NASCARとテキサス モーター スピードウェイは、6月13日アメリカ東部時間午後8時から開催されるオール-スター レースの概要を発表しました。
初めてテキサスで開催される今年のオールスター、レースは全100周ですが、これがなんと6つのセグメントに分けられます。ラウンド1~4は各15周、ラウンド5が30周、ラウンド6が10周という割り当てですが、制度がややこしいです。ややこしいので私も解釈を間違えているかもしれません^^;
※何点か実際にレースを見て直した方が良い部分が見つかったので記事を修正しました。
まず出場条件は、2020年と2021年のカップ シリーズで優勝しているか、現在フル参戦しているドライバーで過去のカップシリーズのチャンピオン、過去のオールスター勝者のいずれかに該当する必要があります。
現時点で、クリストファー ベル、ライアン ブレイニー、アレックス ボウマン、カート ブッシュ、カイル ブッシュ、ウイリアム バイロン、コール カスター、オースティン ディロン、チェイス エリオット、デニー ハムリン、ケビン ハービック、ブラッド ケゼロウスキー、カイル ラーソン、ジョーイ ロガーノ、マイケル マクダウル、ライアン ニューマン、マーティン トゥルーエックス ジュニア、の17人は出場権を得ています。
また、オールスターの2時間前に行われるNASCAR オープン 予選レースからも4人が本戦に出場します。全50周のレースで、20周/20周/10周の3ラウンド制。ステージやセグメントではなくラウンドと呼称するそうです。各ラウンドの勝者と、ファン投票で最多得票を獲得したドライバー(出場権を得た選手を除く)に出場権が与えられます。
ラウンド1~2、2~3の間は周回数には数えられず、また最後の10周はグリーン フラッグ周回だけを数えます。
そして本戦ですが、毎回のようにスタート順位を入れ替える制度になっています。
・ラウンド1
スタート順は抽選で決定され15周走ります。
・ラウンド2
スタート順位は、ラウンド1の上位8~12台を逆順、以降はラウンド1の順位通りにして決まります。どの数になるかは抽選で決まり、これで15周走ります。
・ラウンド3
スタート順位はラウンド2の順位の完全な逆順で決定し、これで15周走ります。
・ラウンド4
スタート順位は、ラウンド3の上位8~12台を逆順、以降はラウンド3の順位通りにして決まります。どの数になるかは抽選で決まり、これで15周走ります。
・ラウンド5
スタート順位はここまでの4ラウンドの累計順位の逆順で決まります。これで30周走ります。このラウンドでは4タイヤ交換のピットが義務付けられます。
・ラウンド6
スタート順位はラウンド5の順位がそのまま適用されます。このラウンドでの結果が正式なオールスターのレース結果となります。
周回数は全てグリーン フラッグのものだけを数えます。優勝賞金は$100万、そしてラウンド5の義務付けされたピットで最速だったピット クルーには$10万が与えられます。このピットというのは、車両のピット入り口~出口までの通過時間で計算されます。
車両のパッケージはいつもの高ダウンフォース仕様ですが、テイパード スペーサーは普段の59/64インチではなく、スーパー スピードウェイ用の57/64インチが使用され、500馬力ほどの出力になります。
ラウンド5まではブリストルのダート戦などと同様に、扱いは赤旗のように順位が凍結されるためラウンド間のコーションでのピット競争は無く、落ち着いて作業を行うことが可能です。タイヤは合計で4セットしか使えません。ラウンド5~6だけは、ピットでの順位変動があります。
普段から3ステージ制のレースになってしまっているので、違いを出そうとした結果だいぶわけの分からないことになってますね。以前にもやたらと抽選を盛り込んで、放送席は盛り上げてるけど、見てるこっちはなんとなくしらけてしまって『シンプルなレースに戻ってくれ』と書いたことがありましたが、今年はまた一段とややこしくなりました。
もういっそのこと、オールスターの時だけトラックでカップドライバーに走らせたらどうかと思いますねw
コメント
それかi Racingと実車のポイントで競うとか。。。
さすがにSSWを750馬力で走らせたら死人が出るのでまずいですが、iRacingを利用して変化をもたせるのは確かにアイデアとして一考の価値があるかもしれませんね。