[PS4]エラーコード CE-41489-6 と解決の手立て

 今回はプレイステーション4で エラーコード CE-41489-6 が出た時の対処についての話です。実際に発生してからの流れを書きます。なぜ結論だけ書かないかというと、やはりトラブルというのはパソコンでもゲームでも何かしらつきものですが、そういう時に慌てずに、考えられる範囲で順番に手を付けるセオリーのようなものがある程度あるので、そのあたりも含めて知っていただいた方がより良いかな、と感じたためです。

 私はグランツーリスモSPORTのためだけにPS4を所有している状態ですが、8月18日の夜、ちょっと困ったことになりました。この日は参戦しているSSTCシリーズの模擬戦(前日練習)があるので、いつも通り参加するためにPS4を起動。グランツーリスモSPORTを起動しますが、PSNにサインインしようとしたらエラーが出ました。
※画面写真を撮り忘れたので
再現した画像です


 PSNにサインインできません。何回かやってみましたが全部同じエラーが出ました。まず、ネット環境そのものが断絶していないか調べるために回線診断やインターネットブラウザを使用してみたところきちんと繋がっているので、問題はそこではないはずです。
 PSNに入れない時はたいていPSNに障害が発生しているだろうから、と障害情報を見たけどこれも特に情報なし。うーむ、困った。とりあえず基礎的な話として、こういう時にまず試すべきことを順番にやってみました。

・PS4の再起動
・LANケーブルの交換
・通信端末(私の場合光回線の回線終端装置)の再起動
・時間経過

 ネットワークに関係するこちら側で確認できるものをまず確認して可能性を潰すというのが基本です。たまたま起こったかもしれないので、1時間ぐらいは待ってみるのも必要かなと思い、結局2時間後まで待ちました。結果、、、全部ダメでした。結局諦めてNASCARを見て寝ましたw

 翌朝、ひょっとしたら直っているかも、と再度試しますがまたもや同じエラー。うーん、このままだと本番のレースも出れないぞ、と困り果てて検索。すると、海外の方のTwitterへの投稿から、『セーフモードで起動してデータベースを再構築したら直った』という投稿を発見したので、藁をもすがる思いでやってみました。よく考えたらデメリット/リスクが無いか調べてから実行すべきなのに、迂闊にも飛びついてすぐ行ってしまったのは反省点^^;

 セーフモードで起動するには、PS4本体の電源ボタンを長押しします。最初に「ピッ」と鳴りますが、鳴っても手を離さず押し続けて、2回目にもう一度「ピッ」と鳴るのを待ちます。2回鳴ったら手を離して大丈夫です。調べた範囲ではPS5でも同じはずです。すると、こういった画面が出てきます。

スマホ直撮りですみませn^^;

 USBケーブルを挿した状態のデュアルショックでないと操作できませんのでご注意ください。PSボタンを押すとメニューが出てきます。
 

 この中の5番目がデータベースの再構築です。うっかり初期化とかを選ばないように注意しましょう、データが全部無くなるのでこちらはPSがまともに動作しない場合の最終手段です。
 再構築を選択すると、時間がかかるかもしれない旨の注意書きが出てきて、決定すると作業が始まります。私の場合1分ぐらいで終わった気がしますが、PSの状態によって作業時間は変わると思います。途中で電源を切るとおそらくデータが壊れるので、念のため時間に余裕がある時に行うようにしましょう。

 再構築が終わると再起動されて改めてPSが起動します。データの再構築はPCで言うところのデフラグ(最適化)ツールと似たようなものと考えられており、長いこと使っているうちに断片化したあれこれを整理整頓する機能だと思います。SSDでもデフラグをかけるのか?とか素朴な疑問がありますが、まあ横に置いておきます。

 で、改めてログイン作業をしてみたら、、、行けた!でも何でエラー吐いたんや!考えられるとしたら、繰り返しのアップデートと3年以上使っている長年の積算でシステム系の何かしらが正常に仕事をせず、PSNのログインができない状態だと誤認してしまった、ということなのかなと思いますが、具体的には謎ですね。

 で、データベースの再構築にデメリットが無いか、という点なんですが、PCの知識で言えば、不必要に頻繁にデフラグを行うとHDDにいらん負荷をかけすぎて寿命を縮める可能性があるとされています。ですからPSについてもおそらく同様ですが、まあ頻繁に再構築を好んでやる人はいないでしょう。
 本当に不具合がでるほど断片化しているなら、あっちこっちにアクセスしようとして使用時に負荷をかけてしまっている可能性がありますから、デフラグしたらその後は負荷を低減する可能性があるので、年に1回とかの出番が来た程度ならまず問題無いように思います。調べた範囲でもPSのデータベースの再構築で問題が出るという類の情報は見当たりませんでした。
 ただ、再構築を行うと最初に出て来るホーム画面のアイコンの配置が初期状態に戻ってしまうため、いざ使おうとすると最初は使い勝手が悪いというのはあります。また、そうなるということはシステム関係の一時データあたりを一旦綺麗にしたんだと思いますが、再構築後は『シェアボタンを使ってあなたのプレイをみんなに見せましょう!』的な初歩的な通知がアホみたいに出てきますw
 まあ、PSNに入れなくてゲームができないことを考えたら些細な問題なので気にする必要はないですが、ひょっとしたら他にもシステム設定関係で何かしら初期値に戻っているものとかがあるかもしれないので、気になる方は確認しておいた方が良いかもしれません。何か気づいたら追記します。

 CE-41489-6に関しては、PSNのログイン関係の不具合なのでサポートに問い合わせても「ルーターの電源を切って5分待って再起動してみてくれ」とか、私が試したようなネットワーク機器関係の不具合疑いの解決法を提示されるばかりな上に、それを超えるといきなり『データを初期化しろ』とかいう話が出てきたりもするみたいで、データベースの再構築という方法を教えていただけない、というような話もあるらしく、今回記事としてまとめてみました。必ずこれで解決できる、というわけではありませんが、手段が見当たらない際には一度お試しいただければと思います。

追記:システムソフトウェアが最新バージョンにアップデートされていない場合にも発生する可能性があるので、こちらも先に確認することを推奨します。

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