NCS 最終戦 フェニックス

NASCAR Cup Series
Season Finale 500
Phoenix Raceway 1mile×312Laps(75/115/122)=312miles
winner:Kyle Larson(Hendrick Motorsports/HendrickCars.com Chevrolet Camaro ZL1 1LE)

 NASCAR Cup Series、いよいよ2021年の最終戦、そして現行規定車両・Generation6での最終戦となりました。カイル ラーソン、チェイス エリオット、デニー ハムリン、マーティン トゥルーエックス ジュニア。この4人の中でこのレースで最上位だったドライバーが2021年のドライバー チャンピオンです。
 今回は最終戦ということで、デイトナ500、シャーロット600、初開催トラックを除けば今季初めて練習と予選が開催される本来の仕様になりました。予選ではラーソンがPP、2位に0.17秒の差でチェイスとヘンドリック勢がまず先行。ピット ボックスは予選順に選択するので、ラーソンは大事な1番ピットを獲得します。
 ハムリンは6位、トゥルーエックスは12位。4人のうちチェイス以外の3人は予選前の車検に2度引っかかったため、カー チーフがレースから除外されてしまいました。


 レースが始まるとチェイスがいきなりラーソンを攻め立てて2周目には完全に前に出ます。ラーソンにはさらにライアン ブレイニーが襲い掛かり、一方ハムリンは4位のウイリアム バイロンの攻略に手間取ります。
 7周目、バッバ ウォーレスがコリー ラジョーイに弾かれて真後ろからバリアに突っ込みクラッシュ、最初のコーションとなります。ウォーレスの今シーズンはこれにて終了、ウォーレスは不満爆発でラジョーイの車に向かって抗議の行動に出ます。厳密には車を降りて車が走っている方へ向かうのは危険行為で違反ですが、調べた範囲ではウォーレスにお咎めはなかったようだジョーイ。
おいふざけんなヒゲ野郎!


 するとこのコーションでラーソンがピットへ。クルー チーフのクリフ ダニエルズはラーソンからのルースだという情報を聞いて、ここで入って新しいタイヤとアジャストを入れるのが得策と考えたようですが、当のラーソンもなぜ入るのか聞き返す驚きの判断。2位を捨てて最後方まで下がりました。
 12周目にリスタートされますが、3周後に今度はラジョーイがクラッシュ。リッキー ステンハウス ジュニアの内側に無理に入って自分から接触して回った感じです。するとこのコーションでリード ラップ車両が一斉にピットへ。ラーソンを含む8台がステイ アウトし、ラーソンはこれでいきなり5位となりました。思ってた展開と違うけど結果的に順位が上がったw

 21周目にリスタート、ブレイニーがリーダーで26周目には早くもラーソンとチェイスが直接の2位争いを展開します。画面の左側になぜかポイントのテロップが出ていますが、そもそもポイントは関係無いし、本来加算されないステージ ポイントが加味された数字が書いてあるし、おかしなことになっています^^;
 元々あのテロップ表示って、ステージ ポイントを全てその順位で得る前提で計算されているので、ステージ1の段階だと2位を走っていると9点+9点+35点で53点。5位だと6+6+32=44点なので、順位が3つしか離れていないのに表記上の点差がその3倍の9点差で表示されるから、正直分かりにくいと思いますね。

 公式テロップへの文句は置いといて、3位のチェイスの後ろからは砂漠王・ケビン ハービックが接近。チェイスはリスクを避けるためにハービックをさっさと前に出すと、ラーソンも同様にハービックに譲ります。ハービックは勢いそのままにブレイニーとのリーダー争いへ。
 ところがブレイニーはスタートから継続している古いタイヤで延々と粘り、結局みんなここに追いついてきました。チェイスはラーソンを抜いて3位となった上でこの争いに追いつきますが、セットでトゥルーエックスもついてきてしまいます。

 トゥルーエックスはチェイスをかわして3位となると、そのまま51周目にブレイニーとハービックをまとめてかわしリーダーとなりました。チェイスはラーソンとの争いでタイヤを使ってしまったかもしれません。気づいたらハムリンも6位まで上げてきていてコンテンダーが着実に前に来ます。
 ステージ1はそのままトゥルーエックスが制しました。3秒以上離れてハービック、その後ろにチェイス、ハムリン、ラーソンと続きました。ラーソンは順位を下げましたがここはタイヤの履歴が1人だけ少し古かったので、この速さが実力を反映しているとは思えません。
 ちなみにチェイスはこのレースに新車を導入しましたが、ラーソンは対照的に手持ちの中で2番目に古いチャシーを使用しているとの情報です。新車は剛性が高くて一般に性能を発揮しやすいですが、他方で毎回新車で走っているわけではないぶん、アジャストをした際に意図したとおりにバランスが変わってくれるのか予測を少し立てづらくなるのが欠点と言えます。
 
 この後CMに入ったら、ラーソンの車内視点の映像で画面がかたまったので、一瞬悪夢の再来かと冷や汗が流れました^^;
ロガーノ「呼んだ?」

 ステージ間コーションで全車ピットへ。トゥルーエックス陣営はジャッキ担当さんが足を滑らせて転びかけてしまいちょっと失敗、チェイスが先頭でピットを出ました。クルーの緊張感もとてつもないものがあると思います。
 チェイスとトゥルーエックスの並びで始まったステージ2、いきなりその後ろでハムリン、ラーソン、ハービックが3ワイドになりますが、さすがにハービックは空気を読んで引きました。これでコンテンダー4人がきっちりトップ4となります。
 しかしロング ランになると砂漠王が復権。ハムリン、ラーソンを時間をかけてかわして3位まで巻き返します。抜かれる側としても、今ここでハービックの相手に労力を費やしたって意味がありませんので、調子が良いのならさっさと前に出てもらった方がお得とも言えます。

 115周目、トゥルーエックスがペースを上げてチェイスに詰め寄っていきますが、一方でブレーキでシェイキングすると無線で訴えます。ペダルに足を乗せた時にペダルがブルブルと振動を起こしている状態で、ブレーキの温度が上昇していることが原因と思われます。
 トゥルーエックスは120周目にチェイスをかわしてリードを奪いますが、やはりクルー チーフのジェームス スモールはブレーキの温度に注意するようトゥルーエックスへ指示しているとのことです。ブレーキの温度が上がりすぎるとホイールを通じてタイヤに伝わり、最悪の場合タイヤのビードが溶けてバーストに繋がります。
 なんてことを言っていた矢先、129周目にクイン ハウフがターンを全く曲がらずクラッシュしてコーション。まさにブレーキの酷使が原因の可能性があるクラッシュでした。スターコムレーシングはチームを閉鎖するのかしないのか情報が錯そうしていましたが、結局チームを畳むことが発表されており、これが最後のレースでした。チャーターを売却したことが発表されていますが、売却先は不明です。

 当然このコーションでリードラップ車両がピットへ、しかしどうもトゥルーエックス陣営はクルーの動きに固さが見られ、ここでもまた3つ順位を下げてしまいました。136周目、チェイスとハービックの1列目でリスタートします。
 ハービックはリスタート後の動きが今一つでラーソンが2位へ浮上。この後140周目にステンハウスの単独クラッシュによりまたもやコーションとなりました。左前のタイヤが先にフラットになっていたようで、リスタート直後の低い内圧でドッグレッグの段差を通過した際にタイヤを切っている可能性があります。あのショートカット走法もリスクがありますね。って右前のサスペンションが鬼キャンバーなのにピットを出ていったぞおい。

 これではさすがに続行不能、ステンハウスはリタイアしました。

 2位のラーソンがあえて2列目外側を選択したため、再度チェイス/ハービックの並びで146周目にリスタート。ラーソンは狙い通りにこれで2位を確保すると、さらにトゥルーエックスがこれにくっついていって3位となります。
 トゥルーエックスは3列目の外側につくことをスモールから提案されたものの、「順位を下げるつもりはない」と意見して2列目の内側につき、そこからうまく立ち回りました。先週のマーティンズビルでも鍵を握ったチューズ ルールのレーン選択、今日もレースを密かに盛り上げます。
 155周目、今度はチェイス ブリスコーがかなり激しいクラッシュ。6回目のコーションとなって再びリードラップ車両がピットへ。ここでラーソンが1番ピットも活かして先にピットを出ました。ハムリンもここで順位を上げて戦線に戻ってきます。目まぐるしく展開が変わりますね。

 
 162周目、4台がステイアウトしタイラー レディックとカート ブッシュの1列目でリスタート。レディックが大失敗してあっという間にラーソンとチェイスのトップ2になります。内側を好き放題にカットできるので前が詰まっても安心でしたね。その後ろにハムリン、トゥルーエックスが続きますが、ステイアウト組を抜くのに手間取ったために前の2台と1秒ほどの差がついてしまいました。

 単独で走ったら僅かにチェイスの方が速そうに見えるんですが、追い抜くだけの決定的な差はなくトラック ポジションが大きく影響しているように見えます。リスタート後に僅かに接触もありましたがお互いに問題は無さそうです。そのままステージ2はラーソン、チェイス、ハムリン、トゥルーエックスの順でチェッカー。いよいよファイナル ステージへと向かいます。

 ピットでは4陣営が全てきちんと作業をこなしステージ2の順位通りにピットを出ていきました。カイル ブッシュが3つ順位を上げて5位に浮上、6位に砂漠王。台数だけで言えばトップ5にJGRが3台です。
 
 ファイナルステージ、ラーソンとチェイスの1列目でリスタート。で、ここで話題になったのがラーソン。先ほどステージ2でチェイスに押された時に右後部のフェンダーが少しへしゃげました。どうもこれが空力的に利益になっているのではないか、と話題になります。リスタートの際にこれを見たハムリンも「右リアにでっかいパラシュートあるじゃねえか」と気になった様子。


 本来なら後端へ向かって緩やかに内側へと曲がっているパネルが、ちょうど押された後端部分だけ外に向いて曲がってしまい、結果的にスポイラーのような働きを側面で担っているように見えます。これでサイド フォースが発生して得をしている可能性があるみたいです。意図的にクルーが曲げたら違法ですが、事故なので仮に利益があっても合法です。
 しかしラーソンがこれだけで簡単に逃げられるほどチェイスは簡単な相手ではありませんでした。チェイスはリスタート後に色々と仕掛けた後は一旦小康状態でしたが、ラーソンのペースが少し落ちたところで再び間合いを詰めると、236周目にいっきに仕掛けてリードチェンジ。そしてJGRの2台もようやくこのあたり、リスタートから30周を超えたあたりから速さが見えるようになり、2台そろって前との差を詰めます。

 が、このあたりで残りが70周、ピットのウインドウに入ってきて、リードラップ後方の車両がちらほらとピットに入り始めます。ピットを終えるとまたJGRの2台はしばらく停滞するのでその前にできるだけ抜いておきたいところ。245周目、ハムリンはラーソンを抜いて2位となり、チェイスとも1秒差と一気に差が詰まりました。

 残り66周、トゥルーエックスがコンテンダーで真っ先にピットへ向かいますが、なんとこのタイミングでアンソニー アルフレードが大クラッシュ。ターン2の出口で加速している最中にいきなり右前タイヤが壊れて真っ直ぐバリアに突っ込みました。
 ここで大事なのはトゥルーエックスが周回遅れとして記録されているのか、リードラップとして記録されているのか。前者なら超ラッキーでおそらくリーダー、後者なら周回遅れからウエーブ アラウンドするのでリードラップの後方になってしまいほぼ勝負権を失います。結果はリードラップでした。トゥルーエックスはまさかの4位から一瞬で1位になりました。

 ピットではハムリンがチェイスを下して先頭に。ラーソンはこの作業でジャッキさんがちょっと手間取ってしまい順位を下げました。ここに来てのミスは致命的です。なおアルフレードですが、来季はフロント ロウ モータースポーツに戻らないようです。FRMは引き続き2台体制を維持するようで1台が空席になるようで、これはマット ディベネデトーにまだ可能性があったりするのかも?

 残り58周、トゥルーエックスとハムリンの1列目でリスタート。そのまま2台でトップ2を形成します。チェイスとラーソンはリスタート後少しブレイニーとジョーイ ロガーノに前を抑えられてしまい、出足の遅いJGR勢をさっさと抜くことができませんでした。

 チェイスはハムリンをかわそうと内側のラインを通って重圧をかけますが、ハムリンは自分の走りたい外のラインでひょうひょうと防御。これでチェイスは明らかにタイヤを使わされてしまい、15周もするとチェイスは次第についていけなくなりました。
 後ろのうるさいのが離れたところでハムリンは前を見てトゥルーエックスを追います。前のランではわずかにハムリンの方が速そうだったので追いつくところまでは行きそうですが、抜くところまでたどり着けるでしょうか。つい30分前はヘンドリックの2台が支配していたレース、急転してJGRの支配するレースになりました。

 が、そんな簡単にレースは終わりませんでした。残り31周、ラーソン陣営と思われる無線で「フロントストレッチにデブリーと液体が落ちている」という声が聞こえ、「ははーん、もう無理っぽいからコーション欲しさに針小棒大でなんか言ってるな」とか思ったら。本当にデイビッド スターの車から液体が漏れててコーションとなります。嘘つきだと思ってごめんなさいw 
 JGRの2人とするとありがたくないコーション、ヘンドリックの2人にとっては最後の逆転のチャンス、おそらく今シーズン最後になるであろう重要なピット作業では、トゥルーエックス陣営は右後輪でややもたつく一方、ラーソン陣営が気合十分の会心の作業。1番ピットも効いてなんと4位から1位への大逆転。ハムリン、トゥルーエックス、チェイスの順となります。

 4台が素直に順番通りレーンを選び、ラーソンとハムリンの並びで残り24周でリスタート。内側のハムリンとチェイスがすぐさまドッグレッグに下りますが、リスタートを決めたのはトゥルーエックス。ハムリンをかわしてラーソンの背後に迫ります。ハムリンとチェイスはそのまま3位争いになりました。
 トゥルーエックスはリスタート直後から早くて先ほどまでの亀さんリスタートが嘘のよう。スモールはリスタート直前、トゥルーエックスに対して「内圧を上げておいたから出足が良いはずだ」と後押ししていました。狙い通りラーソンを追いかけまわしますが、その分ロングランは犠牲になっているはずで、時間と共に車のバランスは当然悪くなります。最初の数周が勝負です。


 そしてハムリンをかわして3位に上がったチェイス陣営も無線で「行くぞ!パーティだ」。ところがパーティーが始まったのはハムリンの方で、車が機能し始めると誰よりも外側のラインを通って残り10周でチェイスを抜き返しました。チェイスもこの局面でちゃんとラインを残してものすごいクリーン レースを見せます。
 一方リーダー争いは予想通りトゥルーエックスの勢いが鈍化。車載映像を見た感じでは出口でルースになっているので、リアの内圧が上がりすぎてるかもしれません。ハムリンが最速の車で追い上げてきますが、もう残り周回数がありません。トゥルーエックスも残り3周からかなりリスクを負った攻めを見せて再びラーソンとの差を詰めましたが時間切れ。
 カイル ミヤタ ラーソン、昨年はNASCARを追放されていてこの場に姿すら無かったカリフォルニア州エルク グローブ出身の29歳が2021年のNASCAR Cup Seriesのチャンピオンとなりました。
 今シーズン10勝目、シーズンを支配したドライバーがこの最終戦も最終的にはレースを制覇。順当すぎる結果ですが、今日はピットも含めたまさにチーム全体での勝利。おそらく今季の10勝の中で最も苦しんで手にした勝利ではないでしょうか。

 カップシリーズで年間に10勝を挙げたのは2007年のジミー ジョンソン以来。他にこれを達成しているのはボビー アリソン、リチャード ペティー(2回)、ケイル ヤーボロー(2回)、デイビッド ピアソン(2回)、ラスティ― ウォーレス、ダレル ウォルトリップ(2回)、ビル エリオット、デイル アーンハート、ジェフ ゴードン(3回)です。

 チャンピオンのフラッグを手にトラックを逆走して声援にこたえるラーソン。「旗が重いよ」と、精神的な重みというよりはたぶん長い旗を根元だけ持ってるから物理的に重いらしいぼやきを入れつつ、最後は左後輪がバーストしてそのフラッグも落っことしていきました。タイヤにフラッグを巻き込んだら結構危ないよな、とか冷静に考えるとちょっと怖くなってきます^^;

「まさか、、、信じられないよ。1年半前には自分がカップ カーでレースをしているとさえ思わなかった。チャンピオンシップで勝つなんてとんでもないよ。最初に、リック ヘンドリック、ヘンドリックカーズドットコム、ジェフ ゴードン、ナスカー、観客席にいるサポーターのみんな、家で見てくれている家族に感謝するよ。」とラーソン。
「このレースには、勝つとは思えなかった点がたくさんあった。僕らのピット クルーの最後のストップがなければ、ここに立っていなかっただろう。彼らはこのレースの真の勝者。彼らが真のチャンピオンさ。僕はこのグループの一因であることに恵まれている。ヘンドリックモータースポーツで働く全てのみんな、この勝利は全員の者、みんなのものさ。」

 実際、ラーソンはショートランでは速かったですが、ロングランでのペースの落ち方は4人のコンテンダーで一番早く、決して完璧なバランスだったとは言えません。ただ、予選で1位を獲ってまず1番ピットを確保したことが最後には大きな意味を持ちました。
 ある程度予選とショートランに振ったラーソン、チェイスと、決勝の終盤でのロングランに重点を置いたハムリン、トゥルーエックス、という構図だったんだろうと思いますが、最後に待っていたのはショートランでした。アプローチとして正解だったのは結果的にヘンドリックでした。

 フェニックスの312マイルはシーズンの中でもわりとスピーディーに終わるレースですが、このレースはNASCARの特徴が凝縮されていたと思います。常に全ての領域で速い車はおらず、出足が良ければ長距離は遅い、長距離を求めれば出足は遅い。展開によって優劣は交錯し、予選でピット位置を決めるという仕組みはレースに直結し、コーションのタイミングとアジャストが局面を大きく変える。
 3時間ほどのレースの中で、「あー、これはもうヘンドリックのどっちかだな」と思わされるタイミングがあったかと思えば「もうこれヘンドリックは追いつかねえな」と思う時もあり、そしてコーションが全てをひっくり返しました。
 で、終わってみたら今季一番強かった人が一番前にいたわけで、そこには展開と運がありましたが、やはりラーソンの言う通りチーム力、ドライバーとクルーの力の一年を通した力の結集だったと思います。最後の最後に会心のピット作業を行えたのは、ここまでずっとトップ争いの中で作業を続けて来たからこそでしょう。

 実は、事前に書くと何かあったら怒られそうなのであえて黙ってたんですが、私の予想はチェイスでした。結局4人の中で4位なので見事に私の予想は大失敗でしたw
 なお、レース後にチェイス以外の3人はラグ ナットがそれぞれ1本不足していてペナルティーを受けました。予選前の車検もラグナットペナルティーも受けずにやりきったコンテンダーはチェイスだけなので、チェイスが真のチャンピオンということに、え?ダメ?

 さて、来年からはいよいよ新しい車両での新しいカップシリーズが始まります。早速LAコロシアムでの前哨戦のレース方式が発表されたりして既に来季に目が向いていますが、それはまた別の機会に。

 チャンピオン以外の話題も軽く触れておくと、ルーキー オブ ジ イヤーはチェイス ブリスコーが獲得しました。マニュファクチャラーはシボレーが1位、トヨタが2位。
 プレイオフで残念ながら脱落した人による5位~16位のポイント争いでは、ハービックが5位となりました。ブラッド ケゼロウスキー、ブレイニー、ロガーノとペンスキーの3人が仲良く6~8位に並んでいます。ということは、ドライバー選手権1~4位にはフォードはいなかったけど、5~8位は全部フォードになったわけですね。
 プレイオフに進めなかった17位以下ではオースティン ディロンが大差でトップ。続く18位はMatt Dでした。クリス ブッシャー、ロス チャステインとなりました。

 Xfinity Seriesはオーバータイムにもつれこみ、最終周のターン4でダニエル ヘムリックがリーダーのオースティン シンドリックを軽くゴリゴリと外へ押しやってチェッカー目前で逆転。シンドリックは連覇を逃し、ヘムリックが初のチャンピオンになりました。RotYは4勝を挙げたタイ ギブスです。
 Camping World Truck Seriesでは24歳のベン ローズがフル参戦6年目で初のチャンピオン。3位でフィニッシュしてタイトルを獲得しました。このレースで優勝したのは19歳のルーキー・チャンドラ― スミス。シーズン2勝目で、シリーズでは8位、RotYも獲得しました。

 今年も36戦無事に完走いたしました。毎回コメントをいただく方、こっそり職場でご覧いただいている方、ありがとうございました。オフもちょこちょこと情報を拾っていこうと思います。
 最後に1つ、最終戦はステージ ポイント関係無いんだし、ステージ制の無いレースがいいかな。。。

コメント

ウルミコス さんの投稿…
大金星挙げましたね(っ ◠‿◠ c)!
やっぱりシーズンの流れからしてラーソンに勝って締めてほしかったので個人的には良かったです。
最終戦がホームステッドだった世界線の一世一代のミニ四駆走りも見たかったですが、それは来年以降のカレンダーチェンジに期待ですね(っ ◠‿◠ c)
日日不穏日記 さんの投稿…
クリーンなレースで、ラーソンと予想はしていましたが、独走ではなく、誰が勝つか分からない展開。最後のコーションがなければ、トゥレックスか、ハムリンだったでしょうし、レースとして面白かったし、満足しました。4つのステージで全て優勝したのは、2014年の今のフォーマットになって以来、ラーソンが初めてですね。レギュラーシーズン5勝、プレーオフ5勝。シーズンを支配しての文句なしのチャンピオンでした。長い長いシーズンが終わりました。38戦書くのは、楽しみですが、疲れます。とりあえず一休みします。
SCfromLA さんの投稿…
>ウルミコスさん

 ラーソンはホームステッドに辿り着きさえすればチャンピオン、って言ってましたもんねw NASCARは2031年に向けたスケジュールの刷新に取り組むよう指示しているという情報なので、全然違うことをやってきても不思議ではないなと思いますが、方向性を誤ってデイトナを持ってこないかだけが心配です(っ ◠‿:;...,
SCfromLA さんの投稿…
>日日不穏日記さん

 大きな波乱があるわけではないけど、仰る通り単純にレースとして面白い内容でしたね。ジョンソンが最近のインタビューで「シーズンが長すぎる」と言ったそうで、ひょっとすると数年後にはもうちょっとレース数減るかもしれませんね~。
las vegas さんのコメント…
今年1年も有難うございました。詳しい無線の内容など翻訳は私にとってありがたいです。
やはり#5が抜けていましたね。おめでとうございます。今シーズンはChevyが良かったのか・・Pontiacユーザーとしてはうれしいですがね。ww #8や#42のように若手も非常に目立ってNASCARの未来も明るいですね。・・・・やっぱり我慢できない・・Matty D やはり1勝してほしかった・・・来年のシートもまだあきらめてないぞ!!!‥‥という時になんか少し政治的な発言??や#18に対しての発言等、契約の足かせになりそうな話題を振りまいてますね。このまま消えるのはダメだ。I'm not done yet ! 何とかレース業界に留まってほしいい!! Italian Stalion ロッキーバルボアのように蘇ってくれ!! 我が家の玄関を開けると#83#32#21のミニカー ポストカードが鎮座している。もっと増やさしてほしい。バンパーも増やさせてくれ!!・・・・・・・でも国際輸送料が・・・ Silly Seasonも楽しみにしてます。
SCfromLA さんの投稿…
>las vegasさん

 ヘンドリックとECRのエンジン部門が統合したのと、カナウスがクルーチーフから全体の取りまとめ役になったのは案外効いてたのかもしれませんね。
 Matt Dの件については知らなかったので調べましたけどこれはダメですね。NASCARドライバーとして、冗談でもLet’s GO Brandonなんて言ってはいけないし、しかもそれを投稿したライターのツイートをリツイートしてるけど、わざわざそれを拡散するぐらいだから嬉々としている。しかもこのライター、調べると胡散臭い。
彼が政治的に誰を支持しようが勝手ですが、言い方は悪いですけどこんなもんで現実逃避して悦に入っているようではNASCARでは勝てないと思います。トランプ支持者からは応援されるでしょうけどスポンサーはついて来ないんじゃないでしょうかね。真面目にレースと向き合ってもらいたいです。
首跡 さんの投稿…
Young Money, Kyle Larson! デイビッド スターとピットクルーに感謝。
MTJも惜しかったけど、クリーンなバトルを心がけていて素晴らしかったです。Gen6、スターコム、ガナッシ、ニューマン、ケセロウスキーなど、色々節目のシーズンになりましたが、来年も楽しみです。
余談ですが、ダッジがNASCARに帰ってくる?との噂があるようで、ドキがムネムネです!
SCfromLA さんの投稿…
>首跡さん

 スターにお歳暮送った方が良さそうですねw
それはさておきダッジが戻ってくるのなら歓迎ですね。ただメーカーが何にも言ってないものを運営団体側のえらいさんがメディアに向けて勝手に名前を出すというのがなんとも奇妙だなと思いました。4年前は噂が出てすぐセルジオ マルキオンネが否定してそれで収束しましたが、はて今回はどうなりますか。
ChaseFun9 さんのコメント…
誰もが納得のCHAMPION!
特に最後のピットストップは神掛かってましたね
しかし来年こそはHMS4人で競り合ってChaseに勝って欲しいです!!!
Cherry さんのコメント…
バグにバグってこれで入力5回目...
やっぱりラーソンでしたね...でも最後の最後まで決着のつかない展開にはハラハラしましたね。
個人的にはチェイスは去年の優勝はまぐれかとファンなのに思っていましたが、安定した成績でシーズンを終えていてよかったです。でもやっぱオーバル未勝利は辛いって...来シーズンはラーソン打倒を目標にリベンジしてもらいたいですねw
後どうでもいいですが、最近友人とNASCAR HEAT5をやっていて疑問に思ったのですが、タイヤの内圧によるマシンの違いってよくわかってないな、と思いました。余裕があったりしたら解説記事を出してくれたら嬉しいです(自分で調べろやw)
今シーズンも全36戦+イベントレース、補足記事等、投稿おつかれさまです!
SCfromLA さんの投稿…
>ChaseFun9さん

 最後の最後にシーズン最高のピット時間だったみたいですね~(みんなナットを1本無視してるけどw)。新車になった時にまずどこが速いのか、F1と違って予想のしようもないので今から2月が待ちきれず夜に7時間しか寝られません。
SCfromLA さんの投稿…
>Cherryさん

 ごめんなさ~い、なんか不安定なことがあるみたいですね。というかファンなのにマグレだと思ってたんですね^^;
内圧についてはさすがに実際に競技をやってる人でないと詳しい知識って難しいので私も正確には言えないんですが、一般的に内圧を下げるとタイヤがベタっと路面につくのでグリップは高くなります。前を下げたらルース方向、後ろを下げたらタイト方向ですね。
ただ内圧はある程度まで上がらないとタイヤの性能がきちんと出ないので、内圧を下げるほどリスタート直後が遅い傾向になるのと、ゲームでは起こらないでしょうけど実車だとパンクしやすくなります。細かいことを言うと内圧が低いと転がり抵抗が大きいので燃費は僅かに悪化しますね。
F1で内圧が細かく指定されるのも、放っておくとチームは速く走るために安全なんてそこそこにいくらでも内圧を下げてしまうので、その結果タイヤトラブルが多発してメーカーさんからすると大変困ったことになるためです。
まっさ さんの投稿…
1年間お疲れ様です。
ありがとうございました。
とても楽しかったです!
スイカ男が勝てなかったのは残念ですが、、、、。

さてと、ガナッシが残念ながらこれで消滅するので私の気分を上げるべく、トラックハウスの情報多めにお願いします♪
SCfromLA さんの投稿…
>まっささん

 おかげさまでスイカ男について深く知ることができ、シーズンがより面白く過ごせました。トラックハウスが何かネタを提供してくれるよう祈りますw
カイル・プッシュ さんのコメント…
JGR贔屓のボクとしてはハムリンかトゥルーエックスに勝って欲しかったところですが、落ち着くところに落ち着きましたね。
ま、レギュラーシーズンであれだけ勝ったラーソンがチャンピオンにならないと、ルール改正なんて話にもなってたかも知れませんが。

それはさておき、1年間NASCAR情報をありがとうございました。毎レース、アップされるのを楽しみにしてました。
来シーズンも、よろしくお願いします!
SCfromLA さんの投稿…
>カイル・プッシュさん

 JGRとHMSのどっちが勝つかはコーションのタイミング次第でどうにでもなる、という接戦でしたね。車が変わってもこういうレースが見られることを祈ります。