英雄も在籍経験があります。なんと公式グッズとしてグレッグソンの16番のレプリカ ユニフォームが販売されているようです。3Aシャーロットって日本に来る外国人選手の経歴でも目にすることがありますね、たぶん。
ここは全車ピットへ、スアレスはせっかくコース上で順位を取り返したのに右前輪の交換に手間取ったようで順位を吐き出してしまい、チャステインの手元にリーダーの座が戻ってきました。259周目にリスタートです。
ライトに照らされたトラック上の各所で争いが展開されるいかにもシャーロットらしい光景が見られる中でチャステインがリードし、本日ここまでで最長の43周のランを走り切ってチャステインがステージ3を制しました。ブリスコー、ラーソン、レディック、スアレスと続きました。ラーソンが気づいたら上位にいます。
ステージ残り9周では壁に当ててタイヤを傷めたカイルがピット入り口付近で危うくスピンしかけましたが、抜群の反応で耐えました。ジャスティン ヘイリーはエンジンに不具合が出たようで、騙し騙し走りましたが完走できず27位でした。
ピットではレディックが一気に3つ順位を上げて大逆転、最終ステージはレディックとチャステインの1列目となりました。スアレスはまたピットで下げて4列目から。さっきよりはマシだけどこれやってると勝てん・・・
レディックはリスタートからリード、チャステインの方は序盤ラーソンに絡まれてペースを上げられませんでしたが、これを振り切るとレディックを追い上げ始めました。324周目、チャステインがリードを奪い返します。
レディックは振動を感じているようで、ピット側ではタイヤ交換の受け入れ態勢を整えつつ状況を注視。しかし339周目、もうあと10周も我慢すればウインドウが開くところだったのに、残念ながら左後輪がパンクしてしまいました。フロントストレッチでパンクしましたが、他車がぶつからないように一番内側を走ってスピンもせずにターンを通過し、破片を撒いてコーション。事後対処としては完璧でした。
ステージ2終了時点で11回もコーションが出てタイヤが大量投入されましたが、以後はこれが4回目、タイヤ的には目途が立って来たので当然ながら全車ピットへ入ります。チャステインは順位を守り、せっかく3位に上がってきたスアレスはまた3つ下げました。どうもスアレスがいるあたりのボックスはロガーノとハムリンが毎回何か邪魔になってるし、お互いに出入りで苦労している様子が見えます。
346周目、残り55周でリスタート。数字上はもうピットの必要はありませんが、展開からするともう1~2回のコーションは出るでしょう、と思ったらすぐに出ました。
この周のターン4でスアレスが乱気流でちょっとタイトになって外へせり上がってしまいブリスコーと接触。ここから連鎖的に接触が起き、スピンしてブッシャーの車が芝の上を滑走中に車輪が引っかかって側転。4回転半して裏返しに着地しました。これでレッド フラッグとなります。またデイトナ級の事故発生、そしてやはりハゲの呪いがスアレスを襲いました、リタイアで無念の25位。
ブッシャーの車が慎重にクレーンで起こされて、自力で車から出てきてひとまずの無事を確認、353周目にリスタートされて、翌周にラーソンがチャステインをかわしました。さらに翌周にブリスコーもチャステインをかわします。ラーソンによるとダニエルズのあの演説は精神的に非常に助けになったそうです。ドライバーとクルーチーフの信頼関係がいかに大事かよく分かりますね。
しかしレースはまだ終わっていません、ブリスコーは徐々にラーソンに接近し、残り20周というところで0.5秒前後にまで詰め寄りました。30周を超える長いランで誰もが車の制御に苦労し始め、残り13周でベルが、残り8周でアルミローラが、そして残り5周でジョーンズが壁に当たりますが、いずれも浅い角度で当たったのでコーション無し。
そして残り4周、とうとうブリスコーがラーソンをかわして一時的に前に出ました。しかしターン1~2で攻めすぎて外へ流れてしまい、ラーソンを壁に挟みそうになったのでアクセルを戻して抜き返されます。
残り2周、ブリスコーが再度接近したので、私は画面の前で「もうやらかしたらあかんで~」と、ブリストルでレディックもろとも事故った出来事を思い返して呟いたんですが、、、ターン1でちょっと速度を乗せすぎてスピン。前回と違って相手の車を巻き添えにはしませんでしたが、残り2周のリーダー争いでまさかのコーション発生です。オーバータイム突入。ラーソンからしたら非常に迷惑ですw
リードラップ車両は全車ピットへ、上位4台は2輪交換でラーソンとチャステインの1列目、2列目はステンハウスとロガーノ、ヤバそうな人が来ましたね。リスタートすると1列目の争いはラーソンが制しましたが、3列目の外からリスタートしたオースティン ディロンが4輪交換を活かしてターン1~2を大外回り。バックストレッチに入ると勢いよくチャステインとロガーノを2台抜きし、さらにターン3で内側に飛び込んでラーソンの懐へ。
ディロンがリードを奪うかと思われましたが少し滑って外へ流れ、ラーソンもこれを避けるべく少し外へ。ところが大外からチャステインがラーソンに並びかけたのでターン4の外側に車が密集。結果、ディロンとラーソンが絡みました。また多重事故になって18回目のコーション。今日はもう何から何までデイトナ状態です^^;
2度目のオーバータイム、リーダーはさっきの事故現場を無傷で通過したハムリン、並ぶのはチャステインですが車体前部にけっこう損傷があります。2列目はカイルとハービックですが、そもそもハービックは車が不調。リスタートするとチャステインはすぐに火花を上げて失速、全然ダメでした(;・∀・)
ハービックも全然ダメで、これでリーダー争いはハムリンとカイルの争い。カイルは先行して最終周に入ったものの、ターン1~2でハムリンが内側から攻め込んで再逆転。そのまま逃げ切ってコカコーラ600を制しました。カイル、ハービック、ブリスコー、ベルのトップ5。集計上、一度もペナルティーを受けず、どのコーションでも関係車両に該当せずにリードラップで走ったのはタイ ディロンだけだったそうですが13位でした。
このイベントのオーバータイムは史上3度目ですが、周回数413周/619.5マイルはNASCAR史上最長のレース距離となりました。あと4周していたら、km換算で1000kmの大台に届くところでした。レース時間5時間13分8秒はこのイベントで2005年以来となる史上5度目の5時間超えでした。
何度も後方に落ちたドライバーが蘇って優勝に片手が届いたと思ったら600マイルを超えてから撃沈し、気づいたら5時間前に先頭でレースをスタートしていたポールシッターが勝っていた、という、結果だけ見たら5時間の壮大な茶番劇になってしまいましたw ハムリンがレースをリードしていたのは3周目~9周目と、最後のコーション発生以降だけで途中では1周もリードを記録していませんでした。おかげでレース中のハムリンの印象は申し訳ないけど全くありませんでした^^;
レース前から左後輪のタイヤ摩耗、ブリスターができることが懸念されていたようで、実際序盤はタイヤが壊れる場面もありました。(グッドイヤーは絶対に左側のタイヤ内圧を22psi以下にするな、と言っていたそうな)日没後は路面温度の低下とラバーによって影響はかなり薄らいだのかな、という印象で、以後は摩耗によってバランスが崩れたことによるミスがコーションを生み出しました。
NASCARとすると、低ダウンフォースの車と、18インチ化してタイヤを薄型化したことで使用可能になった、より柔らかいコンパウンドを使用したタイヤとの組み合わせで、操縦が難しい車によるレースを目指しています。後半戦のレース展開はある程度NASCARの意図が形になったように見えました。
結果的にデイトナ的事故が複数起きたのでえらく荒っぽいレースになってしまいましたが、道幅の狭いシャーロットの特性と偶然性が大きいかなと個人的には感じたので、内容としてはカンザスよりも濃くて面白かったです。スアレスは日没の条件に車が合っていたように思いますし、ディロンもあとタイヤ1本分スライド量が少なかったら勝っていたと思うので、2人とも本当に惜しかったです。
さて、次戦はカップシリーズ初開催となるゲートウェイです。カップとトラックはゲートウェイですが、エクスフィニティーだけはロード コースのポートランドでレースを行います。こちらもエクスフィニティー初開催トラックです。来週はカクカクしないでね☆
コメント
ステアリングが右に曲がってるハービックは本来トップ3に入れるはずのない状態でしたしね^^; まあロガーノは、過去にやらかした案件を見れば宿命だということでw
基本的に今年の車は頑丈なので少々ぶつけても無事ですが、右リアだけはぶつけるとトーリンクが曲がって去年よりもむしろ軟弱な箇所があるので要注意でしたね。
6分間修理→規定タイムクリア→DVCクロックリセット→次のコーションで6分間修理、というサイクルを繰り返すはずが、次のコーションが出るのが早すぎて規定タイムをクリアできず、時計を戻せなかったのもやや不運でした。
そしてコカコーラ600ではスアレスとディロンもクラッシュし、ハムリンが今季2勝目を挙げたので、F1以外だと私の予知能力は見事に外れました...
HAGENOTEが発動することもあるので「期待もほどほどに」が一番ですね。
しっかし、いっろいろあったレースでしたね!盛り沢山!最長距離でも最長時間でも、見てて退屈しませんでした!
個人的には、ウォーレスがスピン→そのままピットボックスに入ったシーンがおもしろかったです(^^)
xfinityとカップは多分、夢の中の幻でございます。
あぁ、スイカ割りはいいものですぞ。
うん。
ニヒヒ。
あぁ、カップで今シーズン何回スイカ割りあるかなぁ。。。
ドキドキします( ͡° ͜ʖ ͡°)
(決して強引に記憶を美化しておるワケではないですぞっ。。。←強がり)
HAGENOTEの力は恐ろしいですからね~(。∀°)ゲートウェイは何も予想できないので気楽に見れそうですw
さすがに最後の方はお客さんもだいぶ帰ったっぽかったですけど、最後まで居残ってて損はしないレースでしたね。動画のコメント欄もけっこう好意的コメントが多いように見えました。
平行世界に旅立ってしまった・・・w もうスイカ色のトラックでは走らないんでしょうかね、あれをまた見たいんですけど。
NASCAR最高!!!!
モナコからコカコーラ600まで全部見た人は、既にモナコが長すぎてくたびれたところにこれだったので精神が最後まで持たなかったんじゃないだろうか、というのが唯一の心配事ですがNASCAR最高です!w