F1 第2戦 サウジアラビア

FORMULA 1 STC SAUDI ARABIAN GRAND PRIX 2022
Jeddah Corniche Circuit 6.174km×50Laps=308.45km
winner:Max Verstappen(Oracle Red Bull Racing/Red Bull RB18)

 F1はいきなりの2週連続開催、バーレーンからサウジアラビアへ。昨年の12月に初開催されたばかりのジェッダ コーニッシュ サーキットです。昨年は高速でブラインドのコーナーが多すぎて危ない、と言われたのでちょびっとだけバリアの位置を動かして視認性の向上を図ったそうですが、正直役に立ってるのか微妙。最終コーナー外側は道幅を少し広げましたが、コースの全長やコーナーの半径などは昨年と同じです。

 そして、フジテレビNEXTでは実況を担当するのがなんと、松岡 修造や石橋 貴明のモノマネで有名(特にタカさんのモノマネは秀逸)な芸人の『こにわ』こと小庭 康正。こにさわんは元々SUPER GTのイベントでステージMCを担当していてそれなりにモータースポーツ好きなようで、昨年の秋ごろからはF1 GPニュース +ONEというF1関連番組で進行役を担当していました。(初心者向けを謳いながら実際は川井 一仁が解説することで結局マニアックになっているw)
 昨年の段階ではあくまで『こにわ』名義でしたが、今年になってコメンタリー陣に正式に加わったようで、F1 GPニュースの『本編』にも登場し、名義も本名になっています。芸人ではなくあくまで実況者・進行者としてここに座っているんだぞ、という意思表示だろうなと思ったんですが、他に何かアナウンサー経歴とかあるのかな、と調べたところ、ABEMAでのフットサルの実況も担当しているそうで、関連する記事がありました。まさに、芸人と実況を分けるため、知らない人は芸人だと知らずに見てほしい、ということみたいです。
 芸能人がF1の番組に関わるのは地上波時代にはよくありましたし、レース専門ではない人の実況もよくある話で、気づいたらそれが本職のようになる方すらいますけど、アナウンサーが本職ではない人が実況を担当するというのはかなり異例の起用だと思うので大胆なことをするなあと驚きました。私も持参金100万円ぐらい持って行ったら1戦ぐらいシートを開けてもらえないでしょうかw
 冗談はさておき、さすがにGPニュースからかなりカッチコチになってしまっているこにわさんですが、せっかく加わったのですからぜひ頑張って、楽しんで、F1ファミリーになってもらえたらいいなと思います。一度大阪オートメッセに行った際にSUPER GTのブースでお姿を拝見したことがあるのですが、ちょうど昼時で少し閑散としている中でも、マイクを握って熱く語って盛り上げようとしている姿が印象的でした。ちょっと修三入ってた、というかもはや修三魂と一体化している気がしました。

 そして、コース外の話題でもう1つ。開催を前にジェッダにあるサウジアラムコの石油精製施設、サーキットから10kmほどしか離れていない地点がミサイルによる攻撃を受け政情に大きな不安が生じますが、予定通りレースは開催。ロシアからは掌を返したように離れたF1ですが、サウジアラビアや中国といった人権問題をかねてから問題視されるような、開発独裁と言える国での開催、そうした資金に頼ったビジネス モデルは考え直すべきではないかと思いますね。これはF1に限った話ではなく世の中のあらゆることに言える話ですが。

 で、ちょっとミサイルが怖い中予選では、Q1でなんとルイス ハミルトンが16位で脱落。メルセデスは今回もソフトを3セットしか残さず、つまり新品のソフトはQ1とQ2で1セットずつしか使えないわけですが、タイヤがもたないことに起因してタイヤの配置に制約が生じ、予選からの組み立てもうまくいかないし、じゃあその状況でどう車を仕上げてダメージを最小限にしようか、という中でハミルトンもセッティングから何からバラバラになった感じがあります。

 Q2では残り5分というところでミック シューマッハーが大クラッシュ、幸いドライバーに怪我は無かったようですが破片は散らばるわ液体はこぼれるわバリアは動いてしまうわで長い長い赤旗となりました。

 そしてQ3。ここまでフリー走行から全セッションでフェラーリが最速で『まあフェラーリのどっちかがポールやろう』という雰囲気でした。1回目のアタックではカルロス サインツがトップ、シャルル ルクレールが0.044秒差で2位。Q1からずっと2人でほぼ同じタイムを記録しており、よほど車が決まってドライバーも満足していると思われます。
 2回目のアタックではルクレールがサインツを逆転。サインツはまとまらずに記録を更新できず、これで2戦連続PP決定~、と思ったら、その後ろから同等のタイムで攻め込んできたのがレッド ブルのセルヒオ ペレス。
 最終セクターで異様に速いタイムを記録し、ルクレールを0.025秒上回ってPPを奪い去りました。マックス フェルスタッペンは少しタイヤの発動に苦戦していると思われて4位でしたが、ペレスの会心のアタックでレッドブルはフェラーリを挟みました。自身初、メキシコ人ドライバーとしても初で、215戦目での初ポールは史上最も遅い記録です。

 決勝、車を大破させたミックは欠場、そしてFP2、予選と2度も車に問題が起きて予選は全く走れなかった角田 祐毅はレコノサンス周回でまた何か壊れたようでグリッドに辿り着けずに欠場。この週末、あんまり角田の車はコース上を走れもしませんでした。走れていないことはシーズン全体にも響くのでかなり痛いです。ああ、背中がなんか悲しそう。


 ちゃんと走る車の話に戻すと、スタート時のタイヤは大半がミディアムでのスタートでハードへ繋いでの1ストップが主目標ですが、なにせ事故やらなんやら起こりやすいので臨機応変な対応が重要です。
 ペレスは良いスタートでリードを確保、フェルスタッペンがサインツをかわして3位へ上がってまずはレッドブルが快調。周 冠宇が最後尾に落っこちたぐらいであとは綺麗な1周目となり、最も取っ散らかっていたのはたぶん実況のこにわさんでした。スタートで何か上手いこと言おうとして気持ちだけ前に行くと言葉が出て来なくてぶつ切りの単語になるんですよねえ。ド素人ですが動画作ってるのですごく気持ちは分かりますw


 序盤は上位勢はあんまりテレビに映らず、ハゲしくやり合っていたのはエステバン オコンとフェルナンド アロンソの6位争い。チームメイト同士でやり合います。アロンソは外に行けばよさそうなのに内側から仕掛けようとして壁に追いやられかけたり、せっかくアロンソが抜いたと思ったらオコンがまた仕掛けた上にターン1~2をはみ出してコース外から抜いたりとチーム側は頭を抱えたくなる状況。

 マジでピットで頭を抱えていたのはアルピーヌのチーム代表・オットマー サフナウアー。オットマーは昨年までフォース インディア~レーシング ポイント~アストン マーティンの代表を長く務めており、今年1月にアストンを離脱してアルピーヌに加入したばかり。
 ピンク色の車でオットマーが代表なので、よけいにこの車を見ると『レーシングポイント』と言いそうになります。ちなみにレース中のタイムの推移をファンが見ることができるF1 タイミング アプリはサフナウアーが考えました。昔はB.A.R ホンダで仕事していたのでホンダ関係の方でもたぶん一緒に働いた経験のある人は多いであろう優秀なおじさんです。

 そんなアルピーヌの2台、ペース的には5位のジョージ ラッセルより同等か少し遅いぐらいのペースで走れそうですが、これでは速く走れるわけがなく後ろからバルテリ ボッタスとケビン マグヌッセンに追いつかれてしまいました。マグヌッセンはハードでスタートした中で最上位、去年はこのレースを走ってないのでこの頭のネジが3本ぐらい外れた市街地サーキットは初体験。首がちょっとしんどいそうです。

 13周目、まだやり合っていたアロンソとオコン、ここでようやくオコン側に順位を変えないよう指示が出ますがある意味手遅れ、翌周にオコンはボッタスに抜かれてしまいました。最初から仲良く走っていれば食われずに済んだんですけどねえ^^;
 
 15周目、ルクレールからの「ピットに入って抜くことを考えようよ」という依頼に応じてチームはピットに入るよう指示。これを聞いたレッドブルが黙って見過ごすわけが無いので、先回りしてペレスがピットに入りルクレールはステイ アウトします。逆から言えば、言うことで相手をピットに入るように仕向けたと言えます。
 ペレスはラッセルの真後ろで戻ったのでちょっと損な場所。詰まってむしろオーバーカットされかねません。かといって、無視してルクレールに入らせた場合はラッセルの2秒ほど後方でコースに戻るので、おそらく詰まることなくこの周は走ることが可能でアンダーカットを成功させる可能性が高くなります。
 ラッセルがそこからルクレールの蓋をできるのなら、ペレスはルクレールをさらに無視してアンダーカットを無効化できるかもしれませんが、希望的観測に近いので選択肢としてはここで入る以外にあまり手が無い状態でした。フェラーリは後ろまで見て非常に上手いピットのコールだったと思います。

 で、これで『ラッセルに詰まってオーバーカットされました』ぐらいの話ならまだマシだったんですが、直後にニコラス ラティフィーが最終コーナーで単独事故。これでVSCが宣言されてしまいすぐにSCへ移行。上位3台はピットお買い得セールになり、ピットを出ると順位はルクレール、フェルスタッペン、ペレス、サインツの順。しかもピット出口でサインツはペレスと交錯。
 SC中にピットを出て来た車とコース上の車の順位関係がどうなるかは、ピット出口にある第2SCラインを通過した順番で決定されますが、映像を見る限りサインツの方が明らかに先着しています。しかしレッドブルは順位を入れ替えさせずそのままSC終了のお知らせ。
 昨年のここのレースで、コース外走行で得た利益をどう処理するかで謎のスチュワード裁定の取り引きがあったりしたことの反省から、今年の規則ではスチュワードは一切入れ替えどうこうについては言及せずチーム側の裁量に委ねられました。そして、利益を得たのに順位を返さずに知らん顔している案件を見つけた場合には審議にかけられて罰則対象となります。
白い線がSCライン、明らかにサインツが前にいる

 スチュワードとレース審査委員会というのは言うなれば日本の司法制度で言う検察と裁判所のような関係で、スチュワードは事件を見たらそれを裁判にかけるべき案件かどうかを考え、起訴すると決断した場合にはレース審査委員会にその案件を送り、審査委員が有罪か無罪かを判断します。
 昨年までは、スチュワードは「あなたは今コース外から抜いたので譲らないといけません。譲らないなら起訴しますよ」と司法取引のように持ち掛けて、裁判を経ずに問題解決をすることがありました。が、その権限がちょっと広範に利用されすぎて、本来裁判で解決すべき問題を検察が勝手に処理してしまったようになったので、範囲を狭めるとともにスチュワードがすべき仕事を絞って集中してもらう意図があるものと思われます。
 ただ、こういうリスタート順位のように映像やデータで明確に分かる、コース外からの追い抜きなんかのようにレースがリアルタイムで動いていて、かつ結論がすぐ出ない問題ではなく、レースの進行に影響を与えずにすぐに結論を出せるような件に関しては、NASCARのようにリスタート前に全部運営側からの無線で順位を指示し、話を決着させてからリスタートできないのか、というのが素朴な疑問ですね。これはスチュワードがどうとか審議がどうとかいう話と関係無くできる気がします。


 21周目にリスタート、大きな混乱なくリスタートされ、ターン3でペレスはサインツに譲りました。原則的に追い越し禁止のSC中に譲るとそれはそれで問題が起きるといけないからリスタート後に譲ったのかもしれませんが、結果的にサインツはフェルスタッペンを狙う機会を逸しており、レッドブルからしたらペレスを壁に使えてしまっています。上に書いたように、リスタート前に運営側で「あんたは4位でリスタートしなさい」と決定する仕組みにしていればこういうことは起きないと思うんですが。。。
 25周目、スタートからハードを履き続けているので実質的にはもっと後方ですがハミルトンが6位へ浮上。ここはもう一度SCが出てくれるのを願うお祈り作戦です。昨年まではこういう時にハミルトンに神風が吹いたものですが、えてしてこういう悪い流れの時ってそうならないことが多いんですよねえ。何の根拠も無いんですけど。

 ルクレールとフェルスタッペンの争いは延々と1.5秒差での神経戦。バーレーンではペースで負けていたレッドブルですが今回は対等なようで、フェルスタッペンは相手にタイヤを使わせて終盤で勝負をかけようとしている模様。

 一旦膠着したようなレースは36周目に突然動きました。実質7位だったボッタスがなぜかピットに入っているので、麺でも打ちにいったのかなあと思ったら、直後に実質5位を走っていたアロンソに突然問題が発生し失速。ターン2の出口で問題が起きたのでながーーーい距離をゆっくり1周する羽目になります。ノー パワー!
 そしてその1分ほど後にはマクラーレンのダニエル リキャードも車が壊れ、こちらはピット入り口を目前に完全に駆動を失って止まってしまいました。謎の3メーカー同時多発故障発生です。俺だ、機関による妨害工作を受けているっっ・・・!!

 これで38周目にVSCとなり、これを待っていたハミルトンがピットに入るトン!とか思ってたら、故障車がピットの入り口付近にいるのでピット入り口閉鎖のお知らせ。これではピットに入れません。なお、私はなぜかキーボードでMを叩き損ねることが多くて、それなりの頻度で『入るトン』って打ち間違えをしています。今日この日のために間違えてたんだなあ(遠い目)
  
 
 VSCは41周目に解除、結局ハミルトンはVSC中にピットに入ることはできずに諦めてアンダー グリーンでピットへ。あと10周なのでソフトに賭けるかと思いましたがミディアムを履いて12位でコースへ。Q1落ちしたせいで新品が余ってるので使うかと思ったんですが、10周でもソフトはいらないんですね^^;

 一方優勝争いはフェルスタッペンがリスタート後に一気に間合いを詰めてとうとうDRS圏に入り攻撃を開始しました。42周目、DRSを使って最終・ターン27の手前で抜きますが、ルクレールは抜かれたことで次のストレートでのDRSを獲得してDRS返し。前戦と同じようなことが起こります。ルクレールは分かっててわざとターン27で先に行かせた感じもします。
 すると翌周、今度はDRS返しをされたくないフェルスタッペンがターン27手前で抜くと見せかけて抜かずに減速。しかしルクレールもDRS返しをする気満々だったのでお互いに譲り合い、いつぞやのSUPER GTみたいになってしまいました。結局ルクレールが先行、フェルスタッペンはちょっと狙いすぎて逆に差を広げられました。
フェルスタッペン「どうぞどうぞ、まだ抜けそうにありませんので」
ルクレール「いえいえそちらこそどうぞどうぞ、私の負けですので」

 この映像を見ながら解説の川井ちゃん「でもね~、変だよね。自動車レースとしたら。」全く持って仰る通りだと思いますw 私は、去年ハミルトンと譲るの譲らないのでぶつかった場面も頭をよぎって、変な動きをした挙句にぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤしました^^;
 
 この後うっかり1秒以上に離されたフェルスタッペン。これで攻撃も終わりかと思ったら45周目のターン27でルクレールがミスって荒ぶってしまいフェルスタッペンが急接近。続く46周目のターン27に向けて、フェルスタッペンは早々にスロットルを戻してまたもやウエシマ作戦を発動すると、ルクレールもリアのグリップが落ちてきているようで立ち上がりでうまく行かず、47周目のターン1でとうとうフェルスタッペンが前へ。

 抜かれたルクレール、完全にターン1を出た段階でフェルスタッペンが先行していたので押し出されたわけでもターン2に向けて閉められたわけでもないはずなんですが、なぜかターン2の内側を通過する謎ムーブ。ホイールが大きくなって視界が悪いので、当たるように見えたのかもしれないですが、オイオイとつい言いたくなる場面でした。

 その後の車載映像を見ていると、ルクレールは低速コーナーからの立ち上がりで続けて滑り気味なので限界かなと思ったんですが、どっかからゴムを新しく持って来たのか48周目に猛追してターン27を0.5秒差と追い抜くには絶妙な距離感で脱出。ところがその瞬間、ターン1で接触事故が発生しなんと黄旗。絶好の機会をルクレールは邪魔され、フェルスタッペンは救われました。
 絡んだのはアレクサンダー アルボンとランス ストロール。ある意味フェルスタッペンは元チームメイトに助けられた形です、あの感じはたぶん普通に行ったら抜かれてるか、フェルスタッペンが無理して後で揉め事が起こるやつでした。

 そして最終周、ターン1の黄旗は解除されたもののここではルクレールは間合いを詰め切れず、あとはターン27で刺すか、近寄って行ってフィニッシュ直前にDRSを使って抜くかの2択。ターン11のあたりで黄旗が2本振られていますが、ルクレールは僅かにここで距離を詰めた模様。
 フェルスタッペンは0.4秒背後にルクレールの脅威を感じながら、壁に囲まれた超高速コースを走りつつ「あいつ何で追いつくんだよ、不公平だろ!」と、この極限状態で走りながら文句を言うある種の神業。
 ギリギリの攻防、サウジアラビア、最終コーナー、というと昨年の予選のことがあるので見ている側も全然最後まで安心できそうもありませんが、フェルスタッペンは因縁の区間をきちんとまとめ上げ、ルクレールを0.549秒差で下しました。いやあ、NASCARみたいな終わり方ですね。どうでも良いですがチェッカー フラッグを振る方が慣れていないのか全然覇気のないチェッカーでしたw

 存在が空気になりましたが8秒差で3位にサインツ、その2秒後ろからペレスが4位。本来ならペレスが勝っていたかもしれないレースだった気がしますが、運があまりにありませんでした。こういう日もありますが、流れとしては悪くないのできっとこの先どっかで勝てます。
 なお、フジテレビNEXTの放送で「フェラーリが開幕から2戦連続で2名のドライバーがトップ3に入ったのはいつ以来か」という話が出て川井ちゃんが意図をくみ取れずに答えが出なかったと思いますが、調べたらおそらく2001年のミハエル シューマッハー/ルーベンス バリチェロ以来。
 それ以前も掘り返したら1961年とかにあるんですが、この頃は同一チームから大量に参戦していたので同一ドライバーの組み合わせによる2戦連続ではなく、『フェラーリで開幕から2戦連続で同一のドライバーがトップ3』というのは史上2度目ということになると思います。F1創世記は第2戦がインディアナポリス500で、一応F1に組み込まれているけどヨーロッパ組は欠場していたから第2戦にいない、なんて時代もありました。

 5位からラッセル、オコン、ランド ノリス、ピエール ガスリー、マグヌッセン、ハミルトンのトップ10。ボッタスとアロンソが健在ならハミルトンは入賞圏外になっているところでした。まあ彼にとっては10位でも15位でも大差ないと感じるかもしれませんが。

 2戦連続でレッドブルとフェラーリの真正面からの争いには見ごたえがありました。今回も録画でしたがあっという間に感じました。新規則の目的通り、前に車がいてもある程度ついていけるのが終盤の攻防にかなり影響したように思います。空気に大穴を開けないので理屈としてはスリップストリームは昨年より効きにくくなっているんですが、ここはDRSが効きすぎるぐらい効いてましたね。ウエシマ作戦まで出るとさすがに位置と長さに再検討の余地があると言われそうですけどw

 次戦は2週間後のオーストラリアです。

コメント