NASCAR Cup Series、カー ナンバー37・ライアン プリースと、47・リッキー ステンハウス ジュニアの2台を走らせているJTGドアティー レーシングですが、このうちプリースがチャーターを保有しないオープン枠となり、フル参戦しない可能性があることが明らかになりました。
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2020年のニューハンプシャーより |
FOXスポーツの記者・ボブ ポクラスが、チームの共同オーナーであるブラッド ドアティーへのインタビューへ取材を行い、その中でドアティーはプリースについて『24戦分の資金を確保しているがオープン枠になる。追加の資金が無ければどのレースをスキップするか考えることになる』と語ったとのことです。
37のチャーターはその前はファニチャー ロウ レーシングのNo.77、その前がHScottモータースポーツのNo.46で、これらはいずれも売却により保有権が移ったとみられるため、JTGDは自身でこのチャーターを保有しているものと考えられていました。
しかし、ポクラスがドアティーから聞いた話によれば、このチャーターは、トッド ブラウンというかつてトラック シリーズに参戦していたオーナーが真の保有者で、JTGDはここから3年契約で借りていた、というのが実情だったとのこと。そのため、期間満了で期限を更新しなかったようです。
このチャーターは、ブラウンの手に戻った上でスパイアー モータースポーツへと渡ったとポクラスは伝えています。スパイアーは今季No.7とNo.77の2台をフル参戦させる予定ですが、なぜかチャーターは3つ持っていて、1つはトラックハウスに貸与しているという話で、どうも話の辻褄が合わなくて私も混乱していたんですが、やっと話が繋がりました。
チャーターは本来参戦チームが自ら持つもので、貸出業でお金だけ取って枠を飼い殺しにしないために貸与には制限がかかっていますが、オーナーとして参戦していない第三者が保有していた、というのは考えていなかったのでちょっと驚きです。
プリースは全戦出場のためにはさらなるスポンサーが必要になりますが、この人よく車ぶっ壊しますからねえ^^;
一方、ドライバー情報を小出しにしているリック ウェアー レーシングは、ギャレット スミスリーが今季もスポット参戦することが発表されました。ジョーイ ゲイズらとNo.15、No.53を入れ替わりながらのることになりそうです。
一方、No.15のドライバーの可能性があるとされているブレナン プールについては、ポクラスによればまだシートを探している状態だということで、RWR小出しドライバーの中に入っていないかもしれません。
また、RWRはNTT インディーカー シリーズにおいて、デイル コイン レーシングのNo.51と提携して、同車にRWRの名前が掲示されることになりました。ドライバーやスポンサーは後日発表されます。
ドライバー以外の情報も少し。No.78 ライブファスト モータースポーツは、クルー チーフにフランク カーを迎えると発表しました。カーは以前にJTGD時代のマルコス アンブローズや、フロント ロウ モータースポーツのデービッド ギリランドなどを担当したクルーチーフです。
一方、ドライバーとしてカップシリーズ通算346戦に出場、2020年も17戦に出場しているリード ソレンソンは、自身のフェイスブックの中で、スポッターに転身することを明らかにしました。Xfinity SeriesでRWRのジョッシュ ウイリアムズの担当となるそうです。ただ、必要があればドライバーとして走ることもあるそうです。
カップに出てるドライバーがいきなりスポッターというのはあまり聞いたことが無いのでかなり驚きですが、ドライバー経験があれば、走っている人の立場ならどういう情報が欲しいのかよく知っていますから、その点は役に立ちそうです。しかしあれも相当難しい仕事ですが、過去にスポッター経験あるんでしょうかね?
デイトナ500の前哨戦、ブッシュ クラッシュまではもうあと8日です!
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