NASCAR Cup Series、チーム ペンスキーのブラッド ケゼロウスキーが2022年にラウシュ フェンウェイ レーシングに移籍し、オーナー権の一部も獲得してオーナー兼ドライバーになるのではないか、という情報が突然出回り始めました。
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タラデガで優勝したケゼロウスキー |
ケゼロウスキーは2020年末でペンスキーとの複数年契約が切れ、単年契約で残留していたため2022年の動向が注目されていましたが、この先しばらく注目を集めそうです。
5月18日、motorsports.comは
ケゼロウスキーがラウシュフェンウェイからフル参戦でのオファーを受け、その中に"ラウシュ フェンウェイ ケゼロウスキー レーシング"に名称変更されるチームのオーナー権の一部も含まれており、契約は合意したと複数の情報筋が確認した
と伝えました。ここまで具体的な話が出るとは驚きですが、『正式発表はペンスキーとの契約に基づいて秋口、9月ごろまで行われない可能性がある』とも伝えています。
以前トラック シリーズでケゼロウスキーが保有していたチーム・ブラッド ケゼロウスキー レーシングでジェネラル マネージャーだったジェレミー トンプソンが既にラウシュで仕事をしていること、2週間前にテキサスで行うタイヤのテストに、当初予定されていたケゼロウスキーではなくライアン ブレイニーが起用されたことも、彼がペンスキーを離れる兆候だとしています。
FOX Sportsはラウシュに対してこの件について質問をしましたが、
「私たちはFastenalと私たちのパートナーシップに焦点を合わせ続けるつもりであり、それらの噂については現時点でお答えできません」
と、当然の回答が戻ってきましたw
ただ、ラウシュはクリス ブッシャーと、主要スポンサーであるファステナルとの契約を2024年まで延長したことを発表しました。たぶんこの時にFOXがついでに聞いたので上のような答え方になったんだと思いますが、ケゼロウスキーはこれにより移籍するならおそらくもう1台のNo.6となり、ライアン ニューマンが弾き出されるか、3台目を久々に走らせるかになるけどここはまだ情報筋さんも分からないようですw
状況から見てケゼロウスキーがペンスキーに残留する可能性は微妙だろうとは思っていましたが、3月22日に出た情報では、ロジャー ペンスキーは
「以前、ブラッドと話したことがあります。 私たちは正しい方向に進んでいると思います。 確実に更新しない理由はありません。 対面して組み上げていくだけの問題だと思いますが、今は誰もが動き回ることができないですし、電話やzoomでそれをしたりしないので、直接会って話がしたいですね」
と言っていました。当たり障りのない一般論を言ってるだけのようにも見えますが、『ロジャー ペンスキーはケゼロウスキーの残留を望んでいる』という見出しで伝えられており、御大の方針にチームがわざわざ逆らいはしないでしょうから、チームとしてはケゼロウスキーを放り出すというつもりではなさそう。
現在37歳という年齢も考慮して、契約条件の面でそこまで優遇をしてもらえないだろうというのは想像に難くないですし、本人にとってこの先数年のビジョンというのもあるでしょうから、その結論がラウシュでオーナー兼業、というのは分からなくもないですね。
ただ、思い返せば去年の今頃はバッバ ウォーレスの移籍の話が浮上し始め、ウォーレスがリチャード ペティー モータースポーツのオーナー権を得るとか、有名人がチームに出資したとか、RPMがトヨタにメーカーを鞍替えするとか、いろんな話が出てきて、結果的にはそれらの話を全部合体させたような結論だったので、本当にこれで決まってるとは思いこまない方が良いでしょう。
コメント
今年これまで出ている噂話を全て合体させてエドワーズが議員兼レーサー兼トラックハウスレーシングの監督となり、ラウシュのケセロ監督と若手そっちのけの大乱闘をブリストルダートで演じる未来を想像し、ヨダレが出っぱなしになりました(っ ◠‿◠ c)
完全に闇鍋になっとるw エドワーズは少しばかり生え際が後退しはじめたケゼロウスキーの前頭部を狙うと勝ち目がありそうですね(*'▽')
ハムリンも言ってましたけど、来年は新車で一旦色々リセットされるので新しく立ち上げるにはちょうど良いタイミングだというのはあるでしょうね。ラウシュも復活してくれないと面白くないですし、実現したら見る側としては歓迎できる話なので続報を期待したいです。