NASCAR Cup Series
長くて奇妙なレース名なので、NASCARに似つかわしくないと酷評しているライターの方もいるみたいですね^^;
これでラーソンの大量リードは消滅。リード ラップ車両はピットへ向かいます。ケビン ハービックはここで痛恨のアンコントロール タイヤ。トップ5圏で走ってましたが後方へ、このタイミングでのペナルティーは致命的。
戦略的に悩ましいタイミングでのコーション、上位勢はピットに入ると見せかけてギリギリでフェイントをかけてステイ アウト。結局ステイアウトは6台で、その後ろに2タイヤ交換が2台、以降は4タイヤ交換となりました。
ステンハウスがスピンしてコーション。オースティン シンドリックは巻き添えを食いました。こうなるともはやラーソンにピットに入る選択肢は残っておらず、自力でどうにかするしかありません。終盤一気に荒れてきましたねえ。
Buschy McBusch Race 400
Kansas Speedway 1.5miles×267Laps(80/80/107)400.5miles
competition caution:Lap25
winner:Kyle Busch(Joe Gibbs Racing/M&M's Mix Toyota Camry)
NCS、今季4度目の1.5マイル戦はカンザスです。イベント名がなんか奇妙ですが、冠スポンサーはお馴染みのブッシュ ビアー。しかし今回ブッシュはちょっとしたキャンペーンを行いました。
当初このイベント名は『Busch Name This Race 400』として発表。ファンの人は、Farm Rescue Foundationという、農家の人を助けるための基金に1ドルを募金することで、イベント名のアイデアを投稿することができ、最終的にその中から1つが選ばれる、というものでした。4つのアイデアが最終決戦に進み、投票で決定されました。
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カンザスもお客さんがある程度入っていますが、映像を見るとほぼ誰もマスクをしていません。カンザス州ではマスク義務がありませんが、推奨はされており、ワクチン接種後2週間経過した人などはしなくても良いというガイドラインが示されています。
州の機関が開示しているデータによれば、現時点でカンザス州では約112万5000人が少なくとも1回のワクチン接種を完了し、州人口全体の約38%に相当します。それにしても油断しすぎな気がしますが、MLB中継を見ててもだいぶみなさん気が大きくなってる印象は受けますね。
さて、そんなブッシー マクブッシュ レース 400はブラッド ケゼロウスキーとウイリアム バイロンの1列目でスタート。スタート直後のタイヤが元気なうちは全開で走れるので疑似直線レースに近くなって順位変動が起きやすいですが、ケゼロウスキーはうまくリードを維持、バイロンとともに早々に逃げていきます。
一方でタイヤが減ってくるとライン取りやタイヤのもたせ方を考えないといけませんが、ミニ四駆走法のタイラー レディックとカイル ラーソンが順位を上げてきておりこの先が面白そうです。先週のタラデガの順位が今週のスタート順位に関係しているので、下位からスタートした有力ドライバーも多く、まだまだ誰が有力なのか見通せません。
コンペティション コーションを経て31周目にリスタート。ケゼロウスキーとバイロンのトップ2の展開が続きます。
そしてここでかなり久々に耳にする話が出てきました。ライアン ニューマンに対して、イリーガル ボディー モディフィケーションの判定、形状を元に戻すよう指示が出ます。右側のスカート部分をピット作業のついでに引っ張って曲げていた模様。曲げた場面が車載映像でしか映ってなかったですが、分からん程度に曲げようとしてやりすぎたんでしょうか^^; このレースが通算700戦目だったニューマン、終わってみたら16位でした。
ケゼロウスキー、バイロンに続くのはミニ四駆2台。そしてカイル ブッシュが続きます。レディックによると、外側を走る理由の1つは「内側を走るのが嫌いだから」だそうです、ホンマかいなw
カイルは最初のランよりタイト方向なようで次のアジャストの方向性を無線でやりとりしていますが「レッド、イエロー、ネバダ」と暗号コードで会話していて何をどうするのか全く分かりません。バレるから毎回暗号の組み合わせや単語ってたぶん変えてるんでしょうねえ。この後放送席でレッドイエローネバダが流行語になってしまいます。
ラーソンは60周目に2位に浮上するとそのままケゼロウスキーに挑戦。途中壁にこすりかけたりしていたもののペースは速いようで76周目にリードを奪います。ところがもう1人のカイル、弟ブッシュがこのリーダー争いの間に背後に忍び寄り、78周目にラーソンをかわしてリーダーに。
そのまま本日が36歳の誕生日・カイルがステージ1を制しました。ヘンドリック モータースポーツはラーソンが2位、バイロンが5位、チェイス エリオットも6位で好調ですが、アレックス ボウマンだけはオルタネーターが故障しているという情報で、果たして走りきれるんでしょうか^^;
ピットでカイルは2つ順位を下げてしまい、ステージ2はラーソンとレディックの1列目でリスタート。ラーソン、カイル、ケゼロウスキーの3人が抜け出します。
レディックの大外ラインは周囲のタイヤが元気な序盤には相対的に遅いらしく数台に抜かれています。ラーソンの方はうまく使い分けてるようなので、レディックはやっぱり内側を走るのは嫌いなんでしょうかね。結局レディックはこのレース7位。
ステージ2も特に何も起こらず折り返し地点へ、大半の車がここでピットに入りますが、5台ほどコーション待ちの賭けに出たのでしばらくはリッキー ステンハウス ジュニアがリーダーとなります。
ちょうど放送席でそんな話をした直後にピット入り口付近でスピンする車がいたのでギャンブル成功か!?と一瞬思われましたが、コディー ウェアーがピットに入ろうとしてスピンし、ピット内で回ってたのでコーションは出ませんでした。
ステージ後半、ラーソンは実質2位のカイルを置き去りにする快走、カイルの方はちょっとルース方向になったみたいですが、現状ラーソンが速すぎるのでお手上げです。バイロンは『10段階で言うと8』ぐらいひどいルースに見舞われてトップ10圏外へ。全体的に雲が多いけどちょうどこの時間はその間の青空が見えてトラック上の一部だけ日差しが強そうなので、このあたりの路面の変化もありそうです。
結局そのままステージ2はラーソンがぶっちぎりました。ステージ終了近辺で周囲に周回遅れがいたら、可能な範囲でリード ラップに残してあげるのはある種ドライバーの中での暗黙のルールなのか、最後にアクセル戻してる様子。自分が抜かれる側だった時のことも考えて、お互い様の精神が働くんでしょうかね。
ファイナル ステージ、ラーソンとカイルの1列目でリスタートしますが、3位のハムリンはなんと右リアのナットが3本しかついてないという情報。リスクをとって、ピットには入らず45周ぐらい耐えろ、という話ですが、3本はさすがにダメでは^^;
170周目、ちょっと無理に抜きに行ったバッバ ウォーレスがふらついてあやうく事故りかけますがなんとかこらえてノー コーション。ウォーレスと軽く接触したボウマンはバリアに当たってタイヤ交換のため緊急ピット、踏んだり蹴ったりです。ボウマンはこのレース18位。
ところで今回のウォーレス、Dr.Pepperのスキームですが、カムリの23番にドクペという組み合わせはかつてのBK Racingにしか見えないので、正直速く走るイメージがありません^^; 結局ウォーレスはこのレースを今季3度目の26位で終えました。
さてリーダーは引き続きラーソン。リスタート直後はカイルが背後にいましたが、ナットが2本足りないハムリンがこれをかわして2位となり、この順位変動の間にラーソンが逃げてしまった模様です。
残り60周あたりになると燃料的には最後まで行けるので中団からピットへ。上位勢もこれを受けて順次ピットへ向かい、残り55周あたりで上位陣も概ねピットを完了します。数台がコーション待ちしていますが今日は出なさそうな雰囲気です。
ピットではタイラー レディックの外したタイヤが転がってフロントストレッチの芝生の方へ行ってしまいますが、広大な芝生の端っこに落ちているのでコーションは無し。ウォール側でクルーが受け取ろうとしたら目の前で2本のタイヤが交錯して、1本だけ明後日の方向へ転がっていってしまいました^^;
ただ、NASCARのオフィシャルはタイヤの様子を見ており、さりとてグリーン中は危険なので回収に行けず。厳密に考えれば、スピンした車両がたまたまこのタイヤに当たるようなことがあると、最悪の場合猛スピードの車が跳ね飛ばしてピット側に危険が及びかねないのでコーションを出した方が良いような気がします。
で、コーション待ちしていた人のピットも終わり、ラリー マクレイノルズにいつも通り最後のコーションに関する統計データを聞こうと思ったその瞬間、230周目にコーションが出ました。原因はもちろん置きっぱなしのタイヤ。サイクルが完了するまで待った感じがあります。
この件についてNASCARは翌日のSiriusXM NASCARRadioに対し、要約すると
「ただちに危険な位置だとは判断しなかったので、ピットサイクルの途中に割り込みたくは無かった」と、あえて待ったことを認めています。
でも、安全性にピットサイクルは関係無く、いつ事故が起きるかは分からないんだから、『全員のピットが終わるまでは待っても大丈夫』なんてのは理屈が通らないですね。安全だというならそのままコーションを出さず放置するか、ここに車が来ないと思ってるんならグリーン中でも誰か拾わせにいけば良いはず。
この話は『危なくは無いけど回収の必要がある』ということになるので、競技と安全の両立を図ったと言えば聞こえはいいですが、明らかに矛盾しています。
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| タイヤさん、長いことお待たせしました^^; |
これでラーソンの大量リードは消滅。リード ラップ車両はピットへ向かいます。ケビン ハービックはここで痛恨のアンコントロール タイヤ。トップ5圏で走ってましたが後方へ、このタイミングでのペナルティーは致命的。
残り32周、ラーソンとハムリンの1列目でリスタート。ラーソンは外側を選択してリスタートしましたが、これが裏目に出たかハムリンがリードを奪います。いよいよ今季初勝利か。
残り25周、ちょうどジェフ ゴードンが「ハムリンは全開で走っているのでラーソンが抜くのは困難です。タイヤが落ちてきてスロットルを戻すようになれば、ラーソンが攻めることができるでしょう」という解説をした直後、後方車載映像でハムリンがスロットルをわずかに戻す音が聞こえ、直後に『ガシャッ』。
ハムリン、頑張りすぎてターン4出口でウォールに接触し後退します。これでラーソンが労せずしてリードを奪還。そしてハムリンの方はそのまま走り続けた結果、完全にタイヤがやられて2度目の壁ドン。これで245周目にコーションとなりました。ハムリンは結局12位でレースを終えました。
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| ナットはちゃんと締まってたのになあ・・・ |
戦略的に悩ましいタイミングでのコーション、上位勢はピットに入ると見せかけてギリギリでフェイントをかけてステイ アウト。結局ステイアウトは6台で、その後ろに2タイヤ交換が2台、以降は4タイヤ交換となりました。
残り18周、ラーソンは後ろのドライバーの顔ぶれを主体に考えてここも外側を選んでリスタート。そのままカイルと1、2位を形成します。しかし背後には先ほどのコーションで4タイヤを交換したケゼロウスキーが接近。さあここから追い込むか、というところで、
ステンハウスがスピンしてコーション。オースティン シンドリックは巻き添えを食いました。こうなるともはやラーソンにピットに入る選択肢は残っておらず、自力でどうにかするしかありません。終盤一気に荒れてきましたねえ。
残り10周、カイル&カイルでリスタート。ラーソンは今回も外を選びますが、後ろのケゼロウスキーが全然押してくれなくて伸びず、カイルが単独でリードを奪います。
そしてまたもやアクシデント。クリストファー ベルがターン3でスピン、ステンハウスに命中した後跳ね返ってライアン プリースにも命中し、JTGドアティー レーシングは一瞬で2台同時に事故に遭いました。お、お金が・・・ステンハウスは大破してリタイア。
プリースの車はトランク部分が直立して巨大スポイラー状態。すごいダウンフォースを得ましたね、とか書こうと思ったら、現地の放送席でも全く同じこと言ってましたw 結局この後こちらもガレージへ。
残り2周でリスタート、イン側にカイルとマーティン トゥルーエックス ジュニアが並んで、チームメイトでとりあえず協力体制っぽい状態です。
外側にはブレイニーとラーソンが並びましたが、ラーソンは気持ちが焦りすぎたかブレイニーを押しすぎ。ブレイニーがターン1で横を向いてしまい、失速して2台とも撃沈。
これでカイルはまたもや単体でリード、後ろはケゼロウスキーがえげつないブロックしてたりして混乱状態で、混戦を抜けてきたのはなんとハービック。ペナルティーで下がってしまったが故に積極的にタイヤを換えており、この上位勢の中で一番タイヤの新しい車でした。
たださすがに距離が遠すぎてハービックは届かず、そのままカイルが逃げ切って優勝。17年連続勝利、通算58勝目、誕生日に勝利するのは2度目です。誕生日の勝利が複数回あるのはケイル ヤーボローに次ぐ史上2例目だそうで、カイルもかなり色んな記録で歴史に名を残してますね。
レッドイエローネバダが何なのか分かりませんが、カイルは的確に車両の情報を伝え、アジャストを決めて、そこにレース展開と戦略の匙加減が合致しての勝利。ベテランらしい味のあるレースでした。ラーソンはもう4勝ぐらいしてても不思議じゃないんですが、これが今年の流れでしょうか。11戦で勝者が10人、なんか17人の勝者が出るのが現実味を帯びてきました。
勝者が増えると困りそうな一人がマット ディベネデトーですが、今日は先週の結果を受けて5位からスタートし、序盤少しずつ順位を下げていき、そこからアジャストして立て直し、終盤の混戦で上がってきて気づいたら4位でした。こういう展開では大事に行って下げてしまうケースが多く、実際残り18周のリスタートは2タイヤ交換が裏目に出たようにも見えて落っこちてましたが、よく持ち直しました。
ここ6戦に限れば平均順位は9.0でこれは全ドライバー中2番目の好成績、現時点でプレイオフ スタンディングスで16位に戻ってきました。
さて、次戦はスロウバック スキームでお送りするダーリントン400。ですがその前に、スロウバックとは対照的に最新の話題、NextGen Carのお披露目式が現地5月5日東部時間午後3時から行われ、新車の3メーカーのデザインが発表されます。YouTubeなどで配信される予定です。








コメント
サイクル途中で即座にコーション出してもどのみちラーソンの独走が邪魔されることには変わりなかったですが、さっさと出てれば多くがウエーブアラウンドを受けるしかなくなるのでその後の展開は変わってたでしょうね。
MattDが計算に入ってるのは嬉しいですが、兄ブッシュと兄ディロンも計算に入れてあげてくださいw
#23 Dr. pepperは確かにww 因みに私は#83のBK RACING REUTIMANNの時、購入したバーガーキングの柄のピットシャツを着てロッテリアに行ったことを思い出しました。
話はそれましたがダーリントンも期待してます。 この投稿誰の話か分かりますよね??
タラデガのおかげで貰ったスタート順位を吐き出していたので「あ~、今日は15位ぐらいの車やな」と思って、特に拾う内容が無かったんですよねw
ちなみにバーガーキングですが、日本で2007年にいわゆる『再上陸』した際に日本法人に出資したのがロッテだったので、BKのシャツでロッテリアに行くのはある意味大正解だったと思いますよw(今はファンドに全株売却したので関係無くなってます)