メイウェザー出資のチーム、スパイアーと提携へ?

 NASCAR Cup Series、2021年の参戦チームはあらかた状況が確定してきましたが、2022年に向けての動きがさらに続いているようです。
 The Money Team Racingが2022年からのフル参戦を目指して、2021年にスパイアー モータースポーツと提携する方向であるとSports Business Dailyが伝えました。このチームは、史上最強のボクサーとも言われたフロイド メイウェザー ジュニアが共同オーナーを務めるチームです。
 ザ マネー チーム、というのはメイウェザーが立ち上げたアパレル ブランドの名称です。彼がボクシングの試合で大金を稼ぎ、それこそが大きな動機であることから名づけられました。金を露骨にひけらかすようなスタイルから、彼にはそのものずばり『money』というあだ名もあるようです。
 TMTは元々2019年の段階から名前が上がっていました。themoneyteamracing.comというドメインは2019年5月に取得され、プライベートのアカウントとしてSNSも開設。そしてwebサイトは実際に公開されましたが、その後トップ ページはcoming soonになって更新されなくなっているようです。
現在のthemoneyteamracing.comのサイトの状態

 ただ、いわゆる魚拓で過去のサイトの状態が保存されており、そこには参戦車両のイメージのペイント スキームが公開されており、ある程度体裁が整っていた模様です。
web上にアーカイブ保存している、以前掲載されていたとされるサイトのトップ

 メイウェザーとカー ナンバー50のカマロ ZL1 1LEに
『リングの外へ。チャンプは再び戦う準備が整った。今度はスピードと炎と怒りに満ちた競技だ』
というコメントが添えられています。この初期状態のサイトでは、次のレース、として最終戦のホームステッドが記入されており、当初ここでのデビューを目論んだ可能性があります。50のカーナンバーは、メイウェザーの戦績が50勝0敗だったことに由来していると考えられます。
 しかし結局そう簡単に準備は整わず、2020年に向けても動いてはいたようですが、パンデミックもあって計画は進行せず。チームは2021年の参戦に向けてリバイン ファミリー レーシングとジャーメイン レーシング、2件の売却に出されたチャーターの入札に参加しましたがいずれも獲得はできなかった、と記事は伝えています。
 そこでチームは、2つのチャーターを保有しているスパイアー モータースポーツと提携して、そのうちの1台に共同ブランドのような形で参加し、NextGen Carが導入される2022年に改めてチャーターを取得して独立チームとなることを考えている模様です。
 いかにもモータースポーツの原点、お金持ちの道楽な感じのチームな上に、マイケル ジョーダンと違って嫌いな人も多そうな有名人ですが果たしてどうなりますやら。
 ちなみに、共同オーナーでTMTのライセンス権を入手して実際にチームの立ち上げに動いたとされるウィリー オークムーディーは、自身のTwitterでこの報道に対し

こんな反応をしていました。絵文字の意図が分からんw

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